『キミはこの力、どう使う?』
■スペック(「オレンジアームズ」のもの)
身長:203cm
体重:105kg
パンチ力:6.7t
キック力:10.2t
ジャンプ力:一跳び28m
走力:100mを5.9秒
必殺技:無頼キック(25t)
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他形態はこちら |
「パインアームズ」
パンチ力:8.7t
キック力:10.2t
ジャンプ力:ひと跳び22m
走力:100mを6.5秒
必殺技:アイアンブレイカー
「イチゴアームズ」
体重:100kg
パンチ力:6t
キック力:10.2t
ジャンプ力:ひと跳び33m
走力:100mを5.5秒
「スイカアームズ」
パンチ力:33.2t
キック力:51.8t
ジャンプ力:ひと跳び3m
走力:100mを9.8秒
「バナナアームズ」
パンチ力:7.7t
キック力:10.2t
ジャンプ力:ひと跳び26m
走力:100mを5.9秒
「ジンバーレモンアームズ」
「ジンバーチェリーアームズ」
「ジンバーピーチアームズ」
パンチ力:13.7t
キック力:17.9t
ジャンプ力:一跳び25m
走力:100mを5.6秒
「ブラックジンバーアームズ」
パンチ力:16t
キック力:22t
ジャンプ力:ひと跳び21m
走力:100mを5.7秒
「カチドキアームズ」
パンチ力:16t
キック力:21.4t
ジャンプ力:一跳び16m
走力:100mを7.2秒
必殺技:火縄大橙無双斬
「極アームズ」
パンチ力:14.5t
キック力:20.4t
ジャンプ力:一跳び20m
走力:100mを5.8秒
他にも劇場限定アームズとして「ウィザード」「 1号」などが存在する。
また、ゲーム『ガンバライジング』ではキウイや 龍騎などといった、
映像作品で登場していないものも使用している。
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「ここからは俺のステージだ!」
(乀采 フ)
2013年より翌年にかけて放映された平成ライダーシリーズ第15作『仮面ライダー鎧武』に登場する
仮面ライダー。
装甲巨神ではない(厳密には装甲巨神はガイムで、鎧武はメタルフット)。
異世界「ヘルヘイムの森」に生息する果実の力をベルト「戦極(せんごく)ドライバー」の力で錠前「ロックシード」に変え、
その力を使い戦う「アーマードライダー」。
変身するのはストリートダンスチーム「鎧武」のOB「葛葉 紘汰(かずらば こうた)」。
「くずのは」ではない。
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変身者・葛葉紘汰 |
「俺、変身したいんだ。もっと強くて何でもできる自分に…!」
本作の主人公。演じるのは佐野岳氏。
20歳の青年であり、ダンスチーム・鎧武に所属していたがある日から「自立する」という目標を掲げ鎧武を脱退。
それ以降はフリーターとして市街のバイト募集に赴く日々を送っている。
両親はなく社会人の姉に養ってもらっている状態であり、夕飯がコロッケ1個になる日もあるほど。
性格は良くも悪くもお人好しであり、1話冒頭で子供を助けたり、敵怪人に襲われている人々を見捨てず、率先して助けに赴く事が多いが、
一方で面識を持っている相手には非情な判断を下せず、説得しようとして裏目に出て窮地に陥ってしまう事も多い。
捨てられた仔犬を拾ってくるのと同じ感覚でアンドロイド(見た目は成人男性)を家に連れ帰ってきたりも。
すぐ調子に乗る反面、落ち込みやすいというナイーブな性格。
また、姉やチームメイトの舞を始め、多くの登場人物に諭される事が多いなど精神的にはまだまだ未熟である。
『 仮面ライダー龍騎』の城戸真司同様「ライダーになってしまった普通の人間」と呼べるタイプの主人公か。
仮面ライダーの主役にしては珍しく着ている私服がころころ変わっている。
(チーム鎧武の一員として活動している序盤はチームのユニフォームである青いパーカーの印象が強いが)。
決め台詞は 「ここからは俺(達)のステージだ!」*1
怒った時の口癖(?)は 「絶対(に)許さねえ!!」
実際にはそんなに頻繫には言っていないが、序盤に集中して言ったり映画ではほぼ必ず言うので印象に残る。
鎧武の戦極ドライバーは元々は現「鎧武」のリーダー角井裕也 *2が錠前ディーラー・シドより購入したものだったが、
ある事情により紘汰の手に渡り、以降紘汰により使われる。
(なお、鎧武が使っているベルトは初期のもので、最初に装着した人間以外は変身できない仕様になっている
これ以外にはマイナーチェンジである強化型や量産型、新世代型である「ゲネシスドライバー」などがある)。
これにより紘汰はダンスチーム間でのランキングを巡った ポケモンバトル「インベスゲーム」や
その裏に潜む巨大企業ユグドラシルの陰謀、そしてヘルヘイムの謎へと関わっていく事になる。
当初は紘汰の身体能力こそ高いものの戦いに関しては素人同然、
かつ能力を把握している協力者もいない 0からのスタート状態だったため腰の退けた戦い方をしていた。
挙句、変身にはしゃいで姉や人前で変身を披露したり 力をバイトに使おうとするシーンまでも存在する
(ギャグシーンっぽく見えるが、物語初期のアーマードライダーは基本的に遊び感覚で変身していると言う表現なのかもしれない)。
しかしライバルチーム「バロン」のリーダー駆紋戒斗(仮面ライダーバロン)との衝突や、
ユグドラシルの責任者でもある呉島貴虎(仮面ライダー斬月)との戦いを経験し、少しずつではあるが成長していく。
また、謎の男DJサガラからは駆紋戒斗と共に興味を持たれているが「一番手のかかる奴」のため、
強化フォームへの変身アイテムや情報を度々渡されている。
物語の終盤にはヘルヘイムの力の結晶「黄金の果実」の力の一端である ドレスアップキー鍵型のロックシード「極ロックシード」を手にし、
ライダー達の中で最も強い力を手に入れた。しかし、その 力の代償もまた暗示されており……。
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ヘルヘイムの森の真実(以下ネタバレ) |
物語の核心に関わる異世界「ヘルヘイム」の果実は 世界を侵食する存在である。
そこに住まうインベスに傷付けられると、傷口からその果実の種子が入り込んで植物に体を侵食される症状が出る他、
その果実を口にした人間を含む生物はインベスへと変貌する。
作中では初瀬亮二=仮面ライダー黒影がドライバーを失い、力を求めてその実を食した結果、
インベス化した挙句ユグドラシルの新世代ライダーに惨殺され、
さらに 紘汰が初めて撃破したインベスも先代鎧武リーダー・角居裕也が変貌したものであった事が判明した。
そして紘汰達の世界に侵食してきている「ヘルヘイム」もまたその植物によって浸食された世界であり、
いわば「このまま放置した場合の地球の未来の姿」とも言える世界である。
紘汰達の世界に侵食してきた世界には「フェムシンム」(地球人類側は「オーバーロード」と呼称) *3という高度な知性を持つ生物がおり、
かつてわずかな者が姿をインベスに変える事で森の浸食から生き延びたが、
その結果同族間で 力の絶対主義が広まり、争いに次ぐ争いの結果ほぼ滅亡してしまっていた。
またヘルヘイムには新たな命を生み出せるほどの力を持つ「黄金の果実」が結晶化し、浸食された世界の者が争って奪い合い、
最も優れた者がそれを手にして世界を統治する役目を負う…という図式にもなっており、これが更なる争いの原因となっている
(夏の劇場版や最終回では、フェムシンムの民の闘争心を煽って殺し合いの切っ掛けを作り、
滅びの運命へ導いた元凶「コウガネ」が登場している。結局それもフェムシンムによって創造された存在ではあるのだが…。
どうでもいい事だろうが、劇場版ライダー(マルスと 冠)並びにコウガネは リンゴモチーフのロックシードで変身している)。
フェムシンムの王・ロシュオは自分達の過ちを繰り返させないため、地球人が黄金の果実を手にするに相応しいか観察を続けていた。
人類との戦いや高司舞との接触を経て、ロシュオは舞に黄金の果実を託し、彼女が気に掛けている紘汰の覚悟を見極める。
一方の紘汰もフェムシンムの一人・レデュエに「インベス化し、恐れられ排斥される未来」の幻覚を見せられ
(この時点で紘汰は味覚が狂い普通の食物に食欲が沸かなくなるなどの変調が起こり始めていた)、
それをバネに戦いに身を投じる決意を固めていた。
剣を交えてロシュオは彼の覚悟を見届けるがレデュエに隙を突かれ死亡、それを見た絋汰は遂にオーバーロードと同等の存在に変貌し、
圧倒的な力でレデュエを撃破。これによってフェムシンムは滅亡した。
物語は地球での黄金の果実争奪戦に移るが、そこで紘汰を強化してきたDJサガラが遂に正体を現す。
彼の正体は ヘルヘイムの意志を表明するために作られた偶像で、ヘルヘイムそのものと言える存在。
そしてヘルヘイムの真の目的は「古い生物を犠牲にする事で新しい生物に進化させる事」だと明かす。
つまりヘルヘイムは生物を進化させる「摂理」に過ぎず、ただ目的に従い動くだけの善悪に従わない概念だったのだ。
