パイロ

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パイロ - (2010/03/30 (火) 23:41:43) の編集履歴(バックアップ)


「俺の家族さえ拒絶したこの能力を、マグニートーさんは誉めてくれたんだぞ!」

アメリカのマーベルコミックスの人気シリーズ『X-MEN』に登場するヴィラン(悪役)。
初出は1981年1月の「Uncanny X-Men #141」。

本名はセント・ジョン・アラダイス。オーストラリアのシドニー生まれである。
幼少時より炎を操る能力を持つ先天的なミュータントであったが、自分で使い道を決められなかった。
その後、同じミュータントであるミスティークに誘われ、「ブラザーフッド・オブ・エビル・ミュータンツ」に参加。
犯罪者として大成し、マグニートーの部下たち率いる実行部隊として活躍した。
しかし後にレガシー・ウィルスに感染。治療法は見つからず、死を待つだけの身になったことで
初めて彼は命の尊さを感じるようになり、最後にはロバート・ケリー上院議員(反ミュータント派の政治家)を
「ブラザーフッド・オブ・エビル・ミュータンツ」の暗殺の手から助け、死亡した。
この事件をきっかけにケリー議員はミュータント融和派に転身、「オペレーション・ゼロ・トレランス」では
ミュータント殲滅を企むバスチオンの暴走を上院議員という立場から止め、
未来では人類とミュータントとの争いをなくすことに尽力した人物として語り継がれている。
パイロの死は決して無駄にならなかったのだ。

映画版では「選ばれし子らの学園」の生徒として登場、アーロン・スタンフォードが演じている。
出番が多く、アイスマンとライバルだったりと結構美味しいポジション。トード、ブロブ…
第2弾で反ミュータント派の人間たちに嫌気が差し、マグニートーのもとに走る。
第3弾ではマグニートーに完全に心酔しており、「あなたのためならプロフェッサーだって殺せる」とまで言い、逆にエグゼビア教授の偉大さを説かれ窘められるシーンもあった。
戦いに消極的なアイスマンの前に現れて挑発するなど、彼に強い執着を持っている様子が描かれ、最終決戦でもマグニートーを倒すため囮を買って出たアイスマンと激突。
戦いに迷いがない分火炎放射で圧倒するが、迷いを振り切ったアイスマンの能力が進化したことで形勢は逆転。頭突きを食らって敗れた。

ミュータントとしては、炎を自由に操る能力を持つ。
温度も、燃焼速度も、大きさも、形も、すべてが自由自在という優秀な能力である
これを応用することにより、炎で構成された擬似生命体を作り出すことすら可能。
半分物質化しているため、ものを持ち上げたりすることもできる。
だが、は出来ないので、火炎放射器やライターを常に持ち歩いている。
映画で彼を知った人はよく間違える。ヒューマン・トーチとは決定的に異なる点である。(映画でも一応自分で炎は出せないという説明はあったのだが)
ただし前述したように温度や大きさは自在に操れるため、マッチ一本でもあれば強力な破壊力?を行使できる。

MUGENでは

海外のKillaCroc氏, BlackJack氏, SS5ACE174氏の3名による合作が存在している。
キャプテンコマンドーを素体としており、完成度合いは99%とのこと。十分に使用に耐えられるレベルである。
「パイロボール」や「パイロフレイム」などの飛び道具を使う遠距離タイプのキャラクターである。
原作通り、「ドラゴンブラスト」や「フレイムドッグ」など、擬似生命体を作り出す技も持っている。
特に「フレイムドッグ」は連射速度が速く、低い打点で飛ぶため相殺されにくい優秀な飛び道具である。
受身が取れないとこの技だけでハメ殺される。

間合いを取ってひたすら飛び道具を連発してくる、非常にウザい特徴を理解したAIが搭載されている。


出場大会