ズィー・ズィー


「おまえらには文字通りもう『道』はない
 逃げ『道』も助かる『道』もエジプトへの『道』も輝ける未来への『道』もない」

「なぜならッ! この『運命の車輪(ホウィール・オブ・フォーチュン)』でひき肉にして
 この岩場にブチまけるからだァ!」

ジョジョの奇妙な冒険』第3部『スターダストクルセイダース』に登場したDIOの刺客の一人。
担当声優は3部格ゲーでは 江川央生 氏、TVアニメでは 岩崎征実 氏。
名前の由来はテキサスのロックバンド「ZZトップ」から。ダブルゼータ? ズィーズィースーダララッタ?何の事かな?
なお、本編中では名前が明かされておらず、3部格ゲーのスーパーストーリーモードに登場した際に付けられたものである。

DIOに金で雇われたスタンド使いで、と一体化したスタンド「ホウィール・オブ・フォーチュン(運命の車輪)」を持つ。
本人は車から顔を出さず筋肉質な腕を見せていた。
パキスタンに向かうジョースター一行の車の前に現れ、しつこく付け回す等の煽り運転を繰り返し、
一行を崖下に突き落とそうとするが、承太郎花京院の見事な連携プレイで逆に自らが突き落とされるも、その直後に復活。
スタンド使いとしての本性を現し、これまでの物静かな雰囲気から一転、
やたら口汚く饒舌な口調で一行を煽りながら自らのスタンド能力で追い詰めていき、遂に承太郎を仕留めたかに見えたが…?

「勝ったッ!第三部完!」

「ほーお、それで誰がこの空条承太郎のかわりをつとめるんだ?」

ジョジョ界屈指のメタ発言のやり取りを交えた承太郎によって車外に殴り飛ばされた。
ちなみに、空条承太郎の代わりは後にこの人が務めました


「殺さないで!金が欲しかっただけなんですゥゥゥ!!」

そして、車外に放り出された本人の姿は筋肉質な両腕以外は実に貧相な小男であり、当然本人はどうしようもなく、
そのまま見苦しく命乞いして一行に大笑いされる始末であり(この時承太郎も他の仲間達と共に密かに笑顔を見せている)、
「修行僧」として鎖で岩に縛り付けられて放置され、リタイアとなった。

私は修行僧(しゅぎょーそー)です。
神聖なる荒行(カトゥー)をじゃまして
ほどいたりしないでください。

+ スタンド「ホウィール・オブ・フォーチュン(運命の車輪)」
破壊力 - B スピード - D 射程距離 - D
持続力 - A 精密動作性 - E 成長性 - D

タロット大アルカナ10番目のカード「運命の車輪」の暗示を持つスタンド。
車と一体化しするスタンドで、一般人にも姿は見える。
一体化した車にどんなにボロくても強大な能力を発現させる力があり、
戦車並みのパワーを発揮したり、地中を掘り進んできたり、ボディを変形させて岩の隙間に潜り込んだり、
タイヤにスパイクを生やして崖を上ったり、ガソリンを弾丸のように飛ばしつつ着火したりできる。
特に、ガソリン攻撃の速度はスタープラチナの動体視力でも初見では捉え切れなかった程。
ただし、ズィー・ズィーがどんな状況でも車から降りなかった事、
オラオララッシュで強制的に下車させられた瞬間に元の車に戻ってしまった事から、
能力を発揮するには使い手であるズィー・ズィーが搭乗し続けていなければならないと思われる。

フォーエバーのストレングスと能力が似ているが、成長性はこちらの方が上。
ストレングスはSFCのゲームでタンカーではなく洋館と同化しているなど、
あちらは規模が大きく同化できる無機物に制約が無いと思われるのに対して、
ホウィール・オブ・フォーチュンは(恐らく)車しか同化できない代わりに、
ストレングスではまず不可能な上述したスタープラチナでも最初は見切れなかったガソリン弾を放つ攻撃ができるなど、細かい性能面は異なる。

能力およびストーリーの元ネタとなったのはスティーヴン・スピルバーグ氏の映画『激突!』。*1
また、読者からは『The Car』や『クリスティーン』の要素も複合されていると言われている。


MUGENにおけるズィー・ズィー

アラビア・ファッツオインゴ等、多数のジョジョキャラを手掛けるHeal The World氏のキャラが存在。
The_None氏とBalthazar氏によって作られたデーブ・ベルを改変したもので、操作性もそれに準じたものになっている。
所謂のりものキャラではあるが、単に一枚絵等ではなく改変元の時点で細部まで作り込まれており、数々の必殺技が再現されている。
前述の「勝ったッ!第三部完!」も超必殺技として搭載されており、決まると勝利宣言をしながら相手を焼き尽くす光景を見る事ができる。
プレイヤー操作


「ところでおめえさっき『道』がないとかなんとかいってたなあ
  ちがうね……………『道』というものは自分で切り開くものだ」

出場大会

  • 「[大会] [ズィー・ズィー]」をタグに含むページは1つもありません。

プレイヤー操作



*1
荒野を通るハイウェイで大型トレーラーに煽り運転を受けた主人公が、その正体不明のドライバーに翻弄された末、
とうとう命の危機に晒された事で、トレーラーとの決闘(映画原題は『Duel』)を決意し激突する……という物語。
劇中トレーラーの運転手はその手足しか見せないという点や、煽り運転も単なる迷惑行為だったものから徐々に殺意を感じる攻撃に変化する点など、
大筋のプロットは「運命の車輪」編にほぼそのまま使われている。
中には「相手(ズィー・ズィー/大型トレーラーの運転手)がお先にどうぞと手で合図する→主人公が追い越したら前方から大型トラックが来て激突しそうになる」
というまんますぎる場面まで……。

また、本編中では主人公に追い抜かれた事が切っ掛けで、たまたま正体不明の運転手が煽り運転を行ってきたように描かれているが、
トレーラーには今までの犠牲者達から奪い取ってきた複数のナンバープレートが付いており、
実は連続殺人鬼が「偶然ではなく意図的に主人公を狙った」という設定も共通している。


最終更新:2025年04月13日 17:41
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