神楽

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10代 作中で死亡 四魂のかけらの所有者 奈落の分身 奈落一派 妖怪 登場人物 美女 謀反

登場 15巻3話(141話)「追跡」
退場 38巻6話(374話)「風」
所属 奈落一派
種族 妖怪奈落の分身
性別
年齢 0歳(人間換算17歳)
出身 武蔵の国奈落の城
血縁者 神無悟心鬼獣郎丸影郎丸赤子夢幻の白夜
職業 奈落一派幹部
想い人 なし
装備 扇、風切り羽
CV 大神 いずみ
分類 原作/アニメ

【概要】

  • 神楽(かぐら)は、奈落が生み出した第二の妖怪である。奈落の分身の中では次姉にあたる。気圧を操る「風」の分身。先に生み出された神無は姉にあたるが、本編に登場したのは神楽が先である。奈落の体を構成する妖怪から風を操る妖怪を中心に再構成されて生まれた妖怪。戦闘に優れた妖怪として生み出したが、風の妖怪が持つ自由を求める気質も強く受け継いでおり、従順な配下を望む奈落とは相性が悪かった。

  • 外見は作者曰く「勝気な美人」。艶やかな着物に身を包み、炎のように赤い瞳を持つ。髪をほどくと腰まで伸びる長髪である。美意識が高く、ストーリー毎に衣替えを行っている。スタイル抜群であり、アニメシリーズの設定画では注意書きとして「Fカップ以上意識」と書かれており相当な巨乳である。性格は男勝りであり、基本的に荒々しい口調で話すが、登場初期に限り女性らしい言葉使いをしている。分身の中でも特に奈落を嫌っており、奈落も神楽を全く信用しておらず、基本的に神無琥珀といった忠実な部下を神楽の目付役として配置している。

  • 当初は奈落の分身らしく目的の為には殺戮すら厭わなかったが、自由を求めて奈落と反目する内に彼女の心に徐々に穏やかな変化が訪れる。最終的には自らの命を賭して琥珀を助けるなど、人並み以上の情を見せるようになった。神楽の変化は犬夜叉かごめも素直に受け止めるほど顕著であり、犬夜叉は神楽を助ける事も奈落討伐の目的に含めており、かごめは犬夜叉一行に神楽を誘っている。また、それ以前から既に弥勒から「命を取る気はなくなっていた」と言われている。

  • 戦いの中で神楽は徐々に犬夜叉殺生丸たちに心を開いていき、犬夜叉殺生丸も神楽を奈落の手下ではなく、奈落と敵対する味方として再認識した。しかし、神楽が彼らと新たな関係性に踏み出した直後、奈落は神楽を襲撃した。奈落によって心臓に瘴気を注ぎ込まれた神楽は単身で死地へと赴き絶望していたが、神楽の襲撃に気づいて駆けつけた殺生丸に看取られながら自らの人生に満足しながら死亡した。

  • 作者は当初、殺生丸とこれほど絡める予定はなかったが、神楽本人が自由を求めるかのように、ある段階から作者の手を離れて動き出していったのだという。実際には殺生丸と他に類のない深い関わりを持つキャラクターとして描かれる事になり、最終的に殺生丸たちに大きな物を残しての退場という結末になった。作者の高橋は、犬夜叉のベストエピソードとして「七人隊」「黒髪の犬夜叉」「桔梗の最期」「最終回」と共に 「神楽の死」を挙げている。

【来歴】

  • 神楽は、奈落に一切の忠誠心を抱いていなかったが、それを知っていた奈落は神楽の心臓だけで手元にとどめ、生殺与奪を握る事で神楽を支配していた。心臓を取り戻す方法は、奈落が心臓返還の意志を示すか、奈落の死だけである。一度は奈落を裏切り四魂のかけらを持ち逃げした事もあった神楽だが、奈落は四魂のかけらを蓄え、体を組み替えながら強大化する一方だった。もはや自分では奈落には及ばないと気付いた神楽は犬夜叉殺生丸を利用して奈落を倒す策をめぐらすようになる。

  • 殺生丸は、当初は神楽と口すら利こうとしなかったが、幾度も交流を重ねるたびにある程度の会話は行うようになる。やがて、殺生丸は奈落から狙われないよう動きを抑えるよう助言したり、魍魎丸から神楽を庇うといった行動も見せるようになり、互いに一定の信頼を置くようになった。
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 【殺生丸の配慮に驚く神楽】
  • 奈落は犬夜叉や殺生丸と交流を持った神楽を許さなかった。神楽は奈落から心臓を返されると同時に、大量の瘴気を注ぎ込まれた。神楽は自由を喜びつつも、最期の場所を求めて飛翔し死までのわずかな時間を過ごした。神楽の危機に気づいた殺生丸と犬夜叉一行はすぐに駆け付け、殺生丸は天生牙で彼女を救おうとする姿まで見せたが、天生牙は遺体に効果を発揮する刀であり、瘴気によって消滅する神楽を救う事はできなかった。それでも、殺生丸に会えた事を喜びつつ神楽は笑顔を見せて死亡した。

  • 彼女の死は、犬夜叉一行や殺生丸をはじめ、多くの人物に強い影響を及ぼした。心を持たぬはずの姉・神無でさえ、死後も神楽の姿を思い出す事があった。殺生丸は神楽を無駄死にと蔑む魍魎丸(赤子)の言葉に激しく動揺した。神楽の死を蔑まれた殺生丸はその生涯で初めて「自分以外の者の為に怒り、悲しむ心」を爆発させた。これ以降、殺生丸は奈落に傷つけられた自らの気位だけではなく、神楽が無駄死にではなかった事を証明すべく奈落を追い始める。
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 【奈落打倒を決意する殺生丸】

【能力】

  • 神楽は風を支配する妖怪であり、手に持った扇を振るい自在に風を操って戦った。ただし、彼女の扇は単なる扇であり、風を操る力は神楽本人によるものである。腕力は外見通り、人間の女性とほとんど変わらない。神楽の風の支配領域は奈落の城を丸ごと覆うほど広大であり、妖気の風をも支配下に置ける神楽の周辺には風の傷が存在しない。初期の分身にも関わらず、神無と共に妖力ではトップクラスである。

  • 神楽は風の傷を会得した段階の犬夜叉でも苦戦するほどの実力者であり、四魂のかけらを2つ使っていた鋼牙を相手に、真っ向勝負で圧勝している。珊瑚も飛来骨を風で跳ね返されるため、神楽には全く歯が立たなかった。しかし、竜骨精を倒した後の犬夜叉からは、もはや力不足と評価されており、弥勒も捨て身で風穴を開く事で神楽の追撃を回避している。

  • 神楽は奈落に握られている心臓が傷つけられない限りは不死身であり、どれほどの傷を負わされても肉体が再生する。本人の耐久力は、犬夜叉が大怪我をした状態の風の傷の威力ならば切り傷で済む程度にはあるが、胸に穴が開くほどのダメージを受けると一時的に気を失い、再生には時を要する。

【技】

風刃の舞
竜蛇の舞
屍舞

【戦闘録】


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最終更新:2024年04月25日 01:59