あらすじ
俺「コンビ!!」
マイルズ「単独行動厳禁!!」
バッハ「ありがとう戦友よ!!」
以上!!
~~オアシス・ウィッチ用テント~~
ハルファヤ峠での戦闘が終わりオアシスへと戻った俺達一行・・・そしてやこでやることといったら一つ。
ケイ「それじゃあ俺君の初陣と無事帰還。そして初戦果を讃えて・・・乾杯!!」
ウィッチs「「「「かんぱーい!!」」」」
俺「乾盃(プロージイット)!!」
ガチャン!!と、ビールの入ったグラスをぶつけ合う・・・そうつまりは飲み会。または宴会である。
~~数時間前~~
ハルファヤ峠でバッハたちにお茶を入れてもらったマイルズ一行(ちなみに普通に紅茶だった)はそのまま一息つきしばらくした後、その足で拠点でもあるオアシスへと戻っていた。
俺「いや~それにしても・・・死人が出てしまったのは残念だったがよ・・・戦い自体は結構楽しかったな」
死人が出たが、そこまで気にしない。おそらく俺がいた現代の人間が聞いたら『頭がイカれてる』とも思われそうだ・・・が、ここは戦場。そして兵士達はそこで戦い、死ぬ。悲しいがこれが戦争だ。
俺の横を走るマイルズはふうとため息を吐き、
マイルズ「まあね・・・ネウロイの数が異常だったし強かったのはあるわ・・・でもあんたが思いのほか働いてくれたから被害は少なく済んだわ。そこは評価してあげる」
マイルズの言葉に俺はきょとんとした顔になる。だがすぐににやっと笑い、
俺「ふっ、あんたもついに俺のことを認め「だ・け・ど!!勝手な行動は今後は慎みなさい!!今度やったら本当に40mm砲顔面にぶち込むわよ!!」
顎に手を当てながら古畑○三郎のようなポーズをとるも、マイルズが言葉をさえぎった・・・もちろん、ふざけるときは割りとマジでふざける俺にとっては面白くはない。
俺「あん?いいだろ別に結果的に被害が少なくて万々歳なんだからよ。ちょっと頭が堅いぜメンヘラ少佐」
マイルズ「確かに被害が少なかったのはいいことだけど、身勝手な行動はこっちが大変なのよ!!それぐらい考えなさい脳筋!!あと意味わかんないけどメンヘラは止めなさい!!」
俺の言葉にいつものように怒鳴りながら返すマイルズ。だがここで退かずにさらに煽るのが俺クオリティ。
俺「ああん!?誰が脳筋だとごらぁ!!俺の脳みそは筋じゃなくて鉄じゃこのドンベエ少佐が!!」
マイルズ「もっと悪いじゃない!!あんたの体一体何でできてんのよ!?それと最近あだ名(?)みたいなのが段々と辺になってきてるわよ!?」
俺「俺の体かい?俺の体はスコップに対する愛情でできてるんだぜ?あとあだ名は完全に気分だ!!変になるのはおまえ自身が可笑しいからだよジャストゥッ!!」
マイルズ「キモッ!!その反応は予想していたけど予想通りで気持ち悪いわ!!」
ギャースカギャースカエイメンチャオクリーク!!
