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日本語吹替声優 |
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高木渉
- 『スパイダーマン(1994年アニメ版)』
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稲田徹
- 『スパイダーマン:スパイダーバース』
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藤真秀
- 『Marvel's Spider-Man: Miles Morales』
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マーベルコミックスの人気作品『
スパイダーマン』シリーズに登場するヴィラン、もしくはヒーロー。
初出は1969年の『The Amazing Spider-Man #78』。
90年代のアメコミ邦訳誌『マーヴルクロス』にも出演回があり、当時の読者は名前を覚えているかも知れない。
現在は計4代いるが、基本的には初代であるホービー・ブラウンの事を指す。
なお「プラウラー(Prowler)」はこそ泥、不審者、
徘徊する者といった意味。
初代の本名はホービー・ブラウン。邦訳によってはホビー・ブラウンとも。身長180cm。体重77kg。
ピーター・パーカーと同年代の黒人の青年で、紫を基調にしたコスチュームと、
スポーンのように目元に鉤状の隈取りめいた模様が描かれたマスクが特徴。
「黒い目元に白い目」なので紫のデッドプールっぽくも見えるが、別人です。デビューはこっちの方が先だし
窓拭き清掃員だった頃、発明家を志していたのでその才能を用い、清掃用具の改良を雇い主に申し出るが理解されずに終わる。
この発明品を活用し、「壁登り用鉤爪」や「リスト・ブラスター」、「圧縮空気ランチャー」など様々な自作した装備を駆使して戦う事になる。
いずれも「壁面を自由に移動しながら、手首から洗剤や圧縮空気を噴射して窓を清掃し、高所から転落しても安全に着地できる」というコンセプト。
そのため能力としては非常にスパイダーマンと似通っている。
最初はヒーローになろうとするもスパイダーマンを見て「人を救っても叩かれるだけで儲からない」と思い、むしろヴィランになろうと考える。
プラウラーとなって金や物品を盗み、ホビーがそれを取り返すという狂言強盗を行おうと企むが、スパイダーマンが絡み計画が狂う。
結果、スパイダーマンに諭され、ホビーはプラウラーのコスチュームを封印する。
……が、結婚した妻が会社の不正に巻き込まれたのを解決しようと奔走したり、コスチュームが盗まれて悪用されたりといったトラブルの中で、
スパイダーマンと幾度となく共闘した事で改心し、以後スパイダーマンの良き理解者となる。
ヒーローとして復帰したホビーは傭兵の
シルバーセーブルが経営する民間傭兵会社「ワイルドパック」に入り、
改心した元ヴィラン達とチーム「アウトローズ」を結成する。
その後は重傷を負ってアウトローズから引退、パーカーインダストリに就職するも項目冒頭のイラストの事件でクローンに入れ替わられてしまい、
どうにかその状況から脱した後、重病の友人を助けるために出資したクラウドファンディング「フェアグレイ・ペイ」が、
他者の苦痛を糧とする超人ケネス・ヘルミンスによって運営される詐欺団体である事を突き止め、スパイダーマンと協力してこれを撃破。
トニー・スタークの勧めもあって、新たなCEOとしてフェアグレイ・ペイの運営を引き継ぐ事になった。
アメコミヴィランの中では結構な頻度で改心してもまたヴィランに復帰してしまう者が多い中で、
紆余曲折を経つつも、当人が改心して以後は一貫して一応善人のままという稀有な人物の一人である。
前述のクローン・ホービーも、当初こそジャッカルの指示でパーカーインダストリをスパイしていたが、
やがて自分の正体を悟るとクローンヴィランたちの企みを阻止するべく奮闘、命と引換えにそれを成し遂げている。
また数多ある並行世界の一つ「アース-138」では、なんとその世界のスパイダーマンである「スパイダー・パンク」になっている。
こちらの世界でのホービーはパンクロッカーにしてアナキストであり、大統領として圧政を敷く
