東風

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東風 - (2018/03/30 (金) 13:23:40) の編集履歴(バックアップ)



「きさまらの親玉のところへつれていってもらおうか。」
「馬鹿な奴めっ!空中戦艦バルログあるかぎり世界は我々のものだ。」
「きさまらにそんな玩具は必要ない」

カプコンの名作アクションゲーム『ストライダー飛竜』シリーズの登場人物。

読みは「とんぷう」。
冥王グランドマスターに雇われた中国人姉妹の次女で、一般に「東風三姉妹」で通っている。
が、東風三姉妹と言っても「東風×3」ではなく、姉と妹にも名前が設定されている。
姉の名前は「北風(ペイフウ)」で固定されているが、妹の名前は『飛竜2』では「西風(シャーフウ)」、2014年の『飛竜』では「南風(ナンプウ)」。
三姉妹設定の都合上東西南北の四つが同じ一つの作品に集うことはないが、妹の名前だけ変わっていてややこしい……。

飛竜が光剣サイファーを用いて繰り出すプラズマによる攻撃を、東風たちは蹴りで巻き起こす事ができる。
ある意味ストライダー以上の超人的暗殺者。


初代『ストライダー飛竜』における東風

2面ボスとして初登場。実はその後にもう一人敵がいるのだが、そいつは無抵抗であっさり死ぬので東風三姉妹が実質ステージボス。
2面では姉妹で違う色の服を着ているが、最終ステージで全員黒い服に着替えて登場。最終面では戦わずにやり過ごす事もできる。

ページ上部にあるかの有名な名台詞、「きさまらにそんな玩具は必要ない」を言われるのがこの東風である。
ちなみに日本のプレイヤー向けの画面の文字は日本語になっているが、ボイスを聞いている限りそれぞれ自分の母国語でしゃべっているらしく
音を書き起こすと下の様な感じになる。

二人の会話は11:50から。字幕が無いと何がなにやら

「きさまらのおやだまのところへつれていってもらおうか」(棒読み)
『イーチクプンタ、テュワュ、クンチュンツャンチエン、バルログ、イシジェ、シュシュオメンダ!』
「きさまらにそんながんぐはひつようない」(棒読み)

飛竜のボイスが実に棒だが、この頃にはアーゲードゲームのキャラの声はプロ声優ではなくただの社員やその知り合いがやるのが普通だったのでしょうがない
同じカプコンの『フォゴットンワールド』のプレイヤーキャラも言ってる事の勇ましさに似合わぬ棒っぷりで大変有名である。

余談だが、冥王グランドマスターとソロの会話も相手がしゃべり終える前に返事を言い始めるとか、
この世界の人物には「相手の話をちゃんと聞く」という意思が全面的に存在しない。

『ストライダー飛竜2』における東風

役割はほぼ同じ、1面の中ボス。今度は1面ボスがちゃんとしているので完全に中ボスになった。
初代では服の色が違うだけで三姉妹共通のプラズマキックの攻撃だったが、本作から攻撃方法が姉妹で独立。
冥王グランドマスターが創り出した世界である『2』では「雇われた賞金稼ぎ」から「グランドマスターの部下」になったようで、
グランドマスターの力をはっきりと意識して服従している姿が窺える。そしてまた飛竜に「だから貴様は飼い犬なのさ」と一蹴される。

開発当初、東風は2Pキャラクターとして登場する予定だったのだとか。

『ストライダー飛竜』(2014年)における東風

三姉妹でそれぞれ異なる武器を持つようになり、さらにはっきりと戦闘スタイルが区別されるようになった。
師匠の「西王母(せいおうぼ)」も登場。

+ その他外部作品
NAMCOXCAPCOM』では『飛竜』枠の敵ネームドとして登場。グランドマスター勢力として飛燕共々敵対する。
また妹の南風も雑魚ユニットとして登場、本作では東風をベースにしたクローン兵士という設定。
担当声優は同作でかりんの声も兼任している山田美穂氏。

ナムカプの流れを汲む『PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』にも登場。
前作で一度は倒されたがソロと共に残党軍として活動しており、イレギュラーや犯罪超人らと共に幾度となく自軍に立ちはだかる。
姉と妹は協力攻撃の際にのみ登場する。
本作での担当声優は『ゼノブレイド』のフィオルン役と兼任の中尾衣里氏。


格闘ゲームにおける東風

MARVEL vs. CAPCOM』にスペシャルパートナー(アシスト専用キャラクター)として登場。
呼び出し可能回数は全キャラ中最多の9回。三姉妹がそれぞれ3回ずつ出てるんだろうか。

かなり上の方に攻撃判定が発生するため通常時の対戦には向いていないが、
ラスボスオンスロートとの戦いでは第一段階が放つハイパーグラビテーションを綺麗に全部消してくれたり、
第二段階が地上に来ている時にちょうど顔を蹴ってくれたりとかなりの活躍を見せる。
第一段階と第二段階の両方で活用できるスペシャルパートナーはかなり少なく(通常最強のコロッサスサイロックは第二段階でやる事が無い)
第二段階ではスペシャルパートナーの存在を忘れそうになってしまうが、ここまで綺麗に使い切れるスペシャルパートナーは珍しい。
なにより「飛竜と東風のコンビで別世界の大型悪役に立ち向かう」というシチュエーションを堪能できるのはここだけなのだ。

スペシャルパートナーというシステムが無くなった『MVC2』以降は欠場。


MUGENにおける東風

mazemerald氏製作

フォルダネームは「Ton Pooh」。
『MVC1』にアシストキャラとして登場した時の絵をもとにした手描きグラフィック。
攻撃判定の位置が明らかに不自然である等、出来はあまり良くない。
AIは未搭載。

BOH氏製作

現在はリンクが繋がらず入手不可。
フォルダネームは「TongPoo」。
手描きのグラフィックで作成されている。
手数で押すタイプのキャラで、姉妹を呼び出して援護してもらう事もできる。
AIは未搭載。
ホルン氏のAIが公開されている。


Gladiacloud氏製作

こちらも『MVC1』アシスト時の絵を元にした手描きキャラ。システムも『MVC1』風。
多くのスプライトが違和感なく描き足されており完成度は高い。
体力が減るとハイパーコンボの演出が入り、姉妹が必殺技に参加するようになる。
AIはあまり強くない簡易AIが入っている。

出場大会