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担当声優 |
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江川央生
- 『大乱闘スマッシュブラザーズX』
- Matt Harty
- Wii版『PUNCH-OUT!!』
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鳥海浩輔
- 『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』
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任天堂のボクシングゲーム『パンチアウト!!』シリーズにおける、FC版以降の主人公(原作AC版では名無しの上、どう見ても別人)。
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バージョン違いの方々 |
アーケード版『パンチアウト!!』と『スーパーパンチアウト!!』で戦うボクサー。
名前は設定されておらず、プレイヤーが名前を入力する。
SFC版『スーパーパンチアウト!!』のリトル・マック。
ゲームキューブ版『Fight Night Round 2』に、こちらのデザインでゲスト出演した。
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アメリカ合衆国・ニューヨーク州ブロンクス出身の17歳の少年。
小柄な体格ながら
明らかに人間離れしたでかさの様々なボクサー達と戦い世界チャンピオンを目指す
(原作AC版では体格差はほぼない。要は
FCでAC版を再現出来なかった為にこうなってしまったのである)。
元々FC版は任天堂による「第2回 ファミリーコンピュータ ゴルフトーナメント」(『
マリオゴルフ』使用)の景品だったが、
後に実在の世界チャンピオン、
マイク・タイソンとコラボした『マイクタイソン・パンチアウト!!』として一般販売され、夢の対決を演じた。
基本的には顔へのアッパー、ボディーブロー、左右のスウェー、ガード、そしてダッキングを駆使して数々の選手と激戦を繰り広げる。
ライフゲージの他にスタミナと星の概念があり、まずライフが0になるとダウン、10カウント以内のボタン連打で復帰。
ハートの個数で表現されたスタミナは攻撃を受けたり空振りをすると減少し、0になるとパンチが打てなくなってしまう。
逆にスターは相手に的確にカウンターを当てたりすると獲得でき、星1個を使用することで強力な必殺アッパーが繰り出せる。
KOを取れなくても3回ダウンさせればTKO勝ちできるが、3ラウンド終了後も決着がつかない場合は判定にもつれこむ。
ただし基本的には相手のホームで戦うこともあって、レフリーのマリオは相手側有利で裁定することが多いため注意が必要。
ドック・ルイスのサポートを受けインターバル中に回復したり、トレーニングを通してパスワードを教えてもらいながら、
リトル・マックは世界チャンピオンを目指していく。
Wiiでリメイクされた際は身長は172cmに設定され、
「
アメリカ人としては背が低いが小さいわけでもなく、
対戦相手が皆巨大」という理由付けがなされた。
敵の大きさも常識的(?)なサイズに変更されている。それでもマックよりはるかにでかい奴が多いが……。
ファミコン版時代の異様な敵のでかさは「遠近法だった」という
苦しすぎる設定が為されたが、
そもそも遠近法って遠くにあるものを小さく描く技法なんじゃ……。
ファミコン版。 伸び上がってアッパーを撃ってようやく敵の顔に届く身長差
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Wii版。 これならまだ納得の範囲……?
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ちなみに体重は48kg、ライトフライ級である。BMIに至っては16.2と
見た目以上に軽い。
対戦相手を考えるとスーパーヘビー級(91kg以上)に挑戦していると思えるのだが(一応、AC版なら対戦相手にもヘビー級未満の選手は居るが)、
この状況で更に減量までしているのだろうか?
