【ゲームボーイ】

ゲームボーイ とは、携帯用のゲーム機。

概要

ゲームボーイ


他言語

Game Boy (英語)

発売元

任天堂

メディア

ロムカセット

CPU

LR35902(4MHz)

RAM

8Kバイト

モニター

2.45インチ

解像度

160×144

色数

モノクロ4段階

通信機能

通信ポート

電源

単3形乾電池(4本)

持続時間

約35時間

発売日

1989/04/21 (日本)

値段

12,500円(税込)
→9,800円(税込)
→8,000円(税別)

日本販売数

ゲームボーイのみ:1,242万台
ゲームボーイシリーズ:3,247万台

世界販売数

ゲームボーイのみ:4,942万台
ゲームボーイシリーズ:1億1,869万台

任天堂が発売した携帯用ゲーム機の一種。公式略称は「GB」。
以前に発売した【ゲーム&ウオッチ】とは異なり、完全にゲーム専用機として設計されており、ソフトも【ファミリーコンピュータ】と同様にカセット交換式を採用。
液晶板はシャープの「STN反射式モノクロ液晶」を採用。ダイヤルで画面の濃薄の調節を行える。また、反射板が金色のため画面のバックが黄ばんで見えるという特徴があった。

画面がモノクロなので当初はあまり期待されずに販売されたが、【スーパーマリオランド】【テトリス】の予想を超えるヒットにより携帯機市場が開拓された。
その後は値下げを繰り返し、【星のカービィ】などがそれなりのヒットを飛ばすものの据え置き程の市場には届かず、1995年頃には既に末期感が漂ってしまっていた。が、【ポケットモンスター 赤・緑】が社会現象を起こした事により事態は急変。
全国から通信ケーブルが姿を消すほどの一大ブームとなり、「持ち運びが可能」なだけでなく、「各プレイヤーが個々のセーブデータを持つ」「セーブデータ同士で通信プレイを行う」事に注目が集まり、今後のゲーム業界を大きく急変させて行った。

この大ブームにより小型廉価モデル【ゲームボーイポケット】、バックライト搭載モデル【ゲームボーイライト】、カラーモデル【ゲームボーイカラー】が次々と発売し、旧型ゲームボーイは市場から姿を消した。
これらはゲームボーイシリーズとして括られており、「ゲームボーイ」という名称はこれら4ハードを纏めたものとして使用される事が基本となっている。

基本的にはカートリッジは灰色となっているのが一般的であるが、中には黄色・白・ピンクも存在する。
ゲームボーイカラーとの共通ソフトでは極一部を除き紫と灰色のツートンカラー、非対応のカラー専用ソフトは一部を除きスケルトンとなっている。

周辺機器

  • ゲームボーイ専用通信ケーブル
    1,500円(税別)。
    ゲームボーイ同士で通信するために必要な接続ケーブル。
    ポケット以降と通信するには変換コネクタが必須。
    初期の型番(DMG-04)と中期以降の型番(DMG-04A)では形状が若干異なり、DMG-04Aには片方に黒いボックス状のフェライトコアが取り付けられている。
  • 充電式アダプタ
    3,800円(税別)
    ゲームボーイ専用の充電池兼AC電源アダプタ。家庭用コンセントから充電した電気でゲームボーイを稼働できる。ベルト用フックの付いた大きいタンクのような長方形状が特徴的。最大充電時には約10時間稼働。
    コンセントに繋いだままACアダプタとしても使用できる。
    ポケット以降には対応していない。
  • バッテリーケース
    単2電池4本で40時間稼働できる電池ケース。形状は充電式アダプタと似ており、やはりベルト用フックが付いている。
    ポケット以降には対応していない。
  • 4人用アダプタ
    3,000円(税別)
    通信ケーブルをつなぐ事で2~4台のゲームボーイで対戦プレイが行える。四角い箱状の本体に3つの通信端子と1本の通信ケーブルが付いており、通信ケーブルは対戦人数から1本引いた数必要。
    【F1レース】【ヨッシーのクッキー】など、ごく一部のソフトに対応。
    ポケット以降には対応していない。
  • ステレオヘッドホン
    1,000円(税別)
    全てのゲームボーイシリーズで使用可能なヘッドホン。(厳密に言えば普通のステレオミニジャックのインナーイヤーステレオイヤホンなので端子がある音楽機器全てで使用可能。)
  • クリーニングキット
    800円(税別)
    端子部分を掃除するキット。カートリッジ用のクリーニングスティック、本体用のクリーニングカートリッジ、交換用シートを専用ケースへ納めたセット。
    1998年には ゲームボーイシリーズ クリーニングキット と商品名を改め、ポケット専用周辺機器と同様の青と銀を基調としたパッケージに一新した。
  • ゲームボーイブロス
    1994/11/21発売。単なるカラーバリエーションである。
    ホワイト・ブラック・レッド・グリーン・イエロー・スケルトンの6色。
  • 【ポケットカメラ】
    ゲームソフトの分類のはずだがなぜか周辺機器として扱われている。
  • ポケットプリンタ
    5,800円(税別)
    ポケットカメラと同時発売したプリンター。
    ロール状のシール紙にゲーム内の特定画像を印刷する事ができる。純正以外のロール紙などでも代用可能。電源として単3電池6本が必要。箱にはロール紙と電池が同梱されている。
    ポケットカメラや【ポケットモンスター ピカチュウ】など、ゲームボーイカラー後期まで対応ソフトが出続けていた。
    当時のプリクラブームに追従した製品だが、大した成果は上げておらず、後の世代に引き継がれる事は無く終わった。
    要因としては印刷したシールを使う用途が薄い事と、お店の会計レジでのレシート印刷程度の荒いモノクロ印刷(感熱紙印刷なので当然と言えば当然なのだが)だった事が原因と考えられる。
    本周辺機器のナビキャラとして【プリタ】というキャラクターが存在する。
  • GBメモリカートリッジ
    2,500円(税別)
    【ニンテンドウパワー】のサービスで使用するフラッシュメモリ搭載カートリッジ。
    ローソン専売品。メモリ容量は8Mbitと当時から見ても少なめ。

関連項目

関連ハード

関連周辺機器

その他の関連項目

コメント

  • 初代ゲームボーイは、経年劣化すると液晶画面が「縦の列」単位で何本かの列が表示されなくなってきます… 実機でプレイするとしても初代はもはや辛く、アドバンスやゲームボーイプレーヤー頼みになってきますね。 - 名無しさん (2021-05-16 12:11:33)
    • 端っこの方が消えると6つの金貨とかの残り時間が分からなくて辛い - 名無しさん (2021-05-16 12:37:46)

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最終更新:2024年07月20日 20:58