【オレだよ!ワリオだよ!!】

オレだよ!ワリオだよ!! とは、かつてコロコロイチバン!で連載されていた書籍。

プロフィール

オレだよ!ワリオだよ!!

他言語

ジャンル

パワフルアクションギャグ漫画

作者

沢田ユキオ

レーベル

コロコロドラゴンコミックス

掲載誌

コロコロイチバン!

発表期間

2005年3月~2013年1月

巻数

全4巻(未完)

シリーズ

ワリオシリーズ

ワリオシリーズのアクションゲームを題材にした沢田ユキオの長編漫画作品。
元々同作者が連載している【スーパーマリオくん】にもワリオが主役の短編や読み切りがいくつかあり、そこから派生したような作品で作風も受け継いでいる。

基本的には原作通りのストーリーで進んでいくが細かい設定が異なったりオリジナルキャラも多く登場する。

単行本は全4巻だが、【ワリオランドシェイク】編の終盤が収録されておらず未完となっている。

ストーリー

無印編(【ワリオワールド】?)

トレジャーハンターとして名を馳せたワリオは、沢山のお宝に囲まれついに念願のワリオ城を手に入れる。しかし直後世界が暗転、お宝はなくなり、お城はお尻に変えられてしまう。
実はワリオが集めたお宝の中にあった黒い宝石によってお宝はモンスターに、お城はお尻に変えられてしまい、用のなくなったワリオは外に放り出されてしまったのだった。
お宝とお尻…ならぬお城を取り戻すためのワリオとネッコロの冒険が始まる。

【怪盗ワリオ・ザ・セブン】

前作でお宝がすっかりなくなってしまい、楽してお金を稼ぐ方法を探していたワリオ。ふとやっていたテレビから「怪盗アルデンテ」のアニメが流れており、テレビの中に入ってこのお宝を奪おうと考える。
母からテレビに入れるヘルメット「テレメット」を貰いテレビの中へ進んだワリオ、道中でステッキオを仲間にしテレビの中の大冒険が始まる。

【ワリオランドシェイク】

世界のどこかにあるとある大陸「ユーレトピア」に海賊シェイキングの一団が攻め込んできて、現地に住んでいたメルフルたちはピンチになってしまう。唯一助かったメルフルは助けを求めて飛び立つ。
一方そのころ、ワリオはというと家もなく食べ物もなく、唯一どこで拾ったのか分からない古代義をもって困り果てていた。するとその古代義が突然光りはじめ、中からメルフルが飛び出してくる。
メルフルを肉と勘違いしユーレトピアへ向かったワリオ。そこでメルフルから助けを求められ、コインが無限にでる「デルデルのサイフ」や沢山の財宝の話を聞く。
ワリオは財宝「デルデルのサイフ」を手に入れるため、メルフルは仲間たちを助け出すため共にユーレトピアでの大冒険が始まる。

