"CRIMALS DESERVE NO MERCY!!"
(悪に慈悲が被られることはない!!)
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日本語吹替声優 |
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櫻井浩美
- 『バットマン:ブレイブ&ボールド』
- 壹岐紹未
- 『ARROW/アロー』
- 大津愛理
- 『DCスーパーヒーロー・ガールズ』シリーズ(『スーパーヴィラン・ハイスクール』まで)
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志田有彩
- 『スーサイド・スクワッド』
- 茉莉邑薫
- 『DCスーパーヒーロー・ガールズ(2019年版)』
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安済知佳
- 『異世界スーサイド・スクワッド』
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幼い頃は両親の勧めで武道を学んでいた事を除くと普通の女の子だった。
山城マセオ
*1とタケオの兄弟から好意を抱かれたタツは、最終的にマセオと結婚。
ユキとレイコという女児二人を出産し、幸せな家庭を築いていった。
一方、激高したタケオはタツを自分の物にする為に
ヤクザになり、力を求めてアーティファクトを収集するようになる。
やがて東欧マルコビア王国のカーンツ将軍から二本の妖刀を手に入れたタケオは、ついにタツを手に入れるべく行動を開始した。
タツを賭けての決闘と称してタケオはマセオを襲い、戦いの最中に起きた火事に子供達が巻き込まれた隙を突いて彼を斬殺。
怒りに燃えるタツはどうにかタケオから刀を奪い取って彼を撃退し、子供達を救おうとするが、その時刀から夫の声が響く。
「もはや子供達は死んでいる。どうか君だけでも生き延びてくれ」
夫の声に従って辛くも脱出したタツは正という師匠に弟子入りし、武士としての鍛錬を積んだ後、渡米して
クライムファイターとなる。
全ては
夫と子供達の復讐のため、タケオを殺すために。
その後カーンツ将軍を追って東欧マルコビア王国に渡ったカタナは、そこで首尾よくカーンツ将軍を殺害する。
と同時に、カーンツ将軍の黒幕であった大物ヴィランのベドラム男爵を追っていた
バットマン、ブラックライトニングと遭遇し、
紆余曲折と一悶着あった末、誘拐されていたルーシャス・フォックスを助け出し、ベドラム男爵の野望を打ち砕く事に成功した。
この時に保護したハローという少女を養子にした他、バットマンの仲介もあって「アウトサイダーズ」というヒーローチームを結成。
カタナは順風満帆にヴィジランテとしての生活を送り始めた。
しかしヒーローとしての人生が平穏であるはずもない。
未だタツに執着するタケオからの襲撃を受けた事で、夫の霊の宿る妖刀まで奪われてしまったのだ。
タケオが妖刀に封じられた魂を奴隷として従えたことで、操られた夫マセオを自らの手で殺さねばならなくなったカタナは、
激闘を経て妖刀を取り戻して夫の魂を解放、逆にタケオを妖刀に封じ込め、ついに復讐を成し遂げるも、
マルコビアを巡る陰謀と暗闘の末にハローが昏睡状態に陥ってしまった事で、アウトサイダーズは解散。
自分の命を救ってくれたハローの介護をするために、カタナ自身も自警活動から引退を決意する。
だがヤクザが武器密輸をするという通報を「ハローの介護をしなければならないから」と無視したせいで山城家の縁者が殺害され、
やむなくスーサイド・スクワッドと同行し、ヤクザの陰謀を阻止する形でヒーロー活動に復帰。
その後は様々な事件、冒険をくぐり抜け、複数のチームを渡り歩いていった。
大型リランチである「New 52」後でもこれらの遍歴は概ね変わらないものの、
まだ夫の仇討ちができずヤクザと戦い続けているという形で設定がリセットされ、
さらなるリランチ「DCリバース」にてアマンダ・ウォラーからの勧誘を受けた事で、
現在はスーサイド・スクワッドの副司令のポジションに収まっている。
加えてハローも昏睡状態から回復、能力を自覚していない普通の少女としてカタナの下で幸福に過ごしているようだ。
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装備や仲間 |
主な武器である刀は「ソウルテイカー」と呼ばれる、マセオを含む大勢の人の魂が込められている妖刀で、
彼らとの意思疎通も可能なばかりか、儀式を執り行なえば 伝説的な戦士達の魂を召喚して従えることもできる。
