アドニスシンク



機動戦艦ナデシコ/エステバリス(陸戦フレーム)型メダロット(KSN)
登場作品:S

機体概要

メダロットSとアニメ「機動戦艦ナデシコ」シリーズとのコラボとして登場したメダロット。

モチーフはエステバリス
本作に登場する宇宙戦艦ナデシコを建造した、ネルガル重工製の人型兵器である。
エステバリスには、頭部とコクピットブロックーーアサルトピット以外の全身ーーフレームを換装することで、様々な戦局に対応出来るという特徴がある。
装備やユニットの換装で性能を変化させる人型兵器は今や枚挙にいとまがないが、この点は奇しくもメダロットと類似している。
なお、厳密なモチーフとなったのはTV版ナデシコに登場した陸戦フレームで、頭部はTV版主人公テンカワ・アキトのエステバリス(のアサルトピットのもの)となっている。
型式番号KSN00

エステバリス(陸戦フレーム)をほぼそのままメダロットの頭身に落とし込んだ姿で、有体にいえばディフォルメされたエステバリス(陸戦フレーム)。
右腕にはフレームを問わずエステバリスの標準装備として使用される、ラピッドライフルを携えている。
設定画によるとラピッドライフルは、手で握っているのではなく、腕にくっついているとされている。
デザイナーが違うため安易に断言は出来ないが、ウルズテインなどの人間の様に銃を携えたメダロットは、全てこの様な構造である可能性がある。

名前の「アドニス」はナツザキフクジュソウの学名、Adonis aestivalisからで、エステバリスの名前の元ネタと実は同じである。
「シンク」はアキトのエステバリスのカラーリングからの「真紅」(マゼンタレッドだが)であろうか。

ちなみに頭部パーツの名前の由来は、ナデシコシリーズの世界観における、体内にナノマシンを注入して乗り物などの機械を自由に動かすことが出来る様になるマンマシンインターフェイスのひとつ、イメージフィードバックシステム(IFS)から。

メカニカルデザインはスタジオGSのさんぼんづの氏。

機体説明

メダロットS

メダロットS×機動戦艦ナデシココラボイベント第1週目、「機動戦艦ナデシココラボ 火星の危機を救え!」開催に伴い、ピックアップガチャで入手出来るコラボ期間限定初期ランク☆3メダロットとして登場。

射撃攻撃と格闘攻撃を織り交ぜた構成となっており、実装時において希少な技が多い。
さらに意外なことに、ニュートラルパーツという特徴を持つ。

頭部パーツは本作初出のエミットハンマー?
エミットの名前のとおり、エミットブレード?全体?特性版。
チャージゲージ(以下CG)が30無ければ使用出来ず、CG30消費して、威力二倍かつ防御無視効果と全体特性を持った効果を持つ。
なお「エミット○○」系の技自体は、メダチェンジ後のドライブを含めればサイカチスCーー非コラボメダロットのメダスプレイヤー?も存在する様になってはいるが、やはりパーツ単位では今なお希少。
ハンマー系統の技ながらに、意外と成功値が978と高めなのが特徴。
技の選定理由についての言及はないが、恐らくはディストーションフィールド(※1)を展開しての突撃、ディストーションアタック(アキトはゲキガンフレアとも呼称)に由来するものと思われる。

右腕パーツギガガトリング
ニュートラルパーツかつ、非ヘヴィパーツギガガトリングは珍しい。
同じニュートラルパーツハカイスルンダー(ヘヴィパーツ)に比べるとランク☆6時に威力値1510、成功値1227と水を開けられている
だが、ランク☆6時の充填値はそれより高い813で、冷却値も844と高めに設定されている。
マカイゾーシンクは脚部の充冷値も高いものの、パーツ単位では行動が早く、ペナルティ時間も比較的短く済む。
技選定はラピッドライフルの連射からのイメージで、メタマシンガンガトリングになっているのと同様に、銃の速射で弾幕を張るイメージだろう。

左腕パーツジェットハンマー
メダチェンジ後のドライブも含めればドークスCーー非コラボメダロットにも使用するメダロットは存在するが、パーツ単位ではマジンKに続いて今なお2体目でやはり希少。
そしてニュートラルパーツとしては初。

