サスカッチ




「こー見えてもオイラ
 キバはすげぇんだぞ!」

初出作品: ヴァンパイア The Night Warriors
出身地: カナダ
生年月日: 1903年 誕生日は不明。
身長: 166cm(幅208cm、足80cm)
体重: 180kg
種族: ビッグフット

「雪の豪傑」「氷点下の力自慢」

+ 担当声優
徳丸完
ゲーム作品全般
三木眞一郎
『ヴァンパイア・ナイト 〜お笑い夜の祭典〜』『ダークネスミッション〜特選バター醤油味〜』
川津泰彦
ドラマCD『The Animated Series』

ヴァンパイア』シリーズに初代より登場するキャラクター。同名のアメコミヒーローについてはこちらを参照。
モリガンアナカリスパイロンなどと違いシリーズ全てで安定して強く、使いやすい。
また、見かけの愛らしさもあって使用人口がとても多いキャラと言える。
恐らく『ヴァンパイア』シリーズで性能上最も恵まれたキャラクターだろう。


キャラクター設定

+ ビッグフット族の生態
  • ビッグフットの村
 カナダ・ロッキー山脈。その中腹のとある盆地に彼らの村はある。切り立った絶壁に囲まれ、足下には大きな淡水湖がある。
 湖面は厚い万年氷に覆われている。彼らはそこから主食となる魚介類を採って食べる。
 頭数は約100。彼らの感覚では、部族というより、大家族といった感じか。
 常に零下30度近い極寒の国であり、村の入り口にあたるクレバス付近には秒速20mを超える吹雪が吹き荒れている。
 人間が簡単に入ってこれる場所ではないのだ。
 また、偶然に村にたどり着けても、彼らの機嫌をそこねては無事に生還することは難しいだろう。
  • 驚くほど発達した通信網
 独自のネットワークをもつ「魔界郵便」。
 マカイアザラシ族による郵便サービスは彼らの情報源であり、文化的・近代的な生活水準を立証するものである
(サスカッチ遠征の際も、「ストーンメール」による近況報告を行っていた)。
 その配達地域は地球全土に及び、はるか南極や北極ともわずか4日で連絡が出来る。
 魔界獣マッハクラブ族(オルバス登場時のカブトガニ)のおかげであろう。

  • ビッグフット族と人間の交流
 彼らは好戦的な種族ではない。むしろ異種族に対して友好的である。ただしそれは礼儀をわきまえていればの話だ。
 人間が彼らを「野蛮な猛獣」あるいは「見せ物としての珍獣」ではなく「友人」としてあつかう限り、彼らは彼らの礼儀に従い人間に友好の意を示す。
 とりわけ、ビッグフットにとっての「人間の誠意」とは「バナナ」もしくはそれに類する「うまい食い物」の事である。
 おたがいが良い関係でいられるためには、この食物は欠かせないアイテムである。

  • 数多くの魔界生物との交流
 ダークフォース中に登場するペンギンたちは彼の村に住む仲間、ナダレペンギン族。村人達が行方不明という話を聞いて、サスカッチに協力している。
 その身をていしての攻撃には感動で泣かずにはいられない。
 雪だるま達はスノーマン族という魔界生物の一種で、これまたサスカッチたちの友人。
 雪を降らせたり、周囲の気温を下げたりする能力をもつ。やはり戦いの応援(というより声援)のため、魔次元までつきあう。
 今回初登場のスノービースト族という魔界生物の一種(ビッグスレッジ時に登場するそり犬)は、とても恥ずかしがり屋だ。
 ビッグフット族に対して友好的ではあるものの、なかなかその姿を現さない。
 が、火急の際にはすばやく駆けつけ、サスカッチの体を力強く引っ張ってくれる頼れる味方である。
 長年のつきあいである魔界獣、マカイコクジラ。巨大な尾ひれの一撃は相変わらず強力だ。
 長老ツンドラドがまだ若い頃から交流があり、その見事なサポートぶりはベテランの渋みをにおわせる。

(電波新聞社『ALL ABOUTヴァンパイアセイヴァー』より)

