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ヴィンセント・ヴァレンタイン


「フッ……悪夢にうなされる長き眠りこそ私に与えられたつぐないの時間」

旧スクウェア(現・スクウェア・エニックス)のRPG『FINAL FANTASY VII』の登場人物。大統領の縁者では無い。
パーティに加入できるものの隠しキャラでシナリオを進める上では必ず加入しなければならない訳ではないのだが、
設定上はクラウド・ストライフセフィロスに匹敵するレベルで同作の重要ポジションにある。
声はAC版は 鈴木省吾 氏、『エアガイツ』では 中田和宏 氏が担当している。




 長い黒髪と赤いマントが特徴的なガンマン。
 元神羅カンパニー総務部調査課(通称「タークス」)に所属していた経歴を持つ。
 非常に物静かな性格で、何事にも興味を示さず一見冷徹な人間かと思われがちだが、
 実は優しさと情熱を内に秘めた人物。
 現役時代に起こった事件をきっかけに神羅屋敷の地下室の棺桶で十数年に渡る眠りについており、
 特定の条件をクリアすることにより加入する(『FF7 REBIRTH』ではシナリオの都合上必ず仲間になる)。
 なお、隠しキャラであるため、ゲーム内ムービーにはユフィと同じく全く登場しない。
 この問題で、ヴィンセントをメインパーティーに入れていたプレイヤーはクリア時の感動の場面で悲しみを負う事となった。

+ ネタバレ注意
本編の約25年前、研究員護衛の任務で神羅屋敷に出立。そこで後のセフィロスの母であるルクレツィアと出会い、
徐々に親しくなりやがて恋慕の情を抱いたヴィンセントはルクレツィアにプロポーズしたのだが、
ある理由からプロポーズを受ける訳にはいかなかったルクレツィアはそれを断り宝条と結婚。
ルクレツィアの事情を知る由もないヴィンセントだったが、「彼女が幸せなら構わない」とそれを黙認した。

しばらくして、ヴィンセントはジェノバ・プロジェクトにルクレツィアの子供を使う事を知ったヴィンセントは宝条に抗議するが、
宝条はおろかルクレツィアも彼の言葉を聞き入れず、ヴィンセントはただ実験が進められていくのを見ているしかなかった。
だが、自らをジェノバ・プロジェクトの母体として捧げたルクレツィアの容態が急変。
心身共に衰弱する彼女を見たヴィンセントは彼女を人体実験の対象にした宝条に詰め寄るが、逆上した宝条によって撃たれてしまい、
その宝条によってモンスター化実験を施され、無理な実験を立て続けに行われた後遺症で仮死状態になってしまう。
そんなヴィンセントを蘇生させるため、ルクレツィアは伝説の異生命体カオスの因子をヴィンセントに移植し、
「命を纏める」というカオスの特性によりヴィンセントは蘇生しただけでなく、同時に不老不死の身体を手に入れる事となる。
しかし、ジェノバ細胞の影響と心労で自身の精神が限界であると悟ったルクレツィアは、
後の世の誰かがヴィンセントを救ってくれると信じて、ヴィンセントが目覚める頃には既に失踪してしまい、
彼は細かな事情は知らぬまま「肉体を改造されたのは見ているだけで止めなかった自分への罰」と考え、
ルクレツィアを救えなかった後悔と共に神羅屋敷地下の棺で自主的に永劫の眠りについていたのである。
つまりルクレツィアが彼の人生を狂わせた元凶。一応悪人ではないのだが様々な行動が裏目に出まくっている

そして本編中、ニブルヘイムを訪れたクラウド達によって眠りから呼び覚まされ、宝条やセフィロスに会うために旅に加わる事となる。
道中、クラウドの真実を知ったりウェポン襲来という出来事の末、ジュノンよりミッドガルに移設された魔晄キャノンを以て、
北の大空洞に眠るセフィロスに大量の魔晄エネルギーを送らんとする宝条と対峙。
宝条は「お前の前では科学は無力だ」と敗北を認め「科学を超えてゆけ」とセフィロスに最後の手助けをしようとしたものの、
それが曲がりなりにも親の愛という訳では無く科学者としての欲望に根差したものである事や、
その為にルクレツィアをジェノバ・プロジェクトに差し出した事に激怒するというように、ヴィンセントを対宝条戦に加えると特殊なイベントが発生する。

