半妖の夜叉姫の登場人物

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『半妖の夜叉姫』 アニメオリジナル

犬夜叉からの登場人物

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【十六夜】(いざよい)(『犬夜叉』における犬夜叉の母(いぬやしゃのはは)

  • 劇場版第三作と同じ設定で続投しており、原作漫画『犬夜叉』における彼女の設定は踏襲されていない。名前も劇場版と同じく十六夜になっている他、彼女の屋敷は鎌倉にあったとSNSで説明されている。現在の神奈川県であり、地理的には武蔵の国の隣国、つまり彼女の出身は東国という事になる。
  • 犬夜叉 TVアニメ』のオリジナルストーリーに登場した彼女の口紅が続投しており、それを用いる事でもろは犬の大将の血が呼び覚まされ、「国崩しの紅夜叉」へと変化する。また、宝仙鬼黒真珠を作る100年の歳月を彼女の紅の力で短縮したともされており、もろはが所有しているものとはまた別の紅が出現した。『犬夜叉 TVアニメ』オリジナルストーリー中での彼女の口紅は犬夜叉桔梗に渡し、その後、奈落によって破壊されているため、この作品の口紅は全て別物という事になる。つまり、「自分の母親の口紅をいくつも所有しており、様々な人に渡しまくる犬夜叉」、という極めて奇妙な設定という事になる。コミカライズ版の椎名高志は、さすがに看過できない設定であるとして、もろはが用いる紅を「不知夜の紅」という似て非なる全く別のアイテムに置き換えたと発表している。


【犬の大将】(いぬのたいしょう)(『犬夜叉』における犬夜叉の父(いぬやしゃのちち)

  • アニメオリジナル作品『半妖の夜叉姫』は劇場版第三作と同じ、隅沢克之が原作と脚本を担当している。その為か、原作漫画『犬夜叉』ではなく劇場版第三作の設定が優先されている。劇場版第三作の設定が基準になっているため、実質的にはアニメオリジナルキャラクターと言える。
  • 本作では、「犬の大将」という名前になっている。原作のように友人から犬の大将と呼ばれているという事ではなく、「犬の大将という名」という設定である。そのため、友人だけでなく、敵も味方も第三者も、あらゆる人々が彼を犬の大将と呼んでいる。原作では「お館様」と呼んでいる冥加からは「御大将」と呼ばれるようになっている。
  • 麒麟丸と並び称される獣王の一人であり、戦闘力では麒麟丸をはるかに上回る。最大の宿敵として竜骨精がいる。
  • 『半妖の夜叉姫』では犬夜叉の母殺生丸の母がどちらも東国出身という設定になっており、彼が活動していた場所も基本的に東国という設定になっている。
  • 500年前に妖霊星を破壊するのに鉄砕牙による冥道残月破を使用している。アニメ版でも鉄砕牙犬夜叉の母のために作ったと冥加が発言している。よって、500年前から鉄砕牙を使用している犬夜叉の父の描写は、犬夜叉の母が200年前の人物としていた劇場版第三作の設定とも矛盾している。
戦闘描写 相手 勝敗 決まり手
半妖の夜叉姫』(600年前) 麒麟丸 勝利 犬夜叉の父鉄砕牙
半妖の夜叉姫』(500年前) 死神鬼 勝利 不明
半妖の夜叉姫』(500年前・麒麟丸と共闘) 妖霊星の欠片 勝利 犬夜叉の父冥道残月破麒麟丸爆砕槍破
半妖の夜叉姫』(200年前) 死神鬼 勝利 不明

犬夜叉(いぬやしゃ)

