レッドハルク


+ 日本語吹替声優
小林修
『ハルク(2003年映画版)』(ロス将軍名義)
菅生隆之
『マーベル・シネマティック・ユニバース』(サディアス・ロス名義)
松田健一郎
『アルティメット・スパイダーマン』『ハルク: スマッシュ・ヒーローズ』
村井國夫
『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』

マーベルコミックスハルク』シリーズのキャラクター。初出は2008年の『Hulk #1』。
身長213cm。体重544kg。
科学者系ヴィランの集団「インテリジェンシア」によって造り出された赤い肌を持つハルク。
Red-Hulkを略して「Rulk」とも呼ばれる。
発音したら「ラルク」だろうが真紅なる竜帝橘さんが開発した新世代ライダーフランス語で虹を意味する名前のバンドとは無関係

脳筋であるハルクとの対比として変身後でも知的なキャラとして描かれており、銃火器を巧みに使うこともできる。
パワーもハルクと同等であり、初登場時はハルクと互角に渡り合い、
ソーからムジョルニアを奪ってボコボコにするなどの恐るべきパワーを見せ付けた。
あとついでにハルクとの戦いを観戦していたウォッチャーもぶん殴った
続編『Hulk Vol.2』ではアボミネーションを殺害。
また、レッドハルク独自の能力として吸収したガンマ線を熱放射する能力も持つ他、
怒れば怒るほど際限なくパワーが上昇するハルクに対し、体温が上昇し発火するという特徴を持っている。

登場からしばらくの間、正体は謎に包まれていたが……?
+ ネタバレ注意!!

"Those costumed clowns have had their chance."

(仮装した道化どもに任せておけるか)

その正体は、ハルクの宿敵サディアス・ロス。邦訳によってはサデウス・E・ロスタデウス・"サンダーボルト"・ロスとも呼ばれる。
身長185cm。体重111kg。
アメリカ軍の将校であり、「ロス将軍」と呼ばれている。
また、雷鳴の如く戦う事から「サンダーボルト・ロス」の異名も持ち、フラッシュ・トンプソンよろしく本名ではなくこちらで言及される場合も多い。
当初はレッドハルクに殺害されたと思われていたが、2010年に正体が将軍その人だったことが判明した。
明らかに回想シーンで将軍殺してたじゃねーかっていうのはいつも通り「あれ実は替え玉ロボットです」って事になった
+ 劇的ビフォーアフター
なお、変身した際は髪が黒くなり何故かヒゲもなくなる。一種の若返りというヤツだろうか?
まあ身も蓋もないメタな言い方すれば長い事正体ひっぱった末「一番予想されてない人物」ってことで彼になったんだろうけど

ちなみにその後インプラント装置によってレッドハルクに変身する能力を得たロバート・マーベリック将軍が登場したが、
此方は明確に肉体が若返るという設定になっている一方、元が高齢だったせいで変身解除すると一気に反動が襲いかかるため、
今度は逆に変身解除すると死にかねないという事で元の姿に戻れなくなってしまった。
やっぱお年寄りは無理しちゃダメだって

初出は1962年の『The Incredible Hulk #1』。
後述するようにヴィランでこそ無いが、記念すべき第一回から登場するハルクの代表的敵役の一人である。
ただ、ハルクの宿敵のイメージからか、
ゲーム情報サイト「IGN」が開催したコミックヴィランランキング「THE TOP 100 COMIC BOOK VILLAINS」では、
サンドマンやクレイフェイスを抑えて71位にランクインしている。
地位に見合う卓越した指揮力を持つ一方で、ヒーロー達を信用しておらず、合法的に彼らの活動を制限しようとしている。
このため、ヒーロー側から見れば敵に近いが、人類から見れば紛れもなく味方という稀有な立ち位置にいるキャラである。
娘に宿敵であるハルクことブルース・バナーの妻であるベティ・ロス(バナー)がいるが、ブルースのガンマ線に被爆して一度死別している。
そのため、ブルースとは長年の宿敵にして義理の親子でもあり、娘の仇ですらあるという複雑すぎる関係。

