サイタマ

+ 一応…
村田版(及びそちらに準じたアニメ版)でも普段はこんなゆるい感じですけどね。

「趣味でヒーローをやっている者だ」

ONE氏のWEB漫画『ワンパンマン』の主人公。
日本の都道府県とは無関係だし、さいたまさいたま連呼するAAでもない。
現在は村田雄介氏によるリメイク版もとなりのヤングジャンプにて連載されている。
どんな怪人もワンパン一つで瞬殺できる作中屈指のチートキャラ。ワンパンアレバカテルゥー
ファンからの愛称は先生(彼の弟子であるジェノスの呼び方が由来)。
アニメ版での担当声優は『令サム』にて徳川慶寅を演じた 古川慎 氏。

3年前はごく普通の一般人だったが、ある日アゴの割れた子供を怪人から助けた事を機に、幼少期から憧れていたヒーローになる事を決意。
そして、その3年間の内にトレーニングや怪人退治に励んだ事で無敵の強さを手に入れた。*1
……が、その代償として頭髪を全て失ってしまった
そんな訳で好物は再び髪の毛を生やそうとして海藻類…でも海藻類は髪の毛のツヤが良くなるだけで生える訳ではないのでは…

+ その強さ
『ワンパンマン』の世界では全身を機械の身体に置き換えたサイボーグや、強力なテレキネシスを操るサイキッカーといった、
特殊能力を持つヒーロー達が多数存在しているのだが、サイタマは特にそういった能力を持っていない。
要するに彼は鍛えた人間がヒーローのコスチュームを着ただけであり、それ以上でもそれ以下でもないのだ。
また、武術を習っていたという事も無く、作中では登場人物の一人から動きに無駄が多いとも評されるほど体術に関しては素人そのもの。
自らの肉体のみで戦うヒーローというのは作中でも何人かいるが、そいつらは例外こそあれ大概は人間をやめたレベルのムキムキばかり
そいつらと比べればサイタマの身体は引き締まってこそいるものの、見た目は常人とは何ら変わらない。
空を飛んだり、手からビームを撃ったりといった事も一切できず、トレーニングで鍛えた己の五体のみで怪人に肉弾戦を挑んで戦うわけなのだが……
  • タイトルの通り、普通のパンチ一発であらゆる敵を粉砕
  • 音速に達する敵の速度を普通に見切って、あまつさえ表情まで観察する
  • 敵のあらゆる攻撃を受けても服が汚れただけ
  • S級ヒーローが操る天変地異を起こすほどのテレキネシスを喰らってもノーダメージ
  • というか作中では未だに明確なダメージを受けた描写が皆無(自身の夢の中を除く)
  • 敵の攻撃で月面まで蹴り飛ばされても別に平気。宇宙空間でも息を止めただけで対応
  • 地球を更地にしてしまえるほどのビームを本気で殴っただけで相殺し、おまけに周辺の雲を切り裂いて天候を変えてしまう
    • そのパンチの余波で、超再生能力を持つ宇宙人を死に至らしめる
  • 地面に指を突き入れ、周辺地域の地盤を引っくり返す
  • 前述の通り飛行等はできないものの、飛行していると見紛うほどの跳躍力を持つ
  • 全力での反復横跳びソニックブームを発生させる