  • かごめとの娘としてもろはがいる。また、犬夜叉が誕生した犬夜叉の母の屋敷が東国という設定になっているため、犬夜叉の出身地も東国に変更された事になる。奈落四魂の玉を完成させた伝説の妖とされており、犬夜叉はその奈落を倒した人物として妖怪の世界では恐れられている。同時にもろはも、奈落を倒した人物の娘という理由で妖怪から恐れられる立場にある。本作でも最強の立ち位置を保持しており、彼とかごめが手を組めば、殺生丸が手も足も出なかった麒麟丸是露さえも容易に倒せると評されている。それ故に、りんと命が繋がっている是露を倒されまいとした殺生丸の騙し討ちにより、かごめ共々黒真珠へ封印されてしまった。
  • 紆余曲折の末に妖怪の墓場から脱出を果たした犬夜叉かごめもろはと共に麒麟丸と激闘を繰り広げる。単身でも麒麟丸と拮抗した戦いを繰り広げる犬夜叉。さらにかごめともろはの加勢もあり麒麟丸は3人を相手取る時間がない事もあり撤退を決める。その後、かごめと共にと再会するが、彼は楓に声をかける事はなかった。
  • 十六夜の説明で述べているように母の紅をいくつも所有している他、無傷にも関わらず飛刃血爪を放つ姿が描かれるなど、過去の設定と矛盾する描写が特に多い。
  • 担当声優の山口は本作の設定に懐疑的であり、「犬夜叉の子供は息子のイメージ。」「終盤になっても親子としての積み重ねが描かれないから実感が湧かないのが正直なところ。」とコメントしている。ただし、「娘がいるなら留美子先生がデザインしたもろはのイメージ」としており、『犬夜叉』最終回の平和な世界にもろはが入ってきて欲しいとも述べている。


【金烏】(きんう)(『犬夜叉』における弥勒と珊瑚の娘(みろくとさんごのむすめ)

  • 弥勒と珊瑚の娘。金烏という名前が付けられている。弥勒の跡を継いで尼僧をしている。剃髪を行っておらず、正式な尼僧としての修行は受けていない様子である。
  • 漆黒の飛来骨法力を込めたのは彼女であり、弥勒をはるかに超越する法力の持ち主。
  • 玉兎と共に翡翠を馬鹿にしており、珊瑚に翡翠が褒められると不服そうな表情を向けるなど性格が悪い。
  • CVは胡麻鶴彩


【玉兎】(ぎょくと)(『犬夜叉』における弥勒と珊瑚の娘(みろくとさんごのむすめ)

  • 弥勒と珊瑚の娘。玉兎という名前が付けられている。珊瑚の跡を継いで妖怪退治屋の道具職人をしている。
  • 漆黒の飛来骨の材料は彼女が手に入れた者である。ただし、材料がなんなのかは言及されていない。
  • 金烏と共に翡翠を馬鹿にしており、珊瑚に翡翠が褒められると不服そうな表情を向けるなど性格が悪い。
  • CVは上田瞳


鋼牙(こうが)

  • 妖狼族・東の洞穴を率いる頭。アニメオリジナル設定に引き続き、菖蒲の夫でもある。犬夜叉かごめから阿波の八衛門狸を通じてもろはを預けられていた。もろはを預けられた張本人という非常に重要な役回りのはずだが、一度も登場しないという衝撃的な扱いとなっている。言語道断の甲斐性無しで、もろはの面倒は一切見ず凱旋という女妖狼族に預け放置。結果としてもろはは身売りされ天涯孤独に生きる事になってしまっており、もろはの身の上という意味では最も愚かしい元凶の一人。


蠱毒(こどく)

  • 16話「もろはの刃」に登場。蠱毒を生み出す坩堝(るつぼ)が登場し、もろはが師匠である凱旋に坩堝に入れられ蠱毒と戦う展開となる。物語の展開が『犬夜叉』の完全な焼き増しであり、蠱毒の姿まで『犬夜叉』に登場した個体と全く同じになっている。蠱毒の項目で述べられている通り、全く同じ姿の蠱毒は絶対に存在しない。故に全く同じ姿の蠱毒の登場は明確な設定ミスの一つとなる。


琥珀(こはく)

  • 妖怪退治屋の頭となり、成長した姿で登場。アゴが長い。年齢は30代となる。放送前はメインキャラクターとして紹介されていたが、メインを張る事なく脇役のまま終了した。とわとせつなを放置した殺生丸には昔から何を考えているかわからなかったと懐疑的。甥である翡翠を退治屋の道へ誘った張本人でもある。初陣にして父や仲間、姉を傷つける事となった過去を考えれば、彼が甥を退治屋へ誘うのは並大抵の心持ではないはずだが、特に掘り下げられる事はなかった。
  • CVは木村良平


