ラリティ


"Of all the worst things that could happen,

 this is the! Worst! Possible! Thing!"

英字表記は「Rarity」
ハズブロによるアニメ作品、『マイリトルポニー』の第4シリーズこと"Friendship is Magic"に登場するメインキャラクターの一人(一頭)。
『ぷよぷよフィーバー』のヒロインがラリった訳ではない

容姿端麗な美人ユニコーン。
原語版の声優はTabitha St. Germain女史(台詞担当)・Kazumi Evans女史(歌担当)。
ブシロード版の声優は『探偵オペラ ミルキィホームズ』のエルキュール・バートン役や、
『しばいぬ子さん』の資本主義の犬しばいぬ子さん役等で知られる 佐々木未来 女史。
シーズン3以降は 田端佑佳奈 女史に交代。
ちなみにRarityは「希少性」という意味(「レアリティ」と言えば日本でもよくカードゲーム媒体等で目にする)であるため、
本家の関連商品などでは「Rarity the Unicorn」と説明されたり、本人もそう名乗ることも。

物語の舞台である魔法の国エクエストリアのとある地方の村、「ポニービル」において主に服飾系メインのマルチデザイナーとして、衣料品店を開いている。
エクエストリア王家の衣装デザイナーとして公式採用されることを目指しており、
その上で主人公トワイライトの出身地であり王家の城を構える王都キャンタロットに住むことを日々夢見ている。

対応するエレメント(シンボル)は「優しさ」。
フラッターシャイの「親切」と被っているが、原語版では「the Generosity(寛容)」であり、
恐らく本来の視聴者層である女子児童向けに分かり易くするための意訳と思われる(実際の劇中では「見返りを求めない無償の愛」のように描写される)。
ニコニコでは有志による翻訳時代の名残か、ラリティの相手に対する気持ちのバロメータに対して「寛容ゲージ」などとよく言われる。
『優しさ』『寛容さ』の性質ではあるものの、妹のスウィーティ―・ベル(小学生)に大量の荷物と自分を乗せた荷車を引かせたり、
自身の立場を守るために、目つきは悪いが性格は人格者なペットこと高級ネコのオパールに対して動物虐待に近い扱いをするなど少々自己中な性分である。
しかも半ば自覚が無い事が大体を占めるのでこれまたタチが悪い。
しかし一方では他者からどんなに酷い仕打ちを受けても、その相手の内心を察し許容するなど、優しさのエレメントは本物であり、
相手の心の傷を癒すためには自己犠牲すら厭わない高貴な精神の持ち主なのだ。
農作業などの仕事を嫌がるそぶりも多く、そういう点ではアップルジャックとは相性が悪いが、いざという時は自ら率先して動く。
「自分にも他人にも寛容(優しい)」とファンからはよく言われる。

実際のデザイナーとしての実力はかなりのものであるが、初めて本格デザイン評論家による評価を受けた際には、
デザインを担当した他のメインキャラの面々から、やたら自分よがりなデザイン変更を半ば強要され、
とても悲惨な服飾デザインを晒す結果となり社会的地位を失う寸前に追い込まれるが何とか挽回でき、
それ以降は王家の特別祭典の会場デザインや王妃ケイデンスのヘアメイクを担当するなど、着実にキャリアを重ねてきている。
ただし、自分自身がおめかしをするとなるとかなりの厚化粧になってしまうことがある。
なお、仕事となると妥協を許さないタイプらしく、過労気味。徹夜やデスマーチも珍しくない。

ユニコーンポニーは種族特性として「魔法が得意」なのだが、
ラリティの場合は特に「宝石探査」を得意としている様子。もっぱら装飾に使う宝石を探し当てるのに使用している。
他、裁縫なども魔法でこなしており、ファッションショーの演出も彼女の魔法と思われる。

