『ファイナルファイト』 (FINAL FIGHT) とは、
1989年にカプコンからリリースされたベルトスクロール型アクションゲーム(ゴチャバトルアクションとも言う)。
同ジャンルの代名詞的ヒット作。略称「FF」「FFi(『
FINAL FANTASY』や『
Fatal Fury』との被りを避けるため)」。
実は開発中の仮タイトルが『ストリートファイター'89』であり、当初は『
ストリートファイター』の続編として発売される予定だった。
しかし、『ストリートファイター』の続編を希望した「カプコンUSA」から「なんで対戦格闘ゲームじゃないんだよ」と言われたため、
別シリーズ扱いになったのだとか(日本とは違い、アメリカ(USA)では初代『ストリートファイター』も大ヒット作品だった)。
また、その人気振りから家庭用ゲーム機への移植も多く、
スーパーファミコン版、メガCD(メガドライブCD-ROMシステム)版、X68000版、ゲームボーイアドバンス版、アレンジ移植でファミコン版等、
実に多彩な機種に移植された。
特にスーパーファミコン版は、本体と同時発売の所謂ローンチ・タイトルでもあった。
今で言う復刻タイトルを集めた「クラシック」系でも収録される筆頭タイトルでもある。
スーパーファミコンでは当時はまだ8Mbit(1MB)ROMカセットが最高容量の時代だったため、
ガイだけがカットされた状態での発売となったが、
後に
コーディーと入れ替えた『ファイナルファイトGUY』というバージョンも発売された(アイテムも追加されており、『2』や『タフ』に引き継がれた)。
本作の大ヒットから、セガの『
ベア・ナックル』シリーズ、ジャレコの『
ラッシング・ビート』シリーズといった他メーカーの後追い作品も多数発売され、
ベルトアクションはゲーム業界の一大ブームとなり、カプコンの名はゲーマー達に刻み付けられたのであった。
SNES(北米SFC版)では
ポイズンは男性キャラに、
ソドムと
ダムドはそれぞれ「Katana(カタナ)」と「Thrasher(スラッシャー)」という
名前に変更されている。
このソドムの名称変更は、SNES版『ALPHA2』でも同様に反映されている。
ダムドの「Thrasher」は後に『ストリートファイター6』の設定で彼の異名という形になった。
正当な続編として『ファイナルファイト2』『ファイナルファイト タフ』、
ファミリーコンピュータにアレンジ移植された『マイティファイナルファイト』、
国内未発売だが『
ファイナルファイト ストリートワイズ
』といったタイトルも発売されている。
他シリーズへのゲスト出演
ガイを始めキャラクターの多くが『
ストリートファイターZERO』シリーズなどに参戦している。
ベルトアクション時代から大きく変わった個性を付けられたキャラが多く、
コーディーを始め、アビゲイル、マキ、ルシアなどは原作の描写からは別人のようになっている。
一貫した個性を保っているのは
あまりにも濃すぎて変わりようが無かったハガーくらいか。
MUGENにおけるファイナルファイト
MUGENでは、アクションゲーム版のボスやプレイヤーキャラを移植したものも数多く存在する。
『リベンジ』でリストラされたアビゲイルも、
数の暴力と
軸の
アルカナで地味に知られている。
最終更新:2024年08月23日 10:01