またサガラが紘汰を強化してきたのは黄金の果実を得た舞が、 過去に飛んで争いを止めようと彼らに干渉した事から、
「未来で黄金の果実争いを行っている人物」をサガラが知ったためである
( 過去への干渉は「時間の強制力(サガラの発言より)」によって不完全に終わっており、争いを止める事はできなかった)。
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そして最終話手前では…… |
紘汰は「黄金の果実を手に入れて森の支配者となる」事で植物の侵食を止め人類を守るため、
人間でなくなる事を受け入れてヘルヘイムの果実を食し、アーマードライダーの力とは別に、
植物の操作やクラックの発生、インベスの召喚と使役などヘルヘイムの力を自在に操る能力を獲得。
紘汰と同じくヘルヘイムの毒を制してオーバーロードへと成り果て、
人類を滅ぼした後に「弱者が虐げられない世界」を創造すべく黄金の果実を欲する、
ロード・バロン(=戒斗)との一騎打ちの果てに辛くも勝利する。
そして、黄金の果実と融合した事で「始まりの女」となった ミョエデョム舞から果実を与えられ、それを口にし「始まりの男」へと姿を変えた。
その後、サガラは紘汰に対し「世界を滅ぼして進化した生物の世界を作る」よう求めるが、犠牲を拒む紘汰は拒否。
サガラに対する案として 全てのインベスと舞と共に不毛の惑星へと渡り新たな世界を創造する事を選択した。
かくして 紘汰は異形化しながらも決して犠牲にはならず、同時に地球人類をヘルヘイムから救ってみせたのである。
なおかつインベス達さえも一から新しい世界を作らせる事で「世界を滅ぼす存在」でなくし、こちらも共に救済したと言える。
それは奇しくもサガラがかつて紘汰をその気にさせるために言った 「希望の対価に犠牲を要求するこの世界のルールをぶっ壊して、世界を変えろ」
という言葉を、彼の思わぬ形で返したものであった。
……その時の姿であるが、上記画像の通り、
ソーシャルゲームのCMに出てくる騎士のコスプレにしか見えない風貌だったため、
視聴者の度肝を抜いた。 そして鎧だけは身長に合わなかったので黒影仕様
その 痛々しい神々しい姿に敬意を込めて「 SR紘汰さん神汰さん」と呼ばれるようになった。
実際、某児童誌において 「そして鎧武は神さまになった!」という記述を書かれたため、
この呼び名はあながち間違いでもない。
この後、オールアップをスタッフから祝福され、感極まって号泣してしまう佐野岳氏の様子が東映公式HPで公開されたが、
この格好のままだったので、「感動的な光景なのに吹いた」という人が続出した。
なお、「大蛇ヘルヘイムに唆され黄金の果実を口にした始まりの男女」という筋書きから、
『鎧武』の物語は 北欧・ 旧約聖書をモチーフとしている事が分かる。 戦国時代関係なくねと言ってはいけない
作中でも知恵の実やアンブロシアなど黄金の果実に類する伝承や神話が世界中に存在する事が語られているが、
古事記、日本書紀にも垂仁天皇の命により「田道間守(タヂマモリ)」が常世の国に渡り不老不死の霊薬となる果実を持ち帰ったという話がある。
この果実は「非時香菓(トキジクノカグノコノミ)」といい、
田道間守から名を取って「たぢまばな」転じて現在の「橘」……即ち、 ダディャーナザァーンオレンジである。
田道間守は死後、「菓子(この時代ではフルーツを指す)の神」として祀られている。
紘汰が始まりの男となったのも運命的な必然だったと言えよう。
TVシリーズ後を描いた『仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル』では、
ペンペン草一本も無い惑星 カズラバを地球同様の自然溢れる世界にまで成長させたが、侵略者メガヘクスの襲撃を受けてしまい、
敗北して肉体を失う。
だが、力の大半を失いつつも辛うじて作り上げたコピー体で復活。…流石は神、生物の範疇を超えている。
次なる目標として地球を狙ったメガヘクスを打倒すべく、 仮面ライダードライブと共闘する。
ちなみにCMや雑誌などで既に明かされているが、いつもの私服姿へ戻っている場面も存在する。 これに本気で安堵した人もいるとか
本編最終話前後ではすっかり達観した雰囲気だったが、性格もやはり以前のおっちょこちょいなまま変わっていないのが分かる。
一部ではバックアップしたのが古いバージョンの本体だったせいだとネタにされる事も
さらにその後の『仮面ライダー平成ジェネレーションズ』では、
ネクストゲノム研究所の一味が 新型バグスターウイルスによる勝手な進化を強いるという、
ヘルヘイムやプロフェッサー戦極のそれに通ずる侵略行為を行った事に際し、
一体全体どこから知ったのか全くの前触れなく地球に帰還、 そのついでに地下に眠っていたベルトさんを叩き起こして持参する。
…と何もかも唐突過ぎる展開であるが、これは佐野岳氏のスケジュールが合わなかったのかライブラリ出演となっているためで、
そのせいもあって常時変身しっぱなしであり(EDで帰った後の惑星で舞と一緒の後姿を見せたくらい。それも遠景)、
言動は完全にTV本編の頃そのもの。初対面の相手に「絶対に許さねえ!」とキレている。 戻りすぎだろ
次作である『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL』では無事に佐野氏が出演しており、久々に私服姿も披露。
TVシリーズで物語を一切合切完結しているためか、活躍は他のレジェンドライダー陣より多少控えめではあったが、
スタントや命綱一切無しで大ジャンプを披露するなど、相変わらずの身体能力を披露した。
その危険性は「ちょっと鈍かったら、そのままピョーンと飛んで橋から落ちてた」、
「もし落ちてたら人生クランクアップでしたね!」と語られる程であった。
また、この作品に登場した事でフィリップ以外の平成2期の主役ライダー変身者と共演を果たす事になった。
なお、「神」を自称する 平成2期屈指のネタキャラ人物も登場するが、
「どちらかがヤケドしてしまう」との事で対面はしなかった。
『 仮面ライダージオウ』では、アナザー鎧武編でヘルヘイムと関わらずただのフリーターとして生きてきたジオウ時空の紘汰と、
始まりの男の力により消滅に抗う『鎧武』時空の紘汰が同時に登場。
ちなみに、この時は鎧ではなく白一色のシャツ姿だった。
「全部一人で解決するのが、君の考える王様なのかい?
それじゃあ、君の周りにいる人達がいる意味がなくなる」
この時の『鎧武』時空の紘汰のソウゴへの介入がきっかけとなり、巡り巡ってウォズの導くはずだった未来と決定的なズレを生じさせる事になる。
最終的に『鎧武』時空の紘汰は力を継承させた事により消えゆく世界線と運命を共にするが、
ソウゴの「王としてあるべき姿」を見届け満足気であった。
映像作品シリーズより更に後の時系列を舞台とした『小説 仮面ライダー鎧武』では、本当に 最後の最後に登場。
変身に変身を重ねて異形の骸骨恐竜へと変じた狗道供界の前に立ち塞がり、彼の妄執に決着を付ける務めを果たした。
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余談だが、紘汰を演じている佐野岳氏はスタントマンいらずでアクションができ、スーツアクターの高岩成二氏が自分以上と認めるほど、
歴代ライダー出演者の中でもかなり身体能力が高いのだが、同作でのライバル・仮面ライダーバロン/駆紋戒斗役の小林豊氏が
逆にかなりの運動オンチで 森で6歩歩いただけで両足を挫いたりするため、スタッフもそちらに意識が向いているらしく、
佐野氏がバック宙、 サマーソルトキック、 壁ダッシュ、壁宙返りなどのアクロバティックなアクションを(ワイヤーなしで)披露しても反応が薄いらしい
(逆に小林氏は ちょっと高い所から飛び降りるだけで絶賛されるとか。一応 歌って踊るアイドルグループのメンバーなのだが…。
挙句には運動神経悪い芸人に呼ばれる始末)。
「変身しなくてもインベス倒せるんじゃね?」と言われるほど佐野氏の 生身アクションが多いのもおかしいのだが。
しかし、氏は高身長の多い仮面ライダーの主役にしては珍しく165cmと 小柄で、共演作品で変身前に他の主人公が隣に並ぶとより際立ちがち。
幸い、本人の顔立ちは面長なせいか単独だと目立ちにくいのだが。
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モチーフはアーマードライダー共通の「
鎧武者」と「果物(鎧武の基本形態は
オレンジ)」。
特撮作品の主人公ヒーローとしては珍しい植物系となっている
(鎧武に限らず、アーマードライダー及び使用するロックシードは基本的に果実、あるいは木の実がモチーフ。
イチゴやメロンは野菜だって?英語ならフルーツだしこまけぇこたぁry
一応変身には使えないヒマワリロックシード(ヒマワリの種)や乗り物系のロックビークル(花モチーフ)などもある)。
強化形態のカチドキアームズや極アームズはそれに加えて武将モチーフという特色が色濃く出ており、
前者は
徳川家康、後者は
織田信長の南蛮甲冑がモデルとなっている。
大将軍って、信長は征夷大将軍になった事は無いけど。
(音声が「ダイ・ダイ・ダイ・ダイ・ダイショーグン」なので『橙』とかけているのかも知れない)
