「レッツダンシング!」
+
|
担当声優 |
-
青野武
- 『ぷよぷよCD』シリーズ
-
長島雄一(現・チョー)
- 『ぷよぷよ~ん』『ぷよぷよDA!』
-
菅沼久義
- 『ぷよぷよ!』以降のセガ作品
その他のコンパイル作品では大体コンパイル社員が演じている。
|
タラ目タラ科に属する魚類。スケソウダラとも呼ばれる。全長91cm。北太平洋に広く分布するタラの一種。
マクドナルドのフィレオフィッシュに入れる魚肉としても用いられている。
もちろん手足は生えていない。
……ではなく、ゲーム『魔導物語』及び『ぷよぷよ』シリーズに登場する同名のキャラクター。
通称「たら」。体長190cm、体重138kg。
初登場の『魔導物語1-2-3』(MSX/PC-98)エピソードIの時点では名前が
「すけとうたら」だったが、
『ぷよぷよ』や『魔導物語A・R・S』以降は「すけとう
だら」と濁った(ただしゲーム中の略記はやはり「TARA」)。
踊るのが趣味の手足の生えた
魚。他キャラからの踊りの感想は主に「
キモイ」「
美しくない」など評判は良くない。
ウィッチと同じく当初は
雑魚敵で、それも踊って体力を回復させるのが特徴の手足の生えた魚という完全なるネタキャラとして登場した。
キャラクターがリアル頭身で描かれたPC-98版では、実在のスケトウダラに手足が生えたような奇怪なデザインになっており、
さらにボディービルのような演技をして「ふぃっしゅ」と連呼し、なぜかこちらの攻撃を弾き返すようになる。
そして「グロ魔導」と呼ばれる98版ならではの演出で、
「(アルルの攻撃で)すけとうたらの
膀胱が破裂し、腹部から汚水をまき散らして倒れる」という惨い最期を(
テキスト表記で)迎える事になる。
(魚類に膀胱あったっけ?と思うかもしれないが、現実のタラの仲間も一応尿管の下端部が膨張して袋になっている)。
当初は色々と濃い雑魚敵たちの一人にすぎなかったが、かなり早い段階でTVCMの宣伝役に抜擢されて以降、
以後も主人公を差し置いて新作のTVCMに出演しつづけ、Win版魔導物語2作では雑魚敵ではなく共に審査員という個人として登場、
スーパーファミコン版『魔導物語はなまる大幼稚園児』では息子のすけとうだらJr.がメインのライバル役で出てきたり、
セガサターン版『魔導物語』で仲間の一人になったり(しかも2回以上仲間になる期間があるのは、彼の他は準主人公クラスのシェゾだけ)、
『魔導RUN』では仮にも準主人公クラスのルルーを差し置いて自機になったり、うろこさかなびと(人魚)のセリリに片思いする設定が出来たり、
魔導キャラによる恋愛シミュレーションゲーム『セリリのはっぴーばーすでぃ』ではアルルやルルーと並ぶ攻略対象キャラとして抜擢されたりと、
ドラコケンタウロス、
ハーピー、
うろこさかなびと(+ウィッチ)等の所謂「モンスター娘」を除いた雑魚敵としては、
スケルトンTと共に
ネタキャラ枠として破格の出世街道を歩んでいった
(ミノタウロスは最初から「ルルーの側近で『3』のラスボス(ルルーとは戦えない)」と言う扱いのため別枠)。
仕舞には
カードダスでキラカード(=メインキャラ級の扱い)になったことさえある。
単なる雑魚だったはずの
そしてモンスター娘達と違って可愛くもないすけとうたらが優遇されていたのは、
1991年の人気漫画『南国少年パプワくん』のタンノ君(網タイツを履いた脚を生やしたキモい鯛。ただし腕は無い)の影響が大きいのかもしれない。
(『魔導物語1-2-3』は1990年だが、すけとうだらの存在が大きくクローズアップされたAC版『ぷよぷよ』は1992年である
なお、1991年のMSX版元祖『ぷよぷよ』にはアルル(タイトル画面のみ)、ぷよぷよ、カーバンクルしか登場しない)。

その後版権がSEGAに移り『ぷよぷよ!15th』で久々に復活すると、スタッフに気に入られたのかまた宣伝役を続投の上、
コンパイル時代は
所構わず踊っては「キモイ」と迷惑がられてブチ切れるという傍迷惑な性格だったが、
