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125 :427な俺:2012/10/11(木) 20:56:56.06 ID:EqlFCzAK0
1話からだいぶ空いたけどお待たせしたでござる
ちと早いけど始めちゃうぜ


「じゃ、ここが俺さんの部屋です。荷物とかは、もう届いてるみたいです」
「ああ、ありがとうな」
 部屋まで案内してくれた芳佳ちゃんに別れを告げて部屋へと入る。
 さて。誰もいないはずのベッドの上に、人影がいる。
 彼女はベッドの上で―――俺の荷物の中で一番小さな、そして一番大事にしまわれている二つの額縁の、大きいほうの一つを眺めていた。
「エーリカ」
「……」
「エーリカ」
 優しく声をかけてみる。だけど、エーリカは返事をしない。
 エーリカが眺めているのは、カールスラント皇帝直筆の折檻状だ。
 戒めの意味を込めて、わざわざ額縁に入れてあるのだ。見られるのはちょい恥ずかしいけど。
『1:お前は優秀なウィッチであるにも関わらず味方を置き去りにして敵前逃亡するとは何事だ。
 2:苦戦しているのであればすぐに援軍要請を出せばよいのにお前はそれを怠った。
 3:仮にお前が援軍の伝令として行ったとすれば撃墜されるとは何事だ。
 4:貴重な男性ウィッチを、しかも我が国だけで4人も戦死させるとはふざけんな。
 5:お前のせいで扶桑皇帝に合わせる顔が無い。どうしてくれる。
 6:お前のせいでリベリオンとの関係が悪化したら我が国の連中は行くところがなくなるだろう、ばか。
 7:お前のせいでブリタニアとの関係が悪化したら大戦後の世界で優位に立てなくなるだろ、あほ。
 8:お前が守れないせいで数少ないガリアの優秀な司令官を失ってしまった。
 9:お前が逃亡したせいでナイトウィッチが幼い命を散らした。恥ずかしいと思わないのか。
 10:お前の親戚は優れたウィッチと優れた研究員だというのに彼女達に失礼だと思え。



130 :427な俺:2012/10/11(木) 21:02:40.08 ID:EqlFCzAK0
 11:お前は前にも俺の命令を無視した。
 12:欧州戦線で単独で深入りしすぎて戻れずに他の部隊に手間をかけさせた。
 13:アフリカ転進を命じた時に駄々をこねて誤魔化そうとした。
 14:ストライカー供給が間に合わないからと研究部で開発中の試作機を無断で持ち出した。
 15:しかもそれが3回もあった。何考えてんだお前。
 16:お前はいい加減で命令違反が多い、カールスラント軍人の風上にも置けない。
 17:今すぐ発奮して戦功立てるか、どっかで戦死してこい。
 18:お前は今までやった全ての勲章剥奪する。ついでに軍曹にまで降格してやる。そして多額の罰則金を払え。戦いながら永遠に俺に詫び続けろ。許しを請え。
 19:427は本日を持ってお前のワンマンアーミーとする。部隊業務を一人でやれ。ネウロイが出たら落とせ。夜間哨戒も忘れんな。休暇など許さん。』
 途中から明らかに筆跡が荒くなってるから絶対勢いで書いちゃってる部分もあると思うんだ、陛下。
 だけどよりによってエーリカとウルスラに失礼だと思えだなんて書かれちゃなぁ。
「ねぇ」
 そんな事を考えながらベッド脇に立っていると、エーリカがようやく口を開いた。
「本当に、逃げたの? 仲間を置き去りにして?」
「……」
「だって、俺は、昔から優しくて、そんな酷いことをするような奴には見えないし、思えないし」
「エーリカ」
「だから、どうなの。答えてよ」
 本当の事を言っても。
 言い訳にしかならない。誰も信じない。それを証明できる人がいない。
「……撃墜された」
 だけどそれでも、俺には解らないんだ。真相なんて。
「え?」
「撃墜されたんだ。最初に」


