【ポケットモンスター 赤・緑】

ポケットモンスター 赤・緑 とは、【ゲームボーイ】用のゲーム。
また、このページでは ポケットモンスター 青 も合わせて記述する。

概要

ポケットモンスター 赤・緑



他言語

Pokémon Red and Blue (英語)

ふりがな

ぽけっともんすたー あか みどり

ハード

【ゲームボーイ】

メディア

4Mbitロムカセット

ジャンル

RPG

発売元

任天堂

開発元

任天堂
ゲームフリーク
クリーチャーズ

プロデューサー

宮本茂
川口孝司
石原恒和

ディレクター

田尻智

プレイ人数

1~2人

発売日

1996/02/27 (日本)

値段

GB:3,900円
3DS:1,222円

レーティング

CERO:A(全年齢対象)

対応機能

通信ケーブル
【スーパーゲームボーイ】

シリーズ

ポケットモンスターシリーズ

移植・リメイク

GBA:【ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン】
3DS:バーチャルコンソール

日本販売数

822万本(2バージョン合計)

世界販売数

3137万本(『青』を含む3バージョン合計)

【ゲームボーイ】で発売したRPG。ポケットモンスターシリーズの1作目。
不思議な生き物【ポケモン】を捕まえて育てて戦わせ、世界を冒険する。

昆虫採集をヒントにしてゲーム化した作品であり、「集める」「育てる」「戦わせる」の3本軸は今後のRPGどころか日本のゲーム業界に大きな影響を与え、本作が存在しなければ今のゲーム業界の形にはなり得なかったと言えるほど影響は大きい。
交換を促せるために複数バージョンで発売された点も特徴的。

RPG部分は自己流の【MOTHER】という形で制作されており、フィールドマップが存在しない(移動用の全体マップ・ワールドマップと町の中のマップの区別が無い)現代風RPGである点は共通している。
上記のため、現在どこにいるかの「内部的な」切り替えは通常の移動中に発生し、わかりやすい例では町の領域の内外を通過すればBGMが切り替わる。この時キャラクターパターンの切り替えも行われるため、町の人を町の領域のギリギリに誘導してから町の外に出ると他のキャラクターに切り替わる事もある。このような挙動も『MOTHER』と同様であり、システム面も参考になっていると考えられる。

初動こそは控えめの販売数だったが、口コミと長期的なブームによって徐々に売上を伸ばして行き、後続の青やピカチュウバージョンを累計すると遂にはゲームボーイで最大の販売数を記録している。

北米版は『Red』と『Blue』の2バージョンで発売された。
『Blue』は後発の『青』のグラフィックを使用しているが、ポケモン出現率等は日本版の『緑』と同じ。

ストーリー

※赤バージョン基準の名前

  レッド (主人公)は11歳。
マサラタウンな母親と暮らしており、となりには幼なじみの グリーン (ライバル)が住んでいます。小さい頃はいっしょに遊んだ2人でしたが、最近のグリーンはレッドによくつっかかります。
背の高さも、成績も同じくらいの レッド を、自分のライバルとして意識しているようなのです。 ある日、 レッド はこの町に住むオーキド博士がポケットモンスター(通称ポケモン)の研究をしているというウワサを耳にしました。好奇心旺盛な レッド はいてもたってもいられません。
  レッド がポケモンを探しに行こうと町の外へ一歩踏み出したその時です。
「おーい! 草むらに入っちゃいかーん!」
その声の主はオーキド博士。草むらには野生のポケモンが生息しているので、大変キケンなのだそうです。自分もポケモンを持っていれば戦わせることもできると言うのですが・・・・。
 さて、研究所に連れてこられた レッド 。そこには グリーン の姿がありました。
グリーン はオーキド博士の孫で、博士に呼びつけられたというのです。オーキド博士は2人の少年にむかってこう言いました。
「ここに3匹のポケットモンスターがいる。好きなものを1匹、もってゆけ!」
さて、ポケモンを受け取った レッド を待ち受けているものは・・・・?

ゲームシステム

基本部分はオーソドックスなRPGだが、本作ではプレイヤーが直接戦うわけではなく、ポケモンを集めて戦わせて交換する事にフォーカスを当てられている。

基本的な設計

  • 2つのバージョン
    『赤』と『緑』の2つのバージョンに分けて販売されている。当時では斬新な手法である。
    バージョンによって出てくる野生ポケモンが異なる。
  • 野生のポケモンを捕まえる
    各地の草むらやダンジョン内には野生のポケモンが登場する。「モンスターボール」やその上位版のボール系アイテムを使うと捕獲ができ、味方として使用できる。
    捕獲できる確率はポケモンによって異なり、体力を減らしたり状態異常にしたりすると捕まえやすなる。
    手に入れたポケモンは6匹まで持ち歩きができ、それ以上は「ボックス」という預かり所に収納される。各地のパソコンからアクセスして自由に入れ替える事も可能。
  • ポケモン図鑑
    手に入れたポケモンは「ポケモン図鑑」に自動的に記録される。これを集めるのもゲームの目的の一つである。 通常プレイの範疇では発生しないが、総合数が152匹を超えていると強制リセットがかかり、データを初期化してしまう。
  • 戦闘
    ポケモン同士で1vs1で対決する。
    ポケモンにはいわゆる通常攻撃が存在せず、4枠だけ習得できる「わざ」を使用して攻撃する。
    「わざ」にはPPというMPのようなものが設定されており、PPの回数しか使用できない。
    手持ちのポケモンが2匹以上いる場合、1ターン使用して他の手持ちに交代する事もできる。
    手持ちが全滅すると原則的に目の前が真っ暗になってゲームオーバー、おこづかい(所持金)が半減して再開となる。
  • トレーナー戦
    町の外やジムの中等ではポケモンを使う人間、【ポケモントレーナー】との戦闘が発生する場合がある。
    トレーナー戦は相手が手持ちのポケモンを使い、複数持っている場合は倒す度に次のポケモンを繰り出し、全部倒さないと勝利にならない上、逃げられない。
    勝利するとお金を貰える。また、トレーナー戦で貰える経験値は、同レベルの同種のポケモンであれば野生戦よりも経験値が多い。
  • わざマシン
    各地で手に入る「わざマシン」というアイテムを使用すると、ポケモンがわざを覚えられる。
    ただしわざマシンは使い捨てであり、1個しか入手できないものも多い。
    当然、ポケモンによって覚えられるわざは異なる。
  • ひでんマシン
    特定の場所で手に入る特別なわざマシン。効果はわざマシンと同様だが、これで覚えたわざは特定のバッジを手に入れればフィールドで使用できる。多くの技は、ゲーム進行上フィールドで使用する事が必須な場面がある。
    また、わざマシンと違って何度でも使用可能。
    本作の時点では一度覚えたら忘れさせる事ができない。
    もし忘れされる事ができる場合、ひでんのわざが無いと身動きが取れない地点でわざを忘れさせてしまうと、該当のひでんマシンを預けたままで「あなをほる」等の脱出手段がないと詰んでしまう。つまり詰み防止のためと思われる。
    • ひでんマシンの技以外でも「あなをほる」「テレポート」はフィールドで使用できる。(バッジも不要)
  • バッジ
    ジムリーダーに勝利すると、「バッジ」と呼ばれるアイテムが貰える。
    バッジがあると特定のひでんわざをフィールドで使用でき、ポケモンの能力に若干補正がかかる。更に他人と交換した「おや」が他人のポケモンが高レベルでも言う事を聞くようになる。
    紛らわしいのだが「交換を介さずに貰ったポケモン」(最初に貰える御三家等)は、「おや」が自分のポケモンなのでバッジが無くても常に言う事を聞く。
  • クリアまでの道のり
    この頃の一般的なRPGは「最終ボスを倒す」がクリア(ストーリー上の目的)で、そこから先はおまけ要素、やりこみ要素の事が多い。
    本作でのクリア(ストーリー上の目的)は「最終ボスを倒す」ではない。(一応スタッフロールは流れるが。)明確に「ポケモン図鑑の完成」がクリア(ストーリー上の目的)となっている。図鑑の完成には前述のように交換が必須となっており、一筋縄ではいかない。この一筋縄ではいかない図鑑の完成を目指すというのがプレイヤーの意欲を沸きたてた事が本作がヒットした理由の1つに挙げられる。
    なお、本作の時点ではタマゴは存在しないため、御三家全ての進化前の状態を図鑑に載せる事が非常に困難だった。(GB本体とソフトを2つ以上所持し、何度データを消しても問題ないソフトを所持していれば集められるが、それは「本作の仕様」をきっちり把握している人だけができた手段であり、普通にプレイしている人同士での通信交換ではほぼ不可能だった。)