歩きながら二人はギャースカギャースカと怒鳴りあう。戦闘後だというのにいつもと変わらない風景に隊員達は苦笑いを浮かべる。
軍曹「ま、まあまあ二人とも・・・ほらもうオアシスが近いんですから、そんな怒った顔をしないでにこやかな笑顔でいきましょ?ね?」
俺「むう・・・」
マイルズ「それもそうね・・・」
軍曹の言葉に、俺とマイルズは渋々という風に言い争いをやめる・・・本当にこういうところは息がいい。
軍曹「あはは・・・あ、二人ともオアシスが見えましたよ!!」
苦笑いを浮べたところで、ウィッチたちの目の前に自分たちが拠点としているオアシスが見えた。
ウィッチ1「着いた~」
ウィッチ2「もうクタクタ~」
オアシスが見えたことで安心したのか、ウィッチたちの気も緩んでいる。マイルズはそれを咎めようとも思ったが、
マイルズ「(頑張ったからこれくらいはいいかしら?)」
と考えたのだ。そんなことを考えていると、目の前のオアシスから次々と人が出てきた。
俺「ん?なんだここでも歓迎されるってか?本当ウィッチ様々だな」
俺はその様子を見てまた改めてウィッチの存在価値について驚く・・・が、マイルズはう~んと唸り
マイルズ「むしろ今回はあんたのほうが歓迎されるんじゃないかしら?」
俺「?」
マイルズの言葉に首を捻りつつ、俺はザッザッとオアシスへと歩き続けた。
~~オアシス~~
兵士「おい、英雄のご帰還だぞ!!」
俺たちがオアシスの数メートルまで近づいた瞬間。オアシスの前で待ち構えていた兵士たちがいっせいに波のように押し寄せてきた。
俺「おおおお!?な、なんだありゃ!?俺のターン、ドロー!!モンスターカードでマイルズ少佐を召喚して永続魔法『マイルズは犠牲になったのだ』を発動!!」
マイルズ「ちょっと待ちなさい!!あんた何さりげなく私を盾にしようとしているのよ!?」
バッとマイルズの背後に回りこみながらそんなことを叫ぶ俺・・・なにやら言ってることが支離滅裂だが今回はしょうがない。そりゃ誰だって目の前で屈強な兵士たちが波になって押し寄せてきたら怖いものだ。
だが、そんな俺のことなんぞお構い無しに兵士達は俺へと駆け寄り、
兵士50「すげえな俺!!よくやった!!」
兵士51「ああ、本当だぜ!!お前のおかげで俺たちのウィッチたちも被害が少なかったしな!!」
兵士52「それだけじゃねえおかげで俺たちの仲間も助かった!!ありがとうよ!!」
グシャグシャワシャワシャと髪をグシャグシャにかき回され背中や腕をバンバン叩かれる・・・映画でみたような歓迎を俺はいま受けていた。
俺「あだだだだ!!おい、こら髪をかき回すな!!腕を殴るな肩パンやめい!!・・・っておい!!誰だいまさりげなく俺の尻触ったの!?俺にそんな趣味内からな!?阿部呼ぶぞ!!」
ギャースカホイホイチャーハン?ギャースカエイメンヤラナイカ?クリーク!!
大量の兵士達にもみくちゃにされる俺・・・本人は今までに受けたことのない歓迎に若干引きつつ、ゲシゲシと迫りくる兵士達を蹴る。
ケイ「想像はしていたけどまさかここまでとはねぇ・・・正直予想以上だわ」
苦笑いしながら現れたのはここの第31統合戦闘飛行隊『
アフリカ』を率いる加東圭子だ。マイルズはそのケイの姿に気付き、そちらに近寄る。
マイルズ「あ、ケイ。そうね、正直私もかなり歓迎されるんじゃないかとは思っていたけど、まさかここまでとはね・・・」
二人は兵士達にもみくちゃにされる俺を見ながら苦笑いを浮べる。二人の予想通り・・・それはつまりこのように俺が兵士達に歓迎されることだ。
まあ普通に考えたらそれもそうだろう。普段から守りたいと思っているウィッチたち。しかし結局のところはウィッチに守られなければならない・・・そんなときに現れた男のウィッチである俺・・・
自分達の代わりにウィッチを守ってくれる男の出現と聞けばこうもなる。
俺「おおい!?誰でもいいから助けてはくれませんかね!?てかそこの二人!!苦笑いしてないで助けろ!!まじで阿部さん呼ぶぞ!!」
ケイ「誰よその阿部って・・・まあいいわ。みんな少し落ち着いて!!」
マイルズ「ええ、本当。興奮する気持ちがわかるけど「うるせぇお前は尻ドラムの餌食になってろ!!」し、尻ドラム!?こ、この変態!!いきなり何言い出すのよ!?」
