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【概要】
- 瘴気とは、山林や妖怪などが放つ毒素の事である。いわゆる「悪い空気」と呼ばれるものであり、とりわけ人間に有害な物質を指す事が多い。妖怪はその肉体から僅かな瘴気を放出しているが、多くの場合は土や川を汚す程度のものであり、人体に悪影響を及ぼすのは稀である。一部の妖怪はあらゆるものを融解させるほどの瘴気を操る事ができたが、これは極めて特殊な例とされる。中でも奈落と魍魎丸は桔梗でさえ浄化しきれないほどの強烈な瘴気を誇っており、その瘴気を瘴気の槍や瘴気の玉として攻撃に応用していた。
- 山や森、川といった自然環境もごく薄い瘴気を発しているとされる。人間が自然環境の中で理由なく気分を害する際の原因が、この自然の瘴気であるとされている。自然の瘴気を認識するには強い霊力や法力が必要であり、それを見る眼力のある者には薄い輝きとして認識される。
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【巫女である楓やかごめは森の瘴気を認識する事ができる】
- 人間の中にも毒虫や毒草を調合して生成した瘴気を武器に使う者がいる。妖怪退治屋の珊瑚は生成した瘴気を詰め込んだ毒粉を武器として用いる事があった。七人隊の一人である霧骨もまた、毒虫や毒草を調合した瘴気を広範囲に散布する戦術を用いていた。珊瑚が言うには特有の臭気を放つため犬夜叉のように嗅覚に優れた妖怪ほど瘴気に弱いのだという。瘴気は悪しき性質を持ち、人間が生成した瘴気であっても破魔の矢や聖なる結界といった浄化の力によって打ち消す事ができる。
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【時には人間も瘴気を武器として用いた】
最終更新:2023年10月19日 00:48