後の世代には無い仕様

黎明期なので本作限りの仕様も多く、後の世代から入るとこの辺の違いで戸惑う場合がある。

  • タイプの相性が異なる。以下の通り。どく→むし以外は当時発売していた各社の攻略本と記述が異なるためバグと見られている。
    • どく→むし 2倍
    • むし→どく 2倍
    • こおり→ほのお 1倍
    • ゴースト→エスパー 無効
    • また、ドラゴンタイプの攻撃わざが「りゅうのいかり」のみなので、攻撃タイプとしての相性が機能していない。
    • 実際の倍率には影響しないが、2タイプ持ちのポケモンに耐性と弱点に関与するタイプのわざ(例:くさ/どくタイプにじめんタイプ等)を使った場合、「こうかはばつぐんだ!」などの相性の表示・効果音が実際の倍率と異なる事がある。表示・効果音には優先順位があるようで、計算の結果1倍だったとしても抜群と今一つのどちらかの表示が出る。
  • 急所時のダメージは「能力ランクの補正がない状態」で計算される。そのため、有利不利問わず上下している能力ランクはすべて無視される。
  • 急所率が(すばやさの種族値/2)/256という数式であるため、すばやいポケモンほど急所率が高い。ただし255/256が限界。
  • 急所に当たりやすいわざは上述の分子を8倍にするという無茶苦茶な効果。つまり、すばやさ種族値64以上のポケモンならほぼ確実に急所に当たるわざになってしまう。
    + 解析情報 実は「急所率上昇」の判定に誤りがあり、通常時が急所率上昇状態となっているためこのように急所率が高くなっている。本来急所率が上昇するとされる「きあいだめ」「クリティカッター」を使用すると逆に急所率が普通の状態になる(低くなる)。
  • 一撃必殺のわざは、自分と相手のすばやさによって成功するかが決まる。よって、使ったポケモンよりもすばやさが高いポケモンには当たらない。「まひ」にしてから当てるという戦術が見られていた。
  • 敵のPPが無限。野生のポケモンを捕まえようとしている時に関しては、わるあがきで勝手に自滅する事が無いので便利ではあったが、PP5のわざでも無限に使われてしまう。
  • ポケモンの交代と道具の使用は、プレイヤー側は必ず先攻で行えるがコンピューター側はその時出しているポケモンの素速さによる行動順で行うため、後攻で行う事もある。
    通信対戦ではどちらもプレイヤーなので、交代は必ず先攻で行う。双方が同一ターンに交代した場合は、「見た目上」は双方とも自分が先に行動し相手が後に行動しているような表示になる。本作では交代をトリガーにしたわざは無く、通信対戦ではアイテムを使えないため特に問題は無い。
  • 「ふきとばし」「ほえる」にはポケモンを強制的に交代させる効果は無く、トレーナー戦で使用しても何も起きず無駄行動となる。
  • 「ちいさくなる」「かげぶんしん」の回避率上昇技の効果が高い。本作では上記のように強制交代のわざが無く、回避率に関係なく当てられるわざも無いため、対抗手段は「くろいきり」(自分側の能力上昇もリセットされるため実用的ではない)しかなかった。【64マリオスタジアム】?や公式大会ではお互いに回避率上昇技を最大まで使用してお互いに攻撃がまるで当たらず100ターン単位で試合が長引くという事が常習化し問題となった。なお、対戦ではあまり効果的ではないが「すなかけ」「フラッシュ」等の命中率下降技の効果も回避率上昇技の効果と同等になっている。
    • 本作には逆の「自分の命中率上昇」「敵の回避率下降」の技は存在しない。
    • アイテムの「ヨクアタール」は本作では命中率上昇ではなく確実に命中するようになるという効果である。
  • 「まきつく」等の2~5ターン連続で攻撃し続けるわざ(今でいう、バインド状態にするわざ)は、相手の行動を封じる効果になっており、先攻で命中し続ければ相手は全く行動できなくなる。ただし交代を封じる効果は無い。本作ではノーマルタイプの技でゴーストタイプの相手に使った場合でも封じる効果は有効で、ダメージ0なのに行動を封じ続けるというおかしな(無意味な)状態になる。
  • 命中が100%に設定されているわざでも、極稀にわざが外れる場合がある。これは命中率が乱数未満(以下では無い)なら外れるという設定のため、判定乱数で255を引くと最大値の命中100%(=命中率255)でも未満と判定してしまうのが原因。(余談だがSRPGシリーズの方にも命中率に似たミスがある。)
  • 「スピードスター」はゲーム中の説明と異なり単なる命中100の攻撃わざとして設定されているが、「みがわり」を貫通し、「あなをほる」と「そらをとぶ」中の相手にも当たるという特殊効果がある。
    • 日本国外版の「スピードスター」はこれまた仕様が異なり、命中率と回避率の影響を受けずに必中し、「あなをほる」と「そらをとぶ」中の相手にも当たるという効果。
  • 「ものまね」は相手がコンピュータである場合はそのポケモンのわざをすべて見て、どのわざをコピーするか選ぶことができる。
    通信対戦では、覚えているわざを見たり選択できず、コピーできるわざはランダムで選定される。
  • 「はかいこうせん」は攻撃が命中し相手を倒しきれていない場合のみ反動が発生し、攻撃が外れた場合ととどめを刺した場合は反動が発生しない。とどめに対して使うと強力なため、『ポケモンスタジアム2』ではわざを使用するといかなる場合でも反動を受けるようになった。