踊って相手とコミュニケーションをして仲良くしようという気のいい性格に美化された(その後徐々に以前のように戻っていったが)。
さらには公式サイトにて『週刊すけとうだら』なる専用コーナーまで作られている。
そして『ぷよぷよ7』ではストーリーで仲間になり、『ぷよぷよ!!20th』にもやはり新規ストーリー付きで続投。
『ぷよぷよテトリス』ではシナリオ上こそ目立たないものの、ウィッチやシェゾ等が隠しキャラ扱いになっているのに
彼はデフォルトで選択可能となっており、そして魔導組でボイスチェンジが有料DLCではないのもアルルと彼のみ、
さらにそのボイスチェンジは
ショタ風ボイスに変化というぶっとんだ仕様だったりする。
もはやカーバンクルを差し置いて完全な看板キャラである。自重しろ魚介類。
その後、『ぷよぷよeスポーツ』『ぷよぷよテトリス2』にも続投している。
ちなみに魚介類繋がりだと『ぷよぷよフィーバー』シリーズには「さかな王子」というピンクの直立した魚(すけとうだらと違い手足はひれ)が登場していたが、
彼の方は『ぷよぷよテトリス』には一応出てくるがプレイアブルキャラではない、やはりすけとうだらとは格が違うのだろうか
(一応、『ぷよぷよテトリス2』ではアップデートでプレイヤアブルキャラとして復活している)。
まぁ、『よ~ん』の二の轍を踏まないよう魔物型キャラを活躍させたかったのかもしれない。
ちなみにスケルトンTは何故か3人に増えたものの『ぷよぷよ7』で復活を果たした(ただし『20th』では落選)が、
仮にも
ラスボス経験のあるミノタウロスの再登場はシリーズ番外編の『ぷよぷよ!!クエスト』まで待つことになる。
もっとも『ぷよぷよ!!クエスト』は『なぞぷよ』シリーズにしか登場していないマイナーなキャラまで登場しているような作品であるが…・
アミティ等と戦うには見た目が物騒すぎるからだろうか。
ぷよシリーズでのたら
彼のCPUは全作において、対戦開始直後にぷよを高速落下でそのまんま左から順番に並べて4段目まで積むという特徴がある(通称タラ積み)。
その素早く積む姿に初心者はビビることもあるが、単に何も考えずに一切ぷよを回転させずバラバラな色を積んでいくだけなので
開幕に速攻をしかければあっさり埋めて倒すことが出来る。
対戦においては「カエル積み」「ハーピー積み」等の類似の積み方として扱われているが、所謂「フィーリング積み」の一種であり、
「とにかくデタラメに4段目までを高速で積んでいき、そこから2~3連鎖程度の細かい連鎖を繰り返して相手に細かくおじゃまぷよを送っていく」
という戦術として稀に使われることがある。
横に広くぷよが置かれるため、連鎖を起爆しやすいというメリットが存在する一方で、
上述の通りぷよを積んだ上におじゃまぷよの層を作られるとほぼ即死を免れない、大連鎖が発生しづらいなど、
メリットに対してリスクが非常に大きいためか、あまり頻繁には見られない。
『ぷよぷよ~ん』での特技は自フィールド内で最も多い色ぷよを、二番目に多い色ぷよの色に変える「フィニーッシュ」。
おおむね広範囲のぷよが一気に消えてくれるが、このゲームは連鎖しなければ攻撃力が高まらないのでゲームのルールと相性が悪く、弱キャラである。
強力な特技や使いやすい特技は可愛い女の子に集中し、男性陣や人外系は酷いのを押し付けられているような気がしてならない
GB版『ぽけっとぷよぷよ~ん』での特技は相手フィールドの3段目までを壁で埋め尽くす「ビルドアップ」。
『ぷよぷよ!』以降の奴の性能は「フィーバーで逆転」タイプ。
4個組みのツモが来ないのが特徴で、フィーバー時の伸ばしがやり易いので最強クラスのフィーバーレートを遺憾なく発揮できる。
反面通常時のレートは一転して最弱クラス。通常連鎖勝負では勝ち目が薄い上にツモ数も並なのでフィバ待ちもやや苦手。
連鎖自体は組みやすいキャラなので副砲などを生かし手早くフィーバーに突入したい。
『ぷよぷよ!!クエスト』では赤属性のバランスタイプ。