珊瑚(さんご)

  • 壱の章では、たびたび言及されるが、本人はほとんど登場しない。作者からは「無限の可能性がある」と評された子供の人数も、残念ながら一人も増えなかった。退治屋を引退し、道具職人になったとされている。
  • 弐の章では、一線を退いているものの、所縁の断ち切りを得たせつなに匹敵する実力と言われている。これが事実であれば珊瑚殺生丸を超越する攻撃力を持っている事になる。過大評価にも感じられる評価だったが、弐の章20話では漆黒の飛来骨を用いる事で数万匹の妖怪を一撃で粉砕する実力を発揮。実際に殺生丸が及びもつかない圧倒的な攻撃力を見せつけた。
  • 『犬夜叉』では弥勒からの告白以降、ボディタッチを許容するようになっていたが、今作では関係が悪化しているのか、弥勒のボディタッチを拒絶し顔を引っぱたくという衝撃的な場面が描かれた。最終回以降は子供に恵まれなかったという本作の設定を考慮すると、実際に二人の関係が冷え切っている可能性もあるが、単に脚本家によるシナリオミスという可能性も考えられる。
  • 声優の桑島は「『犬夜叉』の珊瑚ではないので、それがにじみ出るようにしたい。」「年齢は40代だが外見は一切変わっていない設定であると聞かされている。」とコメントしている。


紫織(しおり)

  • 大人になった姿で登場している。母の紫津は亡くなった設定になっている他、なぜか未だに生贄の衣装を着用したままである。人間の姿も登場しており、日食によって妖力を失うという設定になっており、その日を作中では蝕の日と呼称している。
  • 皆既日食は数百年に一度起こるかどうかであり、部分日食すら数十年に一度あるかないかである。日食はその時間もわずか数分、長くても十数分しか起こり得ない。よって、この作品における紫織は数百年に一度、数分間だけ人間になる半妖という事になってしまう。蝕の日という名称こそ朔の日に寄せているが、一ヶ月に一度妖力を失うという原作における半妖の設定からは極めて解離のある設定である。


死神鬼(ししんき)

  • 直接登場しないが、作中で名前が言及される。この作品では500年前に犬夜叉の父冥道残月破を使っている事から、死神鬼が敗れたのは500年以上前という事になる。その一方で、200年前の時点でも死神鬼が犬夜叉の父に敗れたと渾沌が言及している。単純に考えると、一度は冥道残月破を奪われて隠居した死神鬼が、もう一度犬夜叉の父と戦って敗北、二度目の隠居に入ったという事になる。しかし、原作は元より、アニメオリジナル設定を含めて考慮しても、500年前というのは鉄砕牙がまだ存在していない時系列である。よって、死神鬼が犬夜叉の父に敗れたのは500年以上前であるというのは設定ミスである可能性が高いが、現段階での詳細は不明。


七宝(しっぽう)

  • 犬夜叉かごめが失踪した事は知っており情報収集はしていたようだが、それほど気にはしていなかったらしく、特に行動は起こさず自由気ままな生活を謳歌していた。「天下の暇人」を自称しており、現在は特別な目標もなく一時的に妖狐書院の講師をしている。担当は狐妖術昇級試験の集中講座。
  • 外見は24年前から一切変わっていないため、生徒に威厳を示すために老狐の姿に変化して授業している。また、女性の前では青年の姿に変化して格好をつける事もある。
  • 一転して全く才能に乏しい設定になってしまっており、わずか4年で第19位階に達した七宝が、その後20年かけて一切昇級できなかったという衝撃的な設定になっている。本人は正七位上で頭打ちと考えており、これ以上昇級する可能性はない様子である。原作では才能豊かとされていただけに惝怳は免れない設定と言える。


紫津(しづ)