ノーマン・オズボーンと対立している。
彼らの操る人工の
シンビオートに対抗するために共生体の弱点であるパンクロックを奏でながら戦う、文字通りパンキッシュなヒーローである。
……なお、あんまりプラウラーっぽい要素は無い。強いて言えばアウトローな黒人という点で微妙に掠るくらいである。
本編世界とは別の世界を描いた『アルティメット・スパイダーマン』、及びその設定をベースとした派生作品では設定が変更され、
2代目スパイダーマンである
マイルズ・モラレスと縁深いある人物が正体となっている。
映画版『スパイダーマン:スパイダーバース』ではこちらの設定で登場しているので、この辺りからのファンにはむしろこちらの方が有名かもしれない。
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アルティメットバース準拠の正体 |
アルティメットバース準拠のその正体は、マイルズの叔父アーロン・デイヴィスである。
堅物で生真面目な警察官の兄に対し、奔放で遊び好きな自由人で、マイルズのアーティストとしての活動を応援している。
マイルズの良き理解者の一人であり、マイルズも彼を慕っていただけに、正体が発覚した際は双方ともに大いにショックを受けた。
ゲーム版『スパイダーマン』シリーズでも、同様にマイルズの良き理解者、良き保護者の一人として登場。
本作では警察官である兄=マイルズの父が殉職している事もあって、マイルズに対してやや過保護な面があり、
マイルズがスパイダーマンとして活動している事を知って、力ずくでもそれを止めさせようとして対立していく事になる。
劇場アニメ映画『スパイダーバース』シリーズでも同様にアーロン叔父さんという設定で登場。
彼がマイルズに自由に創作活動できる地下通路を紹介した結果、そこからキングピンの拠点に迷い込んでしまった事で物語が始まる。
キングピンの協力者として二代目スパイダーマンを執拗に追撃、対決するが、その正体がマイルズだと知ってしまった事で抹殺を断念。
しかしその行動が裏切りと判断されてキングピンに処刑されてしまい、マイルズはこれによって『大いなる力に伴う大いなる責任』を痛感する。
続編『アクロス・ザ・スパイダーバース』の終盤に別世界のプラウラーが登場、囚われたマイルズと対峙するが、
その正体は スパイダーマンにならなかったマイルズであった……という場面で本作は幕を下ろし、次回へと続いている。
また同作では上記のスパイダー・パンクとしてのホービーも参戦。
アーチストアナキストなだけに周囲の和を乱す事も多いが、マイルズや グウェンのよき友人・兄貴分として随所で活躍している。
実写版MCUでもアーロンとして登場し、スパイダーマンに情報提供する際に甥がいる事を仄めかしている。
彼は『アクロス・ザ・スパイダーバース』にも上記プラウラーとはまた別世界のプラウラーとして実写で出演を果たしている。
このアーロン版プラウラーの認知度が高まった事により、本編世界でもアーロンが登場。
ホービーに雇われるとプラウラーのコスチュームを託され、彼の依頼を受けて調査を行うヒーローとして活動している。
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(以上、ピクシブ百科事典より一部引用・改変)
MUGENにおけるプラウラー
Carpa5氏、Jspiderman171717氏、Fede de 10氏ら複数の製作者による、
MUGEN1.0以降専用のキャラが存在。
現在は下記の動画の他、海外サイト「The Mugen Multiverse」からも入手可能。
RgOp氏とArkady氏の
ムーンナイトをベースとしており、
通常技などに面影があるが、性能自体はしっかりと差別化されている。
ただしReadmeが改変元のままなので、各種コマンドはcmdファイルを開いて確認しておこう。
また、イントロの一つでは
キングピンに洗脳されてしまう。
操作方法は『
MVC』風の6ボタン方式で、チェーン
コンボやエリアルレイヴ、アドバンシングガードが可能。
リスト・ブラスターでの射撃や鉤爪攻撃、両腕から緑色のガスを吹き付ける
超必殺技などを持つ他、
改変元にあったエリアル始動技の打ち上げからホーミングジャンプに移行出来ないという欠点が改善されている。
AIもデフォルトで搭載済み。
出場大会
最終更新:2024年03月28日 08:47