"Croitzal ronzell Gungnir zizzl"
株式会社サテライト制作のアニメ『戦姫絶唱シンフォギア』シリーズのキャラクター。
担当声優は
TWO-MIXのボーカルでもある
高山みなみ
女史。
明るく奔放な性格で姉御肌な人柄な一方、敵に対してはどこまでも苛烈になれる激しさを持ち合わせている。
風鳴翼とボーカルユニット「ツヴァイウイング」を結成し活躍する一方で、聖遺物「ガングニール」の奏者として人類の脅威であるノイズと戦っている。
翼と共にノイズ対策専門機関「特異災害対策機動部二課」に所属しており、司令官である風鳴弦十郎をダンナと呼んで慕っている。
ノイズによって殺害された家族の
仇討ちを目的として力を欲し、元々は低かったガングニールとの
適合係数を、
櫻井了子が開発した制御薬「LiNKER」の過剰投与によって半ば強引に
適合係数を引き上げ、苦しみに悶えながらもガングニールの奏者となった。
上述の通り最初は仇討ちを目的に戦っていたが、ノイズとの戦いで負傷した
自衛官に救出を感謝されたことから、
人助けのためという新たな価値観を見出すようになる。
ライブ中にノイズに襲撃され、翼と共に戦うのだが、「LiNKER」の持続時間が限界に達した上に観客の一人であった立花響が戦いに巻き込まれて瀕死となる。
「おい!死ぬな!目を開けてくれ!生きるのを諦めるな!!」
早期に決着を付けるため絶唱を行いノイズを一掃した後、反動で死亡
*1。その
命を燃やし尽くすのであった。享年17歳。
……ここまでが『初代』第1話Aパートの展開である。
死亡した後も回想や危機に陥った時の独白において度々登場し(通称「エア奏」)、響達の支えとなった。
放送前は翼共々前面に押し出されておりいかにもダブル主人公という雰囲気だったが、放送後は上述の通り展開され、視聴者を驚愕させたという。
このため、一部では
これらとは別の意味で詐欺アニメとしても認知されている。
ちなみに本シリーズでは戦闘シーンにおいて
声優が挿入歌をアフレコという形で歌うのだが、これは高山氏の提案である。
この演出は本作の売りの一つであり、歌い方に抑揚が付くことでよりリアルな戦闘シーンが描かれている。
後に『GX』のBD/DVDCMにおいてキャロルとエルフナインから業界屈指の過酷と名高いシンフォギア現場と揶揄される
詳しくは
こちら
をご覧いただきたい。
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『XD UNLIMITED』では |
本作では聖遺物「 ギャラルホルン」によって並行世界へ響達が飛ぶストーリーが数多くあり、本編世界では死亡したキャラとの共闘も多い。
その中には奏も含まれており、「片翼の奏者」では翼を失った世界線での姿が見られる。
ソロでも活動していた翼とは違い、こちらは歌手活動を辞め戦いに専念している。
本編世界での翼と初めて会った時はその存在を受け入れられず、冷たい態度を取ることもあったが、共に戦う内に翼の存在を受け入れていった。
当初、翼に冷たく当たっていた理由は、マリアとの会話で「あの翼を受け入れたら、私の知ってる翼を忘れてしまう」とのこと。
更に翼との会話では「歌手を諦め、戦いのためだけに歌うようになった自分を見せたくなかった」ことも言及している。
最終決戦ではS2CAによって響達から絶唱の力を結集してもらい、エクスドライブを発動してカルマノイズに勝利する。
戦いが終わった後、歌手活動を再開することを決め、リハーサルでは翼と共に歌い1日限定でツヴァイウイングが復活するのであった。
マリアに仲裁されたこともあり、後のシナリオでもマリアとの絡みは多い。
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使用ギア |
奏の技名は単語の間に「∞」が付くという共通点がある。
第3号聖遺物「ガングニール」の欠片より造られたシンフォギアシステム。
北欧神話の神 オーディンが使う槍の穂先から造られた。アームドギアは刃が長く巨大な槍の形状となっている。
技として、投擲したアームドギアを大量複製して相手に投げ付ける「STARDUST∞FOTON」や、
アームドギアの穂先を回転させて発生する竜巻で敵を吹き飛ばす「LAST∞METEOR」等がある。
奏と共に消失したと思われたが、偶然にも響の体に欠片が入り彼女がガングニールを受け継ぐことになる。
なおオーディンの槍は本来「グングニル(グングニール)」と読むのだが、本作では一貫して「ガングニール」と呼称されている。
これはメインスタッフの共通する『 ワイルドアームズ』シリーズが元ネタで、
『シンフォギア』シリーズでは他にも用語や設定など、随所に同シリーズからのセルフオマージュが散りばめられている。
『XD UNLIMITED』における『 ゴジラ』とのコラボイベント「ゴジラVSシンフォギア」にて登場。
ゴジラを初めとして、 ガイガン、 キングギドラといった 怪獣に対抗するために怪獣達に触れて具現化したギア。
長い尻尾・背鰭とゴジラを模した造形となっている。アームドギアはガングニールとほぼ同一。
必殺技はアームドギアを体に吸収し、ゴジラの頭を模した兜を変形させて熱線を放つ「KING∞ATOMICBREATH」。
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(以上、公式サイト・pixiv百科事典より一部引用・改変)
MUGENにおける天羽奏
「一期相当の漫画版だと最強の装者という設定があるので強めを想定してます」とのこと。
翼同様
ニュートラルポーズでは歌うように口が動いている。また、『初代』仕様の翼が
ストライカーとして登場する。
デフォルト
AIも搭載されている。
出場大会
*1
このシーンと『G』1話の影響で時折勘違いされるが、絶唱は決して
自爆技ではない。
事実、『初代』4話で翼がクリスに使用した時には吐血・血涙等で多大な負担こそかかったが一命は取り留めている。
奏が死亡したのは、元々の適合係数の低さと「LiNKER」の持続限界という二つの要因が重なったことにより、耐久限界を超えてしまったためである。
ただし、翼の絶唱は公式サイトにおいて「アームドギアを用いず自身から直接」「ゼロ距離での発動」という自分への負荷を全く考慮せず、
相手を倒すことだけに特化した状況で行ったため「自爆にも等しい」と解説されている。
最終更新:2021年09月15日 13:46