"Until such time as the world ends,
we will act as though it intends to spin on."
(世界が終わるその時まで、地球が回り続けている前提で行動するんだ。)
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日本語吹替声優 |
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福田信昭
- 『アイアンマン(1994年アニメ版)』(ディズニー版)、『アルティメット・アベンジャーズ』
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大川透
- 『スパイダーマン(1994年アニメ版)』
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飯島肇
- 『X-MEN:エボリューション』
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手塚秀彰
- 『マーベル・シネマティック・ユニバース(『アベンジャーズ』予告編まで)』、『アイアンマン: ライズ・オブ・テクノヴォア』
- 『アベンジャーズ コンフィデンシャル:ブラック・ウィドウ&パニッシャー』
- 『LEGO マーベル スーパー・ヒーローズ ザ・ゲーム』シリーズ
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玄田哲章
- 『アイアンマン2』(テレビ朝日版)
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いずみ尚
- 『アベンジャーズ 地球最強のヒーロー』
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杉村憲司
- 『アルティメット・スパイダーマン』シリーズ
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竹中直人
- 『マーベル・シネマティック・ユニバース(『アベンジャーズ』以降)』
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江川央生
- 『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』
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立木文彦
- 『ホワット・イフ…?』
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間宮康弘
- 『マーベル・スナップ』
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マーヴルコミックスに登場するヒーロー。初出は1963年の『Sgt. Fury and His Howling Commandos #1』。
かつて
キャプテンアメリカの支援部隊として活躍した伝説的特殊部隊「ハウリングコマンド」の一員であり、世界最高峰のエージェント。
しかしハウリングコマンド時代に地雷で重傷を負った事で、超人血清の副産物である「インフィニティ・フォーミュラ」を投与するという治療を受け、
片目の失明と引き換えに生還、以後はCIAに所属して各種裏工作などを担うようになり、その過程で友人
パーカー夫妻の仲人を務めるなどしていたが、
冷戦時代になって謎の十二人の指導者によって運営される超国家的組織SHIELDの指揮官に任命され、
それ以後は
超人的工作員として秘密結社ヒドラ他の各種の陰謀と戦ってきた。
その戦歴は凄まじく、さらにニック・フューリーは現時点で生存している
最古のSHIELDエージェントである為、彼一人しか知らない機密も数多く、
こうした他の誰も知らない情報や施設などを駆使してヒーロー達を支援し、世界平和のために戦い続けている。
……と、されていたのだが。
幾度かの戦死と、その都度「その死体は精巧なダミーアンドロイドだった」という形で復活を繰り返した辺りから雲行きが怪しくなる。
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世界を守り続けたたった一人の男 |
1958年、ニック・フューリーは任務の中である男の死に立ち会う事になる。
男の名はウッドロー・マッコード。
彼こそは1917年の火星人襲来以来、地球を異星人の魔の手から守り続けてきた「マン・オン・ザ・ウォール」の最後の一人であった。
ウッドローの死に際に「マン・オン・ザ・ウォール」の役目を託されたニックは、以来たった一人、ありとあらゆる手段を使って異星人と戦ってきた。
しかしその過程で急速に血清の効果が薄れて老化が始まってきた為、自身は軌道要塞に退避し、アンドロイドを用いるようになったのだという。
そして「マン・オン・ザ・ウォール」の使命の一環として潜在的脅威と化したウォッチャー(地球の監視者)を殺害してその瞳を奪ったニックは、
「マン・オン・ザ・ウォール」の役目をウィンター・ソルジャーに託すと、自身は新たなウォッチャーとして地球を監視する事を選ぶ。
が、ウォッチャーでありながら地球に干渉したがために罰を受けたニック・フューリーは一度消滅させられるものの、
その優れた工作員としての資質を惜しまれた事で、今度はウォッチャーのエージェントとして蘇生させられたのだった。
