桃白白

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桃白白 - (2021/05/07 (金) 18:36:25) の編集履歴(バックアップ)


    

「世界一の殺し屋桃白白だじょー」

鳥山明氏の漫画『ドラゴンボール』に登場する悪役。「タオ・パイパイ」と読む。
担当声優は 大塚周夫 氏。『Z』及び大塚氏の没後は 岸野幸正 氏。
初登場は「レッドリボン軍編」。天津飯の師匠・鶴仙人の弟であり、こう見えて実年齢は291歳。
鶴仙人が302歳なので実際ちょっと年の離れた兄弟程度の年の差しかない。
319歳と一回り年上だがほぼ同年代の亀仙人同様、仙丹を兄弟揃って服用していた可能性は高い。
衣服の背中に書かれた「KILL YOU!」が特徴。

元はしがないサラリーマンだったが、271歳の時に脱サラし、殺し屋稼業を始める。
本編では世界一の殺し屋として、標的一人につき1億ゼニーという法外な報酬で活動しているが、
孫悟空殺害の依頼を受けた時には「殺し屋さん20周年記念キャンペーン」で半額セールを行っており、5千万で引き受けた。
上記の実年齢からすると、殺し屋稼業は案外「最近副業として片手間に始めたけど割と評判になった」レベルなのかも知れない。

ブルー将軍の頭を舌で刺して殺害したり、北東2300kmの位置にいる悟空と戦いに行くために、
折って投げた柱に飛び乗って移動する等、インパクトのある行動が多い。
中でも後に鶴仙流の技であったと判明した「どどん波」は、亀仙流のかめはめ波よりも発動が速い上に貫通力・殺傷力が高く、
マシンガンの斉射を受けても平気だった悟空をたった一撃で瀕死に追い込むという正に切り札に相応しい威力を見せた。
その後、悟空を殺し損なっていたと分かっても、どうせいつでも殺せると戦いでボロボロになった服を仕立て直す方を優先した*1結果、
カリン塔での修行を終えて大きくパワーアップした悟空の前には全ての技が通じなくなってしまった。驕れる者は久しからずである。
最後は騙し討ちで投げた手榴弾を蹴り返され爆発の中に消えた。

悟空との戦いで死亡したと思われたが、ピッコロ大魔王編直後の第23回天下一武道会で殺し屋稼業の稼ぎを全額投入し、サイボーグ化して復活
悟空への復讐と鶴仙流を離反した天津飯達を始末する為出場し、餃子を予選で倒す。
一回戦で天津飯と戦うが、修行によって強くなった天津飯に全く敵わず、無様な負け方をさせたくないという理由で降参を促されるが、
手首に仕込んだ刀で攻撃するという反則行為を犯し、天津飯の逆鱗に触れる。
その後、もう片方の手首に仕込んだスーパーどどん波で天津飯を殺そうとするも気でかき消された後、反撃を受け気絶。鶴仙人に抱えられて退場する。

余談ながら、ほぼ予備動作なしで指差して「どどん!」と叫ぶだけの高速かつ威力も高いという、
非常に実践的な技であるどどん波だが、鶴仙流の凋落と共に天津飯達でさえ使わなくなってしまう。
やはり一撃で人体を貫通し得る殺傷力の高さが問題だったのであろうか……。
後に溜め時間はかかるが貫通力と殺傷力はお墨付きの「魔貫光殺砲」、宇宙の帝王が予備動作ほぼなしの不意討ちという、
まさにどどん波系の完成形と言うべき技の冴えでデンデを殺害した「デスビーム」などの類似の技が登場しているが、
悉くがヴィラン側の技というあたりがこの技の立ち位置を教えている。殺傷力で言うなら気円斬だって大概だぞ!

『Z』でもアニオリ回で登場。
誰も殺す者がおらず退屈していたようで用心棒稼業を営んでいるが、悟空の事がトラウマになっており、
孫悟飯と遭遇した際に素性を知るや否やあっさりと護衛対象を見捨てて逃げ出していた。

ONE PIECE』の作者である尾田栄一郎氏のお気に入りキャラでもあり、鳥山氏との対談でも語っている。
鳥山氏は「桃白白って誰だっけ?」と返していたが
また、『バーチャファイター』シリーズに登場するラウ・チェンは桃白白がモデルでもある。


MUGENにおける桃白白

バジル等を製作したKuR氏によるキャラが氏のサイトで公開中。
GBAで発売された『アドバンスアドベンチャー』のドット絵を使用している。
AIもデフォルトで搭載されている。

出場大会

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*1
この際、依頼先の仕立て屋に不眠不休で3日で仕立て直させた(本来は一週間掛かる)挙句、
代金も払わずに「カネのかわりにどいつかを殺してやろう」と提案。
断られると「ならおまえが死ぬか?」と言い放った直後に仕立て屋の額を人差し指で刺し貫いて殺害している。


おまけ

ペンタオパイパイナッパペン