また劇場版限定であるが、「ウィザードアームズ」などの旧来のライダーをモチーフにしたロックシードを使用した形態も存在している
(これらも当然、果実や木の実がモチーフではない)。
従来の平成ライダー2期の作品でも旧作ライダーをモチーフにしたアイテム(
メモリや
メダル、
スイッチ等)が
玩具として販売されたり劇中に登場した事はあったが、実際にライダーが使用して変身までしたのは『鎧武』が初になる
(一応アストロスイッチはゲーム「ガンバライド」では使用していたが、変身というよりは装備の変更だった)。
バイクは巨大化・変形し乗り物になる「ロックビークル」と呼ばれる特殊なロックシードの一つ「サクラハリケーン」。
他のアーマードライダーも所持しているため、
鎧武専用のマシンではない。
作中ではほとんど移動用で、戦闘で使われたシーンは少なかった。
ヘルヘイムの森への侵入能力があるため、ユグドラシル社内にある固定されたクラックが破壊された後は、
このロックビークルが自由にヘルヘイムの森へ移動するための唯一の手段となる。
鎧武は他にも飛行バイク「ダンデライナー」や二足歩行型キャリアー「チューリップホッパー」といったロックビークルも使用している。
こちらは主に武器を搭載した戦闘用で、サクラハリケーンと違いヘルヘイムの森への侵入能力はないが、
ホッパーは侵入者排除用に小型のクラックを開く機能を持つ。
また、劇場版『仮面ライダー大戦』ではもう一つのバイク「ローズアタッカー」も所持しており、
ディケイドに貸すシーンがある。
オープニングやジャンクションなどのイメージ映像では本物の馬にも騎乗した。本編では乗っていないが、
第1話冒頭などの合戦シーン(終盤にifの世界だと判明)では乗るシーンがある。
夏の劇場版では乗馬して戦うシーンがあるが、この馬は劇場版のゲストキャラクターが召喚したものであった。
あとジャイロキャノピー。
紘汰は戦極ドライバーで変身し自分の体で直接インベスゲームに挑んだ所、
『鎧武』の代表として『鎧を纏い』戦うビート『ライダーズ』である事から、
変身した姿を「アーマードライダー鎧武」とDJサガラによる命名で呼ばれるようになり、
リーダー不在で窮地の弱小チーム『鎧武』を守る用心棒としてランキングを荒らし回った事から他チームもこれに続き、
以降の戦極ドライバーによる変身者も作中では「アーマードライダー」と呼ばれる事になった。
ここまで読んでもらえると判るかもしれないが、(物語序盤の)アーマードライダー達は決してヒーローと呼べるような存在ではない。
社会への憂さ晴らしや反発等からダンスやインベスゲームに興じているものが大半で、
普通の市民達からすれば、あちらこちらでバケモノを呼び出す彼等は完全な厄介者である
*4。
ビートライダーズに好感を持つ人達にとっても、インベスゲームを面白くしてくれるパフォーマー程度の認識でしかない。
「ダンスチームのテリトリー争い」というのも「カラーギャング同士の抗争」を暗喩したものだと言われている。
そんな彼等が、いかにして『仮面ライダー』として成長していくのかという点も本作の見所の一つになっている。
「仮面… ライダー? 俺が?」
「全ての人の自由を守る戦士の名だ。助けを求める声があれば必ず駆け付ける」
「ふーん。なら俺は仮面ライダー鎧武ってことか?」
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各アームズ解説 |
鎧武の特徴として、変身に用いるロックシードを変える事で、鎧と武器(アームズウェポン)を変更する事ができる。
これをアームズチェンジと呼ぶが、これは鎧武専用のシステムではなく、戦極ドライバーを用いるアーマードライダー共通の機能。
またロックシードは量産品であり、同じ種類のロックシードは複数存在しているため、
ライダー同士でロックシードを融通して使う事もできる。
ただしこの機能を最も頻繁に用いるのは鎧武であり、他のライダー達は使い分け用にもう一つ確保している程度か、
金欠や敗北続きでロックシードが手に入らず単一の装備を使い続ける者ばかりである。
これはスーツ製作の都合ではなく、むしろスーツは全員鎧を交換できる設計がされているので、やろうと思えば全員チェンジも可能なのだが、
人数が多いだけに「このフルーツはこのライダー」という印象付けを優先したのだそうだ。
しかし、スーツ改造が最小限で済むので後からいくらでも新ライダーを増やせるという利点が映画やVシネマなどで存分に活かされている。
変身時に流れる 「ソイヤッ!」「花道・オンステージ!」などの音声はロックシードとドライバーの製作者・ 戦極凌馬の 趣味で付けられた物で、
設定上は 空耳の『 仮面ライダーオーズ』や、魔法の呪文である『仮面ライダーウィザード』等の 黙ると死ぬベルトらとは違う。
なお、後に開発された新世代型のロックシードだとこの機能はオミットされたようだが、
戦極凌馬自身が変身に使うレモンエナジーロックシードや試作品であるヨモツヘグリロックシードなどにはちゃっかり音声が付いている。
戦極凌馬が関与していなさそうな各種ジンバー、カチドキ、極、マツボックリエナジーにも何故か音声があるが。
開発者とはいえ主人公の変身ベルトに悪役の名前がついているのは何気に珍しい事である。
ちなみに、よく誤解されるが鎧武のベルト音声はナレーションの大塚芳忠氏ではない。
変身時やアームズチェンジ時には変身者の頭上にクラック( ジッパー状の空間の裂け目)が空き、
中から果物の形をしたオブジェ形態の鎧が現れる。
そのまま果物が降ってきて 頭にガポっと被さり、変形・展開して鎧兜としてライダーに装着される。
このとき、装着前に鎧を蹴り飛ばして攻撃したり、展開させて敵の攻撃から後ろの人間を守るような応用もできる。
アームズチェンジの際には一旦鎧が解除されるため、この瞬間を狙われると大きなダメージを負うという弱点がある。
鎧武の場合、どの形態でもアームズウェポンとは別に、銃としても機能する刀・無双セイバーが使える。
このような特別な専用武器を持つアーマードライダーは仮面ライダー斬月と鎧武の2人だけであり、その理由は不明。
またアームズに対応した果物のエフェクトを潜って繰り出すライダーキック「無頼キック」も各形態共通で使用可能。
普段は「スカッシュ(必殺技1)」で発動するが、『平成ジェネレーションズFOREVER』の時のみ、
「オレンジスパーキング(必殺技3)」で強化バージョンと思わしき無頼キックを使用している。
オレンジアームズ! 花道・オンステージ!
戦極ドライバーと共に入手したオレンジロックシードで変身する基本形態。
オレンジ色のオーソドックスな和風の鎧がモチーフ。
基本にして、機動力特化のイチゴを除けばジャンプ力は最も高い。
アームズウェポンは輪切りのオレンジ型の太刀・ 大橙丸。
これと無双セイバーの二刀流で戦う他、連結してナギナタモードにもできる。
必殺技は大橙丸で一刀両断する「大橙一刀」、オレンジ型のエネルギーで敵を拘束して斬る「ナギナタ無双スライサー」など。
鎧を被ったままオレンジ型に戻して頭突きを食らわせる技(?)もある。
パインアームズ! 粉砕・デストロイ!
駆紋戒斗から勝ち取ったパインロックシードで変身。
刺の目立つ攻撃的なデザインの鎧で、パワー・防御力に優れる。
アームズウェポンはパイナップル型鎖鉄球・ パインアイアン。
巨大化したパインアイアンを相手の頭に被せ動きを封じる「アイアンブレイカー」という固有技があり、
この後に無頼キックを食らわせる事が多い。
仮面ライダージオウ最終話では、グランドジオウの能力で 最強、 中間フォームに混じって、
何故か初期・中間・最強のどれにも当てはまらないパインアームズが召喚され、あまりの場違い感で話題となった。
これのせいで「グランドジオウの召喚はコスト制」とネタにされる事に
イチゴアームズ! シュシュッとスパーク!
光実が手に入れ託したイチゴロックシードを使い変身。
左右非対称な形状の軽鎧で、忍者を思わせる素早い動きが特徴。
アームズウェポンはイチゴクナイ。
無双セイバーの斬撃をイチゴクナイに変化させて相手に降らせる「クナイバースト」が必殺技。
スイカアームズ! 大玉・ビッグバン!
光実が盗…持ってきたスイカロックシードで変身。
鎧自体が超巨大なスイカ型で、ライダーの全身を包み込むように装着される。
巨大な鉄球が頭上に落ちてくるため装着者の恐怖感は半端じゃない。男は度胸!
一種のパワードスーツやライドメカに近い。
大玉モードで転がって攻撃できる他、ジャイロモードでの飛行、人型のヨロイモードでの戦闘もこなせる。
そのパワーは絶大で、新世代ライダーをも圧倒でき、主に大量の敵を殲滅するのに向いている。
強力な反面、ロックシード側のエネルギーとCG制作の予算消費が大きいのか、一度使用すると再使用可能になるまで時間がかかる。
ユグドラシル側の機動兵器としても何度か登場している他、グリドンやナックルなどのサブライダーも使用した。
アームズウェポンは巨大な薙刀・スイカ双刃刀。
使用するライダーの戦闘スタイルによってはスイカバー槍やグローブになる場合も。
ミックス!オレンジアームズ! 花道・オンステージ!
ジンバーレモン! ハハーッ!