  • 「いかり」は1度選択するとターン開始時のコマンド選択が行えなくなり、常に「たたかう」→「いかり」を行う状態になる。(コマンド選択が行えなくなってからはPPは消費しない。)コンピューター戦の「いれかえモード」なら別のポケモンに交代すれば「いかり」状態は解除できるが、「かちぬきモード」だったり通信対戦の場合は倒されるか戦闘終了まで解除する手段が無くまさに生きるか死ぬかの戦いになる。
    • 命中率を下げられている状態で使用すると、使用する度に命中率が下がるバグのような仕様もある。
  • 全てのわざのPPを使い切った時の「わるあがき」がノーマルタイプのわざとして扱われ、相性の影響を受ける。通信対戦で両者が「ゴースト」同士だと効果がないため、降参しない限り終わらないなど問題も生まれている。(コンピューター戦では相手のPPは無限のためこの問題は発生しない。)また、ポイントアップを使用しているわざがある場合は「わるあがき」を使わないなどバグもある。
  • 預けられるポケモンは「ボックス」単位となっており、1つのボックスは30匹まで、8ボックス用意されている。手持ちがいっぱい(6匹)の時にポケモンを捕まえた場合は「現在選択中のボックス」に送る事ができるが、「現在選択中のボックス」が30匹でいっぱいの場合はボールを投げようとするとボックスがいっぱいであるというメッセージが出て投げられなくなる。伝説のポケモンやミュウツーを捕まえようとした時にこのメッセージが出て泣きを見た人は数知れず。簡単な対策は「手持ち5匹」の状態で進める事である。
    自動で他のボックスにポケモンを送る事はできず、いっぱいなら「現在選択中のボックス」を切り替える必要がある。ボックスを切り替える際は必ずレポートを書く(セーブする)仕様となっている。このような仕様になっているのはGBのメモリが少ない事が原因。1度に8ボックス240匹の操作ができないので、ボックスを切り替える際に「切り替える前のボックスの30匹のデータ」をセーブデータに書き込み、「切り替えた後のボックスの30匹のデータ」をセーブデータから読み込む事で疑似的に8ボックスを扱う処理をしている。ここでセーブデータのやり取りが必須なので、ボックスの切り替えと同時に必ずレポートを書く(セーブする)ようになっている。
  • 経験値を得てレベルアップする際、1度に2以上のレベルが上昇した場合、飛ばしたレベルの技は覚えられない。
  • 「がくしゅうそうち」はアイテム欄に存在すると常に有効で、ON/OFFを切り替えるような機能は無く、使いたくない場合はパソコンに預ける必要がある。また、有効の場合毎回手持ちのポケモン1匹1匹に対しての経験値獲得表示が出るので非常に使い勝手が悪い。
  • 「がくしゅうそうち」は全体の経験値の1/2を戦闘参加したポケモンで分配(獲得経験値=経験値÷2÷戦闘参加ポケモン数)し、残り1/2を手持ちのポケモンで分配(獲得経験値=経験値÷2÷手持ちポケモン数)する仕様に思えるが実は異なる。
    全体の経験値の1/2を戦闘参加したポケモンで分配(獲得経験値=経験値÷2÷戦闘参加ポケモン数)し、残り1/2を戦闘参加したポケモンで割った値を手持ちのポケモンで分配(獲得経験値=経験値÷2÷戦闘参加ポケモン数÷手持ちポケモン数)が実際の仕様となる。
    よって、学習装置がある時にポケモンを交代すると消滅する経験値が発生してしまう。消滅経験値=経験値÷2×(戦闘参加ポケモン数-1)÷戦闘参加ポケモン数
  • 本作では御三家(フシギダネ系・ヒトカゲ系・ゼニガメ系)が「希少なポケモンに見えない」ようになっている。御三家を出してくる一般トレーナーが存在するため、普通にありふれた存在でそのうちどこかで(残りの2匹も)手に入るだろうと感じてしまうのである。前述の通り本作で御三家を手に入れて揃えるのは非常に困難(交換で一時的に借りて図鑑に載せるだけというのすら、進化前の状態を載せるのは困難)のため、罠のようにも思える。
    • 後のピカチュウバージョンでは御三家が3匹とも手に入るようになっている。
  • ピーピーエイド、ピーピーエイダー等の技のPP回復アイテムは、落ちている物を取るしか入手方法が無く個数限定。
  • 状態異常関連
    • 「こおり」になった場合、ターン経過では回復しない。相手が「やけど」にする可能性のあるわざを使ってきた場合か、相手が「くろいきり」を使ってきた場合のみ回復する。アイテムが使用できない通信対戦では基本的に負け確定になる。(操作ミス以外で、相手がわざわざ「こおり」を回復させる行動をする事は考えられないため。)野生のポケモンなら安全に捕まえられるようになる。
    • ターン経過で「ねむり」から回復する時「めをさました」と言う表示だけでターンを消費してしまうので、後攻で眠らせられ続けた場合は全く行動できなくなる。
      • 上記のように「こおり」「ねむり」が強すぎるので、64マリオスタジアムや公式大会では1体までしかこの状態異常にしてはならないという制限が設けられた。
    • 「どく」によって受けるダメージが1/16と低い(もうどくは1(+毒によるダメージを受けた回数)/16)。事前に「どく」にすることで、他の状態異常の対策をするという方法もあった。(通信対戦では事前状態異常は不可能。)
    • 「どくどく」で「もうどく」にした相手に「やどりぎのタネ」を使うと、やどりぎで吸収する分まで倍々に増えていく。
      • バグみたいな挙動だが、『ポケモンスタジアム2』では仕様を突いたコンボとされている。
    • トレーナー戦でも、敵のポケモンが無駄行動(既に状態異常になっているのに状態異常攻撃をする等)をする。この点はピカチュウ版では改善されている。

