アドニス とは、【ソーマブリンガー】のキャラクター。
アドニス |
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種族 |
【マスターケイジ】 | |
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性別 |
男 | |
出身 |
クレモナ | |
所属 |
アドニス一派 | |
初登場 |
【ソーマブリンガー】 |
【ウンブラス】達を統括する謎の黒衣の男。
ソーマケイジに頼ることなく強力なソーマを行使するだけではなく、ソーマゲートに頼らない空間転移をも可能としている。
古代の遺物アポクリファを求め、自らを【アレーティア】の依代と名乗り、ウンブラスと共に【イデア】達の行く手を阻む。
人間への憎しみを見せる他、時折不調をきたすことがある。
物語序盤から【イデア】や第七中隊のメンバーと遭遇、アポクリファを巡り対立する。
中盤頃から彼の謎が明かされていき、【エレオス】が独自の調査でベネスの樹海最深部にアドニスが眠りについていた繭の抜け殻を発見する。
その正体はクレモナが栄えていた時代に意思を象徴する【マスターケイジ】として造られた高密度の人工ソーマ集積体。総体意思生命体である【アレーティア】を宿すための肉体を有し、その精神はアレーティアの一部とつながっている。
わざわざ人間を憎むように造ってはいないはずなのにクレモナ人に造られたアドニスが人間を憎むのは、目覚めの時に居合わせた【ラバン・レムエル】の負の意識にあてられ、ラバンが抱くアレーティアへの恐怖心や罪悪感が、そのまま人間達への憎しみへと変質したためである。
【フェデルタ】、【アンビシオン】、【グード】の3人の【ウンブラス】は、目覚めた際にラバンに自身のアポクリファを奪われたことから自己保全機能として自らを守護させる者として無意識の内に選び出して変貌させたものである。時折見せた不調はアポクリファを奪われたことに起因する。
潜在的に刷り込まれていたアレーティアの依代としての機能を活性化し、分断されたアポクリファを再び一つにするため、アドニスは活動を始めるに至った。
終盤はソーマエネルギーを集めて異形の姿へと変貌し、ヴェルト達と激突する。ちなみに人間の姿を取っている時から二刀流で戦う様子を見せていたが、人間体で戦うことはない。
アレーティア戦後は憎しみが抜け、アレーティアと共に宇宙へと昇っていく。
同じマスターケイジのイデアは純真な状態で目覚めるに至ったが、これは【ヴェルト・ノイギーア】が持つオルフェウスの正式な契約者に値する資質や純粋さに感応したためであり、仮に別の誰かと感応した場合イデアもまたアドニスと同じ経緯をたどる可能性もあったと思われる。
もっとも、イデアの意識はアレーティアの意識と異なりリングタワーの発する人々の持つ恐怖心を反映する障壁を通過してもイデアの意識は純粋に保たれていた。このことから、障壁を通過した意識が善き存在となるか悪しき存在となるかは、単に障壁に反映される人々の心の状態だけでなく、通過する意識そのものの状態も深く関係しているものと思われる。