【ゲームボーイアドバンス】

ゲームボーイアドバンス とは、携帯用のゲーム機。

概要

ゲームボーイアドバンス


他言語

Game Boy Advance (英語)

発売元

任天堂

メディア

ロムカセット

CPU

ARM7TDMI(16.78MHz)
+LR35902(4.2/8.4MHz)

RAM

WRAM:32KB+ VRAM:96KB(CPU内蔵)
WRAM:256KB(CPU外部)

モニター

2.9インチ

解像度

240×160

色数

32768色

通信機能

通信ポート

電源

単3形乾電池(2本)

持続時間

約15時間

発売日

2001/03/21 (日本)

値段

9,800円(税別)
→8,800円(税別)

本体カラー

バイオレット・ホワイト
ミルキーブルー・ミルキーピンク
オレンジ・ブラック
他多数

日本販売数

ゲームボーイアドバンスのみ:898万台
ゲームボーイアドバンスシリーズ:1,696万台

世界販売数

ゲームボーイアドバンスのみ:3,552万台
ゲームボーイアドバンスシリーズ:8,151万台

任天堂が発売した携帯用ゲーム機の一種。公式略称は「GBA」。
【ゲームボーイ】の後継型モデル。画面がワイドとなり32768色の同時表示が可能に。入力ボタンにL・Rが追加された。
更にCPUは【スーパーファミコン】より高性能な32bitを採用。疑似3D等の多彩な表現が可能となった。
モニターには【ゲームボーイカラー】から引き続き、シャープの反射型TFTカラー液晶「スーパーモバイル液晶」を採用している。
また、ゲームボーイとの後方互換にも対応しており、GBシリーズのゲームソフト全てを起動させる事もできる。
通信機能は基本型の通信ケーブルにボックスが装着され、そこに繋ぐ事で4人までのマルチプレイを行える事が基本となった。

ゲームの傾向としては移植・リメイク作品が非常に多く、任天堂の作品だけでも14タイトル(【ファミコンミニ】を全て含むと44タイトル)も存在する。新作タイトルでも【マリオカートアドバンス】のように旧作の内容を一部収録しているものが数点見られる。
特にマリオシリーズの横スクロールアクションに至っては全て移植である。
更にキラータイトルの【ポケットモンスター ルビー・サファイア】は前作『金・銀』との互換を切った上で当初は入手不能なキャラクターを多数出してしまい、初年では大きな前作割れを起こす。

発売から1年も経っていない2002/02/01に1,000円の値下げを行ったものの、国内では旧ゲームボーイ程の爆発力は見受けられず、「ポケモン専用」というゲームボーイカラーと似た方向性からは脱却できずに終わった。
一方で日本国外ではスクウェアやセガの参入効果や疑似3Dを活かした野心的なゲームにより日本を越えるヒットを見せ、北米では2008年までゲームソフトのリリースが続いていた。

2003/02/14には新型モデル【ゲームボーイアドバンスSP】、2005/09/13にはコンパクトモデルの【ゲームボーイミクロ】がそれぞれ発売された。 これらはゲームボーイアドバンスシリーズとして括られており、「ゲームボーイアドバンス」という名称はこれら3ハードを纏めたものとして使用される事が基本となっている。

また、これらゲームボーイアドバンスシリーズとは別に、2004/12/02には互換機能を持つ新ハード【ニンテンドーDS】が発売した。

本体機能

  • 1カートリッジプレイ
    一部のソフトに対応した通信機能。そのソフトを持っていなくても、ゲームデータをインストールして最大4人で遊ぶことができる。
    ただし一部機能が制限されてしまい、フルに遊ぶことはできない。
    ロンチタイトルではこの機能を推しており、各ソフトのTVCMではこの機能について説明されている。
    基本的にはカートリッジを抜いて起動している必要があるが、刺していてもゲームボーイロゴが表示している間にスタートとセレクトを同時に押し続けているとニンテンドーロゴが消滅するのでこの機能を使うことができる。
    ロゴが消える仕様については「きのみもんだいしゅうりプログラム」でも指示される操作方法だったりもする。
  • バッテリーランプの表示の仕様変更
    ゲームボーイと異なり、ランプは緑となった。バッテリー切れが近づくと赤に変わり、最終的にランプが消える。
  • 縦横比変更
    ゲームボーイシリーズのカートリッジを使用している場合、Lボタンを押すとワイド画面、Rボタンを押すとノーマル画面の表示に切り替えられる。

ゲームボーイのカートリッジを使用した際、極一部を除きゲームボーイカラーで起動しているという扱いになる。カラー変更にも対応。

周辺機器

  • ゲームボーイアドバンス専用通信ケーブル
    1,400円(税別)。
    ゲームボーイアドバンス同士を通信するために必要なソケット。
    ボックス部分に別のケーブルを繋げる事で最大4人までのマルチプレイが可能。
  • ゲームボーイアドバンス専用バッテリーパック・チャージャセット
    3,500円(税別)
    本体に取り付ける充電バッテリー。約2時間の充電で最大約10時間稼働する。
  • ゲームボーイアドバンス専用ACアダプタセット
    1,500円(税別)
    家庭用コンセントから繋げて電源にするアダプタ。
  • ゲームボーイアドバンス専用ワイヤレスアダプタ
    1,905円(税別)
    ワイヤレス通信による通信プレイが行える。一部のゲームソフトにのみ対応。
    主な対応ソフトはポケットモンスターシリーズやファミコンミニなど殆どが任天堂のゲームソフトだが『桃太郎電鉄G』など例外もあり。
    これを刺した状態で、カードリッジを入れずに起動するか、スタートとセレクトを押し続けてニンテンドーロゴを消すと通信相手を探す通信用のソフトが起動する。
  • ニンテンドー ゲームキューブ GBAケーブル
    1,400円(税別)
    【ニンテンドー ゲームキューブ】のコントローラにGBAを繋げるためのケーブル。一部のゲーム同士にのみ対応。
    ゲームによってはGBA側のゲームソフトが不要な場合もあったり、GCのコントローラー替わりとして使用することもできる。
  • 【カードeリーダー】
    2001/12/01発売。専用のカードに印刷されたバーコードを読み込む事で簡単なゲームを遊べる。
  • 【カードeリーダー+】
    2003/06/27発売。旧カードeリーダー用のカードを読み込めるだけでなく、他のGBAやGCのゲームソフトと通信して様々な恩恵を与えられる。
  • ゲームボーイミクロ専用 変換コネクタ
    762円(税別)
    商品名が紛らわしいが、これは「ゲームボーイミクロ専用 通信ケーブル」を、ゲームボーイアドバンス/SP用の端子に変換するためのコネクタである。
  • ゲームボーイ用ステレオヘッドホン
    1,000円(税別)
    旧商品。引き続き使用可能。
  • 旧ハードと同機能
    以下のものは旧作のゲームを機動したときにしか対応しない。
    • ゲームボーイポケット専用通信ケーブル/ゲームボーイシリーズ専用通信ケーブル
    • ゲームボーイシリーズ専用変換コネクタ
    • ゲームボーイ専用通信ケーブル
    • モバイルアダプタGB
      ゲームボーイアドバンスで発売されたタイトルでも【マリオカートアドバンス】など、初期の一部作品に対応。

ライセンス商品

  • アドバンスムービー
    2003/11/20にam3から発売。
    ゲームボーイアドバンスでアニメなどの映像を見ることができる周辺機種。
    主に【ポケットモンスター(アニメ)】の映像作品が発売されていた。

関連項目

関連ハード

関連周辺機器

その他の関連項目

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最終更新:2024年10月14日 12:21