ストライダー飛燕


「飛竜、お前は夢を見ているんだ
 それも、悪い夢を…」

特務機関「ストライダーズ」に属していた特A級ストライダー。初出は『ストライダー飛竜2』。
声優は 鳥海浩輔 氏。飛竜との二役であり、同じ声優がやっているとは思えない見事な演じ分けは必聴。
「ストライダーズ」を裏切りこれを壊滅、冥王グランドマスターの配下となる(元から配下であったとの説も)。
最終ミッション『グランドマスター、抹殺』において裏切り者の始末も依頼されていた飛竜と対決、敗れた。
使用する武器は飛竜のサイファーとは異なり、前後に刃が付いた長い形態、短い二本の刀になる形態、
そしてブーメラン状になり投擲が可能になる形態の三種類を使い分けられるジオメトリカル・サイファー。


『ストライダー飛竜2』におけるストライダー飛燕

「この世界の全てをお造りになったのは、あのお方なんだぞ。
 この遺跡も、地上の国家も、軍も、ストライダーズも、俺も、お前もだ!」

家庭用専用ステージであるミッション0と、最終ステージであるミッション5にボスとして登場する。
0ではともかく、5においては特定の状況下におけるパターンハメが出来てしまうのでそこまで強くはない。

家庭用では、ゲームクリア後に飛燕を自分で使用する事が出来る。
飛竜と比べると
  • 乱れ斬り(J中に28+A)が高密度
  • 通常状態で遠距離攻撃が可能(弾数制限は無い)
という利点があるものの、
  • ブースト(一時的なパワーアップ。攻撃力増加+飛道具が出せるように)がない
  • 一度に最大2~3個しか飛道具が出せない上に、出している間は攻撃出来ない。
    投げた位置によってはかなり長い時間戻ってこない上に、投げる方向は自動で決まるため
    「どちらに投げるか」を指定出来ないので、たまにあらぬ方向に投げる事がある。
    ただしジオメトリカル・サイファーを投げてしまって手元に戻ってきていないのに乱れ斬りは出せるので、これでフォローが効く。
と、飛竜では厳しかった場面が楽になったり、逆に飛竜では簡単だった場面が意外な難関になったりする。
飛竜とは対照的な能力で、もしも飛燕が裏切らずに飛竜と組んで二人で挑んでいたら互いの苦手な場面を補いあって、このゲームは楽勝だっただろう。
飛燕という人物が惜しまれると同時に、なんでこの戦闘能力で裏切ったのか理由が分からないという事態になっている。
グランドマスターに立ち向かえば勝てただろうに……。

ミッション0での掛け合いやミッション4のクリア後デモを見る限り、
飛燕はどうやら飛竜だけはグランドマスター側に引き抜きたかったようである。
だが飛竜は最初からグランドマスター抹殺の依頼を受けており、まず間違いなく相容れる事は無かっただろう。
それでもまだ飛竜を諦め切れない迷いがあったのが飛燕と飛竜の違いであり、飛燕の弱さであったのかもしれない。
見た目や言動、『NAMCOxCAPCOM』での掛け合いから飛竜に好意と憧れを抱いていたと取れる。

ちなみに、この辺の流れと作品における飛竜へのしつこさから地味にそういう系のキャラ扱いされる事もあったりする。
恐らくデモの格好、顔などが女性じみている事にも原因はあろうかと。
人によっては声を聞かなければ普通に女性と勘違いする顔なのは間違いなく、
開発中に「アルカディア」誌に載った記事では「女性ストライダー」と紹介されたほど。後のブリジットのようなものか。

「もう馬鹿な真似はよせ、飛竜!…戦友とは、戦いたくない…!」

「素人めいた言葉を吐くな。奴に伝えておけ。
 狩るのは俺で、狩られるのは貴様だと。
 飛燕、お前も次は本気で来い」

どう見ても飛燕が主役で飛竜が敵の会話である

しかし作中描写から読み取れる限り、
飛竜とは同じ特A級という括りにありながら両者の実力には明確な差がある。
だからこそ飛燕は飛竜に憧れと拘りを抱くのかもしれないが、
加えて、プロ意識というストライダーに必要な資質も飛燕は欠いていた事が窺える。
飛竜が何かと意味無く飛燕に対し邪険な態度を取る二次創作が多いが、
原作で飛竜が飛燕に対し冷たいのは、「ストライダーの誇りを捨てて敵に寝返り裏切るという行為を非難しているから」である事を明記しておきたい。
曲がりなりにもかつての戦友である。実力差があろうともマジメにやってれば非難する謂われは無い。
実際、裏切らずに戦死した2014年版の飛燕に対しては飛竜は酷い言葉などかけていない。
裏切って組織を滅ぼしぬけぬけと姿を現わした上に、大先輩である飛竜と冥王の関係など真実を知りもせず、
「世界も俺もお前もあのお方に創られた」「勝てるわけないんだからお前もこっち側に来い」
などと抜かすヤツ相手に飛竜が聞く耳持たないのは至極当然の事である。