なんなんだアンタ
繰り返すが、サイタマは別に超能力を使ったわけでもなんでもなく、上記の行動は全て彼が己の体一つでやってのけた行為である。

文字通り全てのヒーローや怪人達とは次元の違うレベルの力を持っているが故に、作中で彼が本気で戦えた相手は未だ皆無。
災害レベル竜(複数の都市を壊滅させるレベル)の怪人でようやくサイタマの普通のパンチ一発では倒れない程度であり、
それ以下の怪人ならそれこそ燃えるゴミを出すついでに粉砕してしまうほど。
怪人達にとっては彼が現場に現れたらその場で終了。それがサイタマなのである。
難を言えば、あまりにも常識外れの強さを持っているため、
怪人や一般人はおろか味方のヒーロー達ですら、サイタマの強さを正しく認識しておらず
「何かの間違い」「運が良かっただけ」「手柄の横取り(MMORPGで言う横殴り)」等と評価される始末。
でも実際に怪人らが倒されたり問題が何らかによって解決された事実はそこに残るわけで、
じゃあ誰がやったんだという周囲の分析の果てにその事件現場に何度もいた「キング」というヒーローの功績となっている
横取りしたのはキングさんの方だけど(周りが勝手に勘違いしただけで本人に悪気は無い、否定は積極的にしなかったが)
サイタマの強さを正しく認めているのは弟子のジェノスか、偏見を持たないバング、
そして「人類最強」こと作中で唯一サイタマにゲームで勝てる実力を持つ、
上記の別にヒーロー的能力も無いがそこに立ってるだけで無駄に大物威圧感あるしハッタリや悪運は凄い一般人の男・キングさんぐらい。
あとサイタマの実技試験を担当した試験官
特に怪人の場合は、あまりにマイペースで一見すると覇気の無いサイタマを舐めてかかり、次の瞬間にワンパンで砕け散るのがこの作品のお約束

だがサイタマは、強大な力とは裏腹に現状に対して虚無感を覚えてしまっている
何故ならサイタマにとってのヒーローとは、全身全霊を尽くして強大な悪と闘い、ギリギリで勝利する事に他ならないため
(前述の「自分の夢の中でなら怪我を負った事がある」というのも、そういう願望の現れである)。
あらゆる敵は一撃で粉砕してしまい、敵のあらゆる攻撃は己に蚊ほども効かない。……うぜぇ
本人も認めているが、あまりの強さの代償としてどれほど強い相手と戦っても達成感や高揚感を感じられなくなり、無感動・無感情になりつつある。
死力を尽くして闘える相手がいなくなってしまったサイタマが、ヒーローとしてどのような結末を迎えるのか。
それこそが『ワンパンマン』の大きなテーマの一つとなっている
(余談になるが同作者の『モブサイコ100』でも、同様に強すぎる力を持った主人公がそれに苦悩する、
 という類似したテーマを扱っている。ただしこちらは超能力者で肉体は貧弱そのものな中学生)。
そしてサイタマの活躍の場に偶々居合わせ続けた、とある一般人は後に数奇な運命を辿り、ひいてはサイタマにも影響を及ぼす存在となる。

当初は冒頭の台詞の通りヒーロー活動は趣味として続けていたが、
とある事件で遭遇した忍者・関節のパニック音速のソニック(とは無関係)に「お前など知らん」と吐き捨てられた事で
ショックを受けていた所、押しかけ弟子のジェノスからヒーロー協会の存在を聞き、共にプロヒーローを目指す事になる。
…が、実技試験は満点越えだったものの筆記試験の方が壊滅的だったため、一番ランクの低いC級ヒーローからのスタートとなった。
その後も諸々の要因が重なって正当な評価こそされないものの、怪人退治はしっかり行っているためランク自体は着実に上がっている。

ちなみに協会から付けられたヒーロー名は「ハゲマント」。そのまんますぎる。
…まぁ怪人を食べて排除する大食漢ヒーローを「豚神」、鍛え過ぎて身体が黒いマッチョを超合金クロビカリ
犬の着ぐるみを着た男「番犬マン」、天才科学少年を童貞童帝と名付ける所だし。
このネーミングに関しては彼も不服で名乗りたがらず、「本人が気にしてたらどうすんだ!?」「謝らないと組織ごとブッ潰す!」とまで言わしめており、
原作版では同じようにイジメのような名前を付けられたヒーローが組織した「ヒーローネーム被害者の会」にも参加している。

