ロケット・ラクーン


“The raccoon's the king of the beasts. Screw the lion.”
(百獣の王はアライグマだ。ライオンなんて知らねぇな)

+ 日本語吹替声優
多田野曜平
『アルティメット・スパイダーマン』、『ハルク: スマッシュ・ヒーローズ』
加藤浩次(極楽とんぼ)
『マーベル・シネマティック・ユニバース』(ロケット名義)
岡林史泰
『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』(ロケット名義)
佐藤せつじ
2015年アニメ版、『アルティメット・スパイダーマン VS シニスター・シックス』
『マーベル ロケットとグルート』(ロケット名義)
中谷一博
『Marvel's Guardians of the Galaxy』

マーベルコミックに登場するヒーロー。中点無しで「ロケットラクーン」と表記されることもある。
初出は1976年の『Marvel Preview #7』。
スター・ロードことピーター・クイル率いるチーム「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー(通称「GOG」)」の一員として有名。

本名はロケット。身長91.44cm。体重24.95kg。
遺伝子改造により人間並みの知性を得てかつ二足歩行するようになったアライグマで、
彼同様知性を持った動物達とロボットが勢力を二分している惑星ハーフワールドの出身。
アライグマの優れた嗅覚や視覚を持っていることに加え、銃器の扱いや宇宙船の操縦にも長けている。
ロケット自身はアライグマ扱いされることを嫌っており、短気で口が悪く粗暴な性格だが、相棒である植物型宇宙人グルートとの絆を大事にする一面も。

かつての日本国内においてはマイナーなキャラであったが、
格闘ゲーム『UMVC3』への参戦及び実写映画シリーズ『マーベル・シネマティック・ユニバース』に登場したことで知名度が向上している。
続作『INFINITE』ではグルートを専用援護キャラとして引き連れて再参戦。


格闘ゲームにおけるロケット・ラクーン


“Let's see how cute I am after I strangle you with your own intestines.”
(てめえの腸を引きずりだしても まだ俺のことを可愛いとか言ってられるかな?)

格ゲーでは上述通り『MVC3』のバージョンアップ版『UMVC3』の追加キャラとして登場。
自らを戦場のプロと称し、同じく戦場を戦い抜いたスペンサーに対しては「軍事オタク」と下に見ている様子。
また「ラクーンシティ」繋がりからかウェスカークリスといったバイオハザード勢と固有の掛け合いがある。
"I've fought all kinds of creatures before,but you take the cake for originality.
And annoyance."

アライグマを相手にするのもラクーンじゃない。……ああ気にしないでくれ、ただのジョークだ。

特徴は何といってもその小ささ。
CAPCOM側のビューティフルジョーよりもさらに小さく、最小クラスの食らい判定のためとにかくコンボが決めづらい。
歩行速度はゆっくりだが背中に背負ったロケットによる空中ダッシュも使用可能なため、機動力はそれなりに持ち合わせており、
敵からすれば非常に鬱陶しい動きが可能。

性能としては設置系キャラとしての側面が強く、様々な罠系の必殺技を持つ。
特記すべきは振り子の軌道を描く高速の丸太を当てる「ペンデュラム」。
縦にも横にも範囲が広く、当たれば相手をバウンド状態にするため確認や追撃が容易であり、
特にγアシストで出した場合は仲間の挙動次第で様々な択を迫っていける。
後述の活躍もあり、このゲーム内では「ロケットラクーン=丸太」の認識で通じている。
他には巨大なばねが飛び出す地雷を設置するレベル1HC「マッドホッパー」も強力であり、
本体が殴られても消えないためこれを置いておけばウルヴァリンバージルなどの地上近接戦に特化したキャラは何もできなくなる。
いざとなれば地上全てをサーチするレベル3HC「液キャベロッキーラクーン」もあり最後の一押しに有用。

弱点はちびキャラの宿命である耐久と、高い操作難易度。
体力は75万とリュウの3/4しかなく、アシストとして出てくる機会も多いため、
うっかりハッピーバースデーしようものなら一瞬で体力が蒸発する。
やれることは多いが頼り切れる技や行動は一切無く、コンボも火力やゲージ回収を伸ばそうとすると猶予の無いループ技を決める必要があり、
甘えた行動は許されない。
アシストの優秀さとゲージ依存度の高さから大将に適性があるとされており、じっくりやり込みをしたい人向けのキャラである。

ニコニコではラクーン・フランク・ジョーのマイナーキャラ3人でチームを組んでいたクソル氏がプレーヤーとして有名。
2012年の大会ではまだ研究の進んでいないラクーンを大将として起用し、
並み居る強豪達をわからん殺しと隠しネタと『BASARAX』宣伝と醤油瓶に入れたコーラを駆使して次々と丸太の錆にし、その頂点に立ち伝説となった。


MUGENにおけるロケット・ラクーン

ahmed el muhammedy氏による『MVC』風の手描きドットキャラが存在。
カンフーマンの頭2つ分くらい背丈が低く、喰らい判定も小さめ。
小柄な体格故に通常技のリーチは短いが、グルートを呼び出したり銃器や地雷などといった多彩な武器による強力な必殺技でそれをカバーする。
遠距離技が豊富なこともあって、相手キャラ次第では何もさせず完封して勝つことも可能。
また、マスクの製作者であるMammalman氏によるAI+改変パッチも存在する。
このパッチを導入すると画面端から遠距離攻撃を自重せずに連発するため、ランクの強さとなる。
Mammalman氏AI&改変パッチ。
お相手はBaby Bonnie Hood氏のバレッタ


"Ain't no thing like me, except me!"
(俺のようなやつは他にいない。俺以外にはな)

出場大会



最終更新:2022年07月19日 17:10