「諦めるのか?」
アトラスが発売したRPG『ペルソナ5』の主人公。
デフォルトネームは無いが、漫画版では「来栖 暁(くるす あきら)」、
アニメ版では「雨宮 蓮(あまみや れん)」という名前が使用されている他、
ファンからは劇中のコードネームである「
ジョーカー」の愛称で呼ばれている。
『ペルソナ3』以降伝統のわやくちゃな女性関係を揶揄する時などは、ゲーム中の蔑称「屋根裏のゴミ」を縮めて「屋根ゴミ」と呼ばれたりも。
クリスマスに好感度最大の女性陣全員の誘いをぶっちして男友達と過ごす、女性陣総泣かせプレイなんて真のゴミクズプレイも可能とか
コラボや派生ゲームではアニメ版の名前が本名として使用されるが、
『
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』のみコードネームの「ジョーカー」名義で参戦している。
担当声優は日本語版
ボイスが
福山潤
氏、英語版ボイスが
Xander Mobus
氏。
本編開始前にとある酔っぱらいの男に絡まれた女性を助ける際に割って入ったが、その男が勝手にコケて怪我を負い、
逆恨みした男が女に脅しをかけて「突然主人公が男に暴行を加えた」と証言させたため冤罪を着せられてしまったという身の上の持ち主。
そのため、1年間の保護観察処分を受けて元居た地元を追いやられ、
四軒茶屋にある両親の知人の知り合いの佐倉惣治郎が経営する喫茶店「ルブラン」の屋根裏に居候しつつ、「私立秀尽学園高校」へ転入した経緯を持つ。
何故か転入先でも先の事件が知れ渡っており周囲から孤立していたが、
意図せず「認知世界」と呼ばれる精神世界へ足を踏み入れペルソナ能力を獲得。
歪んだ欲望を抱いている「悪人」達の精神世界「パレス」に侵入し、欲望の象徴「オタカラ」を盗み出し改心させる心の怪盗団のリーダー、
「ジョーカー」として行動しながら、主人公が転校する数ヶ月前から頻発していた「精神暴走事件」に関わる事になる。
初期ペルソナは「
アルセーヌ」。近接武器はナイフ、遠隔武器はハンドガンを使用する。
また、複数のペルソナを使用する事ができる
「ワイルド」という能力を持つ。
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ペルソナについて(※ネタバレ注意) |
基本的な設定は他の『ペルソナ』シリーズ作品と共通しているが、本作のペルソナは「理不尽に対する怒り、叛逆の精神」が強調されており、
過去作の影時間やマヨナカテレビに相当する認知世界にて、
建前や良識をかなぐり捨てて奥に引っ込めていた不満や本音を爆発させた際に現れる「仮面」を剥がす事でペルソナ使いとなる。
この性質上、本作のペルソナは歴代の中でも特にシャドウに近い性質らしく、
自分の目を背けたい側面を晒け出す存在だった前作とは対照的に、宿主に開き直って踏み出すように発破をかけるように描かれており、
覚醒描写は仮面という外面を生皮ごと剥ぎ取るという生々しいものになっている
(ペルソナの顕現と共に再生するし、これでもまだメガテン作品の中では自重している方の演出だが)。
本作のベルベットルームは、無数の収容部屋に囲まれた円形の牢獄となっている他、
イゴールからも客人扱いされていた歴代主人公と異なり更生対象扱いされている。
過去作でイゴールを演じた 田の中勇氏が本作制作時点で他界しているため、
演者がかなり声質の異なる津嘉山正種氏に変更されている事もあり、
過去作を知っているものには異質な印象を受けるものとなっているのだが……。
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『ペルソナ5』の半年後を描いたシリーズ初のアクションRPG『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントムストライカーズ』では、
夏休みに再び怪盗団とルブランに集い、旅行やキャンプを計画していたが、そんな中突如パレスとは異なる認知世界「ジェイル」に迷い込んでしまう。
何とか一時的に脱出する事に成功したが、その最中ペルソナに似た能力を持つ謎の少女・ソフィアと出会い、
脱出の際に共闘した事で、人間の心に興味を抱く彼女と交流を深めていく事になる。
更に何者かが「改心」と称して自分達の意に沿わない人々を洗脳する事件が日本各地で発生し、警察はそれを怪盗団の仕業だと推測していた。
そして怪盗団に接触してきた公安の刑事・長谷川善吉に怪盗団の逮捕を自分が預かる代わりに、
情報提供や事件解決に協力する事を取引として持ち掛けられた事で、一時的に協力関係を結ぶ事になる。
一連の事件を食い止めるため、そして何よりも再び無実を証明するために、日本全国を股に掛けた旅が始まる。
"THE SHOW'S OVER"
(これで幕引きだ)
『スマブラSP』よりDLC第1弾のトップバッターとして「ジョーカー」名義で参戦。
色替えで学生服姿にもなれる。
参戦PVではカムイと同様に『ペルソナ5』に登場するメインキャラのコントが聞ける。
同梱の
ステージ「メメントス」は
BGMに応じて色が赤、
青、
黄に変色する。
