【ヨッシーのクッキー】

ヨッシーのクッキー とは、【ファミリーコンピュータ】及び【ゲームボーイ】用のゲーム。

プロフィール

ヨッシーのクッキー



他言語

Yoshi's Cookie (英語)

ハード

【ファミリーコンピュータ】
【ゲームボーイ】

メディア

FC:1.5メガビットロムカセット
GB:1メガビットロムカセット

ジャンル

アクションパズル

発売元

任天堂

開発元

トーセ

プレイ人数

FC・SFC:1~2人
GB・GC:1~4人

発売日

1992/11/21

値段

FC:4,900円
GB:2,900円
SFC:6,600円
Wii:500Wiiポイント

レーティング

CERO:A(全年齢対象)

シリーズ

ヨッシーシリーズ

【ファミリーコンピュータ】【ゲームボーイ】でマルチタイトルとして発売されたゲームソフト。
クッキーをベルト状のカーソルでスライドさせ、同じクッキーを縦か横に1列並べて消すアクションパズル。
通常モードと対戦モードでルールが若干異なる。

単調な【ヨッシーのたまご】と異なり複雑なパズルゲームとして設計されており、敷居は若干高いがその分だけ熱中度も大きい。

キャラクター

メインキャラクター

メインモード・ラウンド10まで

  • ハート
  • フラワー
  • ダイヤモンド
  • チェック
  • サークル

メインモード・ラウンド11以降

GB版のCPUのみ

ゲームモード

  • 1人プレイ
    上側と右側から迫るクッキーを消していくモード。
    こちらのモードではクッキーをすべて消せばクリアとなり、端までクッキーが詰まるとゲームオーバー。
    消せば消すほど消すのが楽になるが、奇数・偶数の数になるように調整しないとクッキーが余る恐れもあり、そうなると無駄に長引く。
    例えば5×5の状態で開始した場合は、5枚ぴったりのクッキーから消していくとやりやすい。 こちらのモードではヨッシーのクッキーはワイルドカードの役割になっており、ヨッシーのクッキーといずれかの同種のクッキーが揃うと消える。ヨッシーのクッキーを含んで消した場合、消した時の得点が「得点×ヨッシーのクッキーの枚数」と増える。。
    ラウンド10までは、それぞれのラウンド-10をクリアするとマリオがクッキーを追いかける様子が表示される。10-10をクリアするとパズルゲームとしては珍しくエンディングに投入する。
    ラウンド11以降はヨッシーのたまごの敵と初期配置にのみノコノコの甲羅1つが登場する。99-99をクリアすると真のエンディングに投入する。
    ラウンド99は例えSPEEDがLOWであっても追加の敵が登場するのが速く、さらに時間経過でどんどん敵の追加速度が速くなっていく。うまくノコノコの甲羅が消せずに長引いてしまった場合、最終的にはプレイヤーが操作して揃えて消す速度よりも敵の追加速度の方が速くなって追いつかなくなりGAME OVERになってしまう。
    • ノコノコの甲羅の消しにくさ
      ノコノコの甲羅はちょうど、「ワイルドカードの役割であるヨッシのクッキーと逆の存在」となっている。
      ノコノコの甲羅は追加では登場しないため、消すためにはヨッシーのクッキーでないと消せない。
  • VSプレイ
    5×5の盤面のクッキーを消し合い、先に規定のスコアを稼ぐモード。
    ヨッシーのクッキーを消すと攻撃を行えるが、攻撃の内容は一定時間ごとにランダムで切り替わる上に自分に対して使用する場合もあるので注意。
    制限時間があり、一定時間までにクッキーを消すことができなければ負けになってしまう。
    FC版では2P対戦のみで、コンピューターとの対戦は行えない。GB版とSFC版はコンピューターとの対戦が行える。
    GB版は拡張通信ケーブルを使う事で当時では珍しい4人対戦を行えた。
    • 多重攻撃
      ヨッシーのクッキーを貯め込んで一度の消す操作でヨッシーのクッキーを2列消せば、きちんと2倍の効果になる。3列以上ならそれぞれ3倍以上になると思われるが、貯め込んだ状態で暴発させずにヨッシーのクッキー3列以上揃えて消すのは困難だろう。