また少々繊細過ぎでメンタル面が非常に弱い部分があり、自身の容姿や実力に対し少しでも批判的な言葉を投げかけられると、
どこまでも失意のどん底へと陥り、一瞬にして何処からか召喚した高級ソファに横たわり号泣し、悲劇のヒロインと化す。
そういった時の泣き方がやたらおばさん臭くゲスいため、ファンからは年増 呼ばわりされてしまう事もしばしば。
カッコイイ王子様との結婚願望も強く、対象年齢を考えると「将来の夢はきれいなお嫁さん」程度になる筈だが、
本編では嫁き遅れになることを恐れるオールドミスのような描写が目立つ。
また、ブシロード版ではアップルジャックの台詞「widdle Rarity」をよりにもよって「おもらしラリティ」と訳したため、
更年期障害だの何だのとネタにされる始末(widdleは「おしっこ」の意味もあるが、littleの赤ちゃん言葉でもある。
この場合は「ラリティちゃん」などが正しく、「ラリティちゃんの言うことなんか気にしなくていいでちゅからねぇ」みたいなセリフになる)。
本作品のキャラの年齢は非公開であるが、実際には20歳手前から前半辺りという説が有力なようだ。
実際メインキャラの面々も基本的全員十代後半という事らしい。

その繊細な心に付け込まれ、コミカライズ版のエピソードにおいては月の悪霊達に取り憑かれ、
メインキャラ達が初めに対決した悪のアリコーンことナイトメアムーンの心を埋め込まれてしまい、第二のナイトメアムーンとして覚醒してしまう。
この時は元祖ナイトメアムーンであり王妃セレスティアの実妹である月のアリコーンこと王妃ルナと1対1の決闘を行い、
軽く圧倒してしまうなど桁違いの実力を発揮し、エクエストリアをこれまでにない窮地に陥れてしまう。
本エピソードはTVシリーズも含めた全シリーズを通して1、2を争うほどの、
ほぼギャグ無しガチシリアスな展開なのでファンならば(無論そうでなくとも)一読の価値ありである
彼女のBBAなイメージが払拭される事間違いなし!
(ちなみに日本語版は出ておらず全編通して英語だが基本的な英語知識さえあれば、ほぼ分かりやすい内容なので大丈夫)。

主人公トワイライトの弟的な存在であるベビードラゴンことスパイクから好意を持たれており、
それに気付いてか気付かないかは不明ながら、当初は半ばアッシーな扱いをしていた。
しかしやがて彼の自分に対する切実な思いを察していき、現在ではとても好意的な反応をして返すようになった。
彼に対する思いは明言こそされていないものの、ナイトメアムーンとして覚醒した際には、
人間不信に陥り他の全ての友人を切り捨てる意志を明確にしながらも、その一方でスパイクだけは自らの傍に置こうとするなど、
彼に対する思いは満更では無いことはほぼ確実である。

また臨時的にではあるが、一時期翼を手に入れた時があり、
アリコーンとして進化し翼を得たトワイライトの場合かなりの期間の飛行訓練を必要としていたのに対し、
即座に飛行能力をマスターするというかなりの運動能力を発揮した。
ナイトメアムーンと化した時の魔力の実力といい、アリコーンとしての資質は意外とトワイライトより彼女の方が一枚上手なのかもしれない。
なお、オシャレ好きではあるものの意外と格闘派で、マンティコアに蹴りかかったり、トワイライトをお尻でふっ飛ばしたりなど、
いざという時はその肉体一つで戦闘を行っている。

公式擬人化コンテンツである『エクエストリアガールズ』では、ポニー達の世界と平行して存在する世界の ハイスクールに通う学生の一人として登場。
ポニーの時と同じく巻きタテガミで服装は水色の服にキューティーマークの模様の付いた紫のスカートが特徴的。
美への関心がとても高く、美容にも熱心なのはこちらの世界でも健在
短編アニメ、Rainbow Rocks EXCLUSIVE Short "Player Piano"ではバンド練習で彼女がピアノを一人で持っていくものの
一人で持ち歩くのが難しく、髪型が乱れるという状況となるが、 3人(ローバー、フィドー、スポット)の若者を魅了させてピアノを運ばせる場面を見せた。
ラリティがピンキーパイからショルダーキーボードを借りて演奏、演奏時に変身する姿を見せた。

