マイルズ・モラレス


"I Never Thought I'd Be Able To Do Any Of This Stuff.
 But I Can!
 Anyone Can Wear The Mask. You Could Wear The Mask!"

(自分にこんな事ができるなんて思わなかった。
 でも、できた!
 誰にだってマスクを被れる。君にだって被れる!)

+ 日本語吹替声優
朝比奈拓見
『アルティメット・スパイダーマン』シリーズ、『マーベル おしえて!スパイダーマン』
鈴木晴久
『マーベル スパイダーマン』(シーズン1のみ)
地蔵堂武大
『マーベル スパイダーマン』(シーズン2以降)
小野賢章
『スパイダーマン:スパイダーバース』『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』
勝杏里
『Marvel's Spider-Man』シリーズ
あさのそら(現:浅野そら)
『スパイディとすごいなかまたち』

マーベルの看板的タイトル『スパイダーマン』シリーズに登場するヒーロー。
ヒーローとしての名はピーター・パーカーと同じく「スパイダーマン」で、
読者からは区別のために本名のマイルズ・モラレス(発音によってはマイルス・モラレスとも)の名で呼ばれる事も多い10代の黒人少年。
初出は2011年の『Ultimate Fallout #4』とかなり新しい。

もとは普段のマーベルユニバース(Earth-616)ではなく、
リブート企画『アルティメット・マーベル』の世界「アルティメット・ユニバース」(Earth-1610)で初登場した。
科学者コンラッド・マーカスがピーターの血からスパイダーマンを生み出す化学物質を再合成し、
その物質がヴィランのプラウラー(正体はマイルズの叔父であるアーロン・デイビス)によって盗み出されるが、
この時マーカスが作った蜘蛛の1匹がプラウラーのダッフルバッグに紛れ込む。
数日後、叔父のアパートを訪れたマイルズは蜘蛛に咬まれ、超人的な身体能力を得る事となる。
当初は普通の人生を望んでいたためにヒーローになろうとは思っていなかったが、
スパイダーマン(ピーター)がグリーンゴブリンによって殺害されたのを目の当たりにし、
「自分が戦っていれば助けられたのではないか」と罪悪感を抱えるのと同時に、自身の事情を教えていた親友ガンケ・リーからの勧めもあり、
スパイダーマンを受け継ぐ事を決意する。

基本的な装備や能力は先代に準ずるが、独自の能力として、
手に電気エネルギーを纏い毒蜘蛛のように触れた相手を痺れさせる「ヴェノム・ストライク(ヴェノム・ブラストとも)」や、
周囲の風景に溶け込む透明化能力などを使う事ができる。
また、作品やアーティストによっては本家世界のスカーレット・スパイダー(ベン・ライリー)などのように、
スーツの上からフードつきパーカーを羽織っている事もある。

初登場当時、バラク・オバマ氏がアフリカ系アメリカ人として初の米大統領に就任した事からマーベルの看板キャラを見直す動きが始まり、
リファイン版のアイアンマン等が登場する『アルティメット・マーベル』限定で、ピーターから主役交代する事が決まった。
登場当初は賛否あるキャラクターだったらしく、スタン・リー氏は有色人種の子供達の憧れになるだろうと称賛した一方で、
ピーターの退場に戸惑いの声も上がっていたという。

前述のようにマーベルユニバースとは別のパラレルワールドの存在として登場したが、クロスオーバーで本家とも共演。
色々あってアルティメット・ユニバースが崩壊してからはマーベルユニバースに移住している。
もちろんスパイダーマンのオールスター企画『スパイダーバース』や『スパイダーゲドン』にも出演。
前者では「アルティメット」違いのアニメ『アルティメット・スパイダーマン』のピーターと共演し、並行世界から仲間を集める役目を担った。
そして後者ではEarth-616ピーターを差し置いて主役と言える待遇を受け、
インヘリターズの対処を巡って二派に別れたスパイダー軍の一方(穏健派)を率いて活躍。
マーベル世界の究極パワー「キャプテン・ユニバース」の力「エニグマ・フォース」と、
異世界からもたらされた究極兵器ソードビッカーを以てスパイダー軍に勝利をもたらした。


"Hey, Solus. I'm Back. And I've Got Two Words For You.
 Sword Vigor."
(待たせたな、ソラス! ほら、受け取れ……
 ソードビッカー!!)