ワイヤードペタルとナックルカイザーのLv100時性能比較
ワイヤードペタル ナックルカイザー
装甲 3779 4799
成功 921 776
威力 1790 1858
充填 612 533
冷却 498 515
ナックルカイザーと比較して、装甲値で大きく水を開けられている。
威力値も90近く差があるものの、成功値と充填値、充填値は秀でている。
なお意外にも、冷却値はナックルカイザーの方が若干だが高い。

技の選定理由は、ワイヤーで接続された腕の肘から下を射出する、エステバリス(陸戦フレーム)の装備ワイヤードフィスト
劇中アキトはゲキガンパンチみたいだと驚いていたが、残念なことにマジンZなどにもいえたことながら、腕の射出ギミックは採用されなかった。

頭部と左腕はヘヴィパーツに該当する。

脚部特性オートチャージ、頭部パーツとの相性が良い。
脚部特性の選定理由は明言されていないが、原作シリーズでは、エステバリスが母艦であるナデシコから重力波ビームでエネルギー供給をされているという設定か、陸戦フレームの脚部にバッテリーが搭載されているという設定のいずれかに由来すると思われる。

ヘヴィリミットは頭部と左腕を支えられる2で、充冷値は916。
ヘヴィリミットでいえばユウキドッキングには劣るものの、二脚タイプに限れば、基礎充冷値は同じ脚部特性(※2)を持つ中ではトップ。
射耐値1038、格耐値1375、回避値1051とバランスが取れた平均的な値。

乱撃全体?と、リーダー特定やガード体勢の打破に向くテクニカルな技が多い。
それらにはいずれも防御無視効果もあるため、ダメージソースとしても有用である。
さらに脚部特性オートチャージの存在もあり、メダルの性格を選ばないため、純正運用しても腐りにくいのも利点だ。
打撃力をさらに高めるならば、脚部特性オートチャージを活かせる様に、いずれかの腕パーツをCG依存の攻撃に差し替えると良い。
頭部はエミットハンマーのままでも強力なため、そのまま活かして問題はない。
もし入手しているならば、同じCG依存攻撃であるジェノソーザーや、デスブレインにあえて交換しても面白い。
純正運用する上では、脚部のスペックが充冷値以外は標準的なため、特に右腕パーツギガガトリング使用後の隙を突かれると機能停止を免れない。
(ロボトルカウントが)早すぎる『さよなら』をしてしまわない様に、ガード役を配すると良いだろう。

※1:重力場を展開して攻撃を軽減するバリアシステムの一種、時空歪曲場とも。
※2:地形限定でCG増加効果が得られるフォレストアップ?も含んだ場合、ハイファローブが補正値込みでトップとなる。

カスタムスキン

  • メタビーVer.
メダロットS×機動戦艦ナデシココラボイベント第1週目、「機動戦艦ナデシココラボ 火星の危機を救え!」開催に合わせて、課金カスタムスキンパックとして登場。

カラーリングがメタビー同様にイエロー基調となり、配色もメタビー風。
頭部には反応弾発射管である角が、両肩にはメタビーの肩のタンクが追加された。
フェイス部も、メタビーコミュニケーションモニター風のカラーリングになっている。
そのシルエットは、一見するとグランビートルの様にも見えるが、むしろ明貴美加(※)版(風)メタビーといえる。

左腕パーツは格闘攻撃だが、そもそもほるまりん先生の漫画版やアニメ劇中のメタビーは相手を殴るなどしており、違和感は無い。

ちなみに黄色のエステバリスは、ナデシコシリーズを通じてアマノ・ヒカルの愛機として登場している。
まさかのヒカル違い。

  • ロクショウVer.
メダロットS×機動戦艦ナデシココラボイベント第1週目、「機動戦艦ナデシココラボ 火星の危機を救え!」開催に合わせて、課金カスタムスキンパックとして登場。

カラーリングがロクショウ同様にホワイト基調となり、配色もロクショウ風。
頭部にはアンテナが、両肩にはロクショウの肩のスタビライザーが追加された。
フェイス部も、ロクショウコミュニケーションモニター風のカラーリングになっている。

そのシルエットは、一見するとマッハマッシヴの様にも見えるが、むしろ明貴美加版(風)ロクショウといえる。
銃を構えているからといってヒルシュケーファではない。

※ナデシコシリーズでエステバリスやブラックサレナのデザインを担当したイラストレーター。本作以外にもガンダムシリーズ作品や、近年のメカ美少女のはしりといえるMS少女を手掛ける。