DJサガラよりもたらされた拡張パーツ・ゲネシスコアを戦極ドライバーに装着し、
オレンジロックシードとエナジーロックシードを併用する事で、二つの鎧が合体し
陣羽織をモチーフとした強化形態ジンバーアームズに変身できるようになった。
中間フォームではなくアームズチェンジ1.5という位置付けらしい。
縦長で黒いので分かりにくいが、これもオレンジモチーフである。
新世代ライダーと同じエナジーロックシードを用いる事でスペックも同等に近い状態まで引き上げられ、
同様の弓型の武器・ソニックアローを使う事ができる。
使い勝手がいいのか、カチドキ、極が登場後もそれなりに変身されている。
レモンエナジーロックシードはゲネシスコアと共に渡されたもので、
これで変身したジンバーレモンアームズは、特にパワーに優れる形態と設定されている。
必殺技はソニックアローから放つ「ソニックボレー」。
テーマ曲『時の華』の歌詞がこの時点で既に不吉な予感を漂わせている。
ミックス!オレンジアームズ! 花道・オンステージ!
ジンバーチェリー! ハハーッ!
仮面ライダーシグルド・シドから奪取したチェリーエナジーロックシードで変身。シドから奪ったチェリー(意味深)
ジンバーアームズの鎧はどの形態でも表面のフルーツ模様を除き全て同じ形状であり、武器もソニックアローで固定されている。
戦闘時には高速移動で敵を翻弄する。チェリーだからハヤいのか
ミックス!オレンジアームズ! 花道・オンステージ!
ジンバーピーチ! ハハーッ!
仮面ライダーマリカ・湊耀子から奪取したピーチエナジーロックシードで変身。
女性から盗み取ったアイテムで変身するヒーローとはどうなのか
優れた聴力を持ち、ヘルヘイムの森でオーバーロードを探索する際に大活躍した。
反面、 鋭敏になりすぎた感覚が弱点になってしまう事もあり、初めてオーバーロード達と対面した時は、
彼らの繰り出した音波攻撃であっという間に無力化され、ほとんど何もできないまま倒されてしまっている。
便利な能力ながら、あまり活用されなかった。
なお、本編未使用だがこれらの他に「ジンバーメロンアームズ」も存在し、設定上は特に防御力に優れた形態らしい。
防御力重視という一番地味な特徴の上に「カチドキアームズ」の存在があるので、今後も映像作品で使われる機会は無いと思われる。
玩具「DX戦極ドライバー」他一連のセットがあればジンバーメロンアームズの変身音を聴く事が可能で、
玩具「アームズチェンジシリーズ」「S.H.Figuarts」「アームズアクション鎧武」の仮面ライダー鎧武 ジンバーレモンアームズには、
レモン・ピーチ・チェリーと共にジンバーメロンアームズも実装されている。
『小説 仮面ライダー鎧武』では斬月がジンバーメロンアームズに変身、メロンディフェンダーで電磁バリアを張る能力を披露した。
劇場版や鎧武外伝ではこれらの他にマツボックリ、ドラゴンフルーツ、マロンのエナジーロックシードが新しく登場したが、
作中では鎧武は変身に使っていない。
設定上は他のエナジーロックシード同様にジンバー形態が存在しており、
外伝でナックルがジンバーマロン、『小説 仮面ライダー鎧武』では 龍玄がジンバードラゴンフルーツアームズに変身している。
こちらも玩具のロックシードにはジンバーの音声が収録されている。
また同じく鎧武は未使用だが、外伝では通常のロックシード二つで、二つがミックスしたアームズに変身した人物がいる。
カチドキアームズ! いざ出陣! エイエイオー!
DJサガラがその場に置いてあった 何の変哲もない普通のオレンジから創り出した、
ユグドラシル側も把握していない謎のロックシード・カチドキロックシードで変身した強化形態。
通称 「カチコミアームズ」。
下半身にまで及ぶ大型の鎧。 尻は丸出しだけどベース部分の顔の形状も変更されており、兜飾りが大型化し髭のようなパーツが追加される。
古風な外観から当初モチーフを柿だと勘違いされた事もあるが、オレンジ、もしくは橙である。
アームズウェポンは大型の銃器・ 火縄大橙DJ銃。中央のターンテーブルをスクラッチする事でエネルギーチャージし、
出力調整で大砲モード・火縄モード・ガトリングモードを使い分けられる。
その威力はユグドラシルタワーに備え付けられた複数の大量破壊兵器を、それぞれ一撃で使用不可能にするほど。
キカイダーrebootとのコラボ回では、DJ銃から発射された弾丸をキカイダーが蹴って加速させる合体技を披露した。
また無双セイバーと合体する事で大剣モード(通称 「絶許剣」)となり、必殺の斬撃「火縄大橙無双斬」が使用可能。
これにより近距離戦・遠距離戦どちらにも対応可能であり、また機動力こそないが腕力と防御力が高く素手での格闘にも強い。
変身時に 背中に「カチドキ旗」という2本の旗が装備されており、これも両手に持って武器として使える。
噛ませにされがちな中間フォームでありながら最後まで安定して強く、ほぼ負けなしで弱体化した印象が無い珍しい形態である。
正に「勝鬨」の名に相応しいと言えよう。
劇場版『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』では完敗を喫しているが、
この時戦った仮面ライダーフィフティーンはディケイドをも凌ぐほどの敵であるため、相手が強すぎたという事でマイナスイメージは付いていない。
ロックオープン!
極アームズ! 大・大・大・大・大将軍!
禁断の果実・知恵の実の力の一部をもって創り出された鍵型のロックシード・極ロックシードを使い、
カチドキロックシードをオープンする事で変身した形態。
変身時には全ての種類の鎧が召喚されて鎧武と一体化し、カチドキアームズの 鎧が弾け飛ぶ事で変身する。
カチドキとは打って変わって白銀を基調としたスマートな鎧となっており、
胸鎧「極ラング」には複数のフルーツがポップな絵柄で描かれているのがミスマッチ。
「フルーツバスケット」をイメージしたデザインだった事から、ファンからの通称は 「お見舞いアームズ」
(フルーツバスケットは病人へのお見舞い品に使わる事が多かったため。 お供えアームズと呼ばれるよりはマシ…なのか?)。
ただし、S.H.Figuartsでは何故か絵柄が本編と違い、見ようによっては内臓が露出しているようにも見えてグロテスクである。
S.I.Cではフルーツはなくなりメイン4人のアームズウエポンが彫刻されている。
漆黒のマントを羽織り、ヒーローというよりどちらかというと怪人じみた姿である。
見ての通りカチドキよりもスピード重視でパワーは落ちており、単純なスペック値は下回り専用の武器も存在しないが、
特殊能力として 全種類のアームズのアームズウェポンを自在に召喚し使用する事ができる。
上で紹介した以外にもブドウ型の銃 ブドウ龍砲やメロン型の盾 メロンディフェンダー、マンゴー型のメイス マンゴパニッシャー、
キウイ型の円刀 キウイ撃輪、ドングリ型の小槌 ドンカチ、マツボックリ型の長槍 影松と 影松・真、
ドリアン型のノコギリ ドリノコ、クルミ型グローブ クルミボンバーといった、
様々なウェポンを次々召喚しては連続使用する戦法を得意とする。
プロップが実在しないためか、スイカアームズ関連のウェポンは召喚していないが設定上は使用可能。
一度に複数のウェポンを呼び出す事もでき、ドンカチを蹴り飛ばすなど武器の使い捨て戦法や、
バナスピアーとメロンディフェンダーの黄金バランス装備、 メロンディフェンダーとブドウ龍砲の完全防備、影松やソニックアローの二刀流、
空中に静止させた弾丸をドンカチで弾き飛ばす、 無数のウェポンを敵に向かって次々と射出するといった、
本家ではできない使用法も可能。
さらに 使えるだけでなく、アームズウェポンの必殺技も使用できる。
また、召喚したアームズウェポンを他のアーマードライダーに譲渡し、味方の戦力を底上げする事も可能。
なお極ロックシードを捻る度に召喚するアームズウエポンの音声が流れるため非常に五月蝿い。
『宇宙戦隊キュウレンジャー』のシシレッドオリオンの能力がこれとそっくりであったが、
武器のほとんどが共通アイテムの組み換えであるため、極アームズほどのインパクトは無い。
ちなみに玩具ではナギナタモード状態での火縄大橙DJ銃大剣モードという、
大橙丸と火縄大橙DJ銃両方が使える極アームズでしかできない武器が一応存在する。
前述の通り専用武器はないものの、火縄大橙無双斬と 「フルーツバスケット!」の音声と共に、
火縄大橙DJ銃から発射されるビームをメインの必殺技にしている。
性質上カチドキからしか変身できないが、カチドキロックシードを展開中に極ロックシードを展開する事は可能で擬似的な直接変身はできる。
またアームズチェンジ時に出現する複数の鎧が装着者を守るため、アームズチェンジ時の隙も無くなっている。
それどころか通常のインベス程度なら何体いようが周囲の鎧が縦横無尽に浮遊してぶつかるだけで全滅させてしまう。
文字通り「 鎧袖一触」である。本編中に極アームズの変身を妨害できた者はいなかった。
最終話で紘汰が始まりの男となった後はベルトを使用する事無く、
「変身」と呟いただけでカチドキを介さずこの形態へと変身している(変身後にはベルトが巻かれている)。
MOVIE大戦フルスロットルの冒頭ではカチドキロックシードの付いたベルトを出現させ、
極ロックシードを差し込む事によって直接この形態に変身しており、ベルトは使っても使わなくてもいいらしい。
腰に吊るしたホルダーのロックシードも使用しないのでお飾りになっている。
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番外? 限定アームズ |
バナナアームズ! Knight of Spear!