  • 紫織の母。犬夜叉達と別れた後、あっけなく病で亡くなってしまったという設定にされている。弥勒は紫織から彼女の死を知らされたが、「人とはそういうものです。」と淡泊な反応しか示さなかった。犬夜叉一行が紫織母子の今後について希望的な言及をしていただけに、悲劇的な設定である。


殺生丸(せっしょうまる)

  • りんとの間に子供がいる設定であり、日暮 とわせつなの双子の娘がいる。ただし、剛臆の試しと称して子育ては放棄している。りんと結ばれた設定になっているが、壱の章の監督である佐藤照雄は、「殺生丸とりんが結ばれる関係は高橋先生が提示したものではない」とアニメ限定のオリジナル設定である事をアニメージュ2021年3月号において明言している。声優の成田からは「別の世界に降り立った殺生丸」「殺生丸に子供はいらんだろ」「殺生丸とりんは恋愛関係ではない」と本作の設定を全面的に否定されている。
  • 無口で意思疎通が困難な偏物となっている。娘たちの活躍に重点が置かれているためか、何かと行動が裏目に出るばかりで、周囲の足を引っ張る人物として描写される。りんを第一に考えている素振りも見せるが、24話ではりんもろとも是露を殺害しようとするなど、支離滅裂な奇行が目立つ。過去の出来事を覚えていない節があり、天生牙を所有している殺生丸火の国の門を通れるため、犬夜叉たちをいつでも救出可能なはずである。しかし、本作の殺生丸黒真珠以外に妖怪の墓場へ到達する手段を知らないかのような言動を取り続けている。命への重みを理解した設定も消滅し、本人はおろか娘たちにまで天生牙を乱用させて良しとしている。
  • 実力では麒麟丸に及ばないとされており、インフレに呑まれ気味な爆砕牙も含めて弱体化が目立つ他、パワーバランスが原作とは異なる。犬夜叉かごめは麒麟丸を問題なく倒せるとされており、犬夜叉の父麒麟丸に圧勝している。しかし、殺生丸麒麟丸巨大妖火球に敗北している。
  • 14年前、剛臆の試しと称して森に生まれたばかりのとわせつなを放置する。その後、是露りんの命が繋げられてしまったため、麒麟丸是露に手も足も出せなくなり、犬夜叉かごめが是露を倒してしまう事を危惧して黒真珠に封印する。犬夜叉かごめの封印に麒麟丸の力を借りており、表向き協力関係となるが、麒麟丸に阿久留探しを命じられるなど、実質的には麒麟丸に従属する立場にある。その後は娘たちを見守るようなそぶりも見せていたが、せつな麒麟丸に殺害されるのを食い止められず、折れた天生牙とわに渡して傍観する。復活したせつな所縁の断ち切りを使いこなすのに時間がかかっているのを見て、りんの寿命を削り苦しめる事でせつなに急いで成長するよう促す。娘たちと是露の最終決戦が行われ、りんから娘たちを助けるよう懇願された事でその場から急いでもろはの元へ向かい黒真珠を渡す。なぜ娘達を放置してもろはの元へ急いだのかは不明。りんの元へ戻ると同時に偶然りんが救出されたため、彼女を抱きしめる。その後、りんが救出された事で麒麟丸に戦いを挑み巨大妖火球をあえて素手で受けとめて麒麟丸に誇ってみせる。しかし、巨大妖火球にはを失わせる付随効果が存在しており、麒麟丸に敗北する。自ら敵の技を素手で受け止めた結果、敗北するというお粗末な決着となってしまった。その後は麒麟丸りん邪見共々、殺生丸を見逃した上、天生牙の力に巻き込まれ戦線離脱。生き延びた殺生丸はりんに守られながら復活を待つ。ようやく復活した時点で既に最終決戦を迎えており、麒麟丸と対決して優勢となるが麒麟丸が妖霊蝶の内部へ転送された為、決着は付かなかった。後に邪見から麒麟丸に勝てた筈だと指摘されるが、娘達のためにあえて決着を付けなかったと回答した。
戦闘描写 相手 勝敗 決まり手
半妖の夜叉姫』第24話 是露 引き分け なし(麒麟丸による仲裁)
半妖の夜叉姫』第24話 麒麟丸 中断 なし(麒麟丸の仲裁を受け入れる。)
半妖の夜叉姫』第38話 麒麟丸 敗北 麒麟丸巨大妖火球
半妖の夜叉姫』第47話 麒麟丸 中断 麒麟丸妖霊蝶の内部へ転送される。

