性格は大雑把で細かい事は気にせず、
どちらかと言えば物静かで大人しいが、人当たりや面倒見は良い。
幼少時は格闘技を嫌っていたが、
力が無ければ大事な人を守れないという事を嫌と言うほど思い知らされているため、
それ故の防衛手段として考えている。
その経験を通じて武術は人を守る事もでき、
己を心身共に鍛える事が出来るとも思うようになった。
悪事は嫌いらしく、ストリートファイターとして名を馳せていた頃、
Mr.BIGから彼の組織への参加を迫られていたが、悪事に加担はしないと拒否し続けていた。
普段は極限流空手道場の師範代として門下生に武術を教えている。
指導は大雑把だが弟子の事は心から親身に思っている。
朱色、橙色(オレンジ)の胴着を好んで着ている。 *1
その理由は母が初めて胴着を仕立ててくれた時の想い出の色だからである。
少年時代、ストリートファイトへの挑戦を決意したものの、
恐怖で押し潰されてしまいそうなリョウは母の形見に袖を通す事で自分を奮い立たせた。
それ以来新しい胴着をおろす度に自分でこの色に染めている。
この胴着の下にアンダーシャツを着て、手足にバンドを着けたり、
グローブやレッグガードを着用しているのが基本。
作品によってはこれらを身に着けていない時もある。
『武力 ~BURIKI ONE~』や『餓狼WILD AMBITION』の様に年を経てからは、
袖や裾の破れていない黒色(グレー)の胴着、
あるいは上だけスウェットシャツになり、
グローブとレッグガードを着用しているが、
子供の頃に母から貰った胴着は今でも大切に保管している。
毛髪の色は金色だが、黒髪の父親と金髪の母親から生まれた子は通常黒髪になるため、
メーカーにもその事が質問されていたのだが、
Q:リョウの金髪は地毛ですか?タクマが純日本人だという設定ならば
リョウがハ-フといえども遺伝子的に金髪、青眼は極めて可能性が低いのですが。
A:坂崎タクマ氏については不明です。
リョウ「髪も目も自前だよ。そんなに確率が低いってのは知らなかったな」
むしろタクマの出生の方が気になる回答である。
天獅子悦也氏のコミック版『龍虎の拳2』では、
「妻ロネットと息子のリョウが金髪(ブロンド)、娘のユリが黒髪(ブルネット)である所から見て、タクマの父親は白人であった可能性もある」
と推察されていた。
髪型は作品やイラストにより色々と異なる(概ね『龍虎』では襟足を伸ばし、『KOF'96』以降は比較的短め)。
金髪の色も微妙に異なる場合(特に朱色)があり、ついでに眉や瞳の色も違う時がある。
アニメ作品の『バトルスピリッツ龍虎の拳』に至っては、キャラクター設定そのものが違い、黒髪である。
体格は『龍虎の拳』シリーズでは設定上細身で、体重もそれに準じてライバルのロバートとは逆に軽め。
同シリーズでは男性キャラの中で3番目に体重が軽い(1番目に軽いのは リー・パイロン、2番目は 藤堂竜白)。
当時のゲーム情報誌では「ロバートとの体重差はやはり食べ物の違いだ!金持ちと貧乏の差だ!」とネタにされていた。
リョウは身軽さを有効に使って空中虎煌拳、ロバートは重い体重を利用した飛燕龍神脚など、
自分の長所を生かした技を使っているそうである。
両親が不在になってからはユリの親代わりで、ユリの弁当を作って授業参観に行ったりもしていた。
やや心配性な所があり、ユリが空手を習おうとした時や格闘大会に出ようとした時には大反対してケンカになっている。
しかしいつもユリのウソを鵜呑みにしたり、簡単に言いくるめられたりでユリを止められないでいる。
あからさまなウソ泣きにもあっさり騙されてすぐにユリへ謝罪したりと頭が上がらない。
現在ではユリが格闘技をする事、そしてユリの努力と才能、実力はリョウも認めているが、
それでも大会出場など危険な事柄に首を突っ込むのは止めて欲しいと願っている。
お調子者な性格だから自分が面倒を見てやらなければいけないと考えており、
メーカーへの質問でもKOFで一緒に出場しているユリに対してどう思っているのか?というものがあるのだが、
(問題はこいつ。成りゆきとはいえ暴走しなければいいが。いつまでも心配掛けさせるぜ、まったく。)
と思っているそうで、娘を心配するオカンの様な心境で見守っているらしい。
そんな感じで妹を大事にしているためか、ロバートからは過保護だと言われ、
『龍虎の拳2』の直撃インタビューでは「あなたの妹さんの可愛がりようは噂でよくお聞きしますよ(笑)」
とまで言われている。傍から見てもかなり溺愛しているようだがリョウ本人にその自覚は無い。
ロバートがユリに対して恋愛感情を抱いてる事に関しては「よりによって…」と思う反面で「奴ならば…」とも思っている。