2018年に公開された長編アニメ映画『スパイダーマン: スパイダーバース』でも主役として登場。
本作のマイルスはグラフィティの才能と優秀な頭脳を持つ一方、
そんな自分に期待をかけてくる両親との関係構築や、無理矢理入学させられた進学校の気風に悩む高校生である。
叔父と出かけた先で特殊な蜘蛛に噛まれてスーパーパワーを獲得するも能力に振り回され、
能力に見合った責任を果たすだけの覚悟も持てないままに黒幕によって先代スパイダーマンが殺害される現場を目撃。
死の直前に自身へ望みを託したピーター・パーカーの意思を継ごうと努力はするが失敗続き、
しかし時を同じくして並行世界からやって来た複数のスパイダーマン"達"との邂逅や交流、
そして身近な人物との悲しい別離を経て父親や家族との絆を再確認したマイルスはついに一人の戦士として覚醒。
数多の世界に存在する、そして自らの世界のただ一人のスパイダーマンとして、仲間達と共に黒幕の率いるヴィラン軍団と戦った。

続編となる2023年の映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』では衝撃の事実が明らかになる。
それは、彼の能力の元となった特殊な蜘蛛は並行世界Earth-42からマイルズ達の世界Earth-1610に事故でやってきた蜘蛛であり、
そのせいでスパイダーバースでありながらEarth-42にはスパイダーマンが存在しない事、
「各スパイダーバースにスパイダーマンは一人」という性質のため、マイルズがスパイダーマンとなった事で先代が死んだ事、
そして、スパイダーマンに訪れる悲劇的な展開……家族との死別が待ち受けており、
もしこの家族との死別という運命を変えてしまえば最悪並行世界全体が崩壊してしまう、というものであった。
悲劇的な運命を乗り越える決意をしたマイルズは、並行世界のスパイダーマン達から追われる身となってしまう……。

+ 『マーベル・シネマティック・ユニバース』では
『マーベル・シネマティック・ユニバース』では、2021年時点において直接の登場は無い。
しかしMCUにおけるスパイダーマンの初主演作品となる『ホームカミング』には、
マイルスの叔父であるアーロン・デイビスが登場しており、
作中で「クイーンズ在住で、スパイダーマンのファンである甥がいる」事を語っている。
シリーズのプロデューサーであるケヴィン・ファイギ氏もMCU世界にマイルスが存在している事を明言しており、
上記の場面でも、カットされたシーンでアーロンは甥の名前がマイルスであると明かしていた。

(以上、Wikipediaより引用・改変)


MUGENにおけるマイルズ・モラレス

確認されている物はいずれもMUGEN1.0以降専用。

+ DJ HANNIBALROYCE氏製作
  • DJ HANNIBALROYCE氏製作
ルーク・スカイウォーカーアラジン等、カオスなキャラに定評のある氏によるマイルズ。
超必殺技で猫の前足らしき物体を出して攻撃する等、氏の作風は健在の様だ
(実は歴とした元ネタがあり、2020年にPS5および4で発売されたアクションゲーム『Marvel's Spider-Man: Miles Morales』内でのアクションの再現である。
 本作ではマイルズの相棒としてスパイダーパワーを得た猫…スパイダーキャットを連れ歩くことが可能であり、ひっかき攻撃で援護してくれるのだ)。
ライノの背中に乗って突進させる技などもあるが、
別にライノを味方に付けたわけではなく暴走する彼に乗って体よく利用しているという技である
(こちらも上記の『Marvel's Spider-Man: Miles Morales』が元ネタ)。
他にも電撃攻撃ヴェノム・ブラストや透明化能力など原作再現要素が豊富に盛り込まれており、
見ているだけでも楽しいキャラに仕上がっている。
AIもデフォルトで搭載済み。
紹介動画(公開サイトへのリンク有り)

2025年2月には、Gartanham氏によってアニメ映画版『スパイダーバース』のデザインへ差し替えたバージョンも公開された。
紹介動画(DLは下記の動画から)

+ Pulento 69氏製作
  • Pulento 69氏製作
JUS』風ドットを用いて作られたちびキャラ
強ランク程度のAIがデフォルトで搭載されている。
紹介動画

出場大会

  • 「[大会] [マイルズ・モラレス]」をタグに含むページは1つもありません。


最終更新:2025年02月23日 02:11