He's the angriest gamer you've ever heard
(ヤツは世界一ムカついてるゲーマー)
He's the angry Nintendo nerd
(ヤツは怒れるファミコンオタク)
He's the angry Atari Sega nerd
(ヤツは怒れるATARI・SEGAオタク)
He's the Angry Video Game Nerd
(ヤツは怒れるゲームオタクだ)
アメリカの自主制作映画監督であるジェームズ・ロルフ氏及び彼の出演している人気動画の通称。
意味はそのまんま
「怒れるゲームオタク」で
(正確には「オタク」と同義なのは「ギーク」であり、「ナード」は「ガリ勉(ブレイン)」等を含む広い意味であり「陰キャ」の方が近い。
詳しくは
彼や
彼の項目で。
え、陽オタ?そこまでは知らん)、
古今東西のクソゲーを怒りつつレビューする事がその名の由来である。
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Angry Video Game Nerdとは |
AVGNとは、ジェームズ・ロルフ氏が「ナード」というキャラクターに扮して、昔発売されたクソゲーをプレイし解説や実況を行う動画である。
短編映画の様にストーリーがあったり、数々の演技やCGを駆使しネタを仕組んだりと、レビューの域を通り越している事が多い。
そのゲームがあまりにもクソすぎる場合、腹の底から湧き上がる怒りを抑えきれずに、 ブチ切れたり暴言を吐く。
ひどい時にはテレビやカセットを破壊したり、ゲームキャラ(の着ぐるみを着た人)をフルボッコする事まである。
その対象範囲はゲームソフトのみに収まらず、時にはバーチャルボーイやスーパー32Xなどの俗に言う黒歴史ハードや、ファミコンの周辺機器までに及ぶ。
アメリカではPC用のゲームソフト(フリーソフトとして配信)やDVDもリリースされており、特にDVDは発売後一週間もしない内に完売している。
良く勘違いされるがこの動画における「怒りまくる男」というイメージは、
あくまで『AVGN』という動画作品のキャラクターとしての彼なので、
同氏による他の動画では穏やかな性格だったりする事がある。
メイキング
ビデオ
を見れば彼が如何にゲームを愛し、真摯に動画作成に取り組んでいるかが理解出来ると思われる。
生粋のボードゲームマニアでもあり、「Board James」と言う名義でボードゲームの解説動画も作成している。
こちらは『AVGN』と比べて怒ったりキレたりする描写は少なめで、作品中は子供の格好で登場する事が多い。
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最初は「The Angry Nintendo Nerd(怒れるファミコンオタク)」と名乗っていたが、
- ファミコン以外のゲームもやるため
- 商標名を避けるため
この二つが元で今の名前に改名した。
その他にも、親友のツテで恐ろしい金額でオークションに出品されている超レアゲーに加え、
かの『
チーターマン2』までもを取り扱っている。
初期は本家アメリカでも無名に近かったが、今では大人気を博しており、
国内のニコニコでも一定の人気を得て、投稿された動画は100を軽く超え、本編作品はほぼ必ず1万再生を超える。
また、ニコニコではあまり知られていないが、AVGN自体は元々「Cinemassacre」という名義及びサイトでの一企画であった。
そこでは同名義で映画のレビュー・批評をする事もある。
特に
ゴジラに関しては熱心なファンである。勿論本家本元の日本版であり、
あっちの方や当時のNESゲームに関してはむしろボロクソに言っている。
さらには"YOU KNOW WHAT'S BULLSHIT"なるシリーズ(ニコニコでは「AVGN番外編」として扱われている)で日常の不便に対して怒りを訴える事も。
良くも悪くも、一つだけのものに執着しない、平等な人物と言えるだろう。
上記で紹介した「着ぐるみ」であるが、それだけに留まらず高度な合成映像、マジギレした際の比喩の上手さなど、
彼の動画を傑作たらしめている理由は他にも多々存在する。
また、今の時代には珍しい、女性が一切登場しないスタイルを貫いているのもまた凄まじい所。
ゲーム中に女性が出てくる事もあるが、ニコニコでも人気を得ている寸劇中に女性は誰一人として存在していない。
それなのに彼が人気を得ているのは、純粋に話として面白いからであろう。
そういう点でも、彼は偉大な男なのだ。
2013年には、AVGNが主人公のゲーム『Angry Video Game Nerd Adventures』が発売された。
ゲームジャンルは、初見殺し要素に満ちた
高難度の横視点2Dアクションゲームであり、
AVGNで紹介されたゲームのオマージュを多く含む他、Cinemassacreで紹介された
怪獣映画ネタなども使用されている。
MUGENにおけるAngry Video Game Nerd
SSkye氏が製作したAVGNが存在し、現在は海外サイト「MUGEN Database」にて代理公開されている。
ドット素体は
遠野志貴と思われる。
基本的な動作は志貴そのままだが、ゲームカセット、4段階にチャージ可能なスーパースコープ等の速度の速い
飛び道具、
パワーグローブを用いた
ロック式乱舞技等を使う。
中でもゲームカセットはワンボタンで出せるので重宝する…と言いたい所だが、
超必殺技含め全ての技に削り効果が無いという欠点がある。
AIは未搭載。
ボイスもKO時以外は無言なので少々寂しい。
なお、SSkye氏はかつてAVGNとコラボした事のある「Nostalgia Critic」も製作している。
また、thewrongsorcerer氏がボイスと技の削り効果を追加した改変版も存在し、オリジナル版同様「MUGEN Database」にて代理公開されている。
他の性能自体はオリジナル版と変わらないので、プレイヤー操作などで使うならこちらがおススメ。
この他にSynck氏によるエフェクトの強化や新技の追加が施されたバージョンも存在していたようだが、現在はサイトの閉鎖により入手不可。
出場大会
最後に、当然の話だがAngry Video Game Nerdことジェームズ・ロルフ氏は実在する人物である。
MUGENを含む二次創作や不祥事を他所に持ち出し、当人やその関係各所に迷惑を掛ける事は絶対に許されない行為である事を忘れてはならない。
使用する場合はネタをネタとして楽しみつつ失礼の無いよう節度を持った振る舞いを心がけよう。