これらの仕様の一部は、同一世代にかかわらず【ポケモンスタジアム】で調整が設けられたものがある。【ポケモンスタジアム2】ではより顕著となる。

後の世代にもある(当世代で確立された)仕様

  • 属性にはタイプ同士の相性によるダメージ倍率の他、一部のタイプには(説明書には明記されていない)以下の特徴がある。
    • ほのおタイプはやけどをおわない
    • こおりタイプはこおりづけにならない
    • どくタイプはどくをあびない
    • くさタイプにやどりぎのタネは効かない

キャラクター

主要キャラクター

  • 【主人公】(【レッド】)
    主人公の少年。名前は自分で決められる。
    赤ではレッド、緑ではグリーン、青ではブルーがデフォルトネーム。
  • 【ライバル】(【グリーン】)
    幼なじみであり、オーキド博士の孫。名前は自分で決められる。自信家であり、かなり嫌味ったらしい性格。
    赤ではグリーン、緑・青ではレッドがデフォルトネーム。
  • 【オーキド博士】
    ポケモン研究の第一人者である博士。
    + 解析情報 解析によりトレーナーとしてのデータ(ただし「オーキドせんせい」表記)が存在する事が知られている。
    バグ技を活用して実際にバトルすることも可能で、主人公とライバルが選ばなかった御三家の最終進化形を使う。
    最終戦のライバルよりもレベルが高いポケモンを使うので、クリア後の裏ボスとして登場させる予定があったのだろうか?
    もし実現していれば、【キクコ】の言う「昔は強かった」が体現できたであろう。

住民たち

  • ジムリーダーの解説をしてくれる人
    いつもジムの入口にいて、ジムのタイプや攻略法を教えてくれる。なぜか主人公に対して「おーす! みらいの チャンピオン!」と話しかけてくる。
    ゲームの主人公である以上、いつかはチャンピオンになるわけであり、メタフィクションの一種かもしれない。
  • エラーイはかせ・へんなはかせ
    グレンタウンのポケモンラボにいる博士。化石またはコハクのポケモンを復元してくれる。

【ジムリーダー】

  • 【タケシ】
    ニビシティのジムリーダー。いわタイプのポケモンを使う固い男。
  • 【カスミ】
    ハナダシティのジムリーダー。みずタイプのポケモンを使うおてんば少女。
  • 【キョウ】
    セキチクシティのジムリーダー。どくタイプのポケモンを使う忍者風の男性。
  • 【ナツメ】
    ヤマブキシティのジムリーダー。エスパータイプのポケモンを使うエスパー少女。
  • 【カツラ】
    グレンタウンのジムリーダー。ほのおタイプのポケモンを使うハゲ熱血クイズ親父。
  • 【サカキ】
    世界征服を企むロケット団のボスにして、トキワシティのジムリーダー。じめんタイプのポケモンを使う。

【四天王】

  • 【シバ】
    かくとうタイプのポケモンを使う空手家のような風貌の男性。
    ただし、切り札のポケモンに覚えさせているのは「じわれ」であり、なぜか手持ちに【イワーク】が入っていたりするため、じめんタイプ使いのようにも見える。
  • 【キクコ】
    ゴーストタイプのポケモンを使う老婆。オーキド博士とは顔見知り。
    本作の時点ではゴーストタイプのポケモンを3匹しか使っておらず、それらの【ゴース】系統はどくタイプが複合されている。更に穴埋めのポケモンが全てどくタイプのため手持ちはどくタイプで統一されており、切り札のポケモンに覚えさせているのは「どくどく」だったりするため、どくタイプ使いと解説される場合もある。
  • 【ワタル】
    ドラゴンタイプのポケモンを使う、四天王のリーダーたるマントの男性。

【ポケモントレーナー】

登場ポケモンは【ポケモン】/一覧1のNo.0001~0151を参照。

アイテム

大まかな分類は後続のシリーズに準している。

かいふく

ポケモンのHPや状態異常、PPを回復する道具。後続のシリーズでは「ふしぎなアメ」もこちらに分類される。

名前 買値 売値 効果 備考
キズぐすり 300 150 ポケモン1匹のHPを20回復
いいキズぐすり 700 350 ポケモン1匹のHPを50回復 HP1あたりの回復コストパフォーマンスが悪い
すごいキズぐすり 1200 600 ポケモン1匹のHPを200回復
まんたんのくすり 2500 1250 ポケモン1匹のHPを最大値まで回復 ポケモンのHPが全体的に少ないため
基本的にはすごいキズぐすりの方が安上がり
かいふくのくすり 3000 1500 ポケモン1匹のHPを最大値まで回復し、状態異常も回復
おいしいみず 200 100 ポケモン1匹のHPを50回復 わざマシン13を入手するのに必要
ヤマブキシティのゲートを通るのに必要
サイコソーダ 300 150 ポケモン1匹のHPを60回復 わざマシン48を入手するのに必要
ヤマブキシティのゲートを通るのに必要
ミックスオレ 350 175 ポケモン1匹のHPを80回復 わざマシン49を入手するのに必要
ヤマブキシティのゲートを通るのに必要
どくけし 100 50 ポケモン1匹の「どく」を回復
まひなおし 200 100 ポケモン1匹の「まひ」を回復
やけどなおし 250 125 ポケモン1匹の「やけど」を回復
ねむけざまし 250 125 ポケモン1匹の「ねむり」を回復
こおりなおし 250 125 ポケモン1匹の「こおり」を回復
なんでもなおし 600 300 ポケモン1匹の状態異常を回復 本作の時点では「こんらん」は治せない
げんきのかけら 1500 750 「ひんし」のポケモンをHPを半分まで回復
げんきのかたまり - 2000 「ひんし」のポケモンをHPを最大値まで回復 個数限定
ピーピーエイド - 0 ポケモン1匹の1つのわざのPPを10回復 個数限定
ピーピーリカバー - 0 ポケモン1匹の1つのわざのPPを最大値まで回復 個数限定
ピーピーエイダー - 0 ポケモン1匹の全てのわざのPPを10回復 個数限定
ピーピーマックス - 0 ポケモン1匹の全てのわざのPPを最大値まで回復 個数限定
ふしぎなアメ - 2400 ポケモン1匹のレベルを1をあげる 個数限定
「ひんし」のポケモンに使うと
増えた分のHPが回復する形で「ひんし」が回復