当初はハルクを正体不明の理性なき怪物だと判断し、軍を率いてハルクを追跡するというポジションであったが、
やがてハルクが人々を守るためにヴィランと戦う姿を見て自分の考えの誤りに気づき、命を賭してハルクを救った事でついに和解する。
しかし娘であるベディが死亡した事をきっかけに再びハルクへの憎悪が再燃し、復讐を決意したロス将軍は、
レナード・サムソン博士らによって不完全に再現されたスーパーソルジャー計画に参加、レッドハルクと化したのである。

正体の判明後は紆余曲折の末、ハルクとの一騎打ちに敗北して捕らえられた。
その後はアベンジャーズに参加したり、デッドプールパニッシャーエレクトラといったメンバーで構成された過激なヒーローチーム、
「サンダーボルツ」を結成したりとヒーローとしても活動していた。
後にブルースによって治療薬を投与され、レッドハルクに変身する能力は失われた。

アニメ作品では『ハルク:スマッシュ・ヒーローズ』で登場。
ハルクが主役で普通に喋れる事もあってか、人の話を聞かない猪突猛進な性格で描かれている。

なお、前述のベティもインテリジェンシアの手により、
その名の通り赤いシーハルクの姿をしたヒーロー「レッドシーハルク」となって復活。
当初は洗脳されておりインテリジェンシアの駒として活動していたが、
後に洗脳が解けてからはハルクらと共にヒーローとして活動している。


MUGENにおけるレッドハルク

確認されている物はいずれもMUGEN1.0以降専用。
やはりと言うべきかハルクのドット絵を元に作られており、システムも『MVC』風。
原作の設定を反映して炎を発生させたり、銃火器を使う技も持っている。

+ Acey氏製作
  • Acey氏製作
「Infinity Mugen Team」にて代理公開されているレッドハルク。
技構成は「ガンマウェイブ」に相当する「Crimson Wave」、「ガンマチャージ」に相当する「Crimson Charge(Tackle)」等、
基本的にハルクのものを踏襲しているが、超必殺技ではマシンガンをぶっ放す「Tactical Advantage」や、
隕石ならぬ爆弾を抱えてダイブする「Gamma Bomb」といった独自の技を持っており、しっかりと差別化がなされている。
また、立ち強Pにはスーパーアーマーが付いているのでこれを主軸にしていきたい。

難点としてはダウンしてから起き上がるのが妙に遅く、試合のテンポが悪くなったり起き攻めの餌食になりやすいのと、
一定時間赤く点滅して防御力を強化し、強攻撃や一部の必殺技で相手が燃えるようになる「Crimson Rage」という強化技が、
設定ミスなのか現状では単に相手が燃えるだけの技になってしまっていること。
また、地面を叩いて岩を降らせる「Crimson Crush」という超必殺技もあるが、こちらに至ってはまずまともに当たらない死に技である。
ゲージは前述の2つの技につぎ込むのが無難だろう。ただしぶっぱには向かないので注意。

AIは中々良く動くものがデフォルトで搭載されている。
アーマーを活かした立ち強Pと「Crimson Wave」の牽制を多用し、上手くハマれば強クラスの相手とも渡り合えるが、
いかんせん起き上がりの仕様が足を引っ張りがち。
参考動画。
お相手はCravd氏&Arkady氏のアボミネーション


+ andersontavars氏製作
  • andersontavars氏製作
「The MUGEN Multiverse」にて代理公開されているレッドハルク。
このページで紹介されているものの中では、唯一イントロでロス将軍から変身する演出が無い。
なお、Readmeの類が同梱されていないため、各種コマンドはcmdファイルを開いて確認する必要がある。

