国鉄車両配色例(通勤型その1)

  • 101・103系を中心とした配色例です。
  • 車両は大まかなアウトラインのみ作画しているため細かいディテールは省略しています。
  • 「色名」は国鉄制定色の場合はその色番号、JR発足後の色についてはその色名(DIC番号などはカッコ内記述)とします。

オレンジバーミリオン

  • 主な使用線区:中央線快速、青梅線、五日市線、武蔵野線、大阪環状線など
101系の色を決めるにあたり、「新性能電車であることを国鉄内外にアピールできる色」「列車接近を視覚化するため鮮やかでいて悪目立ちしない色」を
選ぶことになったのだが、車両設計者の妻が編んでいたセーターの色をヒントに決められたという。

色票 色名 使用部位 マンセル記号 sRGB値
朱色1号(旧) 車体外板 1YR 5.5/9.5 203/108/68
朱色1号(新) 車体外板 0.5YR 5.3/8.8 196/103/70
台車・床下機器 N 1.5 39/39/39
ねずみ色1号 屋根 N 5 121/121/121
(JRマークを入れる場合) N 9.3 235/235/235

101系(登場当時)


※屋根色(N 5)はこの当時「灰色2号」という色名であった(ねずみ色1号は「N 4.8」)。以下同じ

101系(朱色1号のマンセル記号変更後)


103系(JR西日本・体質改善40N施工)


マリーゴールドイエロー(カナリアイエロー)

  • 主な使用線区:中央・総武線各駅停車、南武線、鶴見線、福知山線など

中央線の朱色と同じく、警戒色としての意味合いが強い色であったが、誤乗防止のために黄色が選ばれた。

色票 色名 使用部位 マンセル記号 sRGB値
黄5号(旧) 車体外板 2.9Y 8.5/9.6 255/219/93
黄5号(新) 車体外板 2.5Y 7.5/8.8 226/181/68
台車・床下機器 N 1.5 39/39/39
ねずみ色1号 屋根 N 5 121/121/121
灰色1号 (JRマークを入れる場合) N 6 147/147/147

101系(登場当時)


※101系の黄色塗装は当初、山手線向けに登場したが、その後中央・総武緩行線にも登場した
※屋根色(N 5)はこの当時「灰色2号」という色名であった(ねずみ色1号は「N 4.8」)。以下同じ

103系(高運転台)


もえぎ色(ウグイス色)

  • 主な使用線区:山手線、埼京線、川越線、横浜線など

当時の通勤国電はカラフルな色をまとったが、その目的は路線別に色を分けることによる誤乗防止である。
山手線は当時カナリアイエローだったが、中央・総武線各駅停車との誤乗防止の観点からもえぎ色(黄緑6号)が選定されている。

色票 色名 使用部位 マンセル記号 sRGB値
黄緑6号(ペイント用) 車体外板 7.5GY 6.5/7.8 127/174/88
台車・床下機器 N 1.5 39/39/39
ねずみ色1号 屋根 N 5 121/121/121
(JRマークを入れる場合) N 9.3 235/235/235

103系(高運転台)


みず色(スカイブルー)

  • 主な使用線区:京浜東北線、根岸線、阪和線、京阪神緩行線、中央西線、仙石線、京葉線など
色票 色名 使用部位 マンセル記号 sRGB値
青22号 車体外板 3.2B 5/8 0/136/160
台車・床下機器(スカートは除く) N 1.5 39/39/39
ねずみ色1号 屋根 N 5 121/121/121
灰色1号 スカート N 6 147/147/147
(JRマークを入れる場合) N 9.3 235/235/235

103系(高運転台)


103系(低運転台・JR西日本・延命Nタイプ)


エメラルドグリーン

  • 主な使用線区:常磐線快速、成田線(我孫子支線)
色票 色名 使用部位 マンセル記号 sRGB値
青緑1号 車体外板 2BG 5/8 0/140/120
台車・床下機器(スカートは除く) N 1.5 39/39/39
ねずみ色1号 屋根 N 5 121/121/121
灰色1号 スカート N 6 147/147/147
(JRマークを入れる場合) N 9.3 235/235/235