えいようドリンク

ポケモンの基礎ポイントを上げる道具。後続のシリーズでは回復に分類している。

名前 買値 売値 効果 備考
マックスアップ 9800 4900 ポケモン1匹のHPの基礎ポイントをあげる 『赤・緑』では個数限定
タウリン 9800 4900 ポケモン1匹のこうげきの基礎ポイントをあげる
ブロムヘキシン 9800 4900 ポケモン1匹のぼうぎょの基礎ポイントをあげる
インドメタシン 9800 4900 ポケモン1匹のすばやさの基礎ポイントをあげる
リゾチウム 9800 4900 ポケモン1匹のとくしゅの基礎ポイントをあげる
ポイントアップ - 0 ポケモン1匹の1つのわざのPPの最大値を2割分上げる 個数限定
1つのわざにつき最大3回まで使用可能

せんとうよう

戦闘時のみ使うことができる道具。

名前 買値 売値 効果 備考
ヨクアタール 980 490 戦闘に出しているポケモンが出したわざが必ず当たるようになる 厳密には命中率を上げる効果ではない
クリティカッター 650 325 戦闘に出しているポケモンを「きあいだめ」を使ったのと同じ状態(きょうしょアップ)にする 第一世代ではバグで急所率が1/4になる
エフェクトガード 700 350 戦闘に出しているポケモンを能力を下げられない状態(しろいきり)にする
プラスパワー 500 250 戦闘に出しているポケモンのこうげきを1段階あげる
ディフェンダー 550 275 戦闘に出しているポケモンのぼうぎょを1段階あげる
スピーダー 350 175 戦闘に出しているポケモンのすばやさを1段階あげる
スペシャルアップ 350 175 戦闘に出しているポケモンのとくしゅを1段階あげる
ピッピにんぎょう 1000 500 野生ポケモンから必ず逃げられる わざマシン31を入手するのに必要

どうぐ

主にフィールドで使うことがある道具。フィールドでの使用用途がないものもある。

名前 買値 売値 効果 備考
あなぬけのヒモ 700 350 ダンジョンから脱出し、最後に利用したポケモンセンターに戻る
むしよけスプレー 300 150 使用してから100歩の間、先頭のポケモンよりレベルが低いポケモンが出てこなくなる
シルバースプレー 500 250 使用してから200歩の間、先頭のポケモンよりレベルが低いポケモンが出てこなくなる
ゴールドスプレー 700 350 使用してから250歩の間、先頭のポケモンよりレベルが低いポケモンが出てこなくなる 1歩あたりのコストパフォーマンスは
シルバースプレーの方が安上がり
ほのおのいし 2100 1050 使用すると特定のポケモンを進化させる
かみなりのいし 2100 1050 使用すると特定のポケモンを進化させる
みずのいし 2100 1050 使用すると特定のポケモンを進化させる
リーフのいし 2100 1050 使用すると特定のポケモンを進化させる
つきのいし - 0 使用すると特定のポケモンを進化させる 個数限定
きんのたま - 5000 換金用で高く売れる 個数限定
がくしゅうそうち - 0 持っていると、手に入れた経験値の半分が全ての手持ちポケモンに山分けされる 一点物

ボール

ポケモンを捕まえるために必要な道具。

名前 買値 売値 効果 備考
モンスターボール 200 100 野生のポケモンを捕まえるために必要
スーパーボール 600 300 モンスターボールより捕まえやすいボール
ハイパーボール 1200 600 スーパーボールより捕まえやすいボール
マスターボール - 0 投げると必ず野生ポケモンを捕まえられるボール 一点物
サファリボール - - サファリゾーンで30個支給される特別なボール ハイパーボールと同性能
説明書には「性能はスーパーボール」と
書かれているが、第一世代では誤り

たいせつなもの

イベントや進行上で使える重要アイテム。個数表示がなく、捨てることができない。

名前 効果 備考
おとどけもの オーキド博士に届ける荷物 中身は特製のモンスターボール
タウンマップ 自分がいる場所がわかり、カントー地方のエリア毎の地名を見ることができる 一部地名はこれでしか見られない
かいのカセキ グレンタウンの研究所で【オムナイト】に復元してもらえる こうらのカセキと二者択一
こうらのカセキ グレンタウンの研究所で【カブト】に復元してもらえる かいのカセキと二者択一
ふねのチケット サント・アンヌ号に乗船できる
ひきかえけん ミラクル・サイクルで「じてんしゃ」と引き換えできる
じてんしゃ 徒歩の2倍のスピードで移動できる
ボロのつりざお 水辺で使うと【コイキング】が必ず釣れる どんな水辺でも釣れる
いいつりざお 水辺で使うと【トサキント】【ニョロモ】が一定確率で釣れる どんな水辺でも釣れる
すごいつりざお 水辺で使うと、場所によって様々なポケモンが一定確率で釣れる 釣れない場所だと
「なにも いない みたい…」と表示される
ダウジングマシン 近くに落ちているアイテムがあると音でお知らせしてくれる 場所の特定は不可
ひみつのコハク グレンタウンの研究所で【プテラ】に復元してもらえる
コインケース ロケットゲームコーナーで遊ぶことができる 使用すると所持コイン数が見れる
エレベーターのカギ ロケットだんアジトのエレベーターを動かせるようになる
シルフスコープ ポケモンタワーにいるゆうれいを見破れる
ポケモンのふえ 寝ているポケモンを起こす 戦闘中でも使用可能で敵味方問わず「ねむり」を治す
カードキー シルフカンパニーの扉を開けられる
ひみつのカギ グレンジムの扉を開けられる

わざマシン・ひでんマシン

ポケモンにわざを覚えさせられる道具。わざマシンは使い捨て、ひでんマシンは何度でも使える。
タマムシデパートやロケットゲームコーナーが手に入る物以外は、基本的に一点物である。

番号 わざ 番号 わざ 番号 わざ 番号 わざ
01 メガトンパンチ 16 ネコにこばん 31 ものまね 46 サイコウェーブ
02 かまいたち 17 じごくぐるま 32 かげぶんしん 47 だいばくはつ
03 つるぎのまい 18 カウンター 33 リフレクター 48 いわなだれ
04 ふきとばし 19 ちきゅうなげ 34 がまん 49 トライアタック
05 メガトンキック 20 いかり 35 ゆびをふる 50 みがわり
06 どくどく 21 メガドレイン 36 じばく
07 つのドリル 22 ソーラービーム 37 タマゴばくだん
08 のしかかり 23 りゅうのいかり 38 だいもんじ
09 とっしん 24 10まんボルト 39 スピードスター
10 すてみタックル 25 かみなり 40 ロケットずつき
11 バブルこうせん 26 じしん 41 タマゴうみ ひ1 いあいぎり
12 みずてっぽう 27 じわれ 42 ゆめくい ひ2 そらをとぶ
13 れいとうビーム 28 あなをほる 43 ゴッドバード ひ3 なみのり
14 ふぶき 29 サイコキネシス 44 ねむる ひ4 かいりき
15 はかいこうせん 30 テレポート 45 でんじは ひ5 フラッシュ