止めに入るケイとマイルズ・・・まあマイルズとはいつもどおりのやり取りをしているわけだ。すると、そこに
ロンメル「すまない戦友諸君!!通してくれ!!」
パットン「おうおう、すまねえが通るぜ」
モンティ「通らせてもらうぞ諸君」
ドガドガドガッと足音を立てながら歩いてくる三つの影。兵士たちはその足音と声に気付きザザッと道を明ける。
兵士50「三将軍!!」
兵士52「我らが三将軍のお通りだぞ!!」
そこでまたワァと歓声が上がる。三将軍はその声を聞きながらまっすぐと俺の元へと歩いて行く。
パットン「おおう俺!!随分と派手にあばれたらしいじゃねえか!!」
ロンメル「ああ、大戦果だったそうだね。初出撃ですばらしい!!」
モンティ「
おまけに多くの仲間が助かった。間違いなく君は表彰されるぞ」
俺「はあ・・・そりゃどうも」
バシバシと肩を叩くパットン。手をがっちり握って握手するロンメル。1,2歩離れたところでそんな二人を諌めるように見るモンティ・・・三将軍らしい組み合わせだ。
ロンメル「さてこんなときにアレだが俺君。どうだね?カールスラント陸軍に入隊を考えてみないかね?今ならこのストレートスコップと折り畳みスコップをセットで君に上げるが」
俺「なんですと!?」
そういいつつ、ロンメルは懐から銃を取り出すようにニョルンと二つのスコップ、わかりやすく言えば第二次世界大戦時にドイツ軍で使われていたスコップを二本取り出したのだ。もちろん俺の目が輝きだしたのは言うまでも無い。
パットン「あ、てめぇロンメル汚ねぇぞ!!おい俺!!ロンメルのところじゃなくてワシのところに来い!!そうすりゃリベリオン陸軍のスコップもやるぞ!!」
俺「それまた魅力的!!」
ゾルンとこれまたどこから取り出しのたか第二次大戦中にアメリカ軍が使っていたストレートスコップに取ってをつけT字のように見えるスコップ。つまりTボーンスコップが握られていた。
モンティ「あ、こら貴様ら!!俺君二人のところではなく私のところに着たまえ!!そしたらこのブリタニア陸軍のスコップを君に上げよう!!」
俺「おおおおお!!!」
モリャンと取り出し差し出すスコップを見ながらテンションがあがる俺。モンティの持っているのは俺でもなかなか手に入らなかったイギリス陸軍の分離式のスコップだ。ツルハシのように取り外しができるためなかなか
面白い仕組みなのだが、市場にあまり出回っていないためか、俺は欲しいと思いつつまだ手に入れていなかっものだ。
俺「(やだこれなに!?いま俺の人生最高潮なんだけど!?)」
右にアメリカ軍スコップ、左にドイツ軍スコップ。そして正面にイギリス軍スコップ・・・軍用スコップマニアの俺にとってはこれは天国に等しいかもしれない。・・・そこ、変態言わない。
ケイ/マイルズ「「だからあんたらどこからスコップ取り出してんのよ!?」」
三将軍「「「それは機密事項だ」」」
目の前のスコップで手一杯の俺。そしてそんなスコップをどこからともなく取り出しす三将軍。そしてその取り出し方にツッコミを入れるケイとマイルズ・・・正直カオスだと思われるのはまあ気のせいだと思いたい。
俺「あ、マジでどうしよう・・・いっそ三つとも入るってのも・・・」
マイルズ「あんたは落ち着きなさい!!」
~~そして冒頭に戻る~~
まあなんだかんだで色々とあり騒いでいたが、パットンがいきなり「宴会すんぞ!!」と言ってどこからともなく大量の酒を持ち込み、基地総出でドンちゃん騒ぎを始めたのだ。
俺「プロージイット!!プロージイット!!飲めー!!歌えー!!食えー!!ギャハハハッ!!!」
そして俺はウィッチたちと共に酒を飲んでいた。基本ここは男性現金なのだが、ウィッチである俺は特別に許可されているのはもはや常識・・・なのだが、
ケイ「なんであんたたちまで居やがるんですか?三将軍?」
ケイはヒクヒクと唇の端を引く付かせえながら目の前で酒を煽る三将軍を睨みつける。だが、もちろん三将軍。いくら多くの
修羅場を乗り越えたウィッチの視線も
まったく動じずにガハハと笑い声を上げた。