103系(1000番台)


瀬戸内色


クリーム色が山陽の陽光、青が瀬戸内海を表す。

色票 色名 使用部位 マンセル記号 sRGB値
クリーム1号 車体外板地色 1.5Y 7.8/3.3 215/192/151
青20号 車体外板青帯 4.5PB 2.5/7.8 0/61/113
台車・床下機器 N 1.5 39/39/39
ねずみ色1号 屋根 N 5 121/121/121
(JRマークを入れる場合) N 9.3 235/235/235

103系(低運転台)


岡山色(JR西日本)


JR西日本となってから登場の色で、岡山県の特産品であるマスカットをイメージした色。

色票 色名 使用部位 マンセル記号 sRGB値
マスカット
(旧日塗工413)
車体外板地色 10GY 6.5/6 133/39/51
車体外板白帯 N 9.3 235/235/235
台車・床下機器 N 1.5 39/39/39
ねずみ色1号 屋根 N 5 121/121/121

※所属標記周辺部分のみクリーム色1号、所属標記の文字は黒色。

103系(低運転台)



湘南帯(東海色)(JR東海)

  • 主な使用線区:中央線、関西線

JR東海のコーポレートカラーであるオレンジ色を使った色である。同社管内の一般電車・気動車(鋼製車)も同様の色に塗られていた。

色票 色名 使用部位 マンセル記号 sRGB値
クリームホワイト
(旧国鉄クリーム色12号)
車体外板地色 5.4Y 9/0.87 231/227/211
ディープオレンジ
(旧国鉄黄かん色)
車体外板オレンジ帯 4YR 5.5/11 203/110/30
ディープグリーン
(旧国鉄緑2号)
車体外板緑帯 10GY 3/3.5 52/78/53
ねずみ色
(旧国鉄ねずみ色1号)
屋根 N 5 121/121/121
スモーキーグレー
(旧国鉄灰色1号)
床下機器 N 6 147/147/147
オレンジ
(JR東海コーポレートカラー)
JRマーク 2.2YR 6.5/13.3 250/125/40

103系(低運転台)


播但線色(JR西日本)

色票 色名 使用部位 マンセル記号 sRGB値
えんじ色
(DIC-N727)
車体外板地色 2.7R 3.4/9.2 144/44/64
ケシズミ
(DIC-N958)
先頭車側面ロゴ地色
側扉窓周り
1.5PB 2.5/0.6 57/61/64
ブルースコッチ
(スコッチカルJS1615XL)
先頭車側面ロゴ青帯 6.7PB 3.8/12.1 32/86/170
台車・床下機器 N 1.5 39/39/39
ねずみ色1号 屋根 N 5 121/121/121
JRマークおよび線名ロゴほか N 9.3 235/235/235

103系(3500番台)


加古川線色(JR西日本)

色票 色名 使用部位 マンセル記号 sRGB値
エメラルドグリーン
(DIC-133)
車体外板地色 3.6BG 6.5/12.3 0/188/166
ケシズミ
(DIC-N958)
先頭車側面ロゴ地色
側扉窓周り
1.5PB 2.5/0.6 57/61/64
ブルースコッチ
(スコッチカルJS1615XL)
先頭車側面ロゴ青帯 6.7PB 3.8/12.1 32/86/170
台車・床下機器 N 1.5 39/39/39
ねずみ色1号 屋根 N 5 121/121/121
JRマークおよび線名ロゴほか N 9.3 235/235/235

103系(3550番台)


南武支線色(JR東日本)

色票 色名 使用部位 マンセル記号 sRGB値
クリーム1号 車体外板地色 1.5Y 7.8/3.3 215/192/151
青緑1号 車体外板帯 2BG 5/8 0/140/120
緑2号 車体外板帯 10GY 3/3.5 52/78/53
台車・床下機器 N 1.5 39/39/39
ねずみ色1号 屋根 N 5 121/121/121

101系


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最終更新:2025年02月02日 14:05