―――――――――――――――――――――――軍港・司令部

軍港の司令部に赴いた坂本、ミーナ、私大尉を待っていたのは驚愕の作戦だった。

坂本「何ですって!!」

ミーナ「将軍、今回の作戦にウィッチは必要ないというのですか?」

将軍A「そうではない。ネウロイの巣を破壊するのは主戦力はウィッチでは無い。」

将軍B「そちらには、かの有名な私大尉がいるのだが・・・彼を使う訳でもない。」

私「では、聞きますがどうやってヴェネツィア上空の巣を破壊するのでしょうか?」

将軍A「それは、扶桑海軍戦艦・大和で撃破する。」

軍艦大和でネウロイの巣を破壊する?
ネウロイ相手に通常兵器は効かなく、まして回避能力の低い戦艦では巣に近づくことだって難しい。
それこそ、不可能な話だ。
同席している杉田艦長に向かって言う

坂本「艦長!!通常兵器である戦艦では空にあるネウロイを倒せるとは思いません!!」

杉田艦長に代わり将軍Aが答える

将軍A「通常兵器ではないのだ少佐、大和は我々の切り札つまり、決戦兵器なのだ。」

私「決戦兵器・・・?」

将軍B「うむ、ガリアのウォーロック実験の引き継ぎ、
    より安定度の高いコアコントロールシステムの開発に成功したのだ。
    10分と限られた時間だが、暴走を完全に防ぎつつ、ネウロイ化が可能だ。」

ウォーロック。
かつて、マロニーがネウロイのコアを使ってウィッチを必要とせず造り出した兵器。
しかし・・・ウォーロックは暴走して赤城を乗っ取るという最悪の事態にまで発展した。
あの時の、悪夢が繰り返されることだって考えられる

坂本「血迷ったか・・・!!」

私「目には目を、歯には歯を、ネウロイにはネウロイ。という作戦と言う訳ですか・・・。」

将軍A「その通りだ。ネウロイを倒すのは同じネウロイだけだ。ウィッチでは巣を破壊するのは不可能だ。」

坂本「ウィッチに不可能はありません!!私の真・烈風斬さえあれば、仮令(たとえ)ネウロイの巣であっても必ず勝てます!!」

将軍A「坂本少佐。本来なら君は既に退役していてしかるべき年齢ではないかね。」

将軍B「この作戦が失敗したら、私たちはロマーニャをネウロイに明け渡すしか無くなる。
    その場合この君たち501航空団も解散となるだろう。」

将軍A「会議は終わりだ。6日後の10時より、ネウロイ撃退作戦、オペレーション・マルスを発動する!!」

坂本「将軍!!」

抗議しようとする坂本を私が肩を掴んで首を横に振るう。
501に与えられた任務はネウロイ化する大和の護衛という任務だ。

―――――――――――――――――――――――ロマーニャ基地

基地に帰るとミーナは一同をミーティングルームに集め今回の作戦の説明をした
だが、皆は納得できない表情ではなかった。

バルクホルン「失敗すればロマーニャを明け渡す?501が解散だと!?そんな馬鹿な話があるか!それで納得したというのか!?」

ミーナ「私だって・・・納得した訳じゃないわ!」

バルクホルンに思わず言い返すミーナ。

私「上層部の人達は消耗戦が出来るほどの戦略は残されていない。我々が出来る事は・・・この選択しか残っていなかった。」

ルッキーニが大泣きしていた。
この作戦が失敗したら自分の故郷をネウロイに明け渡してしまう。
シャーリーがルッキーニを抱きしめ頭を撫でる。

シャーリー「大丈夫、心配するな。ルッキーニの故郷をネウロイなんかにやってたまるか。」

こう言う時にシャーリーの明るさは心強かった。

サーニャ「勝てばいいんでしょ?」

エイラ「そうダナ!!勝てばいいんダヨ!!」

ペリーヌ「そうですわね。」

リーネ「うん、勝とう!!」

宮藤「絶対に勝つよ!!」

ペリーヌ、リーネ、宮藤も心を決めた。

エーリカ「それとも、トゥルーデは弱気になったのかな~?」

バルクホルン「馬鹿を言うな!!私は最後の一人になっても戦う!!」

ハインリーケ「その通りだ!!必ず勝とう!!」

皆が決意を新たにして気合を入れる。
だが、坂本は俯き手が白くなるほど軍刀を強く掴んでいた。

坂本「・・・・・・。」

―――――――――――――――――――――――私&ハインリーケの部屋

私(大和を使ったネウロイの巣の撃滅。果たしてこの作戦が成功するのか・・・。)