流石にちょっと当初の設定からかけ離れ過ぎちゃいませんかねマーベル
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悪夢の企画である
アマルガム・コミックスでは、
ブルース・ウェインと融合。
どうもアマルガムユニバースではインフィニティ・フォーミュラが作られなかったらしく、
フューリーは一線を退いて教官職となり、秘密結社ヒドラに両親を殺されたブルース少年を鍛え上げ、
「ブルース・ウェイン:エージェント・オブ・シールド」という形で
完全に立場を乗っ取られて超人イケメンエージェントとして活動している。
え? コウモリのコスプレ? そっちは
クズリのおっさんの担当だから……。
原作や後述のゲーム『パニッシャー』などでは白人だが、並行世界を舞台としたアルティメットユニバースでは、
俳優のサミュエル・L・ジャクソン氏をモデルにした黒人キャラクターとなっており、アルティメット世界最初のヒーローである
スパイダーマンを勧誘に現れた。
以後はヒーローチーム・アルティメッツ(正史世界のアヴェンジャーズに相当する)の指揮官的ポジションとして行動しており、
MCU世界とは比較にならないほど真っ当にスパイダーマンら若手ヒーロー達の後援者として振る舞っている。
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メディアミックス |
映画『 アイアンマン』から連なるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でも同氏がフューリーを演じた。
更にはコミックでも息子のフューリーJr.が黒人として登場するなど現在は黒人設定がデフォルトになりつつあり、
『 UMVC3』における クリムゾン・ヴァイパーのエンディングでも黒人として描かれていた。
眼帯姿がいかにも渋いバイプレーヤーだが、MCUでは『 キャプテン・マーベル』において隻眼の理由について衝撃的な真実が明かされた。
…いや、毎度胡散臭い空気醸し出してるフューリーに親しみ持たせたかったのかも知れないし、伏線の可能性もあるけど、ちょっとそれはないわ
MCUではSHIELDの工作員として冷戦時代から活動を続けてきた歴戦のエージェントであり、現SHIELDの長官として設定されている。
かつてのエージェント時代にスクラル星人やクリーの星間戦争に巻き込まれた事で超人的存在による地球防衛の必要性を強く感じており、
初登場した『アイアンマン』エンドクレジット後にトニーの前に現れ、ヒーローを集めアベンジャーズ計画を発動すると宣言した。
以後、度々エンドクレジット後にニック・フューリーが現れてヒーローを勧誘するため、これが お約束としてネタにされるようになる。
きみ、いいからだしてるね。アベンジャーズにはいらないか?
『アベンジャーズ』では遂にアベンジャーズを結成するも、非合法武器開発計画が明るみになった事でアベンジャーズからの反発を招き、
さらにはチタウリからの攻撃で大損害を被るという事態を引き起こしてしまうが、エージェント・コールソンの死を利用してチームを結束。
チタウリを撃退し、地球にアベンジャーズありと宇宙に知らしめる事で地球防衛計画を一段階推し進める事に成功した。
……が、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』で SHIELDが秘密結社ヒドラに裏から支配されていた事が発覚。
やむなく死を偽装してSHIELD長官の任を辞し、ヒドラ残党撃滅のために単独行動を取るようになる。
『エイジ・オブ・ウルトロン』では潜伏しながら各地のヒーローを支援する姿が見受けられたが、『インフィニティ・ウォー』では サノスによって消滅。
しかしその直前に 旧友に救援連絡を取った事で、『エンドゲーム』における地球の反撃へと繋がった。
『エンドゲーム』終盤では公衆の面前に姿を現しており、自らの生存を(割とバレバレだったとはいえ)公にしたようである。
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その後のMCUでは…… |
『 スパイダーマン: ファー・フロム・ホーム』では宇宙からの脅威に対抗するという名目で宇宙ステーションに詰めているものの、
「バカンスのために業務をスクラル星人に丸投げし、さらにスクラル星人が フューリーに化けて夏休み中のスパイダーマンに丸投げ」
という中々アレな行動をやってのけていたりする。
そしてその結果「全世界にスパイダーマンの正体が殺人犯として暴露されてしまう」という最悪の事態を引き起こしてしまう。
さらに逮捕されたスパイダーマンが「自分はフューリーの指示で動いていたから彼に確認を取ってほしい」と無実を主張した所、
「ニック・フューリーはずっと宇宙にいて地球に戻っていないためその主張は嘘だ」と完全に無視されてしまい、
その後のフォローも一切行っていなかった事が明らかになり、『ノー・ウェイ・ホーム』というやっぱり洒落にならない事態を引き起こしてしまった。
フューリーじゃなくてスクラル星人の報連相ミスかもしれないが、結果的にアベンジャーズからヒーロー1人抜けちゃったんで……
まあ元々フューリー自身「ヒーローとしての責務のためなら個人の感傷は押し殺すべき」といったスタンスで動いている人物ではあるが、
自分が休暇を取るために間接的とはいえ高校生の人生と夏休みをグチャグチャにしてしまうのは、流石にちょっとどうかと思われる。
フューリーがこれほどまでに注力して対策しなければならない脅威とは、果たして一体何なのだろうか……?