TVシリーズ第13話にて登場。仮面ライダーバロン・駆紋戒斗が貸し与えたバナナロックシードで変身した姿。
アームズウェポンはバナナ型の槍・バナスピアー。必殺技はバナナのオーラを纏い敵を貫く「鎧武バナナバレッド」。
カラーリングが統一されてオレンジより似合うという声も。
戒斗が使うより強いし
借り物だけに本編ではたった一度しか使われていない。
劇場場『サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯』や『仮面ライダー平成ジェネレーションズ』でも変身している。
ウィザードアームズ! シャバドゥビ・ショータイム!
冬の劇場版『天下分け目の戦国MOVIE大合戦』にて登場。
ヘルヘイムの果実とフレイムウィザードリングが融合する事で誕生したウィザードロックシードで変身した姿。
変形前は仮面ライダーウィザード・フレイムスタイルの頭部型であり、
頭にでっかい生頭を被るという普段に輪をかけてシュールな絵面で変身する。
変形後はウィザードを模した形状の鎧となり、本物のウィザードと同様のウィザーソードガンで戦う。
魔宝石でできているため、エネルギー系の攻撃や魔法に対する耐性を持つ。
なお、『鎧武』のストーリーが進んでいく内に、
視聴者から「この形態(及び 他のライダー達のアームズ)は皮肉めいた意味が込められているのではないか」と推測された事もあった。
- 鎧武ウィザードアームズ=「希望」→何度も絶望を経験する事に。
- バロンオーズアームズ=「協力」→力を求める欲望、表面的な助け合いしかしない。
- 龍玄Wアームズ=「断罪」→守りたかったものを全て自分自身の手で壊し、むしろ自分の方が罪を数えないといけない事態に。*5
- 斬月フォーゼアームズ=「信頼」→まともな友人もおらず、部下達には裏切られる。弟により二度も命を落としかける。
1号アームズ! 技の1号・レッツゴー!
春の劇場版『昭和ライダー対平成ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』にて登場。
仮面ライダー1号より託された昭和ライダーロックシードにより変身した姿。特に武器はなく、肉弾戦で戦う。
必殺技は1号の幻影と共に放つ「ライダーキック」。
展開前の1号の顔を模した状態の鎧は敵に噛み付く事ができる、
……それはどちらかというとアマゾンかショッカーライダーではないだろうか。
鎧武の特徴である半月型の単眼「パルプアイ」が中央で2つに区切られ、
オーソドックスなライダー顔に近くなるため顔の印象が大きく変わる。
ちなみに、1号アームズは顔が胴体部に、ウィザードアームズを始めとする平成2期ライダーアームズは顔が背中に、
ディケイドアームズなどの平成1期ライダーアームズは顔が両肩部へと展開するようになっている。
フレッシュオレンジアームズ! 花道・オンステージ!
『てれびくん』の超バトルDVD『フレッシュオレンジアームズ誕生!』に登場。
通常のオレンジアームズを明るく輝かせたデザインが特徴で、大橙丸が二振りになる。
何故か無双セイバーも増えていたが。あと、歩き方がまさにフレッシュ。
ドングリアームズ! Never Give Up!
ドリアンアームズ! ミスターデンジャラス!
夏の劇場版『サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯』にて登場。
タイトルこそコミカルだが中身は超シリアスである。鎧武ではよくある事だけど
それぞれグリドン、ブラーボの残したドングリロックシード・ドリアンロックシードを使用して変身した姿。
ドングリアームズのウェポンはドングリ型のハンマー・ドンカチ。
ドリアンアームズのウェポンはドリアン型の二刀のノコギリ・ドリノコ。
ブラーボの専用ライドウェアではないのでトゲがあるのは鎧部分のみ。
ミックス!オレンジアームズ! 花道・オンステージ!
ジンバーレモン! ハハーッ!
夏の劇場版『サッカー大決戦!黄金の果実争奪杯』にて登場。
邪悪の種を植え付けられ闇堕ちした紘汰が変身する黒い鎧武。名前も「鎧武・闇」と別種扱いとなっている。
何故かソニックアローを持たず無双セイバーを使う。
機動力がやや低下した代わりに通常のジンバーレモンアームズより攻撃力が多少上がっている。
さらに増幅された負の感情により、普段の紘汰ではありえない荒々しく容赦のない戦い方により仲間達を痛め付ける。
ドライブアームズ! ひとっ走りいざトゥギャザー!!
劇場版『仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル』に登場。
ドライブの力が込められたドライブロックシードにより変身した姿。
他のレジェンドライダーロックシード同様、ドライブの顔が被さり、アームズへと展開する。
フロントブレード(前立て)がドライブのエンブレムの形状に変化する。
専用アームズウェポンはハンドル剣で、 超高速攻撃を得意とする。
本編の放映と玩具展開の終了後に、現行商品であるTKシリーズのタイプフルーツと同時にアームズチェンジシリーズとして一般発売されるという、
異例の商品展開で驚かれた。
この玩具では劇中で使用しなかったドア銃も付属。
ちなみにドライブの顔は平成1期ライダー同様、両肩部への展開となっている。
また、ドライブタイプフルーツ同様、鎧がデッドウェイトになってしまい、トライドロンに乗れない。
故に、決着シーンは両者共に基本形態での行動とMOVIE大戦シリーズでは少々珍しい展開となった。
また、この形態に変身した紘汰は、
「やっぱこうなるのか~!」と『戦国MOVIE大合戦』及び『仮面ライダー大戦』を経由していると思しき発言をしている。
キウイアームズ! 撃・輪・セイヤッハッ!
ディケイドアームズ! 破壊者! オン・ザ・ロード!
フォーゼアームズ! 青・春・スイッチ・オン!
オーズアームズ! タトバ・タートバー!
龍騎アームズ! 戦わなければ生き残れない!
電王アームズ! いざ!クライマックス!!
『データカードダス 仮面ライダーバトル ガンバライジング』に登場する形態。
キウイアームズは元は龍玄の形態、他は歴代ライダーの力を使用した形態である。
スズキヤマトアームズ! 東京・大江戸ハッピー!
そんなものはない。
真面目に解説すると、放送当時に展開されていたガシャポン付属のポイントを貯めると、 オリジナル変身名乗り音がダウンロードできるキャンペーンのCMが元ネタである。 すずきやまとはCMに出ていた子供の名前(ちなみに東京都出身)。後半は都道府県の分だけパターンがある。
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『仮面ライダー鎧武』という作品に関する話 |
『 W』以降、明るい作風が続いていた平成ライダーシリーズ(『 ディケイド』以前と区別するため「第2期」と呼ばれる)だが、
本作では所謂パターン化、マンネリ化を回避するために「シリーズに2体だったライダーを増加させる」「第1期の雰囲気への回帰」
(それに伴い、第2期では抑えられていたライダーバトルを話の主軸に置く)、
更に、第1期よりの基本だった「2話完結構成を崩す」事を意図して企画された。
ライダーのモチーフは戦国武将(鎧・甲冑)だが、各ライダーを差別化するため 西洋の騎士や 中華風のデザインのものも登場。
メインアイテムには 錠前が用意された。
そして、これらの要素に加えて フルーツという男児向けの特撮番組では異例のモチーフが選ばれている。
その変身シーンは 巨大なフルーツが頭に被さり、それが展開・変形して鎧になるという衝撃的なもので、
ライダーの武器「アームズウェポン」も、それぞれがモチーフの果実の意匠を取り入れたデザインがされている。
一部ではフルーツに「 マミられる」とネタで言われてもいたが。
なお上記の劇場版限定アームズは バランスボール大の歴代ライダーの頭部を被る形になる。
ストーリー面では、プロデューサーの武部氏が、メインライターとして平成ライダーファンであり、
『 吸血殲鬼ヴェドゴニア』や『 沙耶の唄』等のNitro+作品や、『 魔法少女まどか☆マギカ』で知られるある人物を据えた。
……そう、あの 虚淵玄氏である。武部氏は劇場版『まどマギ』で虚淵氏に興味を持ち、Twitterで共通の友人を探した結果、
かつて『 仮面ライダーキバ』でキバットバットIII世を演じ、かつ虚淵氏がシリーズ構成を担当したアニメ『翠星のガルガンティア』にて、
チェインバーを演じた 杉田智和氏を通じて接点を得た、という経緯がある。 *6。
(杉田氏は本作にも幹部怪人のオーバーロードインベス・デェムシュ(オーバーロード語で「 真紅」)の声で出演している)
またその関係で『 デモンベイン』の鋼屋ジン氏や『 GUILTY GEAR』シリーズのノベライズで知られる海法紀光氏など、
ニトロプラス所属のライターも本作に多く参加している他、一部の怪人や衣装デザインなどにもNiθ氏 *7を始めとする、
多くのニトロプラスの関係者が携わっている。 今更だけどニトロプラスって何の会社だっけ
こうして実際に放送された『鎧武』は、放映当初は変身途中の凄まじい絵面や、
ストリートダンスチームが怪人を召喚してランクを競うというシュールな世界観、
戦闘中に唐突にテロップでクイズを出したり「このあと、○○が…!」とCM入りに予告アオリを入れたりと、
バラエティ番組のような ウザい演出で話題を集めながらも、
序盤こそ明るさの中に潜む巨大企業の暗躍や、怪物インベスのような不穏な存在がわずかに影を落とす程度だったのが、
話が進むにつれ明かされるヘルヘイムの森の真実や、ユグドラシルの計画、かつて倒したインベスの正体、
徐々に進行していく世界の危機、前述した主人公の異形化を示唆する展開、
そして各種言動が色々アレすぎてコラ素材やネタキャラとして強い印象を植え付けまくっている登場人物の数々など
やはり虚淵というべきか、明るい所を見せつつも非常にハードな雰囲気の作品となったのである。
おかげで冗談込みで「 子供達に悪影響を及ぼさないか心配」と言われる事もしばしば。
実際はキッズ視聴率が下がった=子供があまり見なかった事になるので、杞憂だったとも言える
