昨日 - 今日 - 合計 -
かごめは俺に会う為に生まれてきてくれたんだ。
そして俺も、かごめのために…
【概要】
- 犬夜叉は犬妖怪特有の銀髪と鋭い爪、そして半妖としての特徴である半化けの犬耳を持っていた。犬耳はとても触り心地が良く、柔らかさは生の餃子の皮五枚分である。鼻は常に濡れており風邪をひくと乾燥するなど犬としての特徴を持つ。着用している赤い水干は犬夜叉の母から受け継いだ火鼠の衣である。火鼠の衣は元々、犬夜叉の父が鉄砕牙と共に犬夜叉の母へ贈った品であり、本来は犬夜叉の父の持ち物だった。
- 朔の日には妖力を失い人間になるが、その際には犬妖怪の特徴である銀髪は失われ黒髪になる。また、妖怪化すると犬夜叉の父の容姿を色濃く受け継いだ姿となり、赤い目と隈取りが顕現する。いずれの姿でも犬夜叉の容姿は非常に美形な部類に入り、かごめの友人達も犬夜叉を一目見て「カッコいい」と口を揃えて認めるほどである。半妖という種族において美しい容姿をしている者は珍しく、地念児の母からも「半妖にしちゃ綺麗な顔をしとる」とその容姿を評価されている。犬夜叉の耳は妖力に依存してその姿を変える。朔の日に人間と半妖に変化する際、犬夜叉の耳は一時的に妖怪や神族と同じエルフ耳の形態を取る事になる。
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『変化中に限りエルフ耳になる犬夜叉』
- 犬夜叉は非常に粗野で暴虐な性格である。殺生丸ほど積極的ではないものの、必要があれば容赦なく人間や村を襲撃する事もあった。かごめと出会った当初もそれは変わらず、人間を襲うことに躊躇がなく、敵対する妖怪を倒すためならば人間の子供を巻き添えに引き裂こうとする姿も見られる。犬夜叉は半妖としての出自から幼少期よりひどいイジメを受けており、自分の居場所を手に入れる為の手段として暴力だけを信仰してきた。しかし、かごめとの旅を続ける内に犬夜叉は精神的に成長を遂げていく。弥勒と出会った頃には不器用なりにも人間に対する慈しみを見せるようになり、やがて旅の一行を、仲間として、また守るべき存在として意識するようになり、かつての暴虐な性格はなりを潜め、人間的な道徳を重視する人物へと変化していった。
【来歴】
- 犬夜叉は、大妖怪である犬夜叉の父と人間である犬夜叉の母との間に生まれた半妖だった。妖怪からは蔑まれ人間からは疎まれる半妖としての出自は犬夜叉の性根を大いに捻じれさせた。犬夜叉は西国から武蔵の国に至るまで暴虐の限りを尽くした。50年の時を経て封印から解かれた時点でも妖怪の間ではその名を知られており、雷獣兄弟の飛天は出会う前から犬夜叉の名前を知っていた。
- 50年前、犬夜叉は四魂の玉を守っていた桔梗と出会った。当時は凶暴な性格だった犬夜叉は、桔梗との交流により徐々に人間の心を取り戻していく。しかし、二人の関係が深まる直前、鬼蜘蛛の洞窟で邪妖・奈落が誕生した。奈落は四魂の玉を手に入れるために、犬夜叉の前では桔梗、桔梗の前では犬夜叉の姿で攻撃を仕掛け、二人を憎しみ合わせる事に成功した。奈落の陰謀により桔梗に裏切られたと思い込んだ犬夜叉は楓の村を襲撃した。犬夜叉は楓の村全域を炎上させるほどの攻撃を行い、それを迎撃した桔梗の封印の矢によって封印された。50年後、現代から戦国時代へやってきた日暮 かごめによって、長い封印から目覚める場面から物語は開始する。
- 本物の妖怪になる事を臨んでいた犬夜叉は、かごめが持つ四魂の玉を狙っていた。しかし、屍舞烏との戦いで四魂の玉が無数の四魂のかけらとなって飛散した結果、楓の指示によりかごめと共にかけらを集める旅に出る事になった。当初の犬夜叉は現代的な感覚を持つかごめを軽蔑しており、手間のかかる相棒としか見ていなかった。しかし、それでも人間の心を持つ半妖として一定の倫理観を持ち合わせていた犬夜叉は徐々にかごめに協力する素振りを見せるようになる。やがて、生きるか死ぬかの危機を幾度も乗り越えた末に、かごめに深い想いを寄せるようになった。