夫マセオの霊を解放することもカタナの戦う理由だったが、前述通りそれは達成され、現在はタケオの魂が封じられている
(ただし「New52」ではまだ仇討ちが達成されていないため、マセオの魂はソウルテイカーに宿ったままのようだ)。
DC世界にもマジックアイテムはある程度存在しているのだが、その中でもソウルテイカーは強力な武器で、
クリプトナイト以外でクリプトン星人を傷付け得る希少な存在の一つとされている。
一応、14世紀に刀工 ムラマサによって鍛造された、持ち主に不死と悟りを与える妖刀なのだとか。
とはいえソウルテイカーと極めた武術以外は、ごくごく普通の人間にすぎない。
性格的には「義理人情(死ぬまで背負う事になる名誉の借りの事だと解説されている)」を重んじる、強く気高く心優しい女性である。
ただ魔法に懐疑的なヒーローからは「死んだ夫の魂が刀に宿っていると信じている、精神的に不安定な女性」と見られる事も。
上述の通りアウトサイダーズ以外にも多くのチームに属しており、その中でも現在副司令を務める「スーサイド・スクワッド」では、
他の面子が犯罪者な中、唯一の良心となっている。
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派生作品におけるカタナ |
子供向けアニメ『DCスーパーヒーロー・ガールズ』では2015年版において、メインキャラの一人として活躍。
実写映画『スーサイド・スクワッド』にも出演。
犯罪者ではないが部隊に参加したメンバーで、本作ではウォラーではなく、軍側の指揮官リック・フラッグ大佐の副官を務める。
部隊メンバーとも馴れ合わず、「女は狂っているぐらいが良い」と キャプテンブーメランからは熱心に口説かれるが袖にしていた。
それでも様々なトラブルに見舞われる中、最後まで部隊の一員として共に戦ったのは「義理人情」を重んじる性格故だろうか。
チーム随一の白兵戦担当者として戦闘では活躍するが、他メンバーから一歩引いた立ち位置な事もあって、ストーリー上は脇役。
またスーパーマンにも通じるはずのソウルテイカーも、魔女 エンチャントレスに弾かれてしまっている。
まあ通じちゃっても他のメンバーの活躍シーンが無くなっちゃうから仕方ないね
他、実写ドラマ『 アロー』のシーズン3で「山城タツ」として登場。
アローバースでは国防機関A.R.G.U.S.に所属する夫マサオ *2、息子アキオと共に香港で穏やかに暮らしていた。
しかしウイルステロを防ぐための戦いの中で息子アキオが死亡したことをきっかけに、夫マサオがタツを捨てて失踪。
ラーズ・アル・グール配下の暗殺者であったマサオは、親友オリバー・クイーンを裏切り、彼をラーズの後継者にすべく暗躍を始めてしまう。
タツは夫が暗殺者だった事実に打ちのめされるも、チームアローの一員となってマサオを止めるために奮闘、その手で彼を殺害した。
また世界観を同じくする『リーグオブトゥモロー』では、かつて将軍を殺した妖刀 やっぱりムラマサブレードじゃないかとして「ソウルテイカー」が登場。
過去の世界でこの妖刀は山城正子という女性に託され、彼女は「カタナ」という戦士の最初の一人となったことが語られているが、
この人物がアローバースにおける山城タツの先祖なのかどうかは不明である。
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MUGENにおけるカタナ
odin123氏が製作したキャラが某所で公開中。
かつては海外サイト「The Mugen Multiverse」でも代理公開されていたが、現在はリンクが無効となっている。
Antagonist氏の
霜がベースとなっているため、原作とは異なりロン毛
*3。
改変元の面影を強く残してはいるが、
ストライカーとしてスーサイド・スクワッドのメンバーである
ハーレクインと
デッドショットを呼ぶ事が可能。
紹介動画(公開先へのリンクは古いものなので注意)。 お相手はDoom氏&Shiruzato氏のジェントルマン・ゴースト
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raijin氏による改変版も同所で公開されている。
スプライトが差し替えられている他、カタナの
ボイスが追加されている…が、霜のままなボイスもあるのが残念な所。
また、ストライカーが
メタモルフォ、ブラックライトニング、ジオ・フォースといったアウトサイダーズの面子に変更されている。
"…I am not here to make friends."
(……友だちをつくりにきたわけじゃない)
出場大会
*2
読み方は「
マサオ」だが、綴りはやっぱり
Maseo。
最終更新:2024年07月23日 22:40