人間関係的には第1期シリーズ(というか 井上作品)の方が 悪趣味ハードな気もしないでもないが。
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そんな鎧武ではあるが |
虚淵氏がメイン脚本を務めるため(というか良くも悪くも歴代作品の傾向から)か、放送開始前は欝展開を危惧する声が結構多く、
実際ストーリー中盤では、序盤に貼られていたある伏線を解消すると同時に、
予想通りの欝展開が描かれ (第1話の段階で多くの視聴者から予想はされてたけど)、 そこからストーリーはよりハードな方向に進んでいき、
終盤では 「明らかに子供を視野に入れていない」とまで評する声も出た。
また、評価についても参加脚本家が東映側の所属である毛利亘宏氏以外の全員が実写かつ4クール作品初挑戦となるためか、
「台詞回しが説明的かつ冗長」「序盤を始め、一部のストーリー展開が淡白で間延びしていたり突拍子も無かったりしている」
「キャラクターに感情移入できない」「販促要素があまり生かされていない」など、
こなれてなさを指摘する辛口な評価も少なくなく、第2期平成ライダーシリーズの中でも特に賛否が大きく分かれている
(実際、虚淵氏は雑誌やムックなどのインタビューにおいて、実写脚本の勝手が違う事に驚いた事や、オンエアを見て感じた反省点などを告白している)。
さらに、上記で記されたように紘汰の結末などから「『 魔法少女まどか☆マギカ』の焼き直しではないか」と揶揄されてもいる。
実際、鎧武序盤と同時期に上映されたまどマギ新編で世界否定をやったばかりである
しかし、展開こそ確かにハードではあるものの作風そのものは王道かつ陽性であり、
実際対立組織であったユグドラシルの広域殲滅兵器から街を守るために破壊する展開が描かれたり、
敵怪人であるオーバーロードは基本的に「 対話不可能な存在」として描かれているなど、
勧善懲悪のカラーもやや強めであり、ハードな物語に対しての一服の清涼剤となるようなコメディチックなシーンも随所に挿入されている
(上記同様、虚淵氏はインタビューで「これまでと違って明るめな作風」とも答えている)。
下記の台詞が出た40話を始め評価の高い回も多く、変身を成長と捉えたストーリー構成を評価する声もまた多い。
尤も、基本的に 後味の悪い救われない作品が多い石ノ森ファンからしてみれば「何を今更」という反応であったし、
歴代ライダーでも割りとキツい内容は多かった為、「虚淵氏だからって別にどうって事無い」という意見もあった辺り、
『仮面ライダー』という作品の懐の広さを示しているとも言える
(とはいえ、石ノ森作品の持つ重さと、平成ライダー…というか主に井上氏の後味の悪さは全く別ベクトルなのだが)。
そもそも虚淵氏、元々 ライダーシリーズから影響受けまくってる訳だし(特に『 龍騎』)。
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平成ライダー15作品記念という事もあってか、過去作へのオマージュ設定が非常に多い事も作品の特徴の一つ。
例えばライダー同士のバトルロイヤルは分かり易く『龍騎』を連想させるものであり、 街を支配する大企業の存在、
オーバーロードという単語や 彼らが話す独自言語など敵の設定も同様。
カチドキから極アームズへの「大柄な鎧が弾け飛んで次なる形態に移行する」というのもまさしく『 カブト』のそれである
(重装甲の中間形態から装甲が外れて最強形態に変化するのは『 アギト』のシャイニングフォームにも近いが)。
劇場版限定の過去作ライダー形態への変身というのも『 ディケイド』の要素と言えるだろう。
また、各種劇場版や番外編エピソードなどでは仮面ライダーウィザード *8や 仮面ライダー1号、『烈車戦隊トッキュウジャー』、
そして『キカイダー REBOOT』版のキカイダーとのコラボ(と言う名の映画の宣伝)を果たしている。
前述通り2話完結構成崩して全体が連続するストーリー構成にしているので、コラボのせいで本編中断を何度もしてしまっているが。
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ゲーム作品での鎧武 |
ライダー系無双ゲーム『バトライド・ウォーII』に参戦。主人公的な立ち位置で、バロンと共にプレイアブルキャラに。
冒頭では何故か戒斗と光実と一緒にある映画館に行って騒動に巻き込まれており、いきなり 徳田新之助と対面。
その後勢揃いした劇場版ラスボス軍団 というかキングダークに一方的に倒されるという超展開で物語が開始する。
なおキングダークが出るステージはディケイドでしか挑めないためリベンジはできない
性能は主人公らしく癖のない刀剣スタイル。パインアームズやイチゴアームズなど多彩な変身形態も楽しめる。
一方バロンはマンゴーアームズくらいしか変化しない。龍玄はそもそもサポート専用だし。
超必殺技を使うとカチドキアームズに変身。うって変わって射撃主体のフォームになる。
DLCでは極アームズが登場。 フォーゼと同じく 通常技の回数によって 必殺技が変化する仕様になっており、
原作通り多種多様なアームズウェポンを使いこなす。
しかも単発の必殺技にも派生先がたくさんあり、形態変化しないにも関わらず膨大な技数を誇る。
ライダーグライドのブドウ+メロンなどの一部を除き大半が他ライダー技の丸コピペなのは内緒
最終的には事件の元凶である映画館の化身「シネマ」に勝利、満身創痍になりながらも本懐を達した彼に対し、
遺された映画館を有効活用できる手段を模索する事を約束している。
しかし『鎧武』後半以降の展開を考えると、戒斗・光実共々そんな余裕があったかは正直疑問である。
続編『バトライド・ウォー創生』では、ステージ開始前に最強形態をカチドキアームズと新規搭載のスイカアームズから選択可能となり、
極アームズもカチドキアームズ選択時の究極形態として統合された。
また鎧武とバロンの最終戦を模したステージが登場したのだが、模しているだけで最終戦とは違う戦いなので、
3ステージによる戦いの果てに仲間になった直後なのにも拘らずバロンがまた戦いを挑んできたり、
「NPCの鎧武とバロンの戦闘にPCで選択したライダーが割り込む」という形だったりとツッコミ所が多すぎるステージとなっている。
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公式が病気 |
4分で分からなくなる『仮面ライダー鎧武』
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徐々に黒くなっていく雰囲気
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「違う!強さは力の証明なんかじゃない!
強い奴の背中を見つめていれば、
心砕けた奴だってもう一度立ち上がることができる!
誰かを励まし、勇気を与える力…それが本当の強さだ!!」
MUGENにおける仮面ライダー鎧武
qzak氏による呼びかけで発足されたプロジェクト「チーム鎧武」により共同製作されたものが公開されている。
公開場所はプロジェクトによる平成ライダー制作Wikiの専用アップローダー。ただし、アップローダーは4つ存在しているため注意。
ここでは最新大型更新版の2017年10月8日版を元にした解説をする(大きく変わった更新部分or新要素はNewを付ける)。
劇場版に登場した「武神鎧武」仕様の音声パッチ(CV:
小山力也
)も旧アップローダーにて公開中。
ただし最新版には非対応のため、使用する場合は2014年12月版本体にパッチを適用したものを使うべし。
様々な技が搭載されており、弱攻撃を当てた際に連打する事で『
P4U』や『
ASB』のように自動で決められた
コンボが可能。
また侵食
ゲージという特殊ゲージが存在する。
これは自動上昇(99秒経過しても4割程度)の他
通常技や打撃
必殺技、ゲージ技を使用する事で上昇していき、
侵食ゲージを消費する事で強化形態に変身し性能を拡張する事が可能。最終形態の極アームズに達すれば
英雄王もかくやというほどの強さを発揮する。
防御システムとしては
根性値の他
ジャストディフェンスを搭載、成功すると通常ゲージと侵食ゲージが両方溜まる。
この他、12Pを選択すると侵食ゲージが常時MAXになる。
+
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技一覧 |
「パワーチャージ」
所謂ゲージ溜めだが、パワーゲージではなく侵食ゲージを溜める。
徐々に上昇速度が上がっていき、0からだと8秒程でMAXになる。
「ゲージ変換」
侵食ゲージを50%消費してパワーゲージを1本溜める。
使うのなら侵食ゲージが自動上昇するカチドキ以降がいいだろう。
「緊急回避」(New)
所謂前転。
後ろには移動できず投げ無敵もないので注意。
「くらい抜け」
侵食ゲージに蔦が巻き付いている時のみ使える 喰らい抜け。
現在の形態が進んでいるほど性能が上がり、極アームズ中なら全方位にアームズウェポンを射出する。
発動すると蔦が消滅し食らい抜けが使えなくなるが、極アームズ発動を使うと再び蔦が出現し使えるようになる。
ただし一度も使わないまま極アームズ発動しても複数回使えたりはしないので注意。
「無双セイバーガンモード」
スタンダードな 飛び道具技。弱で1発、強で3発の弾を発射する。
空中でも使用でき、その場合強弱問わず3発撃ちながら後ろに下がる。
「ナギナタスラッシュ」
追加入力可能な突進技。強は上段→下段の連携となっている。
「空中ナギナタスラッシュ」
空中でナギナタモードに連結し無双セイバー側で斬り付ける。
強は出が遅い代わりにリーチが伸び、スライドダウンを誘発するので一部攻撃で追撃可能。
「イチゴクナイ」
ガードされた際上に跳ね再攻撃する飛び道具。
弱は出が遅いが 硬直が少なくガード時高く跳ね、強は出が早く追加入力でもう一本山なりに投げる。
「パインアイアン」
弱が連続ヒット、強がアーマー付き単発の対空技。
「友情のタッグ攻撃」
バナナアームズになり仮面ライダーバロン・マンゴーアームズと共に攻撃する0.5ゲージ技。
バロンには食らい判定がないので鎧武が攻撃を食らっても構わず攻撃してくれる。 友情…?