132 :427な俺:2012/10/11(木) 21:08:46.30 ID:EqlFCzAK0
 だから、仲間達がどうなっていったかなんて、俺はわからない。覚えていない。
 想像することは出来ても。
「…救難信号を出して気を失って。目を覚ましたら、もう終わった後。誰も、死体一つ見つからなかった」
 そしてその頃には既に、仲間達も、基地の皆も、死体一つ残らないまま、ネウロイのビームに焼かれていったんだろうと。
「……そうなんだ。でも、さ。これでハッキリしたよ。俺が、敵前逃亡なんて卑怯な事、してないって事!」
 エーリカは嬉しそうに答えた後、ふと視線を大きい額縁と一緒にしていたもう片方の小さい額縁に向ける。
「あのさ…この、真ん中の女の人って」
 写真の真ん中にいる、一人の女性。俺達の、427の義姉で、司令官だった人。
「言うな」
「……調べれば、解ることだよ?」
「そうだな。でもまだ、言ってほしくない」
 俺の言葉にエーリカは「そっか」と答えてからベッドを降りた。
「じゃ、また後で。夕飯の時にね」
「あ、ああ」
 そう言ってエーリカは部屋から出て行った。
 ベッドに座り、荷物を少しだけ漁って煙草を取り出す。リベリオンのラッキーストライク。煙も味も酷いが、これが一番手に入り易いのだからしょうがない。
 マッチでどうにか火をつけて、煙を吐き出そうとした時だった。
「ここは禁煙だぞ」
 背後からそう声が聞こえたので慌てて振り向くと、バルクホルン大尉が立っていた。
 そういえばエーリカは扉を閉めずに出て行った気がする。
「早く消せ」
「了解」
 点けたばかりの煙草を消す。
 ついでにバルクホルン大尉の目に見えないように、写真の入った額縁だけを毛布の下に押し込んだ。
「…これが陛下直筆の」
「折檻状です。すごいもんですよ」
「本当に、ハルトマンと従兄なのか…」



134 :427な俺:2012/10/11(木) 21:16:46.28 ID:EqlFCzAK0
 そして、条文を次々と読む大尉の視線が更に険しくなる。
「427のナイトウィッチは、男所帯の中で数少ない女性だったと、入隊したばかりの少女だったと聞いた」
「ええ。妹分みたいで、ちょうどルッキーニ少尉ぐらいの年でしたよ。ロマーニャの」
「そうか」
 バルクホルン大尉はそこまで言うと「禁煙だからな」と再度繰り返して去っていった。
 なんてこった。煙草は外で吸うしかないとして。その代わりと言っちゃなんだけどリベリオン製のコーラが欲しい。キンキンに冷えた奴が。
 しかしこの基地でそんなものがありそうな場所…厨房にあるかなぁ。

 俺は頭を掻きつつ、厨房へと歩き出すのであった。

「え? こ、こーらですか?」
 厨房で晩御飯の支度をしていたであろう芳佳ちゃんはどうやらコーラを知らないらしい。
 と、いうことは多分無いという事だな。
「あ、いや無かったらいいんだけど…」
「ごめんなさい、今度補給が来たら聞いてみますね」
「まぁ、嗜好品の類だから来るかは解らんかもなぁ」
 とりあえず頭を掻きつつ、そう答えてふと、視線を鍋に向ける。
 ぐつぐつ揺れているそれはどこか見覚えのある料理だった。
「それ、もしかして肉じゃが?」
「はい! 俺さん、肉じゃがを食べたことがあるんですか?」
「それどころか大好物だ! な、な、な、味見していいか?」
「相当好きなんですね」
 俺の問いかけに芳佳ちゃんは少しだけよそってくれる。もちろん箸を使って頂きます、だ。
 甘めの味付けの、優しい豚肉とじゃがいもの味。
 427の仲間が作ってくれた奴より、ずっと優しくて暖かな味。一年半前まで食べてたものより、優しい。



136 :427な俺:2012/10/11(木) 21:22:16.91 ID:EqlFCzAK0
「…美味い!」
 俺の返事に芳佳ちゃんは安堵したようだった。
「良かったぁ。とても好きなのに、口に合わなかったらどうしようかと…」
「優しい味だよ」
 そんなやり取りをしていた時、厨房にリネットちゃんが入ってきた。
「ごめんね、芳佳ちゃん! 遅くなって…」
 俺の姿を見て驚いたように固まる。ついでに、たゆんたゆん。素晴らしい!
「リーネちゃん、リーネちゃん。俺さんはこーらを探しに来たんだって?」
「え? コーラ? うーん…シャーリーさんなら持ってる、かな? リベリオンのものだし…」
「そっかぁ。イェーガー大尉に聞いてみるか…ああ、悪いな。夕飯の支度邪魔しちゃって」
「い、いえいいんですよ? それに、美味いって言ってもらえたし…」
 そう言って恥ずかしそうにする芳佳ちゃん。幾ら胸が無くともこの子はこれだけで可愛い。
「ん。じゃあ、美味しい夕飯期待してるよ。じゃ、また後で」
「はい、また後で!」
 芳佳ちゃんと、リネットちゃんもそう返してくれた。良かった、少しは打ち解けられた。