キャラクター

メインキャラクター

スーパーマリオくんのように、主人公のワリオ以外はシリーズ毎に変わる。

  • 【ワリオ】
    生粋のトレジャーハンターで主人公。原作以上にパワフルであり、卑怯で下品。また、自分勝手ではあるがお人好しのためしばしば罠に引っかかる。
    利害が一致したり、改心した悪役がいれば仲間にするなど懐が広い(悪く言えば上記の通りお人好しなので信じ込みやすい)。
    相棒の扱いはほとんど道具としてしか見ていないため、下手すると悪役より悪い。具体的に言うとバットや盾として利用したり、移動手段として足代わりに使うことが多い。
    幼少期は貧しい生活を母と2人で送っており、そのため様々な経験が乏しく金にがめつい性格になったとされている。ちなみに幼少期からすでにヒゲが生えていた。
    マリオくんほどではないがオリジナル技も多い。
    • 【ワリコ】
      鏡の中で性別が反転したワリオ。反転したのは性別だけなので相変わらずパワフルで自己顕示欲が強い。化粧やおめかしが趣味になり、積極的に戦わなくなったので厄介さが増している。醜いと言われるとブチ切れる。
      なお、ワリオに記憶は引き継がれない。
  • 【ネッコロ】
    無印編でのワリオのパートナー。閉じ込められていたところをワリオに助けられお供としてついていく。ワリオ城にてはぐれてしまった仲間を探しているが、あんまり話題にならないので本人も忘れてしまっている。攻撃能力はほとんどないが、その身をバットやソリに利用されワリオの役に立つことが多い。
    最終回にて隠された能力が分かる。
  • 【ブッコロ】
    無印編でのもうひとりのパートナー。中盤から仲間になる。ネッコロの仲間を自称するとても太った木の妖精(?)。こちらも戦闘はあまりしないが戦闘力はあるらしく、サポートとしてはネッコロより優秀。ワリコがタイプらしい。
    その正体は終盤で明らかになる。
  • 【ステッキオ】
    怪盗ワリオ・ザ・セブン編のパートナー。ステキパワーでワリオを変身させる。原作と違いかなりギャグチックでおバカ、そのため役に立たなかったり出番のない回も多い。ワリオの相棒らしく杖代わりに使われたり、バットのように使われることもしばしば。
  • 【アルデンテ】
    怪盗ワリオ編でのもうひとりのパートナー。最初は悪役として登場していたが吹雪の壁にて停戦協定を結び以降は味方よりの活動をする。例によって味方化するとあんまり役に立たず、その上平気で裏切ったり濡れ衣を着せたりしてくるので敵以上に厄介な相手。しかし最終決戦では意外な形で役に立つ。
  • 【メルフル】
    ワリオランドシェイク編のパートナー。捕らわれの仲間をいつも案じており、積極的にワリオに助け出させようとする。他2人のパートナー同様、雑に扱われることも多いがその分ツッコミも激しく、直接的な反抗をしたのは実は彼が最初で最後。
  • 【ジェットポット】?
    ワリオランドシェイク編のもうひとりのパートナー兼乗り物。性別(?)は男のようで綺麗なおねーちゃんが大好き。

敵キャラクター

無印編(ワリオワールド編)

  • 【アンキロン】
    砲弾を撃ってくる。まさかのボヨヨ~ンワリオアタックによって倒される。
  • 【ディーナソア】
    最初のエリアボス。女性であり、細木数子みたいな喋り方をしてくる。
  • 【ドキドラゴン】
    オスとメスが登場。オスはあっさりやられてしまい、メスは黒い宝石の用意した混浴温泉に来ていた。
  • 【ノスラー】
    雪だるま軍団の暴れん坊。いじめっ子でありユッキをパシリにしていた。氷の棍棒を使ってくる。
  • 【ノッキー】
    元々はワリオ城の庭に生えていた木でネッコロの友達。黒い宝石に操られたせいで敵として登場する。最期は黒い宝石により燃やされてしまう。
    • ノッキー2世
      焼け落ちたノッキーの下から芽を出した木の芽。ワリオにおしっこをかけられる。
  • 【タランチュラス】
    もりもりまんぷくエリアのボス。ブッコロを閉じ込めた犯人だがもりもりまんぷくエリアを食い荒らされないためにやっていたことだった。
  • 【レッドパンツジョニー】
    99連勝中の無敗のチャンピオン。でもワリオ以上に卑怯。立派な肉体を持ってるくせに凶器攻撃ばっかりしてくる。
    ブルーパンツという息子がいる。
    • 【ブルーパンツ】
      レッドパンツジョニーの息子。100連勝しないと解放してもらえない捕らわれの身と説明されていたが、実は罠で親子共々嘘つきだった。
  • 【ホライゾン】
    マジカルミラーに登場したキャラクター。ワリオたちを鏡の世界に引きずり込む。醜いものを見るとおかしくなる。
  • 【黒い宝石】
    無印編の騒動の発端にしてラスボス。同作者のキャラクターにしてはかなり非道な悪役で、用済みになったモンスターを燃やして殺したり、平気で嘘をついてワリオをだまし討ちする。(嘘で騙されることに関してはワリオもワリオだが。)
    ワリオとネッコロの特殊な関係性も理解していた。