「オレンジ無頼キック」
オレンジアームズの空中1ゲージ技。無双セイバーガンモードから繋ぐ事も可能。
「ナギナタ無双スライサー」(New)
同じくオレンジアームズの1ゲージ技。
画面端まで届く斬撃を発射し、ヒットすればロックして追加攻撃を与える。
またヒット時は追加攻撃前に0.5ゲージ消費で緊急回避にキャンセル可能。
この場合相手を拘束したまま自分だけ動けるので更に追加コンボができる。
「サクラハリケーン」
轢き逃げアタックライダーブレイク系の技。一度画面外に消えてからサクラハリケーンで突進する。
「パインアームズ:無頼キック」
空中に飛び上がりながらパインアイアンを相手に蹴りこみ、そのまま無頼キックを叩き込む1ゲージ技。
パインアイアンが当たればロックし、当たらなくても無頼キックは発動する。
「イチゴアームズ:クナイバースト」(New)
上空に出したイチゴ型エネルギーから無数のクナイ弾を射出する1ゲージ技。
威力は低いが相手より先に行動可能になる。
また発動時のライフが300以下だと仮面ライダー龍玄・ ゲブドウアームズが現れ援護攻撃する。
後ろから撃たれてトドメ刺されたりはしないので一安心
隙は少ないが威力も低くコンボ補正が強い技性能0と隙は大きいが威力が高くコンボ補正も弱い技性能1から性能を選択可能。
後者の場合下記の各種強化アームズ発動で隙をキャンセル可能な他、発生直後から0.5ゲージ消費して緊急回避にキャンセルする事もできる。
「スイカアームズ:大玉ビッグバン」
早い発生、長い無敵、高い威力を併せ持つ非常に強力な1ゲージ技。
ただし全ラウンドを通して1回しか使用できず、使用後は侵食ゲージ右端(1P時)のスイカロックシードが黒くなる。
「ジンバーレモン発動」
侵食ゲージを50%消費する事で発動でき、発動後は下記の技が解禁される。成立前に潰されてもゲージは減るので注意。
なお潰された場合オレンジの鎧だけが上に飛んで行くが、miyaji氏曰く仕様との事。
「ソニックアロー斬撃」
通常技や打撃必殺技からキャンセルで出せるジンバーレモン用必殺技。当てると相手を吹き飛ばす。
「ソニックアロー射撃」
溜めれば溜めるほど威力が上昇する矢を発射するジンバーレモン用必殺技。チャージ音が3回鳴った時点(約120F)でガード不能になる。
更に溜める(約150F)と紘汰の台詞と共に鎧武が点滅しだし、この状態で撃つと250ダメージを与えつつ相手を吹き飛ばす。
「ジンバーキック」
空中用のジンバーレモン用必殺技。
「ジンバーレモン:無頼キック」
出が早く威力も高いジンバーレモン用1ゲージ技。空中でも発動可能。
始動の回転か空中から撃たれる矢が当たれば相手をロックする。
ジンバーレモン発動前でも使用可能だが、その場合は空中では使えず侵食ゲージを50%消費する。
「ジンバーレモン:ソニックボレー」
ジンバーレモン用1ゲージ技。溜めるほど威力の上がる巨大なエネルギーの矢を射出する。
ジンバーレモン発動前でも使用可能だが、その場合は侵食ゲージを50%消費する。
「カチドキアームズ発動」(New)
侵食ゲージを全消費する事で発動可能。直接攻撃系ゲージ技の硬直をキャンセルして出せる。
発動後は以下の技が解禁され、更に侵食ゲージ自動上昇速度が約50秒でMAXになる程度に上がる。
成立に必要な時間はジンバーレモン発動より長いので、発動前に相手をソニックアロー斬撃などで吹き飛ばすといいだろう。
またこの形態になるとジンバーレモン発動前でもジンバーレモン完了状態になる(形態技が上書きされるのでゲージ技にしか意味は無いが)。
「旗攻撃」
判定の強いカチドキ旗で連続攻撃するカチドキアームズ用必殺技。
通常技や打撃必殺技からキャンセルで出す事も可能。
「火縄橙DJ銃マシンガンモード」
弾速の早い10ダメージの弾を10連射するカチドキアームズ用必殺技。
「カチドキキック」
空中用のカチドキアームズ用必殺技。
「大橙スラッシュ」
ナギナタスラッシュのカチドキ版。
弱が対飛び道具ガードポイントを持ち追加攻撃が使える突進技、強が始動に対打撃ガードポイントを持つ中段技となっている。
「火縄大橙炎突破」
対空投げ技で、無敵は無いが判定が強い。
威力が単発170ダメージと中々に高く、コンボに組み込む事も可能。
「火縄大橙DJ銃大砲モード」
侵食ゲージを50%消費し発動できる大技。
弾速が早く、飛び道具を貫通し壁バウンドを誘発するため相手の飛び道具を見てから撃てる。Jaki氏曰く「 テイガーのスパークボルト」。
「カチドキアームズ」(New)
2ゲージ消費で発動し、オプションの技性能設定で性能が変化する。
カチドキアームズ発動前でも2ゲージと侵食ゲージ全消費で直接この技を発動する事も可能。
技性能1だとカチドキチャージを発動し大砲モードと同様のエネルギー弾を発射する。
ダメージは直撃300、削り50程度だが根本なら発生1F。
ただし画面端から反対端の相手に当てても約40F不利、根本ヒットだとほぼ1秒不利のため相手側の画面端付近から使うとまず反確になる。
技性能0だと発動時に侵食ゲージがMAXになり、徐々に減少していく侵食ゲージが0になるか一部技を使うまでアーマー状態となる(投げは効く)。
アーマー中はカチドキアームズで追加される技以外とジャンプが使用不可になるが移動は(歩きのみ)可能で、
マシンガンモードと旗攻撃のダメージが半減する代わりに単発110ダメージの通常版大砲モードが追加される。
またアーマー中更に1ゲージ消費でカチドキチャージを発動、『バトライド・ウォーII』のようなごんぶとビームをぶっ放しアーマーを終了する。
11Pを選択するとイントロでカチドキアームズを発動、その後常時アーマー発動状態になる。
ただし技性能1にしていた場合イントロがカチドキ発動から進まなくなるので注意(スキップすれば使用可能)。
「出陣の勝鬨」
カチドキアーマー中のみ使用可能な吹き飛ばし技。
侵食ゲージを50%消費して発動、ダウン拾い可能な衝撃波を放ちつつゲージを1本分上昇させる。
更にこの技を当てた場合、2ゲージ消費する事で下記の極アームズ発動が使用できる。
「極アームズ発動」
カチドキアームズ発動後、更に侵食ゲージ全消費で発動可能。
発動すると周囲に鎧が出現、敵を弾き飛ばす上に発動時の25F以降は無敵なので潰す事も不可能。
発動時に潰しても食らい抜け発動用の蔦が復活するので無駄にはならず、12Pなら食らい抜けから即再発動も可能。
展開中の弾き飛ばしは削りは無いが単発10ダメージが付いており、変身完了まで攻撃し続けるためアーマー殺しとなっている。
またオプションのアームズ出現数設定を弄る事で変身時の鎧の数を変更でき、デフォルトは原作同様の11個。
デフォルトから個数を増やすとドラゴンエナジーや
ヨモツヘグリ
が追加され、逆に0にすると何も降ってこなくなる。
フルーツバスケットとはなんだったのか
また、発動時にスイカアームズが残っていた場合は鎧が収束するタイミングでスイカが降ってくる(演出のみで攻撃判定は無し)。
侵食ゲージの自動上昇量が更に早くなっており、約25秒でMAXになるように。
「メロンディフェンダーブロッキング」
極アームズ中のみ使える ブロッキング。元から使えるジャストディフェンスと違い侵食ゲージは溜まらないが有利が大きい。
「火縄橙DJ銃大剣モード」
かなり判定の強い大剣モードで攻撃する極アームズ用必殺技。
例によってキャンセルで出せ、威力も高い。
「バナスピアー・ドリノコ」
前方に高速でバナスピアーを射出する。
ただし近く(大体弱攻撃が届く範囲)だと当たらない。
追加入力で相手側の画面端から斜め上に向かいドリノコを飛ばす。
「影松・影松真」
斜め上に向かって影松を投げ付ける。
追加入力で相手側の画面端から斜め上に向かい影松真を飛ばす。
「ドリノコ」
巨大なドリノコを高速回転させつつ投げ付ける。
見た目に反し攻撃判定は芯のみの烈風拳型飛び道具。
「クルミボンバー」
相手の頭上からクルミボンバーを落とす。
ダウンした相手にこの技で追撃する事も可能。
「ドンカチ」
相手をバウンドさせる中段技。
「クルミ昇竜拳」
クルミボンバーで殴り付ける対空技。2回までの追加攻撃が可能。
「影松突き」
影松で画面の半分以上を覆う突きを繰り出し、そこから手前への引き寄せ攻撃を行う技。
初段の突き、二段目の引き寄せのどちらからでも追加入力で影松・真突きに派生でき、そこから別の技にキャンセルできる。
「ドリノコ斬り」
投げと飛び道具に対して無敵の飛び込みロック技。
「ブドウ龍砲」
地上版無双セイバーガンモードが変化したもの。
弱がブドウ龍砲を6発発射し、強は5発撃った後無双セイバーとの二丁撃ちで攻撃する。