+ ストーリー
カナダのロッキー山脈の山間部に、ビッグフットという一族の村がある。
ビッグフット族のサスカッチは雪相撲大会で優勝し、自分が村一番の強さであることを証明できた。
最近、村に押し入り悪さをする者が増えてきており、追い払うのにキリがないと判断したサスカッチは、
村の外へ敵を退治しに行くことを村長に願い出て了承された。
かくして、ダークストーカーズとの戦いへと身を投じることになった。
『ハンター』までのエンディングでは、見事世界一となったサスカッチからの便りでビッグフット族は世界征服に乗り出すことを決意し、
兵力増強のために「産めよ増やせよ」の政策を推し進めた結果、食料が不足する。
しかし、人間に捕まった仲間が、別格の待遇を受けていることを知り、我先にと人間の前に姿を現すようになった。
その後人間からもらったバナナの味に魅了され、世界征服のことはどうでもよくなったようである。
『セイヴァー』では、サスカッチが人間の町に出かけて帰ってくると、村の真ん中に大きな魔次元への穴が開き、
100人近くいた仲間が全員行方不明になっていた。
仲間が連れ去られたと判断したサスカッチは、魔次元の穴に自ら飛び込む。
エンディングでは、ジェダを倒して仲間が捕まっている牢の扉を破壊する。
しかし捕まったのではなく招待されたと思い込み、あまつさえジェダのことを「親切で良い人」などと評して、
悦びながらバナナを食べている仲間達の姿を見たサスカッチは唖然とする。


キャラクター性能

シリーズを通してフェリシアガロンと共に初心者向けのキャラクター「3獣」に数えられているが、
ダイヤグラムは常に上位をキープしている、ある意味で恐ろしいキャラ。

  • 『ヴァンパイア』
お手軽で強く、ダイヤグラム上は上位とされている。
『ハンター』以降で追加されるショートダッシュは無く、中断できないロングダッシュのみで、
遠距離の相手に対して切り込む能力が若干低く、機動性に欠けるが、
とにかく固めと火力、そしてビッグブランチがとにかく凶悪。
{ダッシュ小K>小P>大K}×n
というかなり簡単なルートで永久が可能で、
当然これが基本コンボ(猶予こそ減ったが、このループ自体は『ハンター』でも可能)。
屈中Pヒット時の有利が異常に付いており、屈中Pヒット>ダッシュ弱Kから永久が可能
そのため、サスカッチに立ち状態で弱Kを当てられたら死亡が確定する
また当て投げが非常に強い同作において、
追撃が可能なビッグブランチを持っているのも大きなアドバンテージとなっており、
当て投げでビッグブランチが入ったら凍結した相手に、
弱P>強K>ダッシュ>弱K>弱P>強K>屈弱K>屈中K>屈強K
10割確定
(一部のキャラには入らないが、それでも8割以上は減らすことができる)。

と、ここまで書くと異常な高性能のようにも思えるが、
同作においてはザベル・アナカリス・ガロン等の下位キャラを除き、
ほぼ全キャラが永久や即死、ハメ技などを持っているため、
一度のチャンスからコンボをミスらなければ殺しきれる、
という意味では大体似たようなものなのかもしれない。

  • 『ハンター』
一発キャラ。とにかくコマンド投げからの「ダッシュ」→「弱弱強×N」の永久コンボが光る。
上記永久コンボはキャラ限定だが、「弱弱強×2セット」→「地上チェーン」なら安定で8割程度もってくので問題は無し。
ガード後の当て投げが殆どの通常技で割り込み不可で、上に入れてから投げ無敵になるまで4フレかかるゲーム性とも相まって、
驚異的な性能のコマンド投げとなっている。
それ以外は飛びや前ダッシュ性能も良く、近付かれてからもこのゲームでは珍しい1フレ空中判定の小足により防御性能が高く、
現在では実践値の高さより最強クラスの一角と認識されている。

  • 『セイヴァー』
一般的に『セイヴァー』3強の一角と言われるサスカッチだが、その強さは3強の中でも最も安定していると言って良い。
かなり速い上に低空空中ダッシュなどに比べ入力のミスが出にくいショートダッシュやAGがないと厳しいロングダッシュの連係は、
まるで弾いても弾いても未だ目の前に居るかのような錯覚を起こさせるほど。
ジャンプ攻撃の強さも圧倒的で、無敵技をつぶせるほどの強さをもったJ強Pなどはただあるというだけで相当な抑止力となる。
また立ち中Pが恐ろしいほど万能で、レバーを横に入れながら出すと投げ間合いなら自動的に投げに化け、相手のジャンプ防止にもなる。しかも早くて見えない。
その上、判定も最強クラスで攻撃判定の中に食らい判定があり、他のキャラのように相打ちということもなく一方的に打ち勝つということも可能。
しかも下段な屈強Kも中段の強さを引き立てる要素になっている。
それだけでなく攻撃力、防御力、共に3強の中でも頭一つ抜けており、他の3強と違い多少のミスも帳消しにしてくれる。
加えて、発生が早く有効範囲が広い上に反撃技としてもとても優秀なESタワーズや
スカりモーションは出てしまうものの一度食べてしまえば相手の体力を半分もっていく「ビッグブランチ」などの凶悪技も持っている。
通常技も豊富で使えるものが多く、リーチが長く判定も激強なので遠距離中距離近距離、全てにおいて苦手な間合いが存在しない。
後はダウン時の前置きの早さや、ダウン追い討ちの食らい難さも地味ながら強い。

