刀々斎

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犬夜叉よ、新しい鉄砕牙はなぜ重いと思う?それは
刀に打ち込んだお前の牙が、親父どのの牙の強さに追いついてないからだ。
登場 13巻6話「奈落の正体」
退場 56巻10話「明日」
所属 犬夜叉の父の関係者
種族 妖怪
性別
出身 火の山
血縁者 なし
職業 刀鍛冶
想い人 なし
装備 大槌、なめし皮
CV 八奈見 乗児
分類 原作/アニメ

【概要】

  • 刀々斎(とうとうさい)は、火の山の工房に住む刀鍛冶の妖怪である。犬夜叉の父の友人。本名は不明で、刀々斎は斎号である。彼は最も優れた刀鍛冶の一人とされており、最強の妖刀の一つ・鉄砕牙を打ち出した事で知られていた。妖刀専門の打ち手だが、武器であれば基本的になんでも直す事ができる。作中では鉄砕牙の他に珊瑚飛来骨を打ち直していた。

  • 刀々斎は地道な修行と道徳的な精神力こそが、真の強さを得る道だと考えており、よほど認めた相手でなければ決して武器を提供しなかった。作中で彼が認めた人物は犬夜叉珊瑚殺生丸琥珀の4名である。
    • 犬夜叉は、殺生丸との戦いで風の傷を加減し、殺生丸を殺そうとしなかった事から認めるようになった。
    • 珊瑚は、知り合って間もなく壊れた飛来骨を打ち直してもらっている。飛来骨にも一目置いており、「飛来骨に勝る武器はそうそう手に入らない」と認めている。
    • 殺生丸は長年に渡って刀を持つには不適格とされており、邪見から「嫌われている」と明言されるほどだった。しかし、神楽の死をきっかけに冷酷な心に変化が訪れ、以降は一目置くようになった。
    • 琥珀とは奈落との戦いが終わるまで面識すらなかったが、最終話で琥珀に新しい鎖鎌を授け、珊瑚に顔を出すよう助言するなど親しい関係になっている。

  • 刀々斎は飄々とした性格であり、普段は不真面目でとぼけた男を装っている。しかし、本質的には相手の性根を見極める高い眼力と思考力を持っていた。彼は相手が信頼に足る人物かどうかを正確に見切る事で、仕事を請け負うべきかを決めていた。例え関わりの深い相手であってもその態度を変える事はなく、逆にどんな些細な相手とも常に平等に接した。刀々斎は、本来ならば取るに足らぬ相手である七宝に上から目線で詰問されても全く動じる事はなく、他の大人の妖怪や人間に対するのと寸分違わぬ応対を行った。反対に殺生丸のような自分より強い相手にも決して持論を曲げようとはしない頑固さも併せ持つ。また、個人の力量のみならず、種族に対する価値観にも偏見を持っておらず、半妖を見下したり人間を侮らないのも特徴的である。
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 『他人は全て平等に扱う』

  • 彼は最も人間的な倫理観を兼ね備えている妖怪の一人であり、人間を傷つける妖怪に対して強い嫌悪感を持っていた。そのため、純粋に強さを求めるものには決して武器を作ろうとはせず、他人を守るために戦う者にだけ優れた武器を提供した。刀々斎は弱者に対して慈悲を持つ事を強者の責任と考えており、弱者を無下に扱う強者を強く嫌悪していた。彼は、人間を平然と斬って捨てる殺生丸を激しく嫌っており、犬夜叉に対しても妖怪化した際の無差別な戦闘力など本当の強さではないと断じていた。刀々斎は奈落と面識がなかったが、奈落の実力を正確に把握しており、「奈落を倒せる刀こそが最強の刀である」という考えを持っていた。

  • 飄々としつつも刀鍛冶としては気難しく頑固な刀々斎は、自分が認めた相手でなければ刀を作るどころか、武器を研ごうとすらしなかった。鉄砕牙を自身の最高傑作と呼んで憚らないが慢心はしておらず、鉄砕牙を最強とまでは考えていなかった。彼は人間の刀鍛冶である刀秋が造り出した奪鬼を高く評価しており、もしも鉄砕牙奪鬼が戦えば負けるのは鉄砕牙だろうと考えていた。特殊な能力を持たない人間の武器に対しても優れた武器には一目置く度量を持ち、飛来骨に対して「飛来骨に勝る武器はそうそう手に入るものではない」と高く評価していた。
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 『奪鬼が鉄砕牙を凌ぐと認める刀々斎』

【アニメ】

  • 犬夜叉 TVアニメ
    • 刀々斎の依頼という形で進行するアニメオリジナルストーリーが数本作られている。原作の刀々斎は自分から犬夜叉たちを頼ったり関わって行こうとはしないため、普段は見られない言動が見られる。
  • 犬夜叉 劇場版
    • 第三作「天下覇道の剣」に登場。彼が作った刀がメインという事で、序盤から終盤まで犬夜叉一行と行動を共にする。この作品は刀々斎が登場する中で最も出演時間が長い作品である。原作よりも犬夜叉に入れ込んでいる節があり、邪見犬夜叉半妖扱いして馬鹿にした際には、犬夜叉一行と共にボコボコにしている。
  • 半妖の夜叉姫
    • 一転して気が短く、相手が気に食わない発言をすると槌で暴行を加えるなど凶暴な性格になっている。意に沿わぬ発言をしただけでもろはの顔面を大鎚殴るなど、ほぼ別人と化している。詳細は【半妖の夜叉姫の登場人物】を参照。


【能力】

  • 刀々斎は火と溶岩を操る妖怪であり、その能力を刀鍛冶としての職に活用していた。彼は当時、最も優れた刀鍛冶として名高く、鉄砕牙天生牙といって優れた妖刀を打ち出した人物だった。数百年の時を生きた刀々斎は非常に博識であり、古の妖怪の情報だけでなく、近年に生み出された妖刀・奪鬼などについても詳しく知っていた。

  • 刀々斎は職人気質で直接的な戦闘を好まなかったが、必要に迫られると火と溶岩を操る力を攻撃に用いる事があった。かごめ弥勒は、刀々斎がその気になれば殺生丸でも容易には倒せないだろうと目していた。真っ向勝負こそしていないものの、少なくとも刀々斎はたびたび殺生丸に命を狙われながら、比較的容易に逃げのびる事ができた。
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殺生丸からも余裕を持って逃げられる』

  • 武器としては刀鍛冶として刀を鍛錬するのに使う、大槌を用いる。大槌は非常に頑強で、鉄砕牙の一撃も容易に受け止められる。直接打撃の他に、大槌で地面を叩くとその場から溶岩を召喚する事ができ、殺生丸から逃亡する際にはこの技を頻繁に用いる。通常、刀を鍛錬する際には大槌と小槌を用いるが、刀々斎は大槌だけで武器を鍛錬している。刀を研ぐ為に携帯しているなめし皮も防御として使う事ができ、これも鉄砕牙を受け止めるほどの強度を誇る。


【戦闘録】


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最終更新:2023年11月25日 20:53