天生牙

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登場 2巻5話(13話)「母の顔」
所有者 犬夜叉の父殺生丸
分類 原作/アニメ

【概要】

  • 天生牙(てんせいが)とは、殺生丸が所有している妖刀である。癒しの刀の異名を持ち、「一振りで100の命を救う」という逸話を持つ。元々の所有者は犬夜叉の父犬夜叉の父の死後に親族に分け与えられた遺品の一つ。天生牙は冷酷で未熟な精神を成長させ、命を蘇らせるという禁忌を乱用しない事を願って、殺生丸に託された。

  • 当初は犬夜叉の父の牙から打ち出されたとされていたが、実際は鉄砕牙から打ち出された刀であり、主となる鉄砕牙に対して天生牙は従という格下の関係となる。殺生丸は従の立場にある天生牙を与えられた事に激しい怒りを感じ、一時は犬夜叉との関係がますますこじれる原因となった。作者はこの件について、「殺生丸は意外とかわいそうな扱いを受けている」と認めている。また、殺生丸天生牙ではなく鉄砕牙を遺品として渡されていれば、殺生丸犬夜叉と戦う事はなかったともコメントしている。

【能力】

  • この刀はあの世の武器であり、この世の森羅万象に一切の傷を負わせる事ができない。しかし、あの世の使いや霊魂といったこの世の武器では傷つけられないものにも攻撃を加える事ができる。死者蘇生の能力を持ち、死者に摂り付いたあの世の使いを斬るとその者は生き返る。この力は同じ人物に対して一度しか効果がなく、他の死者蘇生能力によって復活した者も対象外である。遺体に対して効果を発揮する刀であるため、神楽のように肉体を残さずに亡くなった人物も救う事ができない。肉体を斬る事さえできれば、その人物が死亡するに至った損傷も回復する事ができる。よって、天生牙で復活した直後に同じ傷が原因で即座に死亡する事にはならない。


  • あの世の武器であるため、火の国の門を通りあの世へ渡航する通行許可証の役割も持っている。刀身は極めて頑丈であり、風の傷の直撃を受けても傷一つ付かず、魍魎丸金剛槍破の腕による握り潰しで殺生丸に重傷を負わせた際も、天生牙自体は無傷のまま結界を張って殺生丸を守り抜いた。

【来歴】


  • 犬夜叉の父竜骨精との戦いで死亡すると、天生牙は精神的な成長を促す目的で殺生丸に託された。天生牙殺生丸が封印解除の条件を満たした上で刀々斎が武器として再度打ち直すまで、天生牙単体では冥道残月破を使えないように封印を施されている。封印解除の条件は殺生丸の精神的な成長であり、作中では殺生丸神楽の死に直面した事で、「自分以外の為に怒り、悲しむ心」が発現した事が封印解除の鍵となった。これらの細工により、殺生丸の精神的な成長を促すと共に冥道残月破を育てさせ、さらに完成した冥道残月破を、適度に成長した犬夜叉が絶好の機会に手にできるよう仕組んだのである。殺生丸には不本意な処遇であったが、51巻の継承者の戦いにおいて犬夜叉を正当な継承者と認めた殺生丸は、天生牙をあえて鉄砕牙で斬らせて冥道残月破を明け渡した。こうして、天生牙から冥道残月破の妖力は失われ、あの世の存在を斬る能力だけが残された。
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 『元より冥道残月破犬夜叉に与える予定だった』

【アニメ】

  • 犬夜叉 TVアニメ
    • 刀々斎から「棺桶いらず」というお粗末な名前にされる予定だったと言われるオリジナルエピソードがある。
  • 犬夜叉 劇場版
    • 第三作「天下覇道の剣」では、犬夜叉の父が殺害された犬夜叉の母を助けるために使用している。この作品では、鉄砕牙叢雲牙と共に「天下覇道の三剣」に数えられ、原作と違い鉄砕牙とは同格になっているが、叢雲牙よりは格下という設定になっている。また、この世の者ではない亡者が敵として大量に登場するため、天生牙が敵を倒す武器として使用された初の作品である。
  • 半妖の夜叉姫
    • 最も大きな改変を受けた武器の一つである。効果が弱体化しており、死亡後しばらく経過すると天生牙では死者を救えなくなる設定になっている。犬夜叉の父が天生牙を携えているにも関わらず、鉄砕牙冥道残月破を放つシーンが登場する。これは、天生牙の設定と大きく解離した描写である。前述の通り、天生牙は冥道残月破を切り離して誕生した刀である為、天生牙が存在する時系列において犬夜叉の父鉄砕牙冥道残月破を放つ事は不可能である。
    • この作品では非常に脆くなっており、是露が片手間で放った呪術であっさりへし折れ、効力を失った。原作の天生牙は前述の通り、殺生丸本人よりも頑丈である。是露が作中で見せている実力から察するに、天生牙が原作よりも脆いというのが事実であろう。もしも天生牙の強度が原作と同じ設定だとすれば、天生牙を破壊できる是露殺生丸を軽く倒せるほどの攻撃力がある事になる。
    • 折れた鉄砕牙を打ち直すには繋ぎとして新しい牙が必要であり、さらに打ち直した鉄砕牙を使いこなすには大きな試練を乗り越える必要があった。しかし、『半妖の夜叉姫』では折れた天生牙を直すには繋ぎはいらないらしく、刀々斎は新たな牙の提供を求める事もなくそのまま打ち直している。この際、もろはに「直せるのか?」と聞かれただけで刀々斎はプライドを傷つけられたらしく、もろはに激怒して暴行を加えるなど常軌を逸した行動に出た。
    • なぜかとわが念じるだけでその場に現われる能力を持つ。その際はこの世とあの世も無関係にワープして移動するという世界観的には類を見ない超絶的な能力を発揮している。さらに、その移動時には戦闘態勢に入った麒麟丸をはるか彼方へ吹き飛ばすという付随効果も見せるなど、もはや武器として成り立つ次元の能力を見せた。それほどの能力でとわの元に現れはするものの、なぜか地面に突き刺さり、とわ一人では抜けないようになるという謎の制約がある。その後は、夜叉姫3人の協力でようやく抜けた天生牙は、火の国の門の通行証として犬夜叉たちを現世へ戻す役割を果たした。その後は特に活躍せずとわの元から殺生丸の元へと戻っている。


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最終更新:2022年08月20日 19:43