考え事をしながら、寝間着用の着物に着替えようと和服を脱ごうとする。
同時に、ハインリーケが入ってきた。

ハインリーケ「す、すまぬ。」

目を逸らそうとした時、私の雪の様な白い肌の背中に大きな傷があった。
とても痛々しく、いつまでも直視する事は出来ないほどだ。

ハインリーケ「私、その背中の傷は・・・」

私「私の部隊が全滅に追い込んだネウロイによってできた傷・・・。
  だけど、私はこんな痛みも傷跡も我慢できます・・・。
  この傷は・・・仲間を護れなかった私の烙印です。」

突然、背後から手を回された。背中から感じる密着感。
それはハインリーケのものだった。
私は一瞬驚いた後、ため息をついてその手に自分の手を重ねた。

私「ハインリーケさん・・・」

ハインリーケ「わらわは・・・そなたが背負っている痛みを理解出来ていなかった自分が情けない・・・。」

私「・・・大丈夫です。私はハインリーケさんが傍にいるだけで幸せを感じます。」

ハインリーケ「・・・それなら、わらわを・・・くれ。」

私「・・・今、何を言いましたか・・・?」

カァッと顔を紅くするハインリーケ。

ハインリーケ「だから…わらわを抱いてくれといったのだ。///」

私「そ、それって……///」

ハインリーケは上着を脱いで上半身裸となった。
華奢な体に白い肌、金色の長い髪がとても美しく見えた。

私「綺麗ですよ…。」

ハインリーケ「あ、あまりジロジロと見るでない。///」

顔を紅くして俯くハインリーケ。
そんな、彼女を見て私はドキドキとしていた。
互いに抱き合って濃厚なキスをする

ハインリーケ「……んっ……ふっ……んんっ……」

部屋の中に、くちゅくちゅという水音と共に、そんな息を吐く音が響く。
二人は求める様に舌を絡める。
それから少しして、唇が離れた。
唇から互いの唾液が糸を引いていて、月の光でキラキラと光っている。

ハインリーケ「ふふふっ…ここはかたいな。」

妖艶な表情をして、私の男性の部分を優しく撫でる。
ピクンッと反応する。

私「あっ…駄目…ですよ。///」

体を少しだけ強張らせて、か細く言う。
そんな反応が面白いのか、少しだけ力を入れて手を動かした。

私「あっ!!んんんっ!!」

ハインリーケ「普段とは全然違うな。本当に女みたいだ…。」

私「い、言わないでください…///」

ハインリーケ「んっ……」

大きく口を開けて思い切って口に含んだ。

私「ああぁっ!ハインリーケ、さん…!///」

その快感に声を漏らす私。

ハインリーケ「んっ・・・・んちゅ・・・・・ん・・・・・」

口を動かして更に快感を与える。

私「ううっ・・・・くっ・・・・」

絡みつく舌と唇の動きに声を漏らす。ハインリーケは一旦口を離し、

ハインリーケ「気持ち良かったのか・・・?」

そう問いかけてくる。私は答えようとしたが言葉がつまって、コクリッと頷く。

ハインリーケ「そうか・・・。」

一度笑みを零すと、再び私の男性器を口に含み、動かし始める。
最初はぎこちなかったが、慣れてきたのかスムーズになってくる。
それに伴い、私に与えられる快感も増していく。

私「あっ…あっ…ハイン…リーケさん…!!」

どうやら、限界が近づいている様だ。
ハインリーケは感じ取り、ペースをあげて速くなる。

私「だ、だめ・・・、貴女を・・・汚して、しまいます・・・!!」

限界寸前だった私は離れるように言ったが、
ハインリーケは止めようとせず、逆に思いっきり吸った。
その快感に、耐えれる筈も無く・・・

私「あああっ!!」

ハインリーケ「んんっ!!」

私はハインリーケの口内で、思い切り射精した。
私の男性器からドクドクと大量の精液を吐き出す。
出し終えた時、私はグッタリと横になる。
ハァハァと息を荒くしたうえに浴衣も肌蹴ていた。

私「ごめん・・・なさい・・・。」

ハインリーケ「気にするな・・・わらわが、やりたかった事だからな。」

そういうとハインリーケは私の上に跨り、
興奮していきり立った私の男性器を秘所へとあてがう。
ゆっくりと腰を下ろし、ハインリーケの中へと挿入する。

ハインリーケ「んんっ!!///」

私「うああっ・・・///」

ハインリーケ「一つに、なれたのだな・・・///」

私「ええっ・・・///」

ハインリーケは優しい頬笑みをし腹部を優しく撫でる。
最初はゆっくりと腰を上下に動かした。
慣れてきたのか段々と早くなる。
結合部からはグチュグチュといやらしい水の音が響く。
互いに息が荒くなっている。