サスカッチの弱点は正直、見付ける方が難しいが一応存在はする。
まずは守りだが、対空や使える技はあるが距離をかなりつめられた時や、ダウンした後の攻めを受けるのはやはりこのキャラと言えど厳しい。
なまじ強い対空があるせいで、その対空性能を逆手に取られて攻められたりすることもある。
屈強Pや「ビックタワーズ」は強いが、そういう意味では諸刃の剣。
攻めに関していうなら強い行動というのが絞りやすく、特化している近距離の攻めは限られているので動きが単調になりやすく、
ダメージを取りにいけばいくほど攻めが単調になってしまいがち。
裏の選択も可能ではあるが、その場合は相手のキャラやプレイヤーに合わせることになってしまい、
本来のサスカッチの性能が出しにくく、お手軽で強いというイメージからかけ離れてしまう。
そういうことから圧倒的な破壊力と当たりやすい選択肢を多数持つサスカッチだが、
初段をさばくことを覚え守りの穴を突かれてしまえば、ハイスペックなキャラと言えども簡単に崩されてしまう。

Q-beeやザベル等の上位キャラが精密なレバー操作とボタン操作を必要とし、
レバーやボタンの状態(所謂「コンパネ差」)でその結果が左右されることが多いのに対し、
操作はそれほど難しくなく安定して結果を出しやすく、フェリシアなどと並んで、
「コンパネ差が出にくいため安定して結果を発揮できる」といわれている。

ダークフォースは「ビッグレジスター」もしくは「ビッグレジスター ウィズM.A.P.S」(同時押しするボタンによって異なる)。
「ビッグレジスター」は技ごとに設定された威力係数の合計が一定になるまで、攻撃を受けても喰らいモーションにならない限定的なアーマー状態が付加され、
ダッシュ中に空中チェーンコンボが可能になる。
「ビッグレジスター ウィズM.A.P.S」は発動すると8匹のペンギンが出現。
サスカッチがP系統の攻撃を出すと前方に飛んでいき、相手に当たるか一定距離飛ぶと爆発を起こす。
余談だがこのM.A.P.S、某アイドル歌手グループの名前をもじったものである。


MUGENにおけるサスカッチ

+ sander71113氏製作
  • sander71113氏製作
最も使われているサスカッチ。
ハンターとセイヴァーの技が搭載されており、緊急回避が使用できるため性能は非常に高い。
AIはMEDIUMとHARDで切り替え可能。
弱くはないのだが挙動が投げナレフ同様にほぼ投げ一辺倒になっている。
確かにサスカッチの投げは強力なのだが、それだけではサスカッチのポテンシャルを引き出せていないと言える。
外部AIは半蔵プレデターのAIで知られるガンホール氏製作のものと、yanagi氏製作のものの2つがリリースされている。

+ rei氏製作
  • rei氏製作
2012年公開。
主として『セイヴァー』仕様だが、ラウンド開始時にセイヴァー2仕様への変更も可能。
技についてはそれぞれのシリーズの必殺技・超必殺技が全て搭載されている。
インパクトダメージゲージシステムも再現されてはいるが、仕様上一部のキャラには未対応になっている。
デフォルトでのAIも搭載。

ちなみに、キャラの大きさを原作に合わせている為、sander71113氏製作のものと比べるととてもスリムに見えるが、
飛び道具の発射位置やヒットバックなどはキャラ幅に合わせてあるので、大きさは変えても問題は起きないようになっている。

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
  • VARIABLEトーナメント大会
  • グループ別総力戦トーナメント
非表示

出演ストーリー

+ 一覧





「すべてはセカイセイフクのため…みてろよニンゲンども!」
   「それにしても、このバナナってやつはうめぇなぁ!」


最終更新:2023年07月15日 19:38