2018年頃にはトワイライトスパークル含む7人の服装が変わっており、水色の服装に変更されている。


格闘ゲームにおけるラリティ

ファンによる二次創作ゲーム『Fighting is Magic』と、そのプロジェクトがハズブロによる要請から開発中止になった後、
水面下で製作されていた『Fighting is Magic Tribute Edition』という格闘ゲームが存在しており、プレイアブルキャラクターになっている。

主にプランジジェム(通称メテオ)やD版イラプションジェムを筆頭に壊れ性能の技で圧倒する中距離~遠距離戦闘に特化した上位キャラ。
かつては制圧力の高い遠距離技で暴れてはいたが、更新で殆どの技が大幅に弱体化してだいぶ落ち着いた性能となっている。
超必殺技には1ゲージ消費技「ジェムストーム」、
236236+A、236236+B、236236+Cの入力で自分の近くから離れた距離から宝石を柱のように連続で放つ「ジェムピラー」、
3ゲージ消費技で相手の目の前で攻撃する投げ判定の「メイクオーバー」を持つ。


MUGENにおけるラリティ

+ Dark Ruler氏製作
  • Dark Ruler氏製作
『My little pony Fighting is Magic』におけるスプライトを使用したラリティ。
自身の仕立てた装飾品を武器に敵を薙ぎ払う。
コンボ技が非常に強力なので、性能を把握すれば人操作でそれなりの強キャラとも戦闘が可能。

+ 木。氏製作
  • 木。氏製作
アップルジャックピンキーパイに引き続き、2014年12月12日に木。氏によって製作されたラリティ。
氏によるアップルジャックやピンキーパイと同仕様で、『Fighting is Magic』のスプライトを使用して製作されているが、
細かい性能面は大幅に変更された独自アレンジ仕様となっている。
原作で猛威を振るった飛び道具はかなりマイルドな性能にされているが、
通常技の判定が全体的に強く、JCが壁バウンドを誘発したりと近距離と遠距離でバランスの取れた調整がされている。
公開当初は原作同様、EX必殺技にマジックゲージを消費する仕様だったが、
2017年12月16日の更新によりマジックゲージシステムが廃止され、EX必殺技はパワーゲージ500消費で出す仕様に変更された。

11段階に調整可能なAIがデフォルトで搭載されている他、3種類のボイスが実装されており、
英語版ボイスと日本語版ボイスをオプションで切り替え可能。
プレイヤー操作