殺生丸の母(せっしょうまるのはは)

  • 東国妖怪とされており、設定上は東国を支配する麒麟丸の支配下という事になるが、麒麟丸の支配体系が不明瞭である事から実態は不明である。麒麟丸も彼女に敬意を払っているようだが、「御母堂」という本来は非礼とされる様を付けない呼称をされており、公式のキャラ解説・夜叉姫豆談義でも「御母堂」にされてしまっている。
  • 冥道石の力を使って冥道丸という冥界に住むオネエ妖怪を眺めるのが好きという、奇妙な趣味を持っている設定になっている。


叢雲牙(そううんが)

  • 犬の大将が所有している姿が描かれている。この作品では殺生丸爆砕牙を超える麒麟丸爆星剣爆星剣にも打ち勝つ鉄砕牙という力関係になっている。劇場版の設定が健在であれば、その鉄砕牙よりも格上の叢雲牙という事になるため、叢雲牙こそがあらゆる妖刀を凌ぐ最強の剣という事になる。
  • 半妖の夜叉姫』は『犬夜叉 劇場版』第三作の設定を引き継いでおり、犬夜叉の父が少なくとも600年前(現代から1100年前)の時点から既に叢雲牙を所持している。犬夜叉の父の実力は凄まじく、麒麟丸との戦いですら叢雲牙よりも格下である鉄砕牙で戦い勝利している為、叢雲牙を使って戦った事はほとんど無かった様子である。叢雲牙の出所などが明かされる期待もあったが、特に言及される事無く作品は終了した。


刀々斎(とうとうさい)

  • 目つきが悪く、性格や思想、理念などが『犬夜叉』に登場する刀々斎とは、全くの別人と言えるほどに異なる。外見通り非常に気性が荒い性格になっており、わずかにでも気に食わない事を言われると大槌で殴りかかるなど、極めて凶暴である。*1。『犬夜叉』では、七宝の上から目線の発言にも耳を貸し、反抗的な態度を取る犬夜叉にすら手を出した事が一度もない刀々斎であるだけに、非常に衝撃的な改変である。
  • 人格を認めた相手にしか武器を作らないという設定もなくなっているらしく、特に人となりを吟味する事なく、せつなに新たな薙刀「所縁の断ち切り」を作って与えている。「相応の得物を持たずに戦うなんざ、馬鹿がする事だ。」と発言するなど、本人の修練と精神力を重要視していたかつての刀々斎とは正反対の考えを表明している。
  • とわの菊十文字に対しても、「人間が拵えた得物」と呼んで軽んじるなど、人間が生み出した奪鬼飛来骨に一目置いている刀々斎らしからぬ発言も見られる。
  • CVは龍田直樹


奈落(ならく)

  • 名前が言及される。四魂の玉を完成させた伝説の妖怪として歴史に名を刻んでいる。奈落に関連して犬夜叉も「あの奈落を倒した人物」として恐れられ、犬夜叉の娘・もろはも奈落を倒した人物の娘として有名になっている。麒麟丸の名前を知らなかったもろはも、奈落については知っていた。


【翡翠】(ひすい)(『犬夜叉』における弥勒と珊瑚の息子(みろくとさんごのむすこ)

  • 弥勒珊瑚の息子。翡翠という名前が付けられている。青年に成長した姿で登場する。キャラクターデザインは菱沼義仁、キャラクター設定は隅沢克之による物であり、実質的にはアニメオリジナルキャラクターである。
  • 翡翠という名前が付けられている。琥珀が率いる妖怪退治屋に所属しており、珊瑚の武器である飛来骨は彼に受け継がれている。作中ではかませ犬的な役割を担っており、実力的にも精神的にもまだまだ未熟で、彼個人が妖怪退治で活躍する事はほとんどない。あらゆる登場人物が正常な親子関係が築けていない本作の例に漏れず、彼もまた父の弥勒とは性格的にそりが合わない。風穴を失って以降、一線を退いた弥勒を臆病者として強く軽蔑しており、親子関係は険悪である。四凶の一人、饕餮との戦いを経て関係はある程度は改善された。
  • CVは浦尾岳大


