クラウド・ストライフ とは、ファイナルファンタジーシリーズからのゲストキャラクター。
クラウド・ストライフ |
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性別 |
男 |
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年齢 |
21歳(Ⅶ本編) 23歳(『アドベントチルドレン』) |
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職業 |
何でも屋(アバランチ雇われ)→ストライフ・デリバリーサービス | |
出身 |
ニブルヘイム | |
声優 |
櫻井孝宏 | |
デザイン |
野村哲也 | |
初登場 |
ファイナルファンタジーⅦ | |
任天堂初登場 |
【大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U】 |
「チョコボ頭」と称される金髪のツンツンヘアーと身の丈ほどもある大剣バスターソードが印象的な人物。
神羅カンパニーの元ソルジャー:クラス1STを自称する何でも屋。
しかしその正体は【セフィロス】に憧れる単なる神羅の落ちこぼれ一般兵。「ジェノバ細胞」による実験で正気を失い魔晄中毒となってしまう。
そのまま死に絶えるかと思われたがジェノバ細胞の擬態能力により、銃殺されたソルジャーの親友ザックスの記憶を擬態した上で元のクラウドの人格と融合、自分を無意識の内にソルジャーと認識するようになった。
落ちこぼれであるが身体能力は高く、大剣バスターソードを軽々と振り回し、魔晄の力を用いた様々な剣技を得意とする。
高い人気を誇るキャラクターの一人であり、発売以降は様々な作品にゲスト出演を行い、ファイナルファンタジーシリーズの顔の1人とも呼べる人物である。
彼を元にしたようなキャラクターも後に大量に造形される。
主人公。アバランチに雇われてテロ活動に関わったことから自分自身の真実や星の運命をめぐる戦いに巻き込まれていく。
セフィロスの生存を知った中盤以降はニブルヘイムを滅ぼした彼の討伐を目標とするが、ゲームを進めると共にプロフィールにあるような経歴が徐々に判明する形が取られ、真相が明らかになると共に人格が崩壊する描写が見受けられる。
以降のシリーズではクールなイメージが強いが、本作の時点では変なセリフも結構多く見れており、「蜜蜂の館」に入る際の意気込み等はよくネタにされる。
2020年にリメイク1作目が発売、本家と比較すると平行世界という見方がある。
7本編から2年後の物語。新たに運送業「ストライフ・デリバリーサービス」を立ち上げる。
この時期は友人ザックスのことを忘れていたことや少女エアリスを救えなかった後悔から罪の意識に悩まされていた。
CG描写がリアル寄りになったためか特徴的なヘアスタイルが控えめになった。
人気キャラクター故に様々な作品にゲスト出演している。性能は強かったり弱かったりとピンキリ。
外部出演する際にはクールで孤高な剣士というイメージが強調されやすく、原作のお茶目な様子はあまり見受けられない。
彼が出た後、バージョンアップ版の作品でセフィロスも登場するというパターンが多く、一部でストーカーされる等とネタにされている。
DLCとして衝撃の参戦。
参戦PVの一言目「こんな日が来るとは思わなかったな…」は全世界の人(特に任天堂と旧スクウェアの対立を知る人達)の気持ちの代弁とも言えよう。
衣装はバスターソードを持った7本編衣装と合体剣を持った『AC』衣装(通称クラウディウルフ(*1))の2種類が採用されている。
バスターソードを振るって繰り出される剣技の数々は威力・リーチ・判定・持続のあらゆる方面で優れている他、きっちり飛び道具「破晄撃」まで持ち、機動力もスピードキャラ並と、あらゆる面がハイスペックでファイアーエムブレム勢を始めとした剣士キャラのお株を奪っている。
単純なワザの性能だけでもトップクラスにも拘らず独自システムの「リミットブレイク」がこれまた非常に強力。
下必殺ワザで直接チャージしたり、攻撃をヒットさせたりすると「リミットゲージ」が溜まっていき、最大値まで達するとリミットブレイクが発動。
この状態ではただでさえ優れていた機動力がさらに強化され、各種必殺ワザが一回だけ大幅に強化された状態で発動できる。
