【セフィロス】

セフィロス とは、ファイナルファンタジーシリーズからのゲストキャラクター。

プロフィール

セフィロス

他言語

Sephiroth (英語)

性別

職業

ソルジャー:1ST

所属

神羅カンパニー
→無所属

声優

森川智之

デザイン

野村哲也

初登場

ファイナルファンタジーⅦ

任天堂初登場

【大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL】

背丈ほどもある大刀「正宗」を振るう、長い銀髪で長身の男性。
神羅に所属するソルジャー:1STの中でもトップクラスの実力を持ち、英雄と称される。

その正体は「ジェノバ・プロジェクト」によって生成された実験体。
女科学者・ルクレツィアと、マッドサイエンティスト・宝条博士の間に作られた子供に、ジェノバ細胞を埋め込まれて誕生した。そのため、自分の母をジェノバと誤認している。
冷静かつ勇敢な性格で弱者をも見捨てぬ心優しさも持つが、ジェノバ細胞の本能に目覚めるとジェノバの為であればどのような手段でも行ってしまう。

風貌、戦闘力、BGM等の諸々の要素からゲーム業界の悪役の中でも【クッパ】と並ぶトップクラスの人気を持ち、当時のゲーム業界では明らかにセフィロスを意識したキャラクターが粗製濫造されていた。

登場作品

ファイナルファンタジーⅦ

本作のライバル的な立ち位置であり、ラスボス。
序盤の回想で操作キャラとして使用する事もでき、圧倒的な戦闘力でモンスターを薙ぎ倒していく。

話を進める毎に幾度となく【クラウド・ストライフ】一行の前に登場。意味深な発言を繰り返し、果てにはエアリスを刺殺してしまう。この殺害シーンは『ファイナルファンタジーⅦ』の中でも1、2を争うほど有名。

実は物語開始前にはライフストリームに落ちて死亡した事になっており、その際に星の知識を得て、「黒マテリア」のメテオで星のライフストリームを放出させ、それを全て吸収して一体となる事を計画。
各地にはジェノバ細胞から生み出したコピー体を使い様々な悪事を働いた。

敵としては大空洞の深部で決戦。「リバース・セフィロス」の形態で登場し、倒すと「セーファ・セフィロス」へと変身する。
そちらも撃破すると残留思念で生身が登場。こちらはイベント戦闘に近く、クラウドの超究武神覇斬で葬られる。
全形態を通したボスとしてはお世辞にも強いとは言えず、「弱いラスボス」の代名詞として扱われる事が多い。「ナイツ・オブ・ラウンドで一撃」などと良く言われる為に過剰な稼ぎが行えるのが原因とされる事があるが、そもそもろくな稼ぎをせずに進めてもリミット技がハイスペックすぎるため適当に連発していれば終わってしまう。

ファイナルファンタジーⅦ REMAKE

ミッドガルの時間軸から定期的に登場。ラスボスとして生身で立ちはだかる。
派生作や『ディシディア』の技を逆輸入して使用する。

ファイナルファンタジーシリーズ関連作

本編より前の時間軸の作品では頼れる味方として登場したり、友人2人とふざけあったりするなど人間性を感じられる場面もあった。
…おふざけの内容が頭の上に乗せたリンゴに向けて剣を投げるという斜め上のものだったが。
高い人気からゲスト出演が多いが、原作では終始謎の多いキャラクターだったためにゲストで出た際も「とりあえず出した」感の扱いが目立つ。ストーリーのある「キングダム ハーツシリーズ」では顕著であり、実質ただの裏ボス的な存在である。
クラウドが出ると決まって出て来るため、ファンからはストーカー呼ばわりされる事がある。

【大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL】

DLC第8弾としてまさかの参戦。ムービーでは【キーラ】を一刀両断、参戦済みのファイター達を圧倒的な戦闘力で一掃した。
7P・8Pのカラーバリエーションではベリオルクローズ版(コートを脱いだ上半身裸の姿)にも変更出来る。

