円谷プロの特撮作品『ウルトラシリーズ』に登場するロボット
怪獣。
初出はオリジナルビデオ作品『ウルトラ銀河伝説外伝
ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ』で、
ニセウルトラセブンも作り出したサロメ星人が、かの人気怪獣である
ゴモラを模して作った兵器である。
ダークロプスゼロの時空移動装置「ディメンジョンコア」の影響で次元が歪んだ事により、
M78バースに迷い込んだ別の次元のレイモンの所持するゴモラ及びその強化態であるEXゴモラを分析・再現する事により作り出された。
ウルトラセブンを模して地球人を混乱させる意図で作られたニセウルトラセブンとは異なり、
純粋に戦闘に特化して作られた機体であるため、その外見はゴモラに似つつもより機械的な意匠が強い。
ただでさえ強い上にレイオニクスの力で強化された状態のゴモラの戦闘力を機械的に再現・向上させているため、
パワー及び装甲は原種のゴモラをはるかに上回り、オリジナルを凌ぐ「メガ超振動波」を放てる他、発射孔である角は鋭利なドリルの機能もある。
手は鎖付きのロケットパンチ「ナックルチェーン」を使える他、回転させて抉るように打ち込む事も出来る。
さらに
腹部から放つ追尾ミサイル「メガボディーミサイル」や
胸から放つ粒子砲「クラッシャーメガ」などの飛び道具も備え、手札の数はゴモラを凌いでいる。
さらに後続の作品では口からの熱線「ビームバスターメガ」や、胸からの光刃「アンピューテーターメカ」などの武装も披露している。
ゴモラの土俵であった肉弾戦の戦闘能力の高さが大きく強化されているだけでなく、
豊富な武装により、オリジナルの弱点であった主要武器の尻尾を失った場合著しく弱体化する部分も克服されており、
製作に携わったサロメ星人の科学者ヘロディアの「性能はオリジナルより遥かに優れている」という評価はハッタリでも自惚れでもない事が分かる。
『ジード』によれば唯一の弱点は喉らしい。それでも最強形態の攻撃に何発かは耐えられる耐久力はあるが。
別宇宙のレイ達の救難信号を傍受して惑星チェイニーを訪れたレイ達を襲い、
ゴモラをその上位互換の戦闘能力で圧倒する。
加勢に現れたゼロには相性差から苦戦してそれなりの手傷を負うも、
隙を突いて空からサロメ軍団の基地を狙おうとしたレイを
リトラごと超振動波で撃墜。
一度撤退して修復が完了してから再びゴモラと対峙するが、暴走したダークロプスゼロに洗脳されてしまい、
2体がかりでゴモラを圧倒するが、またしてもゼロが加勢して本物VS複製コンビのタッグバトルに発展。
しかし、別次元のレイモンとM78ワールドのレイが2人がかりで強化したゴモラには敵わず、
ティルウィップで吹き飛ばされた末に、全霊の超振動波を受けて爆散した。
ちなみにこのメカゴモラ、初登場直後の演出がまるっきり
某メカ怪獣を想起させるものとなっており、
講談社発売の「ウルトラ怪獣DVDコレクション」のゴモラ編における品田冬樹氏のインタビューでも、
「正義の味方になったら敵としてメカゴモラが出てくるなんて、
某スター怪獣のようですね」と語られている。
+
|
その他の作品におけるメカゴモラ |
ボス級には及ばないものの非常に高い戦闘力を持つ事と、
『大怪獣バトル』の影響で人気怪獣でありながらゴモラが一時期敵として登場し難くなっていた事から、
代理&程よい中堅ポジションの難敵として 新世代作品では『 ウルトラマンR/B』までの全作品において、何かしらの形でメカゴモラが毎回登場し続けていた。
久野千草がモンスライブし、ゴモラ、ゴモラ(レイオニックバースト)、EXゴモラとゴモラ最強決定戦に参加した。