地名

  • 一般的な施設
    • ポケモンセンター
      各地にあるセンター。手持ちのポケモンを回復したり、パソコンで入れ替えたりできる。
    • フレンドリィショップ
      各地にある雑貨店。消費アイテムの購入・売却を行える。
    • ゲート
      各道路の間にあるゲート。2階にはイベントが発生するトレーナーがいる事が多い。

  • 「そらをとぶ」があれば行き来する事もできる。
    • マサラタウン
      主人公達が住む小さな町。ポケモンセンターなどは存在しない。
      • オーキドけんきゅうじょ(オーキド研究所)
        オーキド博士の暮らす研究所。
    • トキワシティ
      マサラタウンの北に位置する町。一通りの施設が揃っており、マサラと比べると都会である。
      • トキワジム
        トキワシティのポケモンジム。ジムリーダーは不在である事が多く、最初は挑戦できない上にジムリーダーの名前の確認もできない。
        じめんタイプを専門としている。
    • ニビシティ
      トキワシティの北、トキワの森を抜けた先にある町。
      • ニビジム
        ニヒビシティのポケモンジム。いわタイプを専門としている。ジムリーダーはタケシ。
      • ニビかがくはくぶつかん(ニビ科学博物館)
        ニビシティ北部にある博物館。ポケモンの化石が展示されている。
    • ハナダシティ
      ニビシティの東、お月見山を抜けた先にある町。
      • ハナダジム
        ハナダシティのポケモンジム。みずタイプを専門としている。ジムリーダーはカスミ。
      • ミラクル・サイクル
        自転車を売っているサイクルショップ。
    • クチバシティ
      ハナダシティの南、ヤマブキシティから更に南下した場所にある港町。
      • クチバジム
        クチバシティのポケモンジム。でんきタイプを専門としている。ジムリーダーはマチス。
      • サント・アンヌごう?(サント・アンヌ号)
        クチバシティに滞在中の豪華客船。船長が船酔いに悩まされているという。
      • ポケモンだいすきクラブ
        ひたすらポケモンが好きである事を語る愛好会。
    • シオンタウン
      ハナダシティの東、イワヤマトンネルの先にある物静かな町。
      • ポケモンタワー
        亡くなったポケモン達が眠る塔。
      • ポケモンハウス
        フジ老人がポケモン達を引き取って暮らす小さな家。
      • せいめいはんだんしのいえ(姓名判断師の家)
        ポケモンの名前を変えてくれる家。
    • タマムシシティ
      シオンタウンの西、ヤマブキシティから更に西進した場所にある賑やかな町。
      • タマムシジム
        タマムシシティのポケモンジム。くさタイプを専門としている。ジムリーダーはエリカ。
      • ロケットゲームコーナー
        ロケット団が経営しているゲームコーナー。スロットで遊べる。
      • ロケットだんアジト(ロケット団アジト)
        ロケットゲームコーナーの地下にあるロケット団のアジト。
      • タマムシマンション
        5階建てのマンション。2階には自由に使えるパソコンや、3階にはゲームフリークの社員がいる。
      • タマムシデパート
        タマムシシティにある百貨店。様々なアイテムを販売している。
      • りょかん(旅館)
        人間が過ごすための旅館。これといったイベントはないが、ポケモンセンターのデータ流用で作られたためか透明なパソコンがある。
    • セキチクシティ
      タマムシシティより遥か南にある町。
      • セキチムジム
        セキチムシティのポケモンジム。どくタイプを専門としている。ジムリーダーはキョウ。
      • サファリゾーン
        500円でポケモンを取りたい放題できる特殊なエリア。実はゲームストーリーの進行上入場が必須。
        この時点で所持金が500円未満かつ売却できるアイテムも無く、さらに全てのトレーナーと対戦済みで、わざマシン16か【ニャース】が習得する「ネコにこばん」をどのポケモンも未習得だった場合、自力進行不可能で詰みになってしまう。何かしらの通信機能で「ネコにこばん」を覚えたポケモン連れて来れば解決は可能*1。後続のピカチュウ版では500円未満でも入場出来る詰み防止措置が取られている。
    • ヤマブキシティ
      カントー地方の中央にある都会町。ロケット団に乗っ取られいるためなのか、ゲートを通ろうとすると通行禁止と言われて入れない。入るためには、ゲートの警備員にある事をする必要がある。
      • ヤマブキジム
        ヤマブキバシティのポケモンジム。エスパータイプを専門としている。ジムリーダーはナツメ。
      • かくとうどうじょう(格闘道場)
        ヤマブキジムの隣にある道場。かつてヤマブキジムと公認ジム争いをしていたが負けてしまった。
      • シルフカンパニー
        カントー地方の最大企業ビル。ロケット団に乗っ取られてしまう。
    • グレンじま(グレン島)/グレンタウン
      カントー地方の南西ある孤島。元々は火山が噴火して出来た島だった。
      • グレンジム
        グレン島のポケモンジム。ほのおタイプを専門としている。ジムリーダーはカツラ。入るには「ひみつのカギ」が必要。
      • ポケモンけんきゅうじょ(ポケモン研究所)
        様々なポケモンを研究している施設。化石を再生したり、様々なトレーナーたちとポケモンの交換を行える。
      • ポケモンやしき(ポケモン屋敷)
        フジ博士が住んでいた大きな屋敷。野生ポケモンの巣窟となっている。
    • セキエイこうげん(セキエイ高原)
      トキワシティの北西、チャンピオンロードの先にある高原。
      • ポケモンリーグ
        四天王達が待ち受けるポケモンバトルの場所。本作のストーリーにおける最終エリア。
  • ダンジョン
    町に属していないダンジョンをこちらに記載する。
    • トキワのもり(トキワの森)
      トキワシティの北部に広がる森林地帯。むしポケモンが多く生息する。
    • おつきみやま(お月見山)
      ニビシティの東部にある山。内部は洞窟となっている。様々なポケモンが生息している。
    • ディグダのあな(ディグダの穴)
      11番道路にある穴。ディグダとダグトリオしか生息していないトンネル。抜けると2番道路の東部に辿り着く。
    • イワヤマトンネル
      ハナダシティの東部にあるトンネル。お月見山同様、暗い場所に住むポケモンたちが生息する。