…しかし上記はあくまで飛竜の視点から見た飛燕の言動であり、
飛燕自身の心情がどうであったかは作中で詳しく描写されないため一概に断定できない。
飛燕がストライダーズを裏切ったのは作中で言及されている通り「冥王の力に惹かれたから」とされている。
しかしあの甘い性格の飛燕が「冥王につけば世界をとれる…!」などという大それた野心を抱くかと言えばそうは考えづらい。
憶測を交えて考えると「心の甘さに付け入られて冥王に洗脳された」と見るのが自然ではないだろうか。
そうなると飛燕はその孤独と苦痛から逃避すべく闇に堕ちた可能性も考えられる。
それだけ冥王グランドマスターは恐ろしい存在だったと言える。何しろ人心掌握なんてものはカプコンの歴代ボスキャラのお家芸であるから。
2014年版という並行世界で名誉ある死を遂げられた飛燕はそこでようやく救われたと言えるだろう。

NAMCOxCAPCOM』におけるストライダー飛燕


「おまえとの因縁…ここで断つ。
 そして俺は新たな世界に生きる…!」

「裏切り者に明日などない。
 …ここで死ね、飛燕」
やっぱり飛竜が悪役に見える

基本的な扱いや流れは『飛竜2』とほぼ同様である。
最後はエデンに潜入してきた飛竜達に挑むも敗北、一途に自分自身を信じられる飛竜を羨みながら爆死した。

『ストライダー飛竜』(2014)におけるストライダー飛燕

ゲーム開始時に既に死亡しており、「敗れしストライダー達の記憶」というコスチューム変更アイテムを手に入れる事でキャラクター情報を確認出来る。
こちらの世界ではストライダーズを裏切る事なく単独で冥王の塔への侵入に成功するが、冥王の恐るべき力の前に力尽きている。
また、こちらでも使用武器がジオメトリカル・サイファーだったという事も明かされている。


MUGENにおけるストライダー飛燕

MUGENにおいては元のゲームのドットを用いた飛燕は(ナムカプも含め)存在しておらず、
MVC』シリーズのストライダー飛竜のドットを改変した飛燕が存在する。

+ K3nShiN氏製作
  • K3nShiN氏製作
挙動がちょっと怪しいのが気になるが、殆どがオリジナル技で構成されており、
また原作の『飛竜2』に通ずる技を多く搭載されているとかなりの良キャラ。
簡易的な対人AIが搭載されている他、そら氏によって世紀末霊夢のAIと同梱する形でAIが公開された。

勝利時などのセリフがやたらいい声をしているため、道下正樹と化した視聴者がちょくちょく「ウホッ!いい声!」とコメントを残してゆく。
更に勝利時には相手が誰であろうが「私と同じストライダーズの生き残りです」と言うので、ストライダーズの構成人員が大変な事になっている。
ついでにストライダーズを壊滅させた筈の彼の仕事の杜撰さも大変な事になっている。
何故か初期状態では攻撃力が非常に高く設定されているので、普通に使う分には下げた方がいいだろう。
ちなみに攻撃力90倍 耐久力1000倍
具体的な数値はlife10000、atk9000、def9999、fall.defup9999
( д) ゚   ゚

この強烈なスペックのため、火力も防御力も異常に高いキャラは上記の発言になぞらえてストライダーズの生き残りと呼ばれる事がある。
パラメーターを修正した飛燕の例

また、Memo_FNG氏による上記のものを改変したと思われる新MUGEN専用の飛燕も公開されている。
イントロや投げで誰彼構わず「行くぞ、飛竜!」と発言する他、やっぱり相手はストライダーズの生き残りになる。
紹介動画

+ BOH氏製作
  • BOH氏製作
ストライダーキャラを数多く製作しているBOH氏が製作した飛燕。
ドットはK3nShiN氏とは別に独自に改変したもの。ニュートラルポーズが違い、技が大幅に異なるので区別は容易。
なお、フォルダネームが同じ「hien」なので、誤って上書きしてしまうミスには注意。

『飛竜2』では見る機会が少なかった、ジオメトリカル・サイファーを2本の短い剣にして二刀流で斬り付ける攻撃が主体。
必殺技は独自のものが多く、『飛竜2』で用いた攻撃はレーザーと突進はあるものの、主力だったブーメラン投擲は無い。
代わりにジオメトリカル・サイファーからプラズマビームを放つ飛び道具が搭載されている。
ジオメトリカル・サイファーを連結して1本の大きな剣にして、全力で斬り付ける超必殺技が豪快。

AIは未搭載だが、ホルン氏の外部AIが公開されている。
恒例のコンボ立ち回り・反応・ガードレベルが設定可能。想定ランクは強との事。


「飛竜…どうして…おまえはそんなに強い…?
 どうして…一途に自分…自身を…信じられる…? 俺…は……」

「…それがストライダーだからだ、飛燕」

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最終更新:2022年04月04日 13:14