ブレイク状態の性能も優秀なのだが「一度発動してしまえば必殺ワザを使うまで解除されない」「下必殺ワザで直接チャージできる」というのが曲者で、差し込みが苦手で待ちに徹したいファイターを使っていたとしても、クラウド相手に待ちに入ろうとすればそのまま下必殺ワザで悠々とゲージを溜められてしまうので否応がなしに攻めざるを得ない。
明確な弱点としては素の復帰力はかなり低い部類に入るのだが、リミットブレイク時にはそれすらも強化されてしまう。
本作最強候補の一角であり、【ディディーコング】がやや頭一つ抜けてる以外、過去作に比べても比較的安定していた対戦環境を、DLC参戦の最強候補の一角である【ベヨネッタ】と共に荒らしつくした。
カラーバリエーションの変更点は少なく、一番ありそうなザックスカラーも存在しない。
奇跡の続投。当初は権利関係が厳しかったのか収録要素がかなり乏しい状態だったが、セフィロスの参戦後には多くのスピリッツやBGMが収録される形で補完された。
これに関しては桜井政博が「【スマブラSP】セフィロスのつかいかた」で「今まで『FF』曲というのは2曲だけだったんですね。それをして、スクエニさんはケチだ!というような話をする人もいるかと思うんですが、それは違うんですよ!と大きな声で言わせて頂きます。やっぱりですね、例えばキャラクターが何かのゲームに出る、コラボするという時にも、曲なんて一曲もないっていうものの方が多いじゃないですか。世界で全て問題ないように、許諾を取らないといけないんですね。まぁ中には一社でちゃんと取れるものもありますが、複数の会社に跨っていたりとか、国によって全然違ったりっていう事を権利をみんな解決して実装しているんです。だからつまり、スマブラがちょっとおかしい。という事で認めて頂ければと思います。」と、権利関連の難儀な点を語っている。
収録内容を見る限り、『Ⅶ』と『Ⅶ REMAKE』の2作品だけでも相当苦労したようだ。
前作で暴れすぎたため横スマッシュ攻撃の隙の増加や空中Nのリーチの縮小化等で弱体化された。
最大の変更点はリミットブレイクに15秒という制限時間が追加。これによりどのファイターでも「発動されたら15秒間逃げる」という対策が取れるようになったため、前作のような理不尽な強さは失われた。
しかし全ての空中攻撃ワザの着地隙が短縮される強化を貰い、コンボ性能は前作より飛躍しているので手数が大きく増えた。
性能としては決してまだまだ悪くないはずなのだが、やはりリミットブレイクの仕様変更は痛く、それを補うようにしてアップデートでは複数回の強化が入った。
その甲斐もあって『for』の最強格だったベヨネッタが本作では一貫して中堅程度だったのに対し、こちらは最終的なキャラランクにおいても上位格にあるという声が多い。
エンジェランドのスマッシュアピールでは原作の正体についてはほとんど触れられない。『ファイナルファンタジーⅦ Remake』発売によるネタバレの兼ね合いもあるのだと見られているが、向こうがまったく別の展開になりそうなためか、後にセフィロスと共に追加された「北の大空洞」の解説ではネタバレ全開で語られた。
当初は『ファイナルファンタジーⅦ』が出典作品としてクレジットされており、ファイタースピリットを原作のイラストに変更できなかったが、セフィロスの追加後は『FINAL FANTASY シリーズ』出典へと変更され、原作のイラストに切り替えられるようになった。
フルネームがある他社キャラだが、スネーク、ソニック、シモン、リヒター、テリー、カズヤと違いスピリットがフルネーム表記ではない(これはケンも同様)。
通常版の他に「クラウド (アドベントチルドレン)」のファイタースピリットも存在するが、こちらはセフィロス追加後も相変わらず本作のグラフィックしか収録されていない。
同じくスクウェア・エニックスから参戦した『ドラゴンクエスト』や『キングダム ハーツ』と違い、『FINAL FANTASY シリーズ』名義になっても『ファイナルファンタジーⅦシリーズ』以外の楽曲・キャラクターのスピリッツ・Miiファイター衣装などの要素が無い辺り、権利が複雑である事がうかがえる。
ミッドガルの召喚マテリアを取る事で召喚獣達が登場する。
『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』ではこの中の一部の召喚獣がセフィロスの追加後にスピリッツとして収録された。
人間キャラクターは『Ⅶ』の公式イラスト、召喚獣は『Ⅶ REMAKE』のアートワークを使用している。