AC版2作目やSFC移植の『スーパーパンチアウト!!』では
ベアハッグ(ホールディング)や
蹴り技まで繰り出す奴が居る(しかも反則を取られない)ので、
この世界のボクシングのルールは無茶苦茶である。階級制どころか、もはや
異種格闘技戦の様相を呈している……。
ちなみに3種類のデザイン(うち1人は別人かも)があるリトル・マックだが、ページ冒頭の画像の人(FC版・Wii版・『スマブラ』)は、
『スーパーパンチアウト!!』のアーケード版もSFC版も経験しておらず、運良く難を逃れている。
ドンキーコングと戦わされたり『スマブラ』に出る方がもっと酷い異種格闘技戦という話もあるが
後述の『
大乱闘スマッシュブラザーズ』以外には
黒い任天堂の集大成こと『キャプテン★レインボー』に登場。
本作は任天堂の過去作の知名度低めだったりマイナーなキャラ達がゲスト出演する…
というか新作が出るでもなく出番が無くなって孤島で余生を送っているという設定の作品なのだが、
リトル・マックは世界チャンピオンに輝いたのも今は昔、自堕落な生活で身も心も
メタボ・リック
まんまる
になってしまっている。
再び王座に返り咲くのを願ってミミン島を訪れ、ダイエットを志すも成果は全く出ず、主人公の力を借りる事になるが…。
かつてのチャンピオンがなんとも変わり果てた姿に… (12:10~)
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テーマBGM「あさっての情」。 『スマブラ』にも『forWiiU』から収録
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Wii版『パンチアウト』と開発会社が同じ『
ルイージマンション3』では、あるステージで彼の絵画が登場。
これ以前にもFC版で
マリオがレフェリーをやっていたり、Wii版で
ドンキーコングが勝負を挑んできたりするなど、マリオの世界とは意外と繋がりがあったりする。
更には『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』でもマリオブラザーズのいた店に、
やたらと『パンチアウト』のキャラ達と
『ダックハント』のカモの写真が掲載されている。
"HELP! DOC!!"
(どうしたらいいんだ、ドック。)
"JOIN THE NINTENDO CLUB TODAY! MAC."
(フム~、任天堂ファン・クラブにでも入るかい。)
シリーズ三作目『X』で
アシストフィギュアとして初参戦。
原作のリメイク前に発売された為FC版のデザインで、原作通り小さいがすばしっこく、どのワザも吹っ飛ばしが強い。
四作目『for』ではファイターに昇格し、デザインもWii版のものに一新され、アシストフィギュアの頃と比べると大分男前に。
アシストキャラのファイター昇格は『X』での
リザードン以来二度目である。
トレーナー兼セコンドのドック・ルイスも
勝利画面や(声のみ)
アピールに登場している(声優は小山剛志氏)。
原作の「小柄な体格」を強調され、設定上は171cmのシュルクよりも小さくなっており、リアル頭身のファイターの中では最小
(『スマブラ』では本人ではなく「イメージ世界」のフィギュアという設定であり、
初代の時点で20cmの
カービィや40cmの
ピカチュウも都合上大きくなっているので問題は無い)。
性能は地上戦に特化しており、どのワザもダメージや吹っ飛ばし力が高い。
さらに地上ワザの多くに
スーパーアーマーが付与されている為、互いにワザが当たってもこちらが競り勝つ事ができる。
そして「KOゲージ」という独自システムも有しており、自分がダメージを与えたり逆に受けたりする事で蓄積。
MAXになった状態で通常必殺ワザを発動すると「KOアッパーカット」となり、相手を低%で撃墜できる可能性を持つ。
一方で
飛び道具を持たない上に
「脚力と腕力 ボクシングではどちらも重要だ」と言わんばかりか、
空中では通常ワザと必殺ワザの性能が大幅に弱体化してしまう(わざわざ空中通常ワザ名に「苦手○○」と書いてあるくらい弱い)。
ジャンプも復帰力もほとんど無く
重量級キャラにも劣る(三角飛びは可能)為、
一度場外へ追い出されると横Bや上Bを使っても戻れないという事も十分に有り得る。
そして、全ての地上ワザが発動すると前進する仕様になっており、また、強力なワザもその分後隙も大きい。
このため、初心者向けのように見えて実際は上級者向けのインファイターと言える。
またその仕様から
ステージの相性差もモロに出る性質で、地続きのステージでは
高速&低体勢のダッシュを軸に存分に立ち回れるが、
高低差が激しかったり足場が狭かったりすると途端に辛くなる。
マスターハンド戦やフィールドスマッシュの一部競技なども大の苦手。
