チチ

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チチ - (2019/06/06 (木) 20:27:04) の編集履歴(バックアップ)



「やんだ――っ!!こっぱずかし―――っ!!」

鳥山明氏の漫画『ドラゴンボール』及び関連アニメシリーズに登場するキャラクター。雷神ではない。
主人公である孫悟空の奥さんであり、孫悟飯・孫悟天の母親でもある。
アニメでのCVは荘真由美女史で、荘女史が引退した後は同作でプーアルと兼任している渡辺菜生子女史が務めている

原作でのキャラクター

亀仙人の弟子であった牛魔王の娘であり、
住処であったフライパン山の火を消すため、芭蕉扇を持つ亀仙人を探して旅をしていた最中、悟空と出会ったのが初出となる。
この時悟空が性別を調べるために股間を足でパンパンした事(勿論布越し)が切っ掛けで、
「こんな事をされてしまっては嫁に行くしかない」と悟空の嫁になる事を勝手に決意し、
フライパン山の火が消え悟空達と別れる際に「もうちっとおっきくなったら嫁にもらいにきでくれな」と言い、
「嫁」という概念をよく理解していなかった悟空が「くれるもんならもらいにくるぞ」と安易に返事したのを真に受け、
長年悟空の事を待ち続けていた。

ちなみに、当時の服装はトップ画像の通り、
ビキニアーマーにマント、ブーツと手袋のみを着用し、トサカ状のカッター付き兜を被っているという大胆すぎるものであった。
この兜にはカッターをブーメランの様に投擲し、額からはビームを発射するという某恒点観測員のごとき物騒な機能が備わっており、
セクハラを働こうとしたジジイの頭をカチ割り巨大な恐竜を斬首して消し炭にするほどの威力を誇る。
一部のゲームでは大人チチが参戦した際にこのコスチュームを着るというサプライズも用意されている。

原作では次に登場する6年後の第23回天下一武道会編までは出番が一切無かったが、
アニメではこの間のレッドリボン軍編及びピッコロ大魔王編と2回(いずれも幼少期の姿)再登場しており悟空と再会している。
約束した(つもり)にも関わらず悟空が一向に迎えに来ない事に痺れを切らし、
悟空と再会するべく、彼が参加するであろう天下一武道会に 匿名希望 名義でエントリーする。
結果、再会はしたが悟空は服装も変わってすっかり大人の女性となっていた彼女がチチだと気付かず、
「嫁にもらう」という話も忘れていたため逆上。
1回戦で悟空と戦うことになり、感情に任せて悟空に挑むも圧倒的な実力差に為す術なく敗北。
その場で自分がチチだと明かした事でようやく悟空も約束を思い出し、
「それじゃ結婚すっか」という軽いノリのプロポーズにあっさり機嫌を直しその場で結婚。以降、レギュラー入りする。
ちなみに試合を観戦していたウーロンは訛りの入った喋り方でいち早く正体に気付いている。
亀仙人も「戦い方が亀仙流に似ている」ことに気づいており、
牛魔王からウルトラセブンめいた武器だけでなく武術の指導も受けていたようである。

それから数年後のサイヤ人編に突入する頃には息子で長男の孫悟飯を授かっており、
さらにセルゲームから数年後の魔人ブウ編に突入する頃には次男の孫悟天も授かる。
悟飯を設けてからは少女時代のおてんばぶりが鳴りを潜め厳しい教育ママかつカカア天下と化す。
天下一武道会でピッコロに悟空が胸に風穴を開けられ新婚早々未亡人になりかけたり、
ラディッツ戦で悟空が死亡したことをを聞かされた直後ナッパベジータ戦に備えてピッコロに悟飯が拉致されたりと心配が絶えず、
悟飯が戦闘に参加する事に度々反対していたが、最終的には「どうせならうんと強くしてやれ」と根負けする形になった。
その後、セル編ラストにて悟空が戦死してからは胸中が変化したのか以前よりも態度が軟化しており、
悟天に対してはのびのびとした教育方針にしている様子。
『GT』ではサイヤ人は戦うために老けが進まず、地球人の自分の方が早く老いる事を気にしており、
悟空が子供になった事を知るやいなや大泣きしてしまっている。

悟飯が魔人ブウに殺されたと思われたときにはブウを責めて殺されているが、
勝負が付いた後ならば悟空や悟飯を半殺しにしたことのあるピッコロやベジータにも
アニメオリジナルでは悟空に巻き込む形でピッコロにも運転免許を取らせようとしたり
普通に接しているのは流石というところ。

そして彼女と言ったら超サイヤ人に覚醒し、金髪になった悟飯を見た時の「悟飯ちゃんが不良になっちまっただ」発言。
おかげでゲーム作品では超サイヤ人になれない面々が、超サイヤ人を見て不良になったと言い出す事に。
最近ではターレス以外みんな覚醒しちゃったけど。


MUGENにおけるチチ

大垣氏の製作した幼少期のチチが公開中。
秀逸な手描きのスプライトで作成されている。
機動力は鈍重だが通常技の動作が早く、ゲージ技で遠距離攻撃の「ビーム」やかち上げ攻撃の「芭蕉扇」などがあり、
攻撃範囲のバランスが取れたキャラとなっている。
夫の悟空、息子の悟飯、ならびに父の師である亀仙人そっくりさん含む)に対して特殊イントロがある。
また夫のニセモノにも対応している他、本物の夫でも何故か超サイヤ人形態だとニセモノと認識してしまう。
この他にはブリス技にも対応済み。衣装は大人になった時のものと似ているが、姿は子供のままである。

悟空への二人称は「悟空さ」が有名だが、これは大人になって以降で、幼少期は呼び捨てだった。
『Sparking! METEOR』では幼少期の姿で参戦。
戦う相手によっては『GT』の悟空同様に何故か子供の姿になってしまったような描写もあり、一貫して「悟空さ」と呼んでいる。*1

MUGENのチチは前記した通り幼少期のチチなので、大垣氏の拘りでセリフが編集されている。

デフォルトAIは搭載されていないが、つづら氏によってAIが公開されている。
氏のAIお馴染みの防御レベル設定の他、7種の行動傾向設定が可能で、
技を満遍なく使う行動、切り返しメインの行動、近距離メインで戦う行動、遠距離メインで戦う行動、
タッグでのサポートを重視した行動等、色々なパターンを選ぶ事が出来る。

なお、ニコニコMUGENにおいてはキャラ製作以前からも某大会において夫の名を呼びまくる様がとみに注目されており、
こっちの方が印象に強い人も相当数いると思われる


出場大会


*1
なお、幼少期の呼び捨てはアニメ版のみであって、原作では幼少期から一貫して「悟空さ」であった。
なのでアニメではなく原作重視なら、これは間違いではないと言える。