タイトルを始め、ハゲ頭にマント姿など愛と勇気だけが友達の某ヒーローを連想させる要素も多いが、
作者によるとあくまでもネタとして取り入れているだけで深い理由は無いらしい。
しかしスーツとグローブ・ブーツのカラーはその某ヒーローを逆転させたものであるのだが
とは言えあくまでも「深い理由は無い」というだけであり、第一話の怪人・ワクチンマンもビルドアップしたばいきんまんである。
当然と言っていいのかアニメ版ではばいきんまんと同じ中尾隆聖氏が声を当てている。
また、ケン玉を武器に戦うヒーロー・スマイルマンのカラーが完全に件のヒーローを意識したものになっていたりもする。

PS4及びXboxOneで発売された3対3制の格闘ゲーム『ONE PUNCH MAN A HERO NOBODY KNOWS』にも勿論参戦しているが、
サイタマの攻撃は原作通りワンパンでKOできるので最初は試合場所におらず、到着するまでの間を他の2人で戦い抜かなければならないのである
(サイタマの到着時間は制限時間と等しく(無制限なら300秒)、コンボやジャストガードで短縮されるシステム)。
なお到着までの時間(と試合場所へと走るサイタマの様子)は画面端にワイプで表示される。
そして無事サイタマが間に合うと、スーパーアーマーで即死級の攻撃を放つので、彼が勝利の鍵となる。
対策はサイタマが到着する前に速攻で他2人を倒す、及びサイタマ同士の同キャラ戦。ハゲマントにはハゲマントをぶつけるんだよ!!
そのため格闘ゲームの主人公キャラとしては極めて異例な扱いになっている。
なお、EXキャラクターとして能力が調整された「夢の中のサイタマ」もおり、こちらは最初から戦える。


「圧倒的な力ってのは つまらないもんだ」


MUGENにおけるサイタマ

MUGENにおいては複数確認されているが、格ゲー向けに性能調整されたキャラもいれば、
原作再現で凄まじい性能を持つキャラも存在する。

+ umeboshi121氏製作
  • umeboshi121氏製
手描きドットで製作されたサイタマ。原作再現なので仕方ないのだが、早い話論外キャラ
基本的にジャンプもしゃがみもできず、瞬間移動と彼の代名詞であるワンパンしか出来る事が無いが、ぶっちゃけべらぼうに強い。
それこそ並のキャラなら一発でKOできるほどに。と言うか、基本的にどんな攻撃を受けてもダメージ一つ受けないし怯む事も無い。
他の論外キャラとの対戦では普通のパンチが効かず決着が付かない事もあるが、
必殺技である「マジ殴り」等を使わない辺り、これでも全然本気を出していない事が窺える。
なお、readmeによると「普通の格ゲーレベルの中では強い程度」との事。どこがだ
あまりのインパクトからか、ニコ動やYouTubeなど様々な場所で悪人や怪人退治に励んでいるが、その性能故に大会動画ではお目にかかれない。

+ BoyBoyz氏製作
  • BoyBoyz氏製作
こちらはMUGEN1.0以降専用のサイタマ。
JUS』風ドットを用いて製作されているが、サイズは通常のキャラと同程度。
原作で披露した数々の技および超必殺技「必殺マジシリーズ」を全て搭載している上に、
戦慄のタツマキやジェノス、キング、シルバーファングといった仲間達をストライカーとして呼び出すことができる。
もちろんボイスも完備。
上記のumeboshi121氏版と違い攻撃は見た目通りの判定になっているので躱そうと思えば躱せる。ただしほとんどの威力が即死級
即死技ではなく大ダメージという意味)。
umeboshi121氏版と違ってちゃんと喰らい判定があるので攻撃自体は当たる。なのでこっちの方がより原作再現に近い
(というか攻撃がすり抜けるとかもはや幽霊の類だし…)。
当たりはするが…常時スーパーアーマーで体力が一切減らないため基本的に被弾しても気にする必要はない。
仰け反りもしないし、喰らい中のサイタマの表情もよく見るとぽけっとした気の抜けた顔。
当然ダメージボイスは無い。
唯一、挑発している最中のみよほど気を抜いているのかダメージが通るのだが、超回復を備えているためKOするのは至難の業。
そして投げを喰らおうが超必でロックされようが顔の表情はぽけっとした(ry
イントロや勝ちポーズも複数用意されており、さながらアニメからそのまま抜け出てきたかのようなサイタマらしさが随所に光る。
参考動画。……蚊めぇ~!(怒)