 しかし、夕飯前にイェーガー大尉に会う事は叶わなかった。
 なぜなら、途中でばったり出会った坂本少佐に。
「おお、どうした? せっかくだから訓練でもしていかないか?」
 ついうっかり遭遇してしまったので訓練に付き合うことになったのである。
「313…314…315…」
「どうした、息が荒いぞ! 貴様、それでも軍人か!」
 こちとら飛行機から空中出撃して戦闘やって、ダイナミック着陸してミーナ中佐に(ピー)されたんだから。
 さっきに芳佳ちゃんお手製肉じゃがをちょい味見だけでは物足りない。何せバルクホルン大尉に禁煙命令出されちゃったしな。
「461! 462! 463!」

137 :427な俺:2012/10/11(木) 21:28:43.40 ID:EqlFCzAK0
「ほう、活を入れれば少しマシになったな! はっはっは!」
「体力…つけなきゃ、出撃に…耐えられないもんですから…」
「息が切れているぞ?」
「昨日も出撃で夜間哨戒もプラスでしたから…」
 それを聞いて、坂本少佐は急に扶桑刀を振る動きを止めた。
「待て。貴様、今なんと言った?」
「へ? 昨日も出撃で夜間哨戒も…」
「…ワンマンアーミーとは聞いていたが…出撃した日の夜に夜間哨戒してたのか?」
「ええ。夜間哨戒も業務のうちなので。で、すぐに輸送機に乗ってこっちに…。ああ、輸送機に乗ってる間は寝てましたから睡眠は大丈夫ですよ?」
 坂本少佐は扶桑刀を既に鞘に戻していた。
「バカモノ! それでは足りないだろう、早く部屋に戻って休め」
 坂本少佐は俺の首根っこを掴むとそのまま部屋へとズルズル引き摺ろうとして。
「少佐、そろそろ夕食の時間で…」
「ああ、もうそんな時間か」
 なんでこんな時にクロステルマン中尉に出くわすんだろうな。
 坂本少佐に引きずられた俺を見て、クロステルマン中尉はわなわなと肩を震わせる。
「私の少佐に何をしてますのぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
「ま、待てペリーヌ落ち着けどうしたぁぁぁぁぁぁっ!?」
 数分後、俺と坂本少佐はクロステルマン中尉にまとめてトネられて黒こげチリチリになり、
 その状態でなぜか中尉と二人で正座して坂本少佐の怒鳴り声を聞く羽目になった。
 クロステルマン中尉が遅い事を心配したリネットちゃんが来てくれなきゃあの説教は終わらなかった。リネットちゃんは聖母か…。



140 :427な俺:2012/10/11(木) 21:34:24.64 ID:EqlFCzAK0
「…というコトがあってさ」
 主賓なのに遅れてしまった理由をイェーガー大尉に問いただされたのでそう返すと、イェーガー大尉とエーリカは「ああー」と納得したような顔を向けた。
「まぁいつもの事だから気にしない、気にしない」
「中尉ってそんなにホイホイ人をトネるのかよ…」
「へ? なぁ、トネるってなんだ?」
「ん? …いや、なんでもない。気にするな。前に、似たような固有魔法持ってる上官がいてな?」
「……ペリーヌもトネール!とか言ってるぜ?」
「!?」
 固有魔法が同じ…だと…。
 え。てか、そんなの、あるの?
 俺は慌ててクロステルマン中尉を振り向くが、彼女はウェルダンに焼かれた坂本少佐にまだ平謝りしていた。少佐はもう怒ってはいないようだ。
 確かに…胸の大きさ以外は…体格とか、仕草とか、喋り方とか、そういうのも似てるけど。
 でも中尉はあの人ではない。中尉はあの人ではない。うん、そうだ。同一じゃない。
 おんなじ風に見てしまったら、それこそエーリカが言っているように、いつかわかった時が怖いから。
 俺がそんな事を考えていた時、ちょうど食堂へ入ってきたミーナ中佐がウェルダンになった坂本少佐と二言ほど会話した後、思い出したように俺に視線を向けた。
「あ、俺君。あなた宛の書類が届いてるから、後で執務室に来て欲しいのだけど」
「了解しました」
 敬礼と共にそう返した後で席に座る。
 ささやかながら始まった、俺の歓迎会。
 その結末は――――正直、目も当てられなかった。


