「またじいちゃんと平和に暮らしたいし、それができない世の中なら
ブッ壊すしかないでしょ グーパンで」
週刊少年ジャンプ連載の漫画『マッシュル-MASHLE-』の主人公。
筋肉キャラだけどフィガロ王国の王弟ではない。
アニメ版での担当声優は
小林千晃
氏。
なお、アニメ化以前に単行本4巻発売記念で公開されたPVでは
花江夏樹
氏が
(主要男子キャラ全員含め)演じているが、
アニメ版ではPVのどのキャラでもなく、別のキャラを担当する事になった
(ただし内一人の
中の人が休養に入ったこともあり、
そのキャラに変装時の声という形でPVと同じ役を演じられている)。
普遍的に住人が魔法を使用可能で魔法の巧拙が全ての魔法界において、
人権すら認められない「魔法を一切使えない」というハンデを背負った「魔法不全者」と呼ばれる存在でありながら、
自衛のための筋トレを毎日続け、魔法を凌駕するほど鍛え抜かれた筋肉を持つ少年。
森の奥の家で赤ん坊の時に捨てられていた自分を拾ってくれた養父レグロ・バーンデッドと二人暮しをしていたが、
ある日
大の好物であるシュークリームをレグロに内緒で街に買いに行ってしまったことで、魔法警察に存在を知られてしまう。
本来魔法不全者は殺処分にされる掟なのだが、その戦闘力を見込んだ魔法警察のブラッド・コールマンの手引きにより、
口をつぐむ条件として、魔法を使えない身でありながらイーストン魔法学校に入学し、
年に一度選ばれる最も優秀な生徒「神覚者」となることを突き付けられるが、マッシュとしても養父レグロと平和に暮らせる生活を望んでいたため、
魔法の使えない者でも無事に暮らせる社会を作るべく「神覚者」を目指すことになる。
一見ポーカーフェイスで何を考えているか分からず、
「ダンゴムシ飼ってそう」と言われるほど不愛想に見えるが、善人に対しては友好的。
その反面、友人や養父を罵倒する者は
年齢・身分・性別問わず力ずくでねじ伏せる容赦の無さを持つ
(その際には人差し指を下に向けるハンドサインを行う)。
実際、魔法学校初めての友人となったフィン・エイムズを利用しボロ雑巾のように痛めつけた
おいもキャベツロイド・キャベルに対し、
「そんな謝ってばかりのボロ雑巾なんかほっといて食事会に行こうよ」と誘われたら、
前髪を掴んで「謝るのはお前の方」とボロ雑巾のごとく地面に叩き付け再起不能にし、
魔法教会の役員である彼の父とツテがあるファルマン・クレゴス教頭には、退学にされかかる前に
膝蹴りを顔面に叩き込んだ後、
「あなたが僕をいつでも退学させられるように僕もいつでもあなたを埋められる。牢屋に閉じ込められようと体が半分なくなろうとも這いずってでも埋める」
と地面に埋めて(ちなみにロイドとファルマンは命だけは助かるもののほぼ精神崩壊の状態で座り込んでいた)、
素行の悪い上級生シルバ・アイアンのプライドを粉々にした後、
彼とつるんで
ドット・バレットを色仕掛けでだまくらした女生徒ローレン・キャバスにも、
ハグしたままジャーマンスープレックスでノックアウトしている(なおこれでも手加減しているのか、タンコブだけで済んだ模様)。
第1期のOPでも「フィジカル全振りMPは0」と歌われているようにかなり脳筋。
また、学力・知力に関してはかなり問題があり、難しい話をされると気絶したり口から泡を吹いたりしてしまう。
♪シューはシュークリームのシュー♪
♪クリーはシュークリームのクリー♪
♪ムーはシュークリームのムー♪
♪レッツ、シュークリームパーチー♪
♪オーイエー♪
マッシュのシュークリーム好きっぷりは本編でも頻繁に描かれており、
それにむしゃぶりつく際に「もっもっもっ」という福満しげゆき先生の嫁を思わせる吹き出しが出るのも特徴で、
アニメではそれと共に柔らかそうなSEが鳴り響く。
シュークリームは制服の中にも何個か入っているのか、どこからともなく取り出したりするのは笑うしかない。
一応料理もできなくはないが、何を作ってもシュークリームになってしまう。
挙句の果てにはパイソンチョークで締め落とされた相手は酸欠状態に陥りシュークリーム責めに遭う幻覚を見てしまうという有様になっている。
その後相手は残忍キャラから残念キャラに転落する羽目に…
アニメ化以降は第一期・第二期共にシュークリームやロールケーキでお馴染みの洋菓子メーカー・モンテールとコラボ。
つくづくシュークリームとは切っても切れない作品である。