+ viniciusonico氏製作
  • viniciusonico氏製作
こちらはBoyBoyz氏製とはまた違った『JUS』風ドットを用いたちびキャラ
下記の大会に出ているのはこちらのサイタマである。
必殺マジ殴りなど原作の技を使用しつつ、派手な演出も用意されているが、
こちらは格ゲー補正めちゃくちゃ手加減してるのか、ちゃんとした格ゲーキャラに仕上がっている。
DLは下記の動画から

+ HCZ/Pupuce氏製作
  • HCZ/Pupuce氏製作
高画質な手描きドットで作られたサイタマ。viniciusonico氏製と同じく通常の格ゲー性能である。
こちらも一通りの必殺技が実装されており、一部の技は上記のviniciusonico氏ものも拝借している模様。
また、超必殺技で「今日がスーパーの特売日じゃねぇかあぁぁぁ!!!!!」と凄まじい顔芸と共にアッパーを繰り出す様は必見である。



また、キャラ以外ではWou氏製作のコンプゲーSuper Crazy Jamにも登場。
同作のアーケードモードで一定数勝ち続けるとプレイヤー達に勝負を挑んでくる。
…が、やはりその強さは察しが付こうものである
(ただし、キャラ自体はSeason1のみの登場であり、Season2ではとあるキャラの変身形態と言う形に留まっている)。


「新人類だの進化だのと遊んでいる
 貴様等では決してここまで辿り着けん

     自分で変われるのが人間の強さだ!」

出場大会



*1
サイタマがあらゆる怪人をワンパンで倒す能力を得たトレーニングだが、その内容はと言うと、
  • 毎日スクワット100回、上体起こし100回、腕立て伏せ100回、ランニングを10キロ
  • 一日三食きちんと食べる
  • 精神を鍛えるために冷暖房を封印(本人曰くこれが一番キツいらしい)
  • 上記の三つを三年間続ける
……これだけ。
作中でサイタマの弟子となったジェノスにも「一般的な筋力トレーニングで、大してきつくもない」と言われている。
だが、三年間続けるというのは誇張でもなんでもなく、雨が降ろうと体調が悪かろうと、
トレーニングの合間に怪人と生身で戦って血塗れになろうと、一日たりとも休まないというある意味では常軌を逸したもの。
足が重くなっても、腕がプチプチと変な音を立てても腕立てを断行した!
作中に登場するジーナス博士によれば、サイタマがこれほど強くなったのは、
「生物の持つ成長の限界『リミッター』が外れているから」らしい。
リミッターを外すには限界を超えるほどに自分を追い込む必要があるらしいが、
この程度のトレーニングでは三年間で外れる事は無いらしい。
恐らく生身で怪人との戦闘を繰り返した事により、サイタマの身体からリミッターと髪の毛が徐々に外れていったのではないか…
と推測されているが、正確な理由は今なお不明。
なお、当たり前だが筋肉は負荷をかけてから休養を取って回復させた後に再び負荷をかける事を繰り返して発達していくので、
サイタマのように毎日ひたすら負荷をかけ続けるのは運動生理学上において逆効果である。
ましてや猛暑や厳寒の中で冷暖房を使わないのは最悪の場合健康を損なうこともあるので、絶対にマネしないように


最終更新:2024年03月22日 07:04