マーキンド星人が所持していたスパークドールズがグア軍団の手に渡り戦力として使役され
(マーキンド星人は代金を踏み倒される形で軍団の一員である シャプレー星人に射殺された)、
サイバーゴモラと新旧ロボゴモラ対決を披露した。
亡霊魔導士レイバトスが復活させた個体が登場。
ストルム星人伏井出ケイが怪獣カプセルから出現させた個体。
有人機であり、ケイに操られたレム(人間態)が操縦した。
愛染マコトが怪獣クリスタルから出現させた個体が登場。
湊兄弟の恩人である小牧カオルを人質として取り込んで暴れたが、ウルトラマンブルの攻撃で撃破された。
カオルはウルトラマンロッソに救出されたものの、危うく彼女を殺しかけてしまった事でカツミは戦意を喪失してしまう。
また、その事に苦悩する湊兄弟を見た愛染は、遂に彼らを「ウルトラマン失格」と 言いがかりをつけ見做してしまう……
劇場版『絆のクリスタル』ではホスター21星系の惑星に「カスタムへビー」という強化種が登場した。
本家の擬人化ゴモラを機械化したようなデザインで登場。
漫画『ウルトラ怪獣擬人化計画ギャラクシー☆デイズ』では、異世界に遊びに行っていた シルバーブルーメにくっついて作中世界に来訪。
円盤生物系怪獣娘による組織ブラックスターズの仮隊員として保護されることになる。
(この時シルバーブルーメが行っていた世界の数々は、上記の各作品の世界である事が示唆されている)。
その後、紆余曲折の末に怪獣娘が通う学校「円谷学園」に入学することになり、そこで本家ゴモラとスカルゴモラに出会い友人となった。
異次元からの侵略者による襲撃時には、ゴモラ三人娘としてピグモンから託された切り札ソウルライザーを学園に届け、勝利に繋げる活躍を見せた。
必殺技がビームバスターメガの低レア版と、必殺技がメガ超振動波の限定マーケット版が実装されていた。
低レア版は力属性で、低確率で敵の攻撃にガードを行う固有スキル「鉄壁の防御」を持つ。
Lv.10にすると必殺技攻撃力小アップの効果も追加される。
必殺技「ビームバスターメガ」は攻撃と同時に2ターンの間防御率を中アップ、リーダースキルも「必殺技攻撃力中アップ(力)」で、
防御と必殺技に秀でている耐久アタッカーだが、HPは低いので過信はできない性能であった。
限定マーケット版は速属性で火力は低レア版よりやや低くなっている代わりにhPも含めた防御面は上回っており、
固有スキルも攻撃を受けた時2ターンの間攻撃対象を自分に向ける「メガブースト」、
必殺技「メガ超振動波」も次のフェイズ終了時まで相手の必殺技攻撃力と命中率大ダウンさせる効果を持つなど、タンク系のユニットとなっていた。
ただし、こちらもリーダースキルに「攻撃力中アップ(速)」を持ち、「メガブースト」もLv.10にすると次のフェイズ終了時まで攻撃力大アップの効果が付き、
デフォルトで備えている継承スキル「反撃(強)」との併用で攻撃面も弱いわけではなかった。
|
MUGENにおけるメカゴモラ
発生の早い尻尾攻撃や相手を引き寄せるナックルチェーンによる近接攻撃が強力だが、
一方で「クラッシャーメガ」や「メガボディーミサイル」などの
飛び道具も優秀で、
距離を問わず戦えるオールラウンダーな性能のキャラとなっている。
映像作品のメカゴモラは未使用だが、オリジナルのゴモラのテールウィップのような「大回転」という技もある。
超必殺技はいずれも1ゲージ消費で、「メガ超振動波」「ビームバスターメガ」「アンピュテーターメカ」の3つ。
AIもデフォルトで搭載されている。
また、三日月捏氏による改変キャラも存在し、同じくカーベィ氏によって代理公開されている。
ビリビリ動画
出場大会
最終更新:2025年03月04日 13:32