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各種必殺ワザ(以降「B」と表記) |
ボタンを押すとパワーを溜め始め、再度ボタンを押すか最大まで溜まるとストレートで殴り抜ける突進技。
溜めている間は吹っ飛び耐性が付き、多少の攻撃には耐える事が可能。
軽い攻撃を出しつつ飛び込んできた相手へカウンター気味に当てたりもできる。
溜めが長いほど移動距離が伸び、最大溜め時は威力も大幅に上がるが後隙も特大になるので注意。
『SP』ではパンチのタイミングで進行方向と反対にスティック入力する事で振り向きながら繰り出せる。
上述のKOゲージが満タンの時にNBが変化(必殺ワザカスタマイズの影響を受けない)。
ゲージを消費して渾身のアッパーを叩き込み、真上へ吹っ飛ばす。
最後の切りふだ級の威力に加えガード不能。発動時に引き寄せ効果の風も発生するので多少間合いがズレても当てられる。
しかし隙が大きい上にゲージは時間経過やダウンで消失してしまうため、気軽には使えないハイリスクハイリターンなワザ。
空中版は威力が半分未満にまで落ちるので、出来る限り地上で狙うべし。
『SP』では原作での「スターパンチ」に近いジャンピングアッパーにモーションが変わり、
攻撃 判定が縦方向に広がると共に空中では復帰にも使えるようになった。
その場で身構え、攻撃を受けると身体を大きく反らして回避し滑り込んでのアッパーで反撃。
反射倍率・発生・持続・リーチとも数あるカウンター技の中でも優秀な部類に入り、空中戦での切り返しにも重宝する。
大きく飛び込みながら拳を振り下ろす奇襲兼突進技。地上版には出かかりに無敵時間がある。
移動中に再度ボタンを押すとパンチのタイミングを早める事が可能。
横方向への復帰はコレに頼る事になるが、アップデートで空中版の横移動距離が激減、使いにくくなった。
『SP』では使用後もしりもち落下にならず再度行動が可能になったが、空中では着地するまで一回しか使用できなくなり、復帰力が弱体化している。
Wii版『パンチアウト!!』のマルチプレイで披露したパワーアップ形態、『ギガ・マック』に変身する強化系切りふだ。 某ハンバーガーは関係ない。
操作感はそのままでパワーとリーチが大幅に上昇、変身中は スーパーアーマーにより一切怯まない。
しかし空中戦の貧弱さがそのままなのは悪しからず。KOゲージも消失する。
『SP』では変身系切りふだが廃止され、名称が『ギガ・マック ラッシュ』に変更された。
パンチのラッシュからアッパーでトドメという演出は ドンキーコングの『ジャングルラッシュ』とよく似ているが、こちらは突進始動。
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カラーチェンジはWii版『パンチアウト!!』の各種衣装やトレーニング時のピンクのスウェット、SFC版『スーパーパンチアウト!!』風の茶髪に、
アーケード版が元ネタのワイヤーフレーム姿まであり、『for』では計16色と全キャラ中最多(『SP』では他のキャラと同じく8色)。
ワイヤーフレームカラーはマックのボイスが無くなる他、勝利時のドックの台詞が変化する凝りっぷり。
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『SP』での性能 |
前作では強キャラとは言えないものの地上性能の強烈さと『for』自体が地上戦重視のシステムを取っていたためそれなりに活躍出来ていたマックだったが、
本作ではオフライン上でのタイマンランクは最下層と見なされる事が多くなってしまう。
理由は色々あるのだが、『SP』が空中戦向きのシステムに調整された事、地上ワザの弱体化が特に大きい。一応強化点もあるのだが追いついていない。
飛び道具持ちなど正面勝負に付き合わない手段を持つキャラが相手だと勿論辛いが、
実は ドンキーコングもマックの強みをことごとく潰すことができる恐怖の天敵。
ハンドスラップで得意の地上戦を台無しにされ、掴まれて復帰不能な位置にまでリフティングされたりゴリダンされたりした時には ご愁傷様……。
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上級者同士によるドンキーマックの試合の一例 |
※どちらもオンライン対戦(オフとは遅延の関係で操作感が異なる)で、
かつ双方共そのキャラで十分上級者を名乗れる程のプレイヤーである事に留意されたし
タミスマ#105 決勝戦(ドンキーは2:23から)。 やみなべ氏は最上位マック使いであり、動画を見れば分かる通り ワンサイドゲームにはなっておらず、優勝の可能性も有り得た
