スタン・リー


"Every time I go to a comic book convention, at least one fan will ask me,
(コミック本のイベントにいくと毎回、少なくとも1人のファンがこう尋ねてくる。)

 'What is the greatest superpower of all?'
(「全ての特殊能力の中で最もすばらしいのは何ですか?」と。)

 I always say that luck is the greatest superpower,
 because if you have good luck then everything goes your way."
(私はいつも、運こそが最高の能力だと答える。もし幸運があれば、全ては上手くいくからだ)

アメコミ読者なら最早説明不要のお方
本名はスタンリー・マーティン・リーバー。マーベルの編集者・ライター・社長を務めた。
スパイダーマン』や『X-MEN』、『ハルク』等、多数の名作を手掛けた事で知られる。

元々は作家か俳優を志望しており、マーベルの仕事はライスワークのつもりだった。
作家か俳優として成功した時に本名を名乗ろうと思い、ペンネームとしてスタン・リーを名乗っていた。

ゴールデンエイジの頃に見られた単純明快なヒーロー像との差別化を図り、「現実にヒーローがいたら?」という作風を持ち込んだ。
戦いに巻き込まれて大切な人を喪うスパイダーマンや、特殊能力を持っているが故に周囲から差別されるX-MEN等、
悩み、苦しむヒーロー像をアメコミで確立させた功績はとても大きい。
また、キャプテンアメリカが冷凍状態から復活するエピソードを描いたのも彼である。

独自の制作手法として「マーベルメソッド」が知られている。
1950年代のマーベル社内ではリー氏以外にライターがおらず、毎月50本の作品を担当した時期もあった。
アーティスト達の仕事が滞らない様に、先にプロットだけ渡して書いてもらい、後からリー氏がセリフを付けるという工程を編み出した。

映像作品の総指揮も務めており、媒体を越えてマーベル作品に貢献し続けた。
更に多くの映画でカメオ出演しており、『ヴェノム』終わり間際の犬を連れた老人等を演じている。
その活躍たるや、映画界隈で貢献した人の名前が刻まれる「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム」にも名が載る程。
結果的に夢への繋ぎとして始めた仕事がきっかけで、夢を実現させる事になった。
+ MCUにおいて
マーベル・シネマティック・ユニヴァースでは、彼の正体は「ウォッチャー・インフォーマント」というコズミックビーイングであり、
全宇宙の監視者ウォッチャーに代わって様々な場所・時代を訪れてその冒険譚を伝える存在とされている。

これは映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』にて唐突に明らかにされた設定であり、
また各映画において氏が演じた人物全員が同一の存在なのかも不明なのだが、全く同じ顔の人物が時代も場所も越えて現れるというメタなネタを、
コミックらしい壮大な設定に落とし込んだお遊びとしてファンからも驚きと好感を持って迎えられた。

日本との関わりも深く、東京コミコンに登壇したり、手塚治虫氏との対談をしたりしており、
クリエイターとしても『HEROMAN』や『機巧童子ULTIMO』『THE REFRECTION』といった複数の作品を、
日本の作家やアニメ会社などと共同製作で送り出している。
ニコニコで最も知られているのは、東映版スパイダーマンを、
「数ある国外版スパイダーマンの中でも日本版は別格」だと称賛したインタビューだろう。

マッドハウス制作のアニメ『マーベル フューチャー・アベンジャーズ』シーズン1の第13話にもカメオ出演。
グリーンゴブリンにケータリングカーごと襲われるが、間一髪の所でスパイダーマンに救われている。
クレジット名義は「ホットドッグ店主」だが、お馴染みのサングラス姿で誰がどう見てもスタン・リー氏そのものである。
担当声優は 若林佑 氏。英語版ではスタン氏ご本人が演じている。


「助かったよ、スパイダーマン!今度サービスするから寄ってってよ!」
「ありがと。じゃ、オニオン多めで頼むよ!」

日米合作作品

2018年に肺炎で逝去。享年95歳。前述のウォーク・オブ・フェームに多くのファンから花束等が添えられた。


"Excelsior!!"
(向上せよ!!)


MUGENにおけるスタン・リー


"Nuff said!"

Kidthunder氏(Kidthomas氏)よるものが某所にて公開されている。
かつては海外サイト「The Mugen Multiverse」でも公開されていたが、そちらは現在リンク切れとなっている。

ZVitor氏とAcey氏のスパイダーマンを改変して作られた、妙にマッシヴなスタン氏。
改変元の面影を色濃く残してはいるが、ボイスがスタン氏のものになっているのはもちろんの事、ガード時にはキャップのシールドを取り出して防いだり、
なんとソーのムジョルニアを投擲する技があったりと、一応の差別化は図られている模様。というかスタン先生元気過ぎです。
ただし、「マキシマムスパイダー」に該当する超必殺技を使用すると操作不能になってしまう不具合があり、いちいちCtrl+Iで直す必要があるのが難点。
AIは簡易的な物がデフォルトで搭載されているが、上記の不具合もあって残念ながらAI戦には不向き。
紹介動画。お相手はSennou-Room氏のアスナ

ちなみに氏がスパイディとなって飛び回るゲームは既に存在している。
流石原作者は格が違った


「困っている人をみたら
 迷わず救いの手を伸ばしているのが真のスーパーヒーローだ」

出場大会

  • 「[大会] [スタン・リー]」をタグに含むページは1つもありません。


最後に、当然の話だがスタン・リー氏は実在した人物である。
MUGENを含む二次創作を他所に持ち出し、当人やその関係各所に迷惑を掛ける事は絶対に許されない行為である事を忘れてはならない。
使用する場合はネタをネタとして楽しみつつ、失礼の無いよう節度を持った振る舞いを心がけよう。


最終更新:2024年12月12日 14:16