朴仙翁(ぼくせんおう)

  • 弐の章3話「銀鱗の呪い」に登場。吸妖魂の根がある産霊山の情報を知っているため、彼の居場所を捜索するエピソードが作られた。嫌みかつ皮肉屋な性格になっており、人間半妖四半妖を強く見下しているなど、性格も口調も『犬夜叉』に登場した朴仙翁とはまるで異なっている。半妖であるもろは達に高飛車な態度を取り情報を隠そうとするが、もろはにおだてられて産霊山の情報をほとんど教えてしまうなど、まぬけな妖怪として描かれている。その後も、もろは達が立ち去ってから産霊山の結界については教えていないことを思い出し、もろは達が結界に苦労する事を想像して喜ぶなど、相当な小物と化している。
    • この作品では、四凶麒麟丸をはじめとする紀元前から生きている妖怪が多数登場し、最高齢の妖怪ではなくなってしまった。彼らは少なく見積もっても2200歳を超えており、最高齢の妖怪であるはずの朴仙翁の2000歳を大きく上回っている。この作品では、犬夜叉の父麒麟丸たちと同じ紀元前に誕生している設定になっており、生前は朴仙翁よりも年上だった。
  • CVは土師孝也


耳千里(みみせんり)

  • 『犬夜叉』では森の中にある耳千里の沼に住んでいたが、この作品では羅漢像に囲まれた洞窟内に住んでいる。聞こえた声を羅漢像を通して流す事ができるらしく、聞こえた声を直接理玖に聞かせている。
    理玖とは既知の仲であるらしいが、その後は一度も登場しない為、特に重要な設定ではなかった様子である。
  • ビジュアルも変更されている。目が退化しておらず、まぶたがはっきりと描かれており、単に目を閉じているだけの描写になっている。作画ミスなのか、意図的なデザイン変更なのかは明らかではない。
  • CVは麻生智久


冥加(みょうが)

  • もろはの従者として登場。序盤はもろはに同行し、犬夜叉の父関連の情報や、麒麟丸四凶の情報を夜叉姫たちに教える。麒麟丸を立派な獣王として尊敬する素振りを見せていたが、突如登場しなくなり、その後どこで何をしているかもわからぬまま一度も登場せず作品は終了した。


弥勒(みろく)

  • 壱の章から登場。犬夜叉一行の中では最も序盤から動向に触れられている人物であり、風穴を失った事により法力が弱体化している設定になっている。ある強力な妖怪との戦いで実力不足を痛感したため、千日修行により神力を得ようとしており、家族とはあまり接触していない様子である。息子からは、戦いから逃げ出した臆病者と見下されており、親子関係は良好とは言い難い。設定的には風穴の消失と法力弱体化に因果関係はないと思われるが、作中では特に説明はされていない。仏教に身を置く弥勒が神の力に頼るという不可思議な設定である。神力を信仰する者は僧侶ではなく、巫女や神官である。
  • 弐の章では過去に戦ったある強力な妖怪が麒麟丸である事が明らかになった。しかし、麒麟丸は弥勒に一度も言及せず、戦いの理由や経緯などは明らかにされなかった。
  • CVは保村真


竜骨精(りゅうこつせい)

  • 東国をナワバリに犬の大将と勢力争いを行っていた大妖怪犬の大将にとって最大の宿敵とされる白銀の竜。本作では犬の大将に重傷を負わせた妖怪として渾沌から名前が言及される。麒麟丸との立場や力関係は不明だが、攻撃力では麒麟丸を明確に上回る描写が成されている。


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最終更新:2024年05月25日 14:26

*1 作中では、もろはの「誰だ?」、「天生牙を直せるのか?」、といったごく普通の質問に対しても激昂するほど。