ハインリーケ「んっ!!あああっ!!わ、私っ!!」

私「ハインリーケさん!!愛している!!」

私の心からの叫び。ハインリーケは笑顔になり、ギュッと私の手を強く握る。

ハインリーケ「ふあっ!わ、わらわもっ!!私の事をっ!くあっ!あっ、愛している!」

私「ハインリーケさんッ!ハインリーケさんッ!!」

ハインリーケ「私っ!私っ!!」

互いの名を呼び合う二人。二人の動きは更に激しくなっている。
私は体制を変えて、ハインリーケの更に奥を突かんとハインリーケの両足を掴んで、腰を叩きつける。

ハインリーケ「くああっ!!ふああっ!!ひああっ!!」

私「ハインリーケさん……もう………」

限界が訪れ、ついに・・・

私「出るっ!!」

私は最後にハインリーケの最奥へ突きこんだ。
その瞬間開放される精液。
熱いものがハインリーケの中に広がる。それが引き金となり・・・

ハインリーケ「あああああああああっ!!」

全身を痙攣させ、中は私の精液を搾り取らんと収縮する。
私はハインリーケの上に覆い被さり、ハインリーケは優しく抱きしめる。

ハインリーケ「私……わらわは……幸せだ………。」

そう呟きつつ微笑む。
その微笑みはとても女性らしい、愛しく優しく柔らかな笑みだった。

―――――――――――――――――――――――庭園

決戦の日まで残り3日。
私は二本の刀を持ち鍛錬を行っていた。
ゆっくりと構えて、素早く縦に横にと振りかざす。
二本の刀を鞘へと収めて鍛錬を終える。
坂本とミーナが現れて、こちらに歩いてくる。

私「坂本少佐、ミーナ中佐おはようございます。」

坂本「私、頼みがある。」

私「・・・なんでしょうか?」

坂本「真・烈風斬を教えてくれないか。どうしても完成させなければいけないんだ!!」

烈風斬の上位技、真・烈風斬。
扶桑に伝わる伝説の秘奥義。
様々な剣技を会得している私大尉ならばと思った。
しかし、私が帰ってきた答えは・・・

私「・・・それは、できません。」

坂本「何故だ!?」

私「そんな事をすれば少佐のウィッチとしての生命を失うかも知れません。
  妖刀・烈風丸は戦場で使える力を引き換えに大量の魔法力を消費する諸刃の剣。
  仮に私が真・烈風斬を使えたとしても教える事はできません。」

坂本「まだだ!!私はまだ・・・戦える!!」

坂本は烈風丸を抜き構える。
刀身からオーラが出てくるがそれも一瞬だった・・・。
私は申し訳ない顔をしてその場を立ち去った。

ミーナ「もう、限界なのよ・・・。」

坂本「頼む・・・、私も13人のストライクウィッチーズの中にいれさせてくれ!!」

ミーナ「美緒・・・」

いつの間にかポツリッポツリッと雨が降ってきた。
ミーナは泣いている坂本をただ抱きしめるしかなかった。
柱の陰に話を聞いていた人物がいた。

宮藤「坂本さん・・・。」

坂本を捜して庭園にやってきた芳佳も残酷な事実を知ってしまった。

―――――――――――――――――――――――ヴェネツィア上空

作戦当日。
紺碧のアドリア海を連合艦隊は北上していた。
目指すはヴェネツィア上空にいるネウロイの巣。
黒雲から、円盤型の汎用ネウロイが続々と降下し、迎撃の姿勢を整えている。

ミーナ「大和がネウロイ化するまでの間死守して!!」

大和の上空待機組は宮藤、リーネ、ペリーヌ、坂本、ミーナが配置。
戦闘哨戒組みはエーリカ、バルクホルン、シャーリー、ルッキーニ、エイラ、サーニャ、ハインリーケ、私大尉。

宮藤(坂本さんの分まで、私が頑張らないと・・・!!)

巨大なシールドを展開してネウロイの光線を防ぐ。
敵は真っ先に大和を狙い撃ちにしている。

宮藤「くっ、きつい!!」

戦艦を覆うほどのシールドともなると流石の宮藤でも消耗が激しい
迎撃部隊が動き始めた。

エイラ「こっちだ、こっちー!!」

エイラが囮になり、フリーガハマーで仕留めるサーニャ。
カールスラントのWエースにかかれば小型ネウロイなどものの数では無い。

エーリカ「全然、減らないよー!!」

バルクホルン「黙って倒せ!!勲章が向こうから飛んでくると思え!!」

エーリカ「勲章なんていらないよー。」

一方の私は桜花蝶を発動させてビームを防ぎ、銃で狙い撃ちをする。
まるで一つ一つが生きているかのように仲間も無数の花弁でネウロイのビームから護る。
反撃に桜の花弁が豪雨の如くネウロイの群れを切り刻む。