MCUシリーズ展開にいくら便利だからと言ってもそろそろ何かしらないとやらかしのフォローができなくなりつつあるぞニック・フューリー
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ゲームにおけるニック・フューリー
「オリャーマー!」
カプコンのベルトスクロールアクションゲーム『
パニッシャー』の2Pキャラとして
何故か出演。
やたらと敵を始末するパニッシャーに対してニックは飄々とノックアウトするだけで済ませたり、
二人同時プレイの際にはパニッシャーの言動に突っ込みを入れる役になっていた。
このゲームについては、パニッシャーのページで詳しく紹介されている。
MUGENにおけるニック・フューリー
海外の製作者によって複数製作されており、
主に
ケーブルのドットをベースにしたものが多い。
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animaraz氏製作 |
アメコミキャラを多数製作している「Infinity MUGEN Team」の掲示板で公開されている。
ベルトアクションゲームの絵を元にしている。
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Cormano氏 & Zvitor氏製作 |
WinMUGENで動作可能。 スプライトは ケーブルの改変と思われる。
海外サイト「The Mugen Multiverse」で代理公開されていたが、
現在は後述のAvalon氏らのバージョンに差し替えられ、旧版のこちらは公開を終了している。
MVC風の仕様で、6ボタン仕様でスーパージャンプやエリアルレイブを搭載したマーヴル系のキャラ。
試合開始前のイントロでアメリカ国歌が演奏されるという謎の演出がある。
素体は ケーブルらしく、銃撃や手榴弾投擲、相手に接近して蹴り上げる突進技などを持つ。
超必殺技は光線銃を連射するものの他、発煙筒らしいものを放り投げて、しばらく後に ミサイルが降ってくるというものがある。
デフォルトで AIが搭載されており、強くはないもののそれなりに動く。
単独でマーヴル級の大会に出場するのは難しいが、ストーリー動画でヒーローとタッグを組ませるにはいいかも。
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Ryon氏製作 |
新MUGEN専用。
6ボタン仕様でスーパージャンプやエリアルレイブを搭載した MVC系のキャラ。
こちらもCormano氏 & Zvitor氏製と同じく ケーブルの改変と思われる。
立ち強Pでハンドガンを撃つ他、ショットガンや火炎放射器で攻撃する 必殺技を持っている。
超必殺技は キャプテンアメリカのハイパーチャージングスターばりの突進と、何故か プロトンキャノン。
AIは搭載されていない。
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Arkady氏製作 |
新MUGEN専用。
下記のものと同様に、海外サイト「The Mugen Multiverse」で代理公開されている。
カラーパレットの変化によって、髪の毛あり・白人のフューリーとハゲ・黒人のフューリーを選択可能。 ポートレイトは黒人の方。
6ボタン仕様でスーパージャンプやエリアルレイブを搭載した MVC系のキャラ。 通常ジャンプがやたらとふんわりしている。
必殺技は銃撃や手榴弾を放つものの他に、「実はそいつは偽物だったのだ」という 当て身技「ライフモデルデコイ」を持つ。
アメコミでもフューリーが殺されるたびにこの偽物と すり替わっていた事にして復活している、原作ではお馴染みのネタ。
AIはデフォルトで搭載されており、飛び道具系の技をよく使うのでヒーローとタッグを組ませて後方支援をさせれば活躍するかも。
起動コマンドが日本で一般的なWinMUGEN用のものとは違うので、別にAI自動起動用のコマンドを作ってやった方が良さそう。
紹介動画(公開先のURLは古いものなので注意)
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Avalon氏 & Chimoru氏 & set555氏 & volzzilla氏 & thepaniqd氏 製作 |
- Avalon氏 & Chimoru氏 & set555氏 & volzzilla氏 & thepaniqd氏 改変版
新MUGEN専用。
上記Cormano氏 & Zvitor氏のものをベースに、Avalon氏を始めとした多数の製作者によって改変されたフューリー。
現在「The Mugen Multiverse」で代理公開されているハゲ黒人でない方のフューリーはこちらである。
外見こそ変わらないが、必殺技の隙が軽減されるなど性能が向上している他、
「S.H.I.E.L.D.」の皆さんが援護射撃してくれたり、 戦車部隊で轢き殺したり、戦闘機ではね飛ばした後でハチの巣にしたり、
上記フューリーが使う「ライフモデルデコイ」の軍団を突撃させたりと、 実に卑怯派手な超必殺技が多数追加されている。
また、改変元が使っていた発煙筒で合図してミサイルを投下する技は、無線で合図してからミサイル爆撃に演出が変更され、これまた派手になった。
AIもデフォルトで搭載されているが、牽制にやたらと手榴弾を投げたがる傾向があり、強さは控え目。
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この他、Avalon氏らのもののガワ替えキャラとして、
Lucas Tuler氏製作の東映の特撮ドラマ『特警ウインスペクター』の主人公「香川竜馬」(キャラ名は「FIRE Liuma」)が某所で公開中。
出場大会
最終更新:2025年04月14日 14:30