パットン「ガハハッ!!まあいいじゃないかケイよ!!今日は折角の祝いの席なんだ!!細かいこたァ気にすんな!!」
ロンメル「そうだ、そうだとも!!俺君の初陣、それに初戦果にしてネウロイ数十体!!これを祝わずになんと言おうか!!」
モンティ「うむ、そこの酔っ払い共はともかくその意見には賛成だ。これは世紀に残る偉業だ」
いつもなら殴り合いでもしそうな三人組。だが、今日はまるで逆だ。パットンとロンメルは肩を組み、モンティはそこに参加こそしないがうんうんと二人の意見に頷いている。
ケイ「(・・・この三人ってこんなんだったけ?)」
大抵酒が入っても昼間のように喧嘩するのがオチだと思ったのだが、とケイは考えるが、どうやら予想を斜め85度を超えたようだ・・・まあ、
パットン「ほれほれケイ!!お前も飲まねぇか!!」
ロンメル「そうだぞケイ君!!さあ飲むんだ!!」
モンティ「パアと飲みたまえケイ君。これは私のおごりだ」
ケイ「(・・・酔っ払いウザイ)」
ジジイの酔っ払いほど騒がしいものはないというのは、どこの世界でも同じである。
マイルズ「あっちも大変そうね・・・」
さて、そんな酔っ払いジジイの相手をしているケイがそんなことを思っている中・・・ジジイじゃないが酔っ払いでウザイと思っている人間がここにもいた。
俺「うえーーい!!おいこらマイルズ少佐!!なんでぇそんなしけた面して!!ただでさえしけているのにそれ以上しっけしっけになったらしけった煎餅みたいになっちまうぞ!?ギャハハハッ!!」
- そうジジイでもない相手・・・それは俺である。普段でもかなりのハイテンションを維持している俺は、酒を飲むとそのテンションが天元突破してスーパーハイテンションになってしまうのだ。
そしてその相手を現在務めているのがマイルズなのだが・・・
マイルズ「うっさい!!第一あんたただでさえテンション高いんだから少しは下げなさいよ!!それとしけた面って何なんなのよ!?私そんな普段からしけっ面なんかしてないわよ!!」
バンと机を叩きながら、マイルズは俺へと言い放つ・・・そう、つまりはウザイ。酒が入ってテンションだけでなくウザさも天元突破しているのだ。
俺「おおう?ねえいま怒ってる?いま怒ってる?」
マイルズ「ええ、あんたのせいで絶賛激怒りよ・・・!!」
俺「やったね!!任務は完遂した!!ウェーーイ!!」
マイルズ「なに任務って!?私怒らせることが任務ってどういうことよ!?」
俺「そういうことよ!!」
と即座に返す俺。そして何が面白かったのかゲラゲラと大笑いをし始める。ただでさえテンション高いのにこれ以上高くなってはマイルズの身が持たない。
マイルズ「本当・・・ハルファヤ峠で活躍したのがこんな奴なんて・・・誰も想像しないわね」
ふうとため息を吐きつつ、そんなことを言うマイルズ・・・
俺「うらァ!!まるぽっぽ!!てめェ今日はよくも俺の頭によくわからないもんぶつけくさったな!!これでも飲んでろ!!」
マルセイユ「うぷ・・・!?お、おい俺なんだこれは・・・!!生臭いドロッとした変な液体だぞ!?」
俺「当たり前だろ!!こいつは肝油といって日本・・・こっちで言うところの扶桑の伝統健康飲料だ!!ヤツメウナギの体液を使用していて体にいいんだぜ!!さあ飲め!!飲むんだ!!体にいいから!!ハリーハリーハリー!!」
マルセイユ「うぷ・・・!!ちょ、本当もう無理・・・あ、謝るからもう勘弁してく・・・!!」
俺「おらァ!!飲めェェ!!!食えェェェ!!歌えェェェ!!!ギャハハハッ!!!」
マイルズ「だあああ!!あんたは少し落ち着きなさい!!この大馬鹿!!」
マルセイユにヘッドロックを極めながら、器用にその口に肝油が入った一升瓶を口につっこむ俺・・・マルセイユは今にも死にそうな顔をしている。
マイルズ「(ああ本当・・・一体誰がこんな奴だと思うんだろう・・・)」
心の中で先ほどと同じ言葉を
繰り返していった・・・。
そして夜はにぎやかなまま過ぎ去っていった・・・。
それから翌日、世界中の新聞の一面にこのような記事があがった。
『ハルファヤ峠の救世主!!たった一人でスコップ一本でネウロイを二十体撃破したエリート男性ウィッチ!!その名は俺!!』
最終更新:2013年02月15日 13:25