ちなみに、参戦当時は『ペルソナ5』が任天堂ハードで出ていなかった
(2022年10月に『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』のリマスター版が
Nintendo Switch他で発売。
『ペルソナ』シリーズの任天堂ハード初参入は2014年の3DS用ソフト『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』)。
ファイターとしての性能は
シークとほぼ同等の機動力に優れている代わりに、素の攻撃力は乏しい。
しかし彼の最大の特徴は時間経過と被ダメージ時に溜まる固有ゲージ「反逆ゲージ」。
これが最大になると自動でペルソナ「アルセーヌ」が召喚され、攻撃力と判定が大きく強化され、必殺ワザの性能も変化する。
召喚中は通常ワザですら重量級ファイター並のパワーを発揮するようになるため、素の機動力も活かして積極的に反撃に転じていきたい。
ただし一度召還されると時間経過と被ダメージ時に反逆ゲージが減少し、最低になると消えてしまうので、
同じく強力な代わりにタイミングの限られた逆転手段を持つ
リトル・マックのような、一発逆転要素の強いファイターと言える。
「被ダメージに応じたモードチェンジ」という点では後発DLCの
セフィロスにも近いか。
勝利画面は原作に忠実な特殊演出で、怪盗団のメンバーがジョーカーを称えるコメントを発する。
演出はジョーカーが映るパターン(パレス戦闘時)とモルガナカーに乗り込むパターン(メメントス戦闘時)の二種類が再現されており、
前者はモルガナの別モーション版も存在する。ゲームセット時のキー操作で任意のパターンを選ぶ事も可能。
更に上述のメメントスで勝利すると勝利画面の背景もBGMに合わせて変化するなど、勝利画面もかなりの拘りを持って作られている。
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各種必殺ワザ(以降「B」と表記) |
短銃で発砲する。攻撃力はかなり低いが、特定の コマンドで回避射撃や乱れ撃ちなども可能。
アルセーヌ召喚時でガンスペシャルとなり、3連射となりダメージ量も増える。
ワイヤーを射出する復帰ワザ。
地上では掴み判定で相手のガードを崩せるもので、
空中では崖を掴むための復帰ワザとなり、地味に一度だけほんの僅かに上に跳ね上がる。
飛び道具判定だが、 リフレクターなどで反射されても軌道自体は変わらない。
余談だが、ワイヤーアクションは無印『ペルソナ5』の時点では存在せず、
『スマブラSP』での初披露を経て完全版『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』で搭載されたという経緯を辿っている。
アルセーヌ召喚中はワイヤーの代わりに翼で大きく上昇する。
ただしこちらは攻撃判定が一切なく、無敵の持続時間も出始めだけであるため、
まっすぐ飛翔する事が逆にメテオなどの崖追撃の的になってしまう場合も。
相手の攻撃を受け止め、被ダメージを減らしつつ反逆ゲージを通常より大きく溜める。
長押しが可能で、攻撃を受け止めた直後に構えを解除すると、相手を引き離す反撃を行う。
ただし投げは普通に効いてしまうので要注意。
- テトラカーン/マカラカーン(アルセーヌ召喚状態で下B)
指をパッチンして呪怨魔法を放ち、命中した相手に短時間の継続ダメージを与える。
アルセーヌ召喚中はエイガオンとなり、素の攻撃力と弾速が上がるだけでなく、継続ダメージを与える時間も長くなる。
正面に突進(背後に入力で反転する事も可能)し、当たると怪盗団の仲間と共に文字通り総攻撃する。最大4人まで巻き込める。
演出終了時に相手の蓄積ダメージが100%以上で即撃墜となり、
これで勝利するとそのままリザルト画面に突入する特別な勝利演出になる。
原作では流血を想起させる水飛沫が上がっていたが、よいこのCERO:Aの『スマブラ』では光の粒子に差し替えられている。
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MUGENにおけるペルソナ5主人公
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OHMSBY氏製作 |
自作の3Dモデルで作られたジョーカー。
MUGEN1.1専用だが、別途公開されているsffファイルで1.0にも対応可能。
技の内容は『スマブラ』準拠で、システム面は『 GUILTY GEAR』等の各種アークゲーを参考にしたものとなっている。
AIはデフォルトで搭載されている他、ホルン氏による外部AIも公開中。
ホルン氏AIは恒例の コンボ・ 立ち回り・反応・ガードレベルに加え、相手に投げ抜けをさせるか否かの設定が可能。
想定ランクは強~凶下位との事。
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この他にtigergoods氏によるキャラも存在していたが、現在はデータ消失により入手不可。
出場大会
最終更新:2025年02月02日 19:11