また『CVS2』における 高嶺響との遣り取りでは彼女をユリと対比し、「ユリも此の様に育ってくれたら…!」と、素行の悪い子を持つ父親の如く嘆いていた。
宝物は馬(名前はタツマキ)とバイク。
馬は仲の良い牧場主から貰った。静かな場所を好むリョウは昔から修行の場として、
郊外の牧場がある山の方によく足を運んでおり、そこで牧場の仕事も手伝ったりしている内に牧場主と懇意になった。
リョウ曰く馬の気性が荒かったため最初は気が合わなかったが、
今では話が出来るくらいに仲が良いらしい。よく遠乗りに出掛けているとの事。
バイクは少年の頃、橋の下にボロボロの姿で捨てられていた所を仕事帰りに見掛け、
後日このバイクを自分で直してみたいと思い立ったリョウはそれを持ち帰りレストアした
(なおこの設定が登場するまではプレイヤーからは「貧乏なはずなのに高価そうなバイクに乗ってるな」と突っ込まれていた。
まぁ スクーターや 自転車じゃ格好が付かない から仕方ない。そして「 お覇王」ではギャグとしてスクーターに乗せられた事も)。
以来愛着が湧きリョウの宝物になっている。
『 龍虎の拳』ではステージ間デモで 下駄を履いて乗るシーンが存在する。
『龍虎の拳2』では愛馬であるタツマキに乗る機会が多くなり、バイクはたまにエンジンをチェックする程度になった模様。
ちなみに『龍虎の拳』でのグラフィックや、当時に北米地域でも販売されていた車種の中で近いものを探すと、
”Honda VT 1100C Shadow”がモデルだろうとの噂。
趣味は「バイクいじり」や「馬の手入れ」、他には「日曜大工」や「家庭菜園」など所帯じみたものも。
年を経てからは「詰将棋」まで趣味に加わり、よりオヤジっぽさを出している。
幼少時の境遇のためか家事は一通りこなす事ができ、胴着なども自分で修繕している。
『龍虎の拳2』の大会前インタビューにおいても、修行中は小屋に寝泊りしているのかと聞かれた際、
「掃除から何から、俺1人で全部やってるんだぜ」と言っていた。
ステージの背景にもあるが、サンドバッグ代わりにドラム缶に砂を詰めて特訓している。
恋愛シミュレーションゲーム『Days of Memories』では、自分で繕ったぬいぐるみをプレゼントに用意している。
日曜大工で手掛けるのはイスやテーブル、棚など生活密着型の作品が多い。
家族からの評判はおおむね上々で、サカザキ家でも使っている。
家庭菜園は野菜や果物が主で、花や観葉植物なども栽培している。
またメーカーQ&Aでは
Q:イタリアにはよく行くんですか?
A:リョウ「うーん、特にイタリアってわけじゃないが、旅はよくする方だと思うよ」
という回答もあるので旅も好きなのだろうか。
趣味は地味な感じだが元々の性格によるものと思われる。
開発者によると少年時代にあまり遊んだ事が無い様なのでそれも影響しているのかも知れない。
Q:どんな子供だったのですか?
A:幼くして母親を亡くし、ついでに父親も行方不明という不幸のダブルパンチの中、
妹ユリを養っていくのに、必死の少年時代でした。
あまり、子供らしい遊びをした覚えもないようです(生活に必死で)。
得意スポーツは相撲だが、大多数のSNKキャラと同じく、ゲーム中で得意スポーツに触れられる事はほとんど無かった。
しかし『KOF2002UM』では 四条雛子の 勝利台詞で、「まあ!相撲がお得意ですの?相撲好きに悪い人はいませんわ~」
と言われており、遂に設定が活かされたような別にそうでもないような。
力士に関してはさほど詳しくないが、相撲は好きらしい。
音楽の知識はさっぱり。
『龍虎の拳の謎』でSNKが提供していた5段階評価の成績表では、音楽は最低評価の「1」だった。
一方でロバートがユリをライブに誘いに来た際、ユリが留守で残念がっている所に、
「お前と俺で行けばいいじゃないか」と嬉しそうに提案していたので割と音楽好きなのかも知れない。
ちなみに国語3、算数3、理科5、社会4と、理科が得意なようである。
好きな食べ物は餅に納豆と和食好みかと思いきや、嫌いな食べ物は漬物全般。
他にはユリの作る甘口カレーが苦手(カレー自体は好き)。味を変えて欲しいと昔から頼んでいるのだが、
ユリが聞く耳を持たず勝手に作ってしまうので泣く泣く食べている。
嫌いなものはムカデなどの足がいっぱい付いた虫。どれほど嫌いなのかは定かでは無いが、
『KOF'94』のドラマCDでは背中にムカデが乗った時に発狂していた。
一方で、
Q:もし、足のいっぱいついた人と戦う事になったらどうしますか?
A:リョウ「うーん、それって人なのか?でも強い相手なら、喜んで戦うだろうな」
の様なメーカーとの謎な質問と回答もあるので、取り敢えず人なら大丈夫らしい。
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