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キャラ窓対抗トーナメント#1 決勝戦。 まさかまさかの巡り合わせに、 当時マック窓側の配信が通夜状態になっていたのは有名
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安定して戦うのは不可能に近く、「空中戦はからっきしなのに地上戦も平均よりはマシレベル」という本来のコンセプトから剥離したキャラとなっている。
……と、ここまでこき下ろしてしまったが、弱体化されたとはいえ地上ワザや地上機動力はまだまだ高性能寄りであり、
『DX』の 大王や ピンク玉のように全く戦えないキャラではない。
また、研究が進んだ2021年1月時点では「徹底して腕前を鍛えてさえいれば戦えるキャラ」「ステージが終点ならまだ強い方」と評価されている。
元々シリーズ中最良のバランスと言われる本作だけあってマック相手に舐めてかかれば舐めた方が破壊されるのは必至だろう。
性能と対策を熟知してマック使いは高いバースト力を効果的に運用し、対マック側はなるたけリスクを排して試合を荒らされないよう堅実に立ち回ろう。
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余談だが、上記の強力な地上戦性能から『for 3DS』発売直後はオンライン対戦の一つ「ガチ部屋」にて、
一度負けた相手が二戦目以降高確率でマックを使う現象が多発した為、
かつては『X』の「困った時の
メタナイト」になぞらえて「困った時のリトル・マック」「困ック」と呼ばれていた。
しかし、メタナイトの場合は雑に必殺ワザを連打してるだけで相手を圧倒できる程に
性能が台パンレベルに凶悪無比過ぎたのに対し、
マックは地上戦性能が派手なだけで、実際には
キャラランクで下位に位置される程度の性能であるのと、
切り替えたプレイヤーはそれを知らずに地上戦性能に頼っていることが殆どだったため対処は比較的楽な方であり
(桜井氏も「ガチ部屋におけるぶっちぎりで勝率の低いファイターは彼」と明言している)、
そういったマックの事は「キッズマック」と呼ばれていた
(ついでに言えば次作『SP』では専用部屋以外では抜けるまでキャラを変えられない仕様になった、
つまりキャラを変えて再度入っても同じプレイヤーと出会う確率が低いので「困った時の~」現象自体がそもそも発生しない)。
いずれにせよシリーズを通して長所と短所がはっきりした両極端なファイターであり、上手い人が使えばその分強くなる事も忘れてはいけない。
MUGENにおけるリトル・マック
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chuchoryu氏製作 |
高クオリティ ドットの『 鉄拳』キャラ等に定評のあるchuchoryu氏によるもの。
『 CVS』風の手描きグラフィックだが、 グルーヴなどのシステムは搭載されていない。
最新版は海外サイト「The Mugen Multiverse」にて代理公開中。
下記の動画からDL出来るものは旧バージョンであり、ファイル名が「CvS_LitleMac」となっている他、
おまけとして『パンチアウト!!』ステージも同梱されている。
なお、defファイルにはmugenversion=1.0と記述されているが、WinMUGENでも動作してくれる。
操作は6ボタン形式。
火力は中々だがボクサーだからか 通常投げが無く、 中段技も無いので(一応 必殺技の削りはあるが) 完全にガードを固められると詰む。
昇龍拳っぽいジャンピングアッパーを持つが無敵時間は無い。
AIもデフォルトで搭載されているが、動作はあまり正確ではなく、MUGENに存在するボクサー達と渡り合うのはやや厳しい。
外部AIの製作に期待したい。
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Brergrsart氏製作 ForGloryLittleMac |
- Brergrsart氏製作 ForGloryLittleMac
上記のchuchoryu氏製のものを Stretchy Limbsの製作者であるBrergrsart氏が改変したキャラ。
なんとしゃがみ及びイントロ、勝利演出以外の動作が(移動も含めて)ジョルトブローの攻撃のみとなっている。
しかもジョルトブローを外してしまうと体力に関係なくKOされるので注意。
ただし、ジョルトブローを出している時に再度ボタンを押すと、ある程度射程距離が調整できるため、よく狙えば勝てないこともない。
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出場大会
最終更新:2024年11月26日 19:46