    • むじんはつでんしょ(無人発電所)
      イワヤマトンネル付近のポケモンセンター近くにある川を下った所にある発電所。
      でんきタイプのポケモンが多く生息しており、更には伝説のポケモン・サンダーも目撃されているという。
    • ふたごじま(双子島)
      セキチクシティの南西にある2つの島。みずタイプのポケモンが生息している。
      奥地には伝説のポケモン・フリーザーが目撃されたという。
    • チャンピオンロード
      カントー地方の全てのジムバッジを集めた者だけが挑める最後の試練となる洞窟。高レベルのポケモンたちが徘徊している。
      伝説のポケモン・ファイヤーも生息しているらしい。
    • ななしのどうくつ(名無しの洞窟)
      ハナダシティの北西にある洞窟。チャンピオンのみが入る事を許されている。内部は入り組んでおり、最高レベルのポケモンたちが生息する。
      奥にはミュウツーという凄まじい力のポケモンが身を潜めている。
      本作の時点ではゲーム内ではこの名称だったが、攻略本では「ハナダの洞窟」と呼ばれており、のちのシリーズでそれが正式名称となった。
      図鑑ではこの洞窟のデータが存在しないのか、出現するポケモンの生息地表示でマークが付かない。この洞窟のみ野生で出現するポケモンは「せいそくち ふめい」と表示される。
  • 道路
    主に町と町を繋ぐ道。トレーナー達が勝負を挑んでくる事が多い。
    • 1ばんどうろ(1番道路)
      マサラタウンの北にある道路。トキワシティとの道を繋ぐ。
    • 2ばんどうろ(2番道路)
      トキワシティの北にある道路。ニビシティとの道を繋ぐ。間にはトキワの森がある。
    • 3ばんどうろ(3番道路)
      ニビシティの東にある道路。お月見山手前との道を繋ぐ。
      本作ではお月見山付近は4番道路として分類されている。
    • 4ばんどうろ(4番道路)
      お月見山付近にある道路。ハナダシティとの道を繋ぐ。
      本作ではお月見山の西の入口付近とポケモンセンターも4番道路として扱われている。
    • 5ばんどうろ(5番道路)
      ハナダシティの南にある道路。ヤマブキシティとの道を繋ぐ。
      • ポケモンそだてやさん(ポケモン育て屋さん)
        ポケモンを育ててくれる施設。預けてから歩いた歩数の分だけ経験値を獲得する。引き出すには上がったレベル×100円+100円が必要。
    • 6ばんどうろ(6番道路)
      ヤマブキシティの南にある道路。クチバシティとの道を繋ぐ。
    • 7ばんどうろ(7番道路)
      ヤマブキシティの西にある道路。タマムシシティとの道を繋ぐ。道路とは名ばかりで小さな草むらと段差しかない。
    • 8ばんどうろ(8番道路)
      ヤマブキシティの東にある道路。シオンタウンとの道を繋ぐ。
    • 9ばんどうろ(9番道路)
      ハナダシティの東にある道路。10番道路との道を繋ぐ。
    • 10ばんどうろ(10番道路)
      9番道路の東にある道路。イワヤマトンネルの道を繋ぐ。ポケモンセンターや無人発電所がある。
    • 11ばんどうろ(11番道路)
      クチバシティの東にある道路。12番道路との道を繋ぐ。ディグダの穴がある。
    • 12ばんどうろ(12番道路)
      11番道路の東、シオンタウンの南にある道路。13番道路との道を繋ぐ。
      大量の桟橋で構成されており、カビゴンが道を塞いでいる。
    • 13ばんどうろ(13番道路)
      12番道路の南にある道路。14番道路との道を繋ぐ。迷路地帯の途中で切り替わる。
    • 14ばんどうろ(14番道路)
      13番道路の西にある道路。15番道路との道を繋ぐ。
    • 15ばんどうろ(15番道路)
      14番道路の西にある道路。セキチクシティとの道を繋ぐ。
    • 16ばんどうろ(16番道路)
      タマムシシティの西にある道路。17番道路との道を繋ぐ。
      サイクリングロードと呼ばれる自転車専用の道があり、自転車がないとゲートから進む事ができない。
      また、カビゴンが道を塞いでいる。
    • 17ばんどうろ(17番道路)
      16番道路の南にある道路。18番道路との道を繋ぐ。サイクリングロードの地帯である。
    • 18ばんどうろ(18番道路)
      17番道路の南にある道路。セキチクシティとの道を繋ぐ。サイクリングロードの終着点であり、ゲートの先の草むら地帯もここに分類されている。
    • 19ばんすいどう(19番水道)
      セキチクシティの南にある水道。20番水道との道を繋ぐ。
      本作初の水上エリアであり、【メノクラゲ】しか出て来ない。
    • 20ばんすいどう(20番水道)
      19番水道の西にある水道。グレン島との道を繋ぐ。双子島がある。
    • 21ばんすいどう(21番水道)
      グレン島の北にある水道。マサラタウンとの道を繋ぐ。知ってさえいれば、グレンタウンに行く際こちらを通った方が楽である。
    • 22ばんどうろ(22番道路)
      トキワシティの西にある道路。23番道路との道を繋ぐ。
    • 23ばんどうろ(23番道路)
      22番道路にある道路。セキエイ高原との道を繋ぐ。
      全てのジムバッジを集めなければ進む事ができない。間にはチャンピオンロードが存在する。
    • 24ばんどうろ(24番道路)
      ハナダシティの北にある道路。25番道路との道を繋ぐ。
      • ゴールデンボールブリッジ
        24番道路の大部分を占める橋。多くのトレーナーたちが勝負を挑んでくる。
    • 25ばんどうろ(25番道路)
      24番道路の東にある道路。行き止まりである。
      • マサキの家
        ポケモンマニアのマサキが住む家。

BGM

サントラとしては『ゲームボーイ「ポケモン」のサウンドがまるごと入って、遊べるCD』に収録。
以後の作品と曲名の名称が少し異なる。リメイク版の追加曲は本作の曲名に準じたものになっている場合がある。

  • 戦い(VS野生ポケモン)
    野生ポケモンでの戦闘曲。本作では一般・伝説問わず、全ての野生ポケモンがこれである。
  • 戦い(VSトレーナー)
    一般トレーナーとの戦闘曲。本作では、【ジムリーダー】【ワタル】・最終戦のライバル以外の全てのトレーナーがこれである。
  • 戦い(VSジムリーダー)
    ジムリーダーとワタルの戦闘曲。
  • ラストバトル(VSライバル)
    最終戦のライバルの戦闘曲。
  • 勝利(VS野生ポケモン)/勝利(VSトレーナー)/勝利(VSジムリーダー)
    それぞれ、野生ポケモン/一般トレーナー/ジムリーダーで勝利した時のBGM。以後のシリーズでも定番として使われ続ける。