「私は……間違っていた。
 眠るべきだったのは……きさまだ、宝条……!」


武器は銃の遠距離特化型。バレットと違って近距離武器は一切なく、全部が遠距離攻撃のものとなっている。
バレットより命中力の高い銃が多く、命中力の最大値255の銃もあるため、
命中力が下がる代わりに強力な効果の攻撃を行える「ひっさつ」や「いあいぬき」マテリアと相性がいい。銃で居合い抜きするのかよ。西部劇の早撃ち?
リミットブレイクすると4種類の魔物に変身することができる。
ただしリミット技を一度使うとその戦闘中操作できないバーサク同然の状態になるので、場合によっては使わない方が良い。 
例えば、無属性攻撃が殆どのリミット技の中で例外的に属性が付与されている攻撃があるため、
無効・吸収される属性攻撃を延々と連発しまくる事も有り得る。

後日談を描いたOVA『アドベントチルドレン』では、大切な人の行方を求めて各地を放浪していた事もあり、敵勢力であるカダージュの陰謀に真っ先に気付く。
そのため窮地に陥っていたクラウドを救助して情報を伝えるのだが、この際に携帯電話を所持していない事が発覚。
マリンから「信じられない」とドン引きされたことが相当ショックだったのか、クライマックスには衝撃的なセリフと共に駆け付けた。

「電話屋は、どこだ……?」
携帯ショップって言うんですよ

その後無事に携帯を入手することはできたようだが、ユフィからクラウドへの伝言板代わりにされてしまう事が増え、
クラウドに「この電話は私の物だ。勝手にかけてくるな」とユフィへ伝えるよう頼んでいる。*1


MUGENにおけるヴィンセント・ヴァレンタイン

Ultraboard101氏製作の『KINGDOM HEARTS チェイン オブ メモリーズ』風スプライトのキャラが存在する
(ヴィンセント自体は『KH』シリーズに出演したことは無い)*2
公開先だったサイトは閉鎖されているが、Ryon氏のMediafireの「Other series」のファイル内にて、
他のUltraboard101氏製作のキャラと共に代理公開されている。

2丁の銃を使った銃撃による遠距離戦が得意なキャラとなっている。
超必殺技ではモンスターの姿と化して攻撃する。
AIは未搭載。
紹介動画

出場大会

  • 「[大会] [ヴィンセント・ヴァレンタイン]」をタグに含むページは1つもありません。


*1
なお『FF7』本編のパーティ変更は「PHS」という初期の携帯電話そっくりな見た目をした端末でメンバーを集めて行っていたのだが、
これは「P(パーティ)H(編成)S(システム)」の略称で、通信機能はあるようだが、厳密には電話機ではないらしい。
小説『On the Way to a Smile』のユフィ編によれば、本編後に急速に携帯電話が普及してPHSが時代遅れになり、
ヴィンセント以外の仲間たちで携帯電話を導入して連絡を取り合うようになったという経緯が描かれている。
そしてクラウドは頻繁にかかってくるユフィからの着信がウザくなって無視するようになった
無論このPHSというのは現実世界でのPHSが元ネタで、携帯電話の普及によって廃れたことを受けての描写なのだが、
その後現実世界でさらに進歩が進み、携帯電話やスマートフォンが一般に普及しきってしまったため
以後の派生作品やリメイクでは、本編以前や本編に相当する時間軸でも携帯やスマホが登場するという、若干の齟齬が発生している。

*2
一応『KH』のクラウドがヴィンセントのマントとガントレットを身に付けたような格好をしており、
攻略本「アルティマニア」で野村氏からこれらの装飾はヴィンセントがモチーフと断言している。
アルティマニアの発言を見るに野村氏もできることなら出演させたかったようだが、ダークシーカー編では実現しなかった。


最終更新:2026年06月25日 14:12