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ネタバレ注意 |
実はマッシュは犯罪組織「無邪気な淵源」のトップであるイノセント・ゼロが、
6人の血の繋がった人間の心臓を使って不老不死の心臓を造り出す闇魔法「造体禁忌魔法」を完成させるべく儲けた、6人の子供の内の一人。
ただし、実父からは「不老不死の心臓を造り出す造体禁忌魔法のパーツ」としか思われておらず、
マッシュ自身も「家族はじいちゃん(レグロ)しかいない」と肉親の情を抱いていない。
なお、そんなマッシュの夢はパティシエ。本人曰く……
「人を傷つけても誰も幸せになれないけど、甘いもの食べたら幸せになるし」
……とのこと。
最終回では神覚者の座をランス・クラウンに譲り、念願のパティシエになりシュークリームを振舞っている。
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戦闘能力 |
素手で魔法を弾くなど理屈を超えた身体能力を誇っている。
魔法が使えないため、「魔法で~~しろ」という条件が課せられた際は「筋肉魔法」と称して力技で突破する。
さらに両手首に付けている腕輪は超重量のリミッターで、これを外すと身体能力はさらに激増する。
後に、杖屋の床に刺さり1000年間誰も持ち上げられなかった鉄の杖を得物にする。
杖はマッシュの握力と腕力で形を自在に変化することが可能であり、
カルパッチョ・ローヤン戦ではテニスラケットに変えて治癒の女神像を壁打ちテニスの応用で撃破している他、
ビリヤードのキュー、野球のグローブ/バットにも力ずくで変化させている。
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余談(別の作品含む) |
第2期のOP曲であるCreepy Nutsの『Bling-Bang-Bang-Born』はその中毒性から日本だけでなくアメリカでも高く評価されており、
さらにOPのサビ部分におけるマッシュの振り付けを模した、通称「BBBBダンス」がショート動画などで人気を博した。
その人気はCreepy Nutsのチャンネルに投稿されたMVが爆速で1億再生を突破し、
公式のOP動画も約半年強というアニメの動画としては驚異の期間で1億再生を突破したほどである。
フジテレビのニュース番組『めざましテレビ』もこれのパロディCMを放送している
第2期OPの再生数に霞みがちだが、第1期のOP曲である岡崎体育の『Knock Out』も今作の世界観が十分伝わる熱い曲。
特にサビ部分のラストは襲い来る魔法を腕力でねじ伏せるマッシュのパーソナリティを歌っていると言えよう。
本作が始まる1年程前に同じ集英社系の「ダッシュエックスコミック(単行本はヤングジャンプ)」及びニコニコ漫画において、
『努力しすぎた世界最強の武闘家は、魔法世界を余裕で生き抜く。』(同名なろう小説のコミカライズ)が始まっていた事が(一部で)話題になった。
誰もが魔法を使える世界で唯一魔法を使えない主人公が筋肉で圧倒していくのも同じ。
ただし、『努力しすぎた~』世界の人間は基本的に善人ばかりであり、主人公は差別を受けず、活躍も素直に称賛されている点が最大の特徴。
そして俺tueeeを楽しむというよりは、 お化け屋敷のカラクリより扱いが小さいみたいな魔王達の 情けない死に様を楽しむ作品だったりする。
なお、 当初は趣旨を理解されず「ワンパンマンのパクリ」「ありがちな俺tueee物」と評価が散々だったが、
コメディ作品だと理解されて人気も出た事で打ち切られる事もなく、約4年の連載を無事終えた(原作はコミカライズ開始時点で完結済み)。
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MUGENにおけるマッシュ・バーンデッド
Black-X-Sage氏の製作した『
JUS』風
ドットを用いた
MUGEN1.0以降専用の
ちびキャラが公開中。
複雑なコマンドもなく操作しやすいのが特徴。
近接戦特化のパワーキャラだが、杖を投げる遠距離攻撃も存在する。
超必殺技ではラッシュ攻撃を放つ。
AIもデフォルトで搭載されている。
「校長は僕に言いましたよね
『自分より圧倒的に強い存在が目の前に立ちはだかった時どうするか』って
何が来ようとも、ボコボコにしてあげますよ
グーパンで」
出場大会
最終更新:2025年01月10日 12:57