登場人物としてのアドニスシンク

メダロットS

メダロットS×機動戦艦ナデシコシリーズコラボイベント第1週目、「機動戦艦ナデシココラボ 火星の危機を救え!」と第2週目「機動戦艦ナデシココラボ 共存か、敵対か」に登場。
タイトルとは異なり、特段シナリオは火星と関係無い。

ラーメン屋台を経営していて、彼とのロボトルに参加すればラーメンを無料で食べられる上、勝てば特製ラーメンが食べられるという奇特な試みをしている。
そのため、「ラーメンを作るメダロット」「お代はロボトル」と街で話題になっていた。
ちなみにレフェリーロボトルの見物客が務めている。

あくまでコックがやりたくて、ロボトルは好きではないとは彼の弁。
ラーメン屋台は助けた店主から譲ってもらったものだが、物珍しさから当然多くの人が現れ、中には屋台を壊そうとした者も居た。
そこでアドニスシンクは、自分自身と自分の大切な人を守るだけの力を持っておきたい、と考えて悪人への牽制と、自身の鍛錬のために今の様な試みを始めたのだ。
この試みもあり、なかなかアドニスシンクに勝てる者は少なく、さらに常連客や食材を融通してくれたり、「こんなこともあろうかと」と屋台の修理と改造をしてくれたりする知人にも恵まれている。

そんな中で、アドニスシンクはとある研究所への出張料理を依頼された。
だが研究所が苦手なアドニスシンクは、アラセクロスに特製ラーメンを御礼として研究所に着いてきてほしいと依頼したのだった。

その影で、ロボロボ団はアドニスシンクを奪い、自分達のためにラーメンを作らせようと目論み、研究所に侵入。
しかし警備メダロットゲキ・ガンガイ3や研究所のメダロット、ホシノナデシコとアラセとクロス共にロボロボ団を撃退。
無事にラーメンを振る舞い、アラセと共にまた一緒にラーメンを作ることを誓ったのだった。

ちなみにアドニスシンクがラーメン屋台を引いているというのは、TV版ナデシコ完結後のアキトがラーメン屋台を持ったことが元ネタ。
それを踏まえるとナデシコシリーズを知るメダロッター諸氏は、研究所が苦手ということや、フリティラクライの存在も踏まえて、その後アドニスシンクを待つであろう非業の運命を想像してしまうだろう。
だが、コラボイベント第3週目「機動戦艦ナデシココラボ 平和への決戦」のシナリオからみるに、フリティラクライとは別のメダロットと考えるのが自然である。

関連機体

ナデシコシリーズコラボメダロットと、皆でロボトろう!
アドニスシンク 『僕達のロボトル』が始まる
ゲキ・ガンガイ3 『熱血メダロット』でいこう
ホシノナデシコ 『ルリちゃん』ロボトル日誌
フリティラクライ キミノロボトルニ、サヨナラ
ヤテンゲドウ メダの道を外れた外道

機体性能

メダロットS

アドニスシンク (パーツ性別:)

アルバム
謎のデータをもとに開発された、
人型のロボットのような姿のメダロット。

陸上での戦闘を得意とし、
拳と片手に携えた銃で迅速に作戦を遂行する。

※ステータスはランク☆6Lv100時のものです。
頭部:アイエフエス(KSN00)
装甲 成功 威力 充填 冷却 回数 Hv スキル
4079 978 1695 639 620 3 かくとう エミットハンマー?

右腕:ラピッドステム(KSN00)
装甲 成功 威力 充填 冷却 Hv スキル
3299 1227 1510 813 844 - しゃげき ギガガトリング

左腕:ワイヤードペタル(KSN00)
装甲 成功 威力 充填 冷却 Hv スキル
3779 921 1790 612 498 かくとう ジェットハンマー

脚部:マーズローラー(KSN00)
装甲 射耐 格耐 回避 充冷 Hv タイプ 脚部特性
3899 1038 1375 1051 916 2 二脚 オートチャージ
地形相性
荒野 砂漠 山地 岩山 草原 森林 市街地 アリーナ 凍土 水辺 サイバー
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最終更新:2024年08月22日 19:51