ストライカーとしてエレクトラを呼び寄せる他、地面を踏み付けて地震を起こしたり、
両手の平を打ち付けて衝撃波(?)を発生させたりといった、他のレッドハルクに勝るとも劣らないパワフルな攻撃を繰り出す。
中でも衝撃波は長い無敵がある上に凄まじい攻撃範囲を誇り、ズームアウトの無い狭いステージではほぼ全画面攻撃と化す。
ダメージ自体は無い(削りはある)のだが、連発するだけで相手は近付けなくなるという素敵性能となっている。
また、前方と斜め上に使い分け可能で、コンボに組み込めて威力もそこそこなタックルも重宝する。

ただ残念ながら難点も多く、まず通常技と必殺技全般の火力が泣けるほどに低い
なんとしゃがみチェーンからエリアルに繋いでも1割程度しか減らないという低火力っぷりである。ハルクと同等のパワーがあるはずなのに…。
しかもエリアルの仕様にも癖があり、始動技は2ヒットするのだが打ち上げ効果があるのは2ヒット目のみの上、
通常の『MVC』キャラと同じ感覚で追撃しようとすると、1ヒット目で自分だけスーパージャンプしてしまう。トドメに何故か始動技のダメージは0
加えて地震攻撃にはバグがあり、きちんとステートを返していないのかヒット後に相手の挙動がおかしくなってしまう。
実の所、必殺技で安定したダメージソースになるのは前述のタックルくらいしかなかったりするのが悲しい。
また、見た目通りの後方に大きくせり出した喰らい判定を持つため、めくりにも弱い。
幸い超必殺技は優秀なものが揃っているので、ゲージが溜まったらガンガン使っていこう。

なお、プロトンキャノンよろしく転送された兵器から極太ビームをぶっ放す超必は当てて反確なので注意。
一応フルヒットすれば6割ほど吹き飛ばす威力を誇るのだが、発生が遅すぎてまず当たらない非情の技である。
あとどう見てもロケットランチャーからビームを発射しているが、素直にプロトンキャノンを借りてくるわけにはいかんかったのか
ちなみにロケットランチャーにデッドプールが乗っている事から、恐らく彼のテレポーテーション装置で転送してもらっているのだと思われる。
AIは搭載されていない。
紹介動画(リンクは古い物なので注意)


+ Cravd氏 & AJrenalin氏 & Colosse氏製作
  • Cravd氏 & AJrenalin氏 & Colosse氏製作
こちらは「Rulk」名義。上記と同じく「The MUGEN Multiverse」で代理公開中。
原作でフルボッコにしたのを反映してか、イントロの一つでソーがバイトとして張り倒されたり、
必殺技の一つで初登場時に所持していた金色の拳銃を使用したりと、所々で原作再現と思しき演出がある。
また、歩くだけで地響きが起きて地面が陥没するなど重量感は随一。

打点が高く一部の相手には立ち強Kが空振りしてしまったり、空中攻撃の判定に難があるのでエリアルが死んでいる等の欠点もあるが、
単発火力自体は高く、必殺技や超必殺技も高性能かつ見栄えの良いものが揃っている。
中でも炎を纏って突進する「gamma charge」は発生が早くコンボに組み込める上に、
ヒット時とガード時で威力がほぼ同じ(ヒット時130、ガード時120)と非常に高性能。
……が、実はこの技、地上版がヒット及びガード時に追加入力で連続使用が可能となっており、ガードさせた場合は凄まじい削りダメージを与える事が出来る。
おまけに上記の通りコンボに組み込めるので、「立ち強Pをガード→そのまま5~6割or即死」という芸当も可能。
他にも一部の超必殺技がゲージ消費ではなく一定以上溜まっている状態で使える設定になっているらしく、
1ゲージ以上あれば実質使い放題になっていたりと、調整が甘い部分が見受けられるのが残念な所。

AIはデフォルトで搭載されている。
立ち回り自体はやや大雑把ながら、上記の仕様のおかげで超必殺技を連発してくる事があるため侮れない強さを持っている。
なお「gamma charge」も多用するが、流石にガードからの削り殺しは狙ってこないのでご安心を。
参考動画。お相手はDarkwolf13氏のメカ豪鬼


出場大会

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最終更新:2025年04月17日 17:43