スキルは赤ぷよをチャンスぷよに変える「ダンシングチャンス」、リーダースキルは1回のみHP1で踏みとどまる「タフネス」。
「タフネス」により即死級の大ダメージをも耐え、チャンスぷよ変換により大連鎖で反撃が可能なので道中・ボス問わず安定度抜群である。
更に☆5LvMAXまで鍛え上げると
アミティら人型メインキャラにも引けを取らないステータスに成長する。
それでいて序盤ステージのボスドロップや無料ガチャから気軽に狙うこともできる為、ランクを問わず使用率は非常に高かった(過去形)。
レアリティ☆6の実装や有料ガチャから排出されるカードの能力がインフレしたことで、☆5止まりのすけとうだらは付いていけなくなった。
あくまで「タフネス」は事故を防ぐ程度で、2度目の大ダメージが来る前に相手を倒すだけの攻撃力がないと勝つことはできず、
能力値を上昇させるリーダースキルの方が有効な場面が増えた。
更にタフネス貫通能力やタフネス発動後にも攻撃が加わる連続攻撃で「タフネス」が機能しない場面が増えたことも逆風となった。
遅れて☆6が実装された頃には既に、☆6まで成長できるようなカード資産が豊富な高ランクプレイヤーは他のカードに乗り換えていた。
後に☆7が実装された。☆7にするとタフネスに加え味方全体の攻撃力を2.8倍にする効果を取得する。
入手が容易で最終的に☆7まで成長する、初心者向けのキャラと扱われている。
その後実装されたとくもりスキルも「タフネス」効果を持ち、リーダーでなくても1回、リーダーなら2回「タフネス」で耐えられるようになり、
場合によっては「タフネス」目当てで使用されている。
なお「チャンス」と「タフネス」は各色すけとうだらのような魚ないし魚介類キャラで統一されている。
他に「ダンシングスターすけとうだら」などの派生カードが何枚か登場しているほか、「ニセとうだら」という偽者が登場したこともある。
余談だが、公式生放送にはすけとうだら役の菅沼久義氏が出演しており、宣伝役なのは相変わらず。
初代『ぷよぷよ』から『ぷよぷよ~ん』までは基本的に敵役として出るのみだったが
『ぷよぷよ!』で復活してからは自分のストーリーを持っていたり味方になったりすることが多い。
『ぷよぷよ~ん』
|
『ぷよぷよ7』
|
『ぷよぷよDA!』(音ゲー)
|
ぷよの日2010 すけとうだら篇
|
MUGENにおけるたら
midorimushi氏によるものが存在する。
当初は∞ロダで公開されていたが、同所の閉鎖以降は語るスレ用小物ロダにて再公開中。
ドットは各作品の根性キャプで、ボイスは『ぷよぷよ!』のものが使われている。
『
ストII』の
リュウを参考に作られており、搭載されている
AIの動きにも結構面影がある。
通常技は数が少ない上にリーチも短く使いづらいが、その分
必殺技は、
- 上昇中無敵時間の昇竜技の「グルービィー」
- 飛び道具無敵の「リップルターン」
- ガードした方がダメージがでかい飛び道具「サーフビート」
- そのサーフビートを3発放つ1ゲージ技「ファンキーウェイブ」
- 唯一使えない3ゲージ技「ふぃーにっしゅ!」
と強力なものがそろっている。
中でもサーフビートは発生が早く、下段判定でダウン効果まであるという素敵性能である。
さらにHardAIだと『ストII』性能の通常投げを自重せず使ってくるので、見た目とは裏腹にかなりの強さを誇る。
特に反応の早いAI相手では、削りダメージの方が大きい飛び道具群が確定でガードされ、かえって大ダメージになる事も多い。
その反面、歩く速度が非常に遅い、ピヨリ易い上に連続でピヨる仕様等、致命的な弱点も存在する。
ちなみに旧版では画像がジャギっている上に、現在のバージョンとは性能がかなり異なっていた。
また、現行版はボイスがやや小さく、声が
SEや
BGMにかき消されてしまう事も。
本体のボリュームはデフォが最大音量なので、環境さえ整っているならsndファイルそのものを弄ってしまうのもアリかもしれない。
「ふぃーっしゅ」
出場大会
最終更新:2023年10月22日 13:40