出が早く弾数も多いが、バラける上に射撃位置も高いため相手の背が低いとしゃがまれて当たらない事もある。
「パインアイアン」
通常版のパインアイアンが変化したもの。
リーチと判定がかなり強くなっており、強で出せばアーマーも付く。
「ブドウ龍砲&ドンカチ」
ブドウ龍砲で大型エネルギー弾を複数チャージし、チャージした弾をドンカチで殴り飛ばす。
チャージ部分にもドンカチにも攻撃判定が存在し、飛ばすとランダムに拡散するため飛び越える事は難しい。
弱点としては突き出したブドウ龍砲にも食らい判定がありチャージ部分のダメージは低いので突進技には弱いのと、
チャージも拡散弾も相殺判定が無いので出が早い飛び道具には弱い事が挙げられる。
また、出が遅い分当然 無敵移動にも弱いので使う相手には注意。
「ナギナタスラッシュ」
空中用の極アームズ用必殺技。最初から使える必殺技とは違い大橙丸側で斬る。
「キウイ撃輪」
キウイ撃輪を射出する。
追加入力で相手側の画面端から斜め上に向かいもう一つキウイ撃輪を飛ばす。
最速入力すればバナスピアーや影松からこれに繋ぎどんどん浮かせる事も可能。
「スイカ双刃刀」
空中で使用可能な1ゲージ技。
凄まじい判定の強さを持ち、更にダウン中の相手に当てる事も可能。
スイカアームズの武器を使っているが、スイカアームズ使用後でも使える。
「乱舞escalation」
体力300以下、かつ3ゲージと侵食ゲージ全消費で発動できる即死技。
始動のカチドキアームズのパンチが当たると相手をロックし極アームズに変身、無数のアームズウェポンで攻撃後火縄橙DJ銃大剣モードで決める。
条件を見ての通り ロマン技の域だが、メロンブロッキングからキャンセルで出せるためここ一番で狙えるかもしれない。
またタッグ戦の場合、片方に当たれば始動に当たってない方もアームズウェポンに触れると巻き込んでロックする。
デフォルトAIは起き攻めで使用するので条件さえ揃っていれば割と見られるが、その条件が厳しいので12P以外では難しい。
極アームズ通常変身同様アームズ出現数を弄る事で個数を変更可能。
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AIがデフォルトで搭載されており、2014年11月6日版時点でJaki氏曰くAIレベル10で氏改変AI入りの
カブトのAIレベル9や
Gルガと互角程度との事。
2014年11月6日版対戦動画
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2015年8月12日版対戦動画
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また、AI所持ロックシード設定でアームズをどこまで使うかが調整可能。
3にするとカチドキアームズまで+カチドキ優先、4で極アームズ優先、5でジンバーレモン→カチドキ→極と順に変身していく。
ロックシードレベル設定で試合開始時の到達形態も設定可能。
この他、
邪武謎ジャムや対
カイト用イントロなどが搭載されている。
※人違いです
2014年12月26日、同アップローダーにてA-人氏による改変版が公開。
12月18日版をベースに攻撃速度加速、無敵追加、火力上昇などが施された凶キャラ仕様となっている。
特にパインアイアンとナギナタスラッシュは強弱共に威力がゲージ技並(ナギナタスラッシュに至っては追加技まで含めれば5割)になっており、
使用時に技後も持続する約2秒の無敵が付くのでこの2つだけ使っていれば狂上位相手でも(当身を持たなければ)倒す事が可能。
ただしAIはそのままなので、
ランク的には凶レベル。
現在は公開停止。
2018年2月6日には上記
ボイスパッチをベースとした「
武神鎧武」が公開された。
「誰のための世界か、何のために戦っているのかやっとわかった!」
「ここには、死んで欲しくなかった奴がいる!そして、守りたい奴らがいる!」
「俺の味方かなんてどうでもいい!俺の守りたいものは変わらない!例え俺自身が変わり果てたとしても!」
「犠牲なんかじゃない!俺は俺の為に戦う!
俺の信じた希望の為に!俺が望んだ結末のためにっ!!」
出場大会
出演ストーリー
*1
「ここからは皆のステージだ!」「俺達のステージに、付き合えよ!」と言った事もあり、
ゲーム『バトライド・ウォーII』出演時は
「ここからは俺達、仮面ライダーのステージだ!」と言っている。
*2
オーバーロードインベスの一人・レデュエが紘汰に見せた幻覚の中など、裕也が鎧武に変身するIfの可能性も劇中で示されている。
なおこの場合の際の決め台詞は「フルーツジュースにしてやるぜ!」で、これは紘汰の決め台詞のクイズにあったもの。
*3
「フェムシンム」という言葉自体は、彼らの言語において「人類」を指す言葉であるらしい。
彼らから見て下等生物である地球人の事は「デョブリョ(猿)」と呼ぶ
(視聴者有志の解析によれば、オーバーロード語自体「にんげん」が「へんしん(変身)」っぽく
変換できるようにできている模様)。
また、「オーバーロード」は当初こそ地球人類側からのフェムシンムに対する呼称であったが、
後に地球人である戒斗や紘汰も同じくオーバーロードインベスとしての力に覚醒した為、
現状では「オーバーロード=
自身の意識を保ったままインベス化した人類の総称」「極アームズ=紘汰のオーバーロードとしての姿」と見做す視聴者も多い。
*4
制御状態のインベスはホログラム状で小さく非力だが、制御を失い人間大に実体化したインベスは無差別に人を襲い始める。
また、市民達にはビートライダーズの呼び出したインベスと自然に開いたクラックを通ってきた
インベスの違いが分からない為、インベスの起こす事件は全てビートライダーズが原因だと思われていた。
さらに、この騒動を利用して強盗行為を行うビートライダーズまで続出する始末であった。
これらの悪条件が積み重なりに積み重なった結果、ビートライダーズの信用が失墜する事態にまで発展してしまう。
しかし、この自然に開いたクラック、つまりヘルヘイムの存在こそ、
ユグドラシルが一般市民に徹底的に隠蔽しようとしている秘密であり、その目くらましとしてインベスゲームを流行させ、
これらのトラブルを常態化させるという、最初から目論見どおりの筋書きなのである。
ビートライダーズはドライバーとロックシードの実験データ収集用のモルモットであり、スケープゴートなのだ。
発案者である呉島貴虎が当初ビートライダーズを見下していたのもこの辺りの事情に起因するものであろう
(ただし貴虎は身体の影響を気遣い、必要以上に犠牲を強いる事には否定的であり幹部では唯一ビートライダーズを人間扱いしてもいる)。
そして当初の予定通り、データの収集と次世代型ドライバーの開発が整うと同時に錠前ディーラーは営業を停止し、
さらにクラックの自然発生と野生のインベス被害が頻発・広範囲化して秘密裏の隠滅が困難になると、
インベスゲームの様子を配信していたネット番組は一転して「ビートライダーズの悪行」を全国に発信している。
それでも露見した場合は、本社ビルに設置された破壊兵器で町ごと残らず消し去るつもりであった。
尤も、これらの悪事のツケは、番組後半でユグドラシル側にも盛大に跳ね返ってしまう訳だが……。
この展開は変身アイテムとプロセスが決定した後に脚本に選ばれた虚淵氏が、
これを渡されて真面目に人のため戦おうとするのは説得力がないと判断し、
当初は遊び道具として配布しているという設定にしたと言われている。
要はキュゥべえの手口である。
*5
余談だが、龍玄以降もWを模した形態に変身したライダーは自分の方が罪を数えないといけない事態になる事が多い。
皮肉な話である。
*6
実は『まどマギ』放映直後の2011年8月末、
「虚淵玄が『
仮面ライダーフォーゼ』でサブ脚本に起用される」という噂が放送直前にネット上で流れた事がある。
実の所、これは釣り用捏造記事にまとめサイトが騙された形で広まった全く根も葉もないデマで、
その日のうちにtwitterで本人から否定されている。
本人はその際「世の中そんなに甘くねぇっての!」と発言していたが、
まさか僅か2年後に本当にメインライターをやってしまうとは、本人含め誰も予想しなかった事だろう。
*7
Niθ氏は虚淵氏と共に仮面ライダーオマージュ作品『BLASSREITER』にて、キャラクターデザイン原案として参加した事がある。
そのためか、オーバーロードなど一部怪人のデザインは同作を彷彿させるとして一部で評判となった。
最終更新:2023年03月22日 16:15