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズでは【カムイ】に続く刀使いであり、性能面では長いリーチが特徴的。
一方で重量は軽めでぶっ飛ばされやすく、攻撃後の隙も大きい。
ピンチになると片翼が生えて全体的な性能が強化され、攻撃力・移動速度の上昇、空中ジャンプ1回追加、スマッシュ攻撃の出始めがスーパーアーマー化といった恩恵を受けられる。相手にダメージを与え続けたり撃墜したりすると解除され、一度ミスするまでは再発動しなくなる。
必殺ワザは高威力のフレア系が特徴的。チャージを保持できず、チャージするほど射程が短くなるという変わった性能。
最後の切りふだ「スーパーノヴァ」ではセーファ・セフィロスの姿に変身して攻撃する。『ディシディア ファイナルファンタジー(アーケード版)』でリファインした(人間の脚が生えている)デザインではなく、珍しく原作準拠の姿となっている(一応補足しておくと『ファイナルファンタジー レコードキーパー』のように原作準拠のデザインで外部出演している事はある)。
また、勝利時のリザルトは特殊演出となり、ムービー画面の炎に包まれたセフィロスが再現される。
敗北時は【ミュウツー】とは違い普通に拍手する。凶変前はノリの良いところもあったし、凶変後だとしても拍手する余裕を残している…つまり「セフィロスはやられない」という点にスクウェア・エニックスから見ても該当するため拍手を行っているのだろうか。
特設リングでの肩書は「片翼の天使」。彼を象徴するBGMから取られたものだろう。

ボスキャラであるという点から正式アップデート5日前~配信日に期間限定の「セフィロスチャレンジ」モードが登場。そちらをクリアする事で先行使用が可能。

勝ちあがり乱闘「支配する者達」は【リオレウス】【ガレオム】【マルク】→ドラキュラ→魔王ガノン【ギガクッパ】→(ボーナス)→【マスターハンド】&【クレイジーハンド】と戦う、いわゆるボスラッシュモードのような構成。本作にはボスバトルモードがないので代わりにして下さいと言った所か。

セフィロス参戦前は『ファイナルファンタジーⅦ』のスピリッツは2種類のクラウド以外に存在せず、そちらの追加が優先されたためか、歴代の『ファイナルファンタジーシリーズ』やセフィロス関連キャラは未収録となっている。
また、他の切りふだで変身対象となるギガクッパやギガ・マック等と違い、セーファ・セフィロスはスピリッツ化していない。

能力・武器

  • 正宗
    セフィロスの背丈ほどもある長刀。非常に高い火力を誇る。
    威力はファイナルファンタジーⅦの全武器中最強の99・命中率255・マテリア穴6個3連結だが、セフィロス以外には装備できない。
    回想中にメニューを開いて外そうとすると無言で拒まれる。
  • フレア/メガフレア/ギガフレア
    「フレア」は単体に無属性の大ダメージを与える魔法。『Ⅶ』の通常版ではセーファ・セフィロス時に使用する。
    「メガフレア」と「ギガフレア」は、『Ⅶ』においては召喚獣「バハムート」と「バハムート改」の召喚技。敵全体に無属性の大ダメージを与える。
    大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALでは通常必殺ワザとして採用。高威力の炸裂魔法を放つ。チャージする毎に上位のフレアに変化して威力と爆発範囲が広がるが、射程は短くなる。
  • シャドウフレア
    黒いフレアで敵に攻撃する技。
    『Ⅶ』の通常版においてはフレアと同威力の「てきのわざ」の一種でありセフィロスは関係無かったが、『Ⅶインターナショナル』ではセーファ・セフィロスがフレアの代わりに使用する。
    『ディシディア』や『Ⅶ REMAKE』では生身のセフィロスも使用。
    大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALでは横必殺ワザとして採用。小さな弾を放ち、当たると一定時間相手の周囲を旋回した後に攻撃する。
  • 一閃/八刀一閃
    一閃は近寄って正宗で一刀両断する技。八刀一閃はその名の通りにそのまま連続で斬り付ける。
    「八刀一閃」は『クライシス コア ファイナルファンタジーⅦ』でセフィロスが使用する技。後に『ディシディア』や『Ⅶ REMAKE』でも使用する。
    「一閃」は『キングダム ハーツⅡ』でセフィロスが使用。
    大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALでは上必殺ワザとして採用。通常は一閃だがチャージする事で八刀一閃に強化される。
  • 閃光
    『エアガイツ』が初出。この時点では単なる横切りの必殺技。
    『ディシディア』に登場した際はガードしながら攻撃し、閃光を発する薙ぎ払いを行う技という形になった。
    大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIALでは下必殺ワザとして採用。よくあるカウンター技だが、強い攻撃は跳ね返せずに障壁が割れてしまう。
  • 獄門
    正宗を下に向けて急降下しながら突き刺す技。
  • スーパーノヴァ
    超新星を起こして星ごと破壊するダイナミックな必殺技。
    『Ⅶ』通常版ではセーファ・セフィロスの大技で、魔法ダメージを与えた後に沈黙と混乱状態にする。
    『Ⅶインターナショナル』版では演出が過剰なほど派手になっており、彗星で太陽を膨張させて太陽系全体を爆発させるというとんでもないものとなっているが、性能はと言うと現HPの15/16の割合のダメージ+沈黙・混乱・スロウの状態異常付与へと変更されている。要するに見た目こそ派手だがこれを食らって死ぬことはない。
    ビジュアル的にはどう考えてもメテオよりヤバそうなのだが、『クライシス コア ファイナルファンタジーⅦ』では作中のファンクラブに生身の頃のセフィロスの必殺技として認知されているらしい……。
    『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』では最後の切りふだとして採用。3人まで巻き込んで超新星で攻撃し、ランダムで状態異常を与える。演出は『Ⅶ インターナショナル』を踏襲しているが、流石にかなりハイスピードに簡略化されている。
    また 見掛け倒しな 性能も原作概ね引き継いでおり、これ単体では殆ど吹っ飛ばすことはできずダメージ量も30%程度とかなり控えめなのだが、眠りやスローと言った厄介な状態異常を付与できるのが魅力。