バグ

  • セレクトバグ
    本作のバグを語る上で外せないバグ。道具の特定の場所をセレクトを押して、戦闘やポケモン選択でポケモンを選択するとポケモンや手持ちの道具がおかしくなる。
    ミュウを釣り上げたり、バグったポケモンが現れる、レベルが一気に上がるなどと言ったことが起きる。
    現在は解析が進められており、13番目の道具欄拡張は色々と使用が判明している。
    なお、ポケモンスタジアム金銀のGBビルでプレイした際、バグによってゲームが停止すると「レポートが正しくないので~」という警告メッセージが表示される。
    赤・緑の後期版と青では発生させにくいように修正されているが、現在では赤・緑の後期版と青でも発生させる手順が判明している。さすがに『ピカチュウバージョン』では修正されている。
  • ガラガラのゆうれいを成仏させる
    ポケモンタワーのガラガラの幽霊に対して「ピッピにんぎょう」を使うと、ガラガラを倒した時のメッセージが表示され、そのまま成仏してしまう。
    「シルフスコープ」を入手していない場合でも使えるため、ロケット団アジトを無視してストーリーを進めてしまう。
    野生のポケモンとの戦闘扱いかつボス戦という状況はこのガラガラしかいないため、ここでしか発生しない。

攻略情報

  • ポケモンスタジアム金銀を用いた大幅なショートカット
    同作の「カラーケース」を機能を使って飲み物アイテムを転送することで、ヤマブキシティにいつでも行けるようになる。
    これにより、イワヤマトンネルをスルーしてストーリーを進めることができ、ストーリー進行のショートカットが可能。
    ガラガラを成仏させるバグと併用し、周回プレイを加速させる要素となった。
    それを踏まえたのか、『ファイアレッド・リーフグリーン』では、大切な物である「おちゃ」が進行上に必要なものとなっている。

関連作品

メディアミックス

マイナーチェンジ

ポケットモンスター 青

ポケットモンスター 青


ふりがな

ぽけっともんすたー あお

ハード

【ゲームボーイ】

メディア

4Mbitロムカセット

ジャンル

RPG

発売元

任天堂

開発元

任天堂
ゲームフリーク
クリーチャーズ

プロデューサー

宮本茂
川口孝司
石原恒和

ディレクター

田尻智

プレイ人数

1~2人

発売日

1996/10/15 (日本・通販)
1999/10/10 (日本・一般販売)

値段

GB:3,000円
3DS:1,222円

レーティング

CERO:A(全年齢対象)

対応機能

通信ケーブル

シリーズ

ポケットモンスターシリーズ

移植・リメイク

3DS:バーチャルコンソール

日本販売数

201万本

ポケモンブームを受け急遽販売されたバージョン。
コロコロコミックや学年誌に同封された注文書を使い、通信販売を行う形が取られた。
想定を大幅に超える注文が殺到したため、一月だけでなくその後の月にも注文書の付与が行われたり、ちゃお等の他の小学館の雑誌にも注文書が付けられる事態となった。

内容は出現ポケモンが違う、図鑑のテキストが異なる、メッセージウインドウの4隅にモンスターボールのマークがある、マップチップやポケモンのグラフィックが異なる、タマムシデパートで「マックスアップ」が買える、ななしのどうくつの構造が違うといった程度であり、後に発売したマイナーチェンジと比べると本当にマイナーな違いしか無い。
細かいところだと隠しアイテムの獲得フラグが正常になるといった修正はされているが、ふたごじまのバグメッセージはひどくなってしまっている。

ただし、【ルージュラ】が野生で出現する点については唯一無二の長所であり、ピカチュウ版でも野生では出現しない。「まさこ」という妙な名前が付けられているのが嫌なユーザーにとっては朗報であった。
【ベロリンガ】も本作で初めて野生化したが、【カモネギ】【バリヤード】は交換限定のままとなっている。ベロリンガはななしのどうくつに出るピカチュウ版の方が捕獲難易度は低い。

【ゴルバット】【ナッシー】などの一部のポケモンはグラフィックが凄まじい事になっているため、良くネタにされる。
【キングラー】【ファイヤー】のように、デザインすらまるで異なっている者までいる始末である。

【ケンタロス】が通信交換で手に入る形に変わったため厳選が非常に行いやすくなり、この世代における最強のケンタロスを手に入れるためには必須とされているが、当時のユーザーの中にどれだけそれを利用していた人がいたのかは不明である。

【ポケットモンスター ピカチュウ】

アニメ版をイメージしたマイナーチェンジ。詳しくは【ポケットモンスター ピカチュウ】を参照。

移植・リメイク

【ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ】?ピカチュウバージョンのページに記載。

  • 【バーチャルコンソール】
    2016/02/27に【ニンテンドー3DS】で配信された。
    ダウンロードコードが付属しているパッケージ版も同時発売。こちらは当時のパッケージが再現されている(ニンテンドー3DSの表記や「ワイヤレス通信でモンスターをとっかえっこ!」「ニンテンドー3DSはあざやかカラー」と時代に合わせて、変更されている箇所はある)。
    当時のパッケージを再現したマグネット、説明書風シール、復刻版タウンマップが付属している。
    バーチャルコンソールには原則として存在しない通信機能を特別に搭載しており、ローカル通信による交換や対戦を行える。
    更に【ポケモンバンク】にポケムーバーを使用してポケモンを送る事も可能。

余談

  • 当初はコナミに持ち込まれた企画であり、その時には6バージョンも構想されていた。無茶すぎるためか当然ながら通る事は無かった。
  • 本作に限らず、ポケットモンスターシリーズのキャラクター名は主人公とライバル(一部除く)以外は植物を由来としている事が多い。
  • 本作の発売以降、今まで不良在庫と化していた通信ケーブルが一斉に品切れを起こした。
  • 2バージョンに分けて販売されるゲームが本作以降は大量に増加したが、ほとんどが失敗に終わっている。
  • 公式の名称ではないが、インターネット上では、「赤・緑・青・ピカチュウ」を総称して「第一世代」と表現する事が多い。

コメント

全てのコメントを見る?

+ タグ編集
  • タグ:
  • ポケットモンスターシリーズ
  • ゲームソフト
最終更新:2024年09月06日 07:38

*1 緑・青の場合は、野生のニャースが使う「ネコにこばん」でもお金が拾える