リュウ・サエバ

 国籍:日本
 年齢:27歳
 生年月日:1964年12月27日
 星座:山羊座
 血液型:AB型
 趣味:スキー
 好きな色:赤
 身長:175cm
 体重:67kg
 胸囲:85cm

「腕が鳴るぜ!」

SNKが1991年に発売したベルトスクロールアクションゲーム『バーニングファイト』のプレイヤーキャラの一人。
かのシティーハンターとは無関係(恐らく名前の元ネタだろうが)。むしろ人相は若干実写版をやってた香港俳優っぽい

大阪の犯罪組織「平和組」を追う、赤い服が特徴的な武闘派刑事。
幼い頃から犯罪を憎み、刑事になるためにあらゆる武術をマスターしてきた。
ニューヨークの犯罪組織「キャステローラ・ファミリー」と手を組んだ平和組を壊滅すべく、
アメリカの刑事デューク・エドワーズ、そしてその相棒であるビリー・キングと共闘する事になる。
自他共に認める無鉄砲な男だが、それを凌ぐデューク&ビリーの無鉄砲ぶりには逆に驚かされているそうな。


原作での性能

原作におけるキャラの性能としてはバランスタイプのデュークパワータイプのビリーに次いでスピードタイプという位置付け。
……が、パンチの威力が異常な程低く、キックの方は威力はマシだがランダムで発生が遅い回し蹴りが出る*1
雑魚敵ですらこちらの攻撃中に平然と割り込んでくる*2等、理不尽な仕様が目立つ本作においては大きな弱点であり、
回し蹴りが出ないように祈りながらキックで戦う羽目になる事から最弱キャラ扱いされやすい。
ハイパーアタック(必殺技)はジャンプして回し蹴りで周囲を薙ぎ払う「旋風脚」だが、
これまた本作の仕様上喰らい中に出せないので所謂メガクラッシュ的な緊急回避にはまるで役に立たず、
加えてハイパーアタックの中で攻撃範囲・威力共に最弱という哀しみを背負った技となってしまっている。
プレイ動画

(以上、Wikipedia&ピクシブ百科事典、及びバーチャコンソールの紹介ページより引用・改変)

……と、ここまで書けばお分かりだろうが、
「赤い服で必殺技が旋風脚のスピードキャラ」という、それはもう清々しいほどのガイパクりオマージュキャラである*3
3人の中で一番使いにくい所までガイと一緒。ガイはスコア稼ぎなら有能だったりもするがコイツはどう足掻いても2人の下位互換なので……


MUGENにおけるリュウ・サエバ

+ (ArcTheLad)氏製作
  • (ArcTheLad)氏製作
現在は氏のMFGフォーラム(「レオンハルト」名義)にて公開されている。
原作ドットを使用しており、キャラサイズはKFMより若干小さめ。
なお、Readmeの類が付属していないため、各種コマンドはcmdファイルを開いて確認されたし。

操作方法はシンプルな6ボタン方式。
元がベルトアクションゲーのキャラ故かしゃがみ動作が無く(下段ガード自体は可能)、
必殺技が旋風脚・銃撃・ナイフ投げのみで超必殺技は無し、コンボもほぼ繋がらない(旋風脚が画面端で2ヒットする程度)と、
一般的な格ゲーキャラと渡り合うには少々厳しい性能となっている。
旋風脚は持続が長く、銃撃やナイフ投げはワンボタンで出せて威力もそこそこなのだが、
いかんせん発動が遅くて隙が大きい上に、飛び道具2種に至ってはゲージを消費するので連発出来ないのが難点。

+ cormano氏製作
  • cormano氏製作
上記(ArcTheLad)氏のリュウを改変し、より格ゲーに近付けてアレンジしたもの。
現在は海外サイト「The Mugen Multiverse」にて代理公開されている。
なお、こちらもReadmeが付属していないので、コマンドはcmdファイルから確認しておこう。

ドットに手が加えられ、サイズもKFMと同程度になっている他、新たにカラーパレット・しゃがみ動作・新規の通常技・超必殺技等が追加。
技のコマンドも一新されている。あと何故かイントロで鍛えてますから!とか口走ったりする
超必殺技はキックを繰り出す突進技2種と拳銃を連射する技、計3種の1ゲージ技が追加されている。
また、銃撃やナイフ投げはコマンド技に変更された一方でゲージが不要になり、改変元よりも扱いやすいキャラに仕上がっている。


この他に、前述のデュークもMUGEN入りしている。
かつてはTfkdude氏によるビリーや、サクラカ氏による「アズサ・ヘイケ」(ステージ2と5の中ボス)も存在していたが、現在は入手不可。

出場大会

  • 「[大会] [リュウ・サエバ]」をタグに含むページは1つもありません。


*1
これはリュウだけではなくデュークにも共通した話であり、
キックは二種類あるモーションの内どちらかがランダムで発生する仕様。
しかし、デュークのキックは多少のランダム性があるにしてもコンボ性能が高くそれなりに使えるのだが、
リュウは二種類のキックの性能差があまりに大きすぎるため、ランダム性の煽りをモロに受けている。
ただし、ビリーのキックだけは例外で、モーションが一種類しかないので運に左右される事は無い。
ちなみに、ビリーはハイパーアタックであるタックルの性能が良いなど優遇されており、クリアを目指すだけなら基本的には彼一択である。

*2
ただ割り込まれるだけならまだしも、本作は何故かプレイヤー側に起き上がり後の無敵時間がほぼ存在しないので、
運が悪いとそのまま多数の敵にハメられて体力10割を持っていかれる
本作を安定して攻略するには「祈祷力を鍛えるしかない」などと言われる所以の一つである。

*3
それだけでなく、ぶっちゃけ本作自体があからさまに『ファイナルファイト』の影響を、
プレイヤーキャラからシステム、ステージ構成に至るまで多分に受けたパクりオマージュゲーである。
どれほどかと言うと、プレイヤーキャラの一人であるデュークの設定に、
マッドデュークの呼び名でメトロシティの悪漢から恐れられる
などとインスト説明文で堂々と書かれていたほど。少しは隠せ。
作品の舞台が大阪なのと日米の刑事が共闘するというストーリーはまんま洋画『ブラック・レイン』だし

……そして時は流れて2024年。
ストリートファイター6』にテリー・ボガードがゲスト出演し、SNK世界からメトロシティが本当に繋がっていた事が判明。
この設定は実は壮大な伏線だった事が明らかにな……そんなわけがあるか、ばかぬかせーっ!?


最終更新:2025年03月12日 02:09