この他、7P以降にAI観戦用の強化モードが複数用意されている。
+ カラー差による性能
Readmeより引用
  • 7P~8P - 強化モード
    • 投げから追撃可能
    • 投げスカリ時に特定の必殺技に派生
    • 受身の無敵が増加
    • 通常攻撃に削りダメージ付加
    • 攻撃が受身不能に
    • ガードキャンセルの無敵が増加
    • フロントステップとバックステップが完全無敵&隙無し
    • ミサイルジェムの弾の数が3つに
    • ミサイルジェムが相手の方向を振り向くように
    • ミサイルジェムCが本体の攻撃を受けている間も発射できるように
    • プランジジェムの弾の数が3つに
    • イラプションジェムの弾の数が2つに
    • イラプションジェムが受身不能に
    • ミサイルジェムの弾が相手の攻撃で相殺不可に
    • レイクジェムの弾が相手の攻撃で相殺不可に
    • イラプションジェムの弾が相手の攻撃で相殺不可に
    • プランジジェムの弾が相手の攻撃で相殺不可に
    • レイクジェムの弾が壁や天井を反射するように
    • レイクジェムEXに無敵付加
    • プランジジェムEXに無敵付加
    • ジェムストームが全画面判定に
    • メイクオーバーに無敵付加
    • メイクオーバーに当身判定追加
    • メイクオーバーが空中の相手も掴めるように
    • メイクオーバーがガード中の相手も掴めるように
    • CPU専用技「フラッシュ・オブ・ライトニング(3ゲージ消費)」が使用可
    • 開幕待機中は無敵状態に(フライング対策)
    • コンボ補正緩和(※オプション設定でON,OFF切替可能)
    • 常時ゲージ上昇(※オプション設定でON,OFF切替可能)
    • 開幕1ゲージ保有(※オプション設定でON,OFF切替可能)
  • 9P~10P - ボスモード
  • 7P~8Pの強化に加え
    • レイクジェムの弾の反射回数が増加
    • フラッシュ・オブ・ライトニングの火力アップ
    • コンボ中以外常時1ゲージ保有(※オプション設定でON,OFF切替可能)
    • CPU専用技「メイクオーバー, Lv2(5ゲージ消費)」が使用可
  • 11P - クレイジーモード
  • 7P~10Pの強化に加え
    • 攻撃力1.5倍
    • 防御力1.5倍
    • ジェムストームの火力アップ
    • メイクオーバーの火力アップ
    • フラッシュ・オブ・ライトニングの火力更にアップ
    • メイクオーバー失敗で2ゲージ還元
    • メイクオーバー, Lv2失敗で4ゲージ還元
    • メイクオーバー, Lv2が即死技に
  • 12P - アンリミテッドモード
  • 7P~11Pの強化に加え
    • ガードキャンセルが動作終了まで完全無敵
    • ガードキャンセルで相手壁バウンド
    • プランジジェムEXをガードキャンセルで使用可
    • レイクジェムEX動作終了まで完全無敵
    • プランジジェムEX動作終了まで完全無敵
    • ジェムストームの火力更にアップ
    • ジェムストーム動作終了まで完全無敵
    • メイクオーバーの火力更にアップ
    • メイクオーバー動作終了まで完全無敵
    • メイクオーバーで相手のステート奪えなくても被弾で成立動作へ
    • メイクオーバー, Lv2動作終了まで完全無敵

+ 大会ネタバレ
ゲージMAX!!クレイジータッグランセレバトルでは
第1フェーズにて超必殺技即死当身技等を駆使した戦法で勝ち進み、第3フェーズへ進む。
第3フェーズの第50試合まで無敗が続く中、第51試合目に幻影刹那とタッグを組んで9勝目に差し掛かる中、レインボーダッシュピンキーパイと対戦。
1ラウンド目、後方から全画面判定のジェムストームで牽制すると同時に幻影刹那が攻撃、二人の体力を8~9割、ピンキーパイをダウンする中
レインボーダッシュがソニックレインブームLv2で幻影刹那を乱舞で攻撃する直後、ラリティまで巻き込まれる事態となり、1ラウンド取られる。
2ラウンド目にピンキーパイをメイクオーバーLv2からのフラッシュ・オブ・ライトニングでダウンさせ、
レインボーダッシュに攻撃を仕掛けた直後にカウンターで反撃され、再び即死技でダウンさせられる悲劇を味わった。

しかし、最終フェーズまで残ることに成功し、Aチームに勝利に導くことに貢献。
第12ターンまで並み居る強豪を即死当身で圧倒する。
第13ターンに入ってからトワイライトスパークルとタッグを組み、優勝目前まで差し迫る中、
毛利元就の人海戦術を前になすすべもなく、敗退した。
最終成績はトワイライトスパークルと同着の第2位 21勝6敗、撃墜数はドクオと並ぶ同成績となり、MLPキャラの中でも最多勝となった。


"I'll destroy her!"

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
凍結
削除済み

出演ストーリー

MSI:B(ラリティ・ジェネラス)

プレイヤー操作

実況付きP操作 Tarie配信(358キャラ目操作キャラ、木。氏製)
水没&逆流withとっつき娘(mission128、木。氏製)


最終更新:2023年11月20日 22:23