「ハットリめ、心底恨んでやる。地獄で会ったらハラキリさせてやる」
 思わずそう呟いてしまう。扶桑では目上の人間のグラスに酒を注ぐ文化があるとハットリは言っていたので坂本少佐にお詫びを込めて酒を注いだ…はいいが。
 坂本少佐がミーナ中佐にいきなりディープキスするとは思わなかった。
 その残りを芳佳ちゃんが飲んでそっちはそっちで更に目も当てられず、無差別におっぱいを揉みまくる変態になるとは…。

141 :427な俺:2012/10/11(木) 21:40:22.86 ID:EqlFCzAK0
 イェーガー、バルクホルンの両大尉とエイラ中尉が胸を揉み尽くされて陥落してしまい、今はリネットちゃんが芳佳ちゃんの犠牲になっている…すまない。リネットちゃん。君の尊い犠牲は忘れない。
 ルッキーニ少尉は芳佳ちゃんと一緒におっぱいに飛びついていたがエイラ中尉を堪能したあたりで眠っている。
 クロステルマン中尉は坂本少佐とミーナ中佐がちゅっちゅっしている最中に倒れた。
「なぁ、エーリカ…これは何人ベッドに運べばいいんだ?」
「んーと、10人」
「10人?」
「サーニャは夜間哨戒だからねー」
「ああ、なるほど…っておい」
 人数を数えてからそう問いかける。
「10人だとお前も入ってるだろ」
「うん」
 勘弁してくれ。
 俺が肩を落とすのを見たのか、サーニャちゃんが「手伝います」と声をかけてきた。
 挨拶のときはサーニャちゃんは眠そうにしていたし、宴中はエイラ中尉がガードしてたのであまり話してなかった。
「おお、ありがとうリトヴャク中尉…君は女神だ」
「俺って昔から優しくしてくれた女の子に聖母とか女神とか言ってたよね」
「ぎくっ」
 少し頬を染めたサーニャちゃんが慌てて離れていく。エーリカ、なんてことをバラすのだ。
「あ、あれは褒め言葉である」
「俺、汗出過ぎ」
 あああああ。ジーザス、Oh、ジーザス!
 諦めて俺はサーニャちゃん以外の全員を必死こいて寝室まで運ぶことにした。おっと、エーリカは放置するとしても。



143 :427な俺:2012/10/11(木) 21:46:29.76 ID:EqlFCzAK0
 さて、問題は皆の部屋が解らないという事と、おっぱい魔人芳佳ちゃんが深夜に目を覚ましておっぱいを襲撃する可能性があるという事だ。
 そこで、おっぱい魔人と化した芳佳ちゃんをリネットちゃんの側に置いて置くのは不安なのでルッキーニ少尉の抱き枕にしておいた。
 バルクホルン大尉は…寂しくないようにイェーガー大尉と一緒に置いてけばいいだろう。
 疲れてそうなリネットちゃんは…うん、ミーナ中佐の側に置いておけば芳佳ちゃんが深夜に襲撃したとしても大丈夫だろうな。
 キス魔人の坂本少佐は…エイラ中尉の隣に置いておくとして。クロステルマン中尉は…。
 よし、ルッキーニ少尉と同じく芳佳ちゃんのストッパーにしておこう。両サイドから抱きとめておけば芳佳ちゃんも動けないだろう。
「よし、お仕事完了」
「……明日の朝大変そう」
 俺の丁寧な仕事を見たエーリカはなぜか力なくぼそっと呟いた。何故だ?


「う、うぅん…」
 何故だろう、あまりにも寝苦しい夜だった気がする。
 芳佳がそう思いつつ目を覚ますと、上半身を四本の手でがっちりホールドされており、両サイドを謎の絶壁に嵌められているのに気付いた。
「え、ええっ!?」
 視線を左右にずらすと、その絶壁と腕の正体がわかった。
「る、ルッキーニちゃんに…ペリーヌさん?」
「うじゅー…さびじい…」
「んん…何かうるさいですわね…」
 芳佳の声に二人が目を覚ましたのか、まず目を開いて目の前の状況を確認。そして。
「ちょ!? なんで豆狸と抱き合ってますのよ!?」
「わ、私が知りたいですよペリーヌさん…」
 芳佳がそう答えた時、耳を切り裂くような悲鳴が響いた。
「ぎゃあああアアアアッ!」



145 :427な俺:