BGM

  • クシコスポスト
    対戦BGMの1つとして使われている。

関連作品

  • ハローキティのビーズ工房(発売:イマジニア)
    ゲーム内容はヨッシーのクッキーほぼそのままでキャラクターがハローキティに、クッキーがビーズに差し替えられている。
    任天堂から正式にライセンスを取得して販売しており、ゲーム起動時のコピーライトに「Nintendo」の表記がある。*1

移植・リメイク

  • 【スーパーファミコン】
    1993/07/19に発売。任天堂ではなくBPSから販売された。*2
    本作のみパズルモードがある。
    対戦モードでキャラクター選択が可能となり、標準性能のマリオ、BPS攻撃の受ける時間が短い代わりに効果の切り替わりに時間がかかるヨッシー、BPS攻撃の受ける時間が長い代わりに効果の切り替わりが短時間のピーチ、BPS攻撃の与える時間が長い代わりに導火線が速くなってしまうクッパといった具合に性能が差別化された。
    また、FC版では○×表示なし、GB版では相手の画面が見えないという欠点があったがそれらが解消されており、CPUとの対戦も可能となっている。ただし2P対戦までしか対応していない。
    他社から発売された事もあり、スーパーマリオクラブでのゲーム対決ではFC版が引き続き使用されていた。
  • ヨッシーのクッキー クルッポンオーブンでクッキー
    パナソニックの「クルッポンオーブン」のキャンペーンで配布された特別版。
    基本的にはSFC版の通常版と同じであるが、一人用のクッキー作りモード「クッキング」が追加されている。
    任天堂のゲームソフトの中でもトップクラスのレアタイトルであり、プロトタイプ版のROMには何十万もの値段が付けられている。
  • 【NINTENDO パズルコレクション】
    完全新作。新たにストーリーモードが追加された。操作説明やルールの解説をしてくれるヒントモードも追加されている。
    対戦モードはSFC版とほぼ同様だが、GB版と同じく4人対戦が可能となっており、ヨッシーのクッキーの中でも完全版というべき内容。
    GBAに転送できるジョイキャリー版では対戦機能が削除されたFC版が遊べる。
    ドクターマリオと異なり、【ファミコンミニ】で販売されなかったため、GBAでFC版が遊べる唯一の手段となっている。というより、FC版を携帯機で遊ぶにはこの手段しかない。
  • バーチャルコンソール
    FC版が2008/06/10に【Wii】で配信された。後述の権利関係のためか2013/10/11に配信終了。

余談

  • BPSとホームデータ(魔法株式会社)が開発したアーケードゲーム『ヘルメティカ』が本作の原型となっている。ロケテストしか行われていないので詳しいゲーム内容は不明。配信が殆ど行われないのもこの原作が存在するためであり、ヨッシーのクッキー関連の一部作品にはこれらの関連会社がクレジットされている。
    • 日本国外版のヨッシーのクッキー(FC, GB) … BPSの表記あり
    • ヨッシーのクッキー(SFC) … BPSとホームデータの表記あり
    • NINTENDO パズルコレクション … ヨッシーのクッキーのタイトル画面に「Intellectual Property Consultants」の表記があるが、この会社の詳細は不明である。*3

コメント

  • カーソルや各クッキーは、エンディングで登場キャラクター扱いされているので載せました。 - 名無しさん (2021-10-19 20:44:53)

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最終更新:2022年11月29日 10:39

*1 ただし、BPSとホームデータ(魔法株式会社)のコピーライトの表記はなぜか無い。もし任天堂がライセンスを買い取って管理しているとしたら配信が殆ど行われない問題は起きないはずだし、謎は深まるばかりである。

*2 日本国外版は任天堂から販売された。

*3 現在検索でヒットする「Intellectual Property Consultants」という名の会社は、同名の無関係な会社だと思われる。