私「流石に巣が近いとなると、数が多すぎますね・・・。」

銃をしまって二刀を構える。
小型ネウロイの群れに突っ込み擦れ違いざまに斬り捨てる。

私「秘剣・朧(おぼろ)」

たった一振りなのに細かくバラバラに切り裂かれて散る。
これだけでは終わらず、下から上へと両断したのだ。
凄まじき居合い斬りのためかあまりの摩擦で断面が赤く帯びている。

私「秘剣・焔(ほむら)」

バァンと砕け散ったが、小型のネウロイ達は私を狙い撃つが、打ち抜かれたのは桜花蝶で造った偽物だった。
その隙をついてハインリーケは小型ネウロイ達を撃ち落とす。

ハインリーケ「あまり、離れていると落とされるぞ。」

私「貴女の事を信じていますから、安心して背中を預けれますよ。」

ハインリーケ「そ、そうか、嬉しいぞ///」

奮闘するのだが、一向にネウロイの数は減る気配は無い。
そして、大和を護衛しているメンバーも苦戦を強いられていた。

坂本「はあ・・・はあ・・・。」

ミーナ「大丈夫、少佐?」

坂本「何のこれしき!!宮藤達が頑張っている!!私も負けてはいられない!!」

扶桑魂を見せつけようとする。
洋上では、ネウロイとの一定の距離を取って主砲の狙いを定める
耳を劈く射撃音。小型のネウロイは次々と撃墜されて行くが、この砲弾の雨を掻い潜り宮藤に迫る。

坂本「させん!!烈風斬ッ!!」

上空から坂本がネウロイに襲い掛かり剣戟を放つ。

だが・・・渾身の一撃はネウロイの外殻に弾き返された。

烈風丸は坂本の手から抜け落ち、眼下に消え・・・大和の艦首に突き刺さる。

宮藤「坂本さん!!」

間一髪のところでシールドを展開しビームを防ぐ
その間にミーナとハインリーケがネウロイを撃墜する。

坂本「魔法力が……」

ワナワナと震わし自分の手を見つめる。
烈風斬が放てないという事は、武士の戦いの終わりを示していた。
どうにか、ネウロイの巣まで到達した大和はネウロイ化して浮上したのだ。
その光景を見ていたウィッチ達はただただ、見ていたのだ。
大和は巣へと侵入したのだ。

杉田「いまだ!主砲斉射!・・・我々の勝ちだ!!」

勝利を確信し笑みを浮かべるが・・・それに大和の主砲は答えなかった。

技師「艦長!火器管制システムが起動しません!」

杉田「何だと!?」

技師「魔導ダイナモが停止しています!ダメです、主砲撃てません!」

杉田「くそっ・・・なんて事だ!!」

その瞬間、大和は無防備なまま、巣から出現したネウロイの爆撃に晒された。
何も起きない事に不安を募らせるウィッチーズ達。
艦長から作戦失敗の通信が伝わり、そして戦線離脱の命令がくだされるが、

坂本「まだだ!まだ終わっていない!この戦いも、そして…私もだ!!」

そう叫び、紫電改を発進させた。
向かう先は今ネウロイの巣の目の前で攻撃を受けている大和。

坂本「私が大和に乗り込み、魔法力で魔導ダイナモを、再起動させる!!」

ミーナ「止まりなさい少佐!!」

そしてその進路にミーナが銃口と共に立ちはだかった。
ミーナが坂本に銃を向けるのはこれが二度目だ

坂本「私が行かねば、いったい誰が大和を動かせるんだ。」

そう言って近づくと共にミーナの銃口を抑え、搾り出すように声を出す。

ミーナ「少佐…」

坂本「ミーナ…私は嬉しいんだ。
   こんな私にも、まだ出来ることが残っている。501の仲間でいられる…」

ミーナは唇をかみしめた。
彼女を止めることは彼女の覚悟を否定することになる。

ミーナ「お願い…!必ず無事で帰ってきて。これは命令よ…。」

坂本「…了解した!」

その言葉と共に少佐が飛び立っていく。

ペリーヌ「少佐!!」

宮藤「坂本さんダメです!!」

見かねた宮藤がストライカーのもとに走るが、リーネに取り押さえられる。
坂本は大和の管内に潜入し、魔導ダイナモに魔法力を注ぐ。
すると、坂本の身体がネウロイに侵食されてゆく。

坂本「これが、武士の生き様だぁぁ!!」

叫ぶと同時に出力計の針が振り切る。

坂本「撃てええええええええっ!!」

砲弾は一斉射撃しネウロイの巣に到達すると、大爆発を起こした。
爆発は一気にネウロイの巣を呑み込み大和の艦橋をも飲み込んだ・・・・。


次回英霊へ続く
最終更新:2013年02月02日 14:35