おもなセリフ

  • 私は思い出にはならないさ
    『アドベントチルドレン』でのクラウドの「思い出の中でじっとしていてくれ」に対する発言。
  • 「抹殺に失敗するのさ」
    ザックス「まじ?」
    「ああ まじ だ」
    『クライシスコア』より。
    友人の離反による抹殺命令に対してザックスに語ったプラン。
    神羅の「英雄」をしていたマトモだったころの発言だが、ノリの良さを含め後の豹変ぶりを考えると切ない。
  • 「俺が許可する 帰れ」
    『クライシスコア』より。
    エアリスの身を案じるザックスへかけた言葉。優しい先輩しているセリフだがやはり後の豹変を考えると切ない。
  • 「クラウド お前に頼みがある」
    「どん兵衛を 食べないか」
    クラウド「……興味ないね」
    「クラウド どん兵衛を食べるんだ」
    クラウド「しつこいぞ!」
    「どんぎつねを見るたび思い出せ」
    「おまえを導くのは どんぎつねだ」
    「どんぎつねはいつでも おまえのそばにいる」
    「どん兵衛を」
    「どん兵衛を」
    「どん兵衛を」
    クラウド「ううっ……」
    クラウド「ズズズッ」
    「良い子だ」
    「売上クラス1st」
    「日清のどん兵衛」

    「どん兵衛を」
    「贈ろうか」
    「日清」
    日清食品のどん兵衛とのコラボCM『片翼のどんぎつね 篇』より。「片翼の天使」が流れる中キツネの耳と尻尾を生やしたセフィロスがクラウドにどん兵衛を食べることを強要する。
    クラウドは拒絶するが精神攻撃を受け結局食べることになる。
  • 「いまのうちだ」
    「楽しめ クラウド」
    『リバース』において、ゴールドソーサーでクラウドの見た幻覚のセフィロスの言葉。
    本人ではないのだが、遊園地で遊ぶようにすすめてくるセフィロスの姿はシュールである。

BGM

  • 片翼の天使
    セーファ・セフィロス戦のBGM。セフィロスといえばこれと言うぐらいに有名。

関連キャラクター

余談

  • 容姿の特徴とも言える長身の下半身にまで伸びるサラサラのロングヘアーだが、HD画質の3Dモデルではボーンと物理演算の問題で労力がかかる。後発のHD画質の『ファイナルファンタジーシリーズ』の作品でセフィロス並のサラサラなロングヘアー持ちの新キャラがいないのは恐らくこのせい。
    • 『EVER CRISIS』で描かれた過去のセフィロスは後の時代の彼よりも髪が短かった。

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最終更新:2024年03月07日 22:45
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