怪盗ワリオ編

  • 【リッチーマウス】*2
    大きくガラの悪いネズミ。ワリオのショルダータックルであっさり倒される。
    単行本のおまけ4コマではリベンジをしにきたがワリオは自滅してしまう。
  • 【料理の鉄人セインシェフ】
    船の食料が盗まれた事でワリオを襲ってくる。ちなみにワリオに向かうよう仕向けたうえ本当に食料を盗んだのはアルデンテ。
    最後にアルデンテがボロを出してしまい、その後はアルデンテを追いかけ回していた。
  • 【スフィンクス】
    博物館のボス。本編よりずる賢く卑怯。直接対決することになる。実はハゲ。
  • 【プチスノーマン】【ビッグスノーマン】
    氷の洞窟に住んでいた雪だるまの親子。プチスノーマンは弱いがビッグスノーマンは本体が石で出来ているうえ体内に武器を隠し持っているのでかなり強い。吹雪の壁について教えてくれる。
  • 【カルパッチョメタモ】
    原作と違い変身形態でなく1キャラとして登場。
    吹雪の壁にいる商売人のおっさん。関西弁でしゃべる。
    素の状態でもワリオより強いうえ、巨大化もできるチートキャラ。
    実は吹雪の壁のヌシでウィッシュストーンを悪から守っていた。
  • 王座の門
    ピラミッドにてファラオマンの部屋を守護する門番のおばさん。原作と違いブサイクな顔つきで額にはブタがついている。
  • 【ラブレシア】
    可愛らしいがとてつもなく臭い花。大抵は匂いを嗅いだだけでぶっ倒れるらしい。
    顔を自由に変えることができる。また、怒りモードになると下品な攻撃が増える。
  • 【マグマコントローラー】
    ぼったくり温泉のボス。ファラオマンをあっさり倒している。
    鼻からマグマ、目からレーザー、口からゲロを出してくる顔面要塞。
  • 【マッスル・ザ・ドルフィン】
    ムッキムキなイルカ。遊びも筋トレ、食事も筋トレで体中の至るところがマッチョ。いちいちポーズしないと喋れないらしい。
    実はイルカのくせにカナヅチであり泳げない。
  • 【ドルフィン64せい】
    ベビーの父親。ボケボケでありこちらもザコ。ただ泳ぐのだけはめちゃくちゃ速い。
  • 【ドルフィン5せい】
    ベビーの祖父。老齢であり全然動けないが口を開けるととてつもない攻撃をしてくる。しかし同時に口の中が弱点。
    ただ体当たりするだけでもキャプテンワリオの船を壊せるほどカタイ。
  • 【マルゲリータ】
    怪盗ワリオ編でのラスボス。終盤から登場する。メガネをかけており、外すとブヨブヨの素顔が出てくる。しかし素顔からは「マルゲリータ タイフーン」というとんでもない風を起こす技が出せる。
    正体はウィッシュストーンに封印された悪魔であり、ワリオを食べようと襲ってくる。
    ちなみに原作と違い、ステッキオはこいつを封印したことを本当に忘れてしまっている。

ワリオランドシェイク編

  • 【シェイキング】
    ワリオランドシェイク編の騒動の発端にしてラスボス。ストーリーのラストに一コマ登場することがとても多い。

味方キャラクター

  • ワリオの母
    パンチパーマの女性でワリオからは母ちゃんと呼ばれている。ワリオワールド編では回想で、怪盗ワリオ・ザ・セブン編では本人が登場するがどれも見切れており素顔は登場しない。

無印編(ワリオワールド編)

  • 【ユッキ】
    元々は敵だったがワリオに惚れ込み味方になった。ワリオのことはアニキと呼び慕っている。戦闘能力は低くヘタレだがワリオの姿に感化され徐々に勇気を出していく。

怪盗ワリオ・ザ・セブン編

  • 【ファラオマン】
    砂漠のピラミッドの王。一張羅のパンツを身に着け、ワリオ並みに下品な攻撃を仕掛けてくる。
    実はワリオがウィッシュストーンを手に入れるにふさわしい存在かどうか試していただけだった。

    その後温泉にて再登場。ワリオを「ハナクソ」と呼んでいたがニンニクを渡し激励する。
    • 【ハナゲール28世】
      ファラオマンのハナ毛。貴族を自称し、ハナ毛と言われるとキレる。「ハナゲールルネッサンスアタック」が得意技。

ワリオランドシェイク編

  • メルフルの仲間たち
    捕らえられ各地に散らばっている。太っている者から年をとってしまった者まで様々登場する。

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最終更新:2021年02月10日 02:23

*1 作中での名称は未登場のため推測。

*2 こちらも作中での名称は未登場のため光るパンツから推測