【アニメ】
- 『犬夜叉 TVアニメ』
- 全体的に基本設定が原作とは異なる。幼少期の時点では犬夜叉の母が没落しておらず、貴族の屋敷のような場所で毬遊びをしている姿が描かれている。しかし、そのような生活は短かったようで、同じ幼少期に無数の妖怪から逃げながら生活していた様子も登場する。
- 『犬夜叉 劇場版』
- 第一作から第三作までは、監督である本橋秀之の認識から、「16~17歳(精神年齢はかごめ以下)」を意識したキャラクターデザインとして描かれている。第三作「天下覇道の剣」では、犬夜叉の父が犬夜叉の誕生と同時に死亡している他、犬夜叉の誕生が200年前と明言されている。劇場版における犬夜叉の年齢は200歳(うち50年間が桔梗による封印)となる。原作とは矛盾するが、アニメシリーズを通しての設定なのか、本作独自の設定か判断できる描写はない。
【能力】
- 犬夜叉は大妖怪の一人に名を連ねる、犬夜叉の父の血を色濃く受け継いでおり、並大抵の妖怪を凌駕する高い身体能力を誇った。水の上も走ることができ、その凄まじい腕力は鉄骨を容易にぶち破り、巨大な鉄砕牙をやすやすと振り回すほどである。生命力に至っては完全な妖怪である兄・殺生丸すら上回るほどであり、腹を貫通されても数日で完治し、例え眼球を潰されても、わずか数分で再生してしまう。
犬夜叉は単純な戦闘力以上の力を発揮する優れた精神力と成長力を誇っており、危機に陥れば陥るほどその感覚は研ぎ澄まされ、敵が強ければ強いほど犬夜叉も力を増していく。実力では犬夜叉のはるか上をいく強敵達も、犬夜叉は戦いの中で成長する事で次々と撃破する事ができるのである。
- 並の妖怪など意に介さぬ強さを誇る犬夜叉だが、半妖の特性として月に一度だけ妖力を失い、人間になってしまう日がある。半妖は各々でその日が決まっており、犬夜叉は朔の日(新月の夜)に妖力を失う。犬夜叉の戦闘能力は犬夜叉の父から受け継いだ妖怪の力に完全に依存しており、人間状態の犬夜叉は特殊な能力は一切持たず、犬夜叉一行で最も非力な存在となる。人間状態の犬夜叉の身体能力は一般人レベルであり、修行を積んでいる弥勒や珊瑚に遠く及ばない。
- 反対に、絶体絶命の危機に陥った時や、強烈な邪気に晒された時には妖怪の血が肉体を支配し、一時的に完全な妖怪に変化する。これは、危機から身を守るために本能的に強力な妖怪としての力が呼び覚まされる半妖特有の現象である。犬夜叉の場合、本人の実力に対して犬夜叉の父から受け継いだ妖怪の力が余りに強大な為、妖怪の力を制御できずに暴走状態となる。妖怪の血を制御する方法は犬夜叉本人の成長以外にはないが、少なくとも48巻における神無との戦いの時点で、すでに妖怪化しても自我を保てるまでに成長している。妖怪化した犬夜叉は犬夜叉の父ゆずりとされる赤い目と隈取りが発現しており、その強烈な眼光には殺生丸すら恐れを感じるほどである。変化するまでに受けたダメージは瞬時に回復し、並大抵の攻撃を無力化し毒や瘴気も一切受け付けない。腕力も劇的に上昇しており、白兵戦の実力は曲霊にも匹敵する。妖怪化した犬夜叉と殺生丸が武器を持たずに戦えば犬夜叉が優勢となる。
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【無手による戦闘力では
殺生丸すら凌駕する。】
【技】※アニメオリジナル
【戦闘録】
- 黒真珠 -- 冨澤洸 (2022-01-22 07:27:07)
- 妖怪化した時の妖力は5でも良いのではないかと思っています。 -- michael (2022-11-20 00:59:28)
- ここは公式ガイドの能力を載せてあるので、妖怪化した犬夜叉は5ではないです。 -- 名無しさん (2022-11-20 18:29:59)
- いい頭なんだぞ さわらせられるか -- 大場玲於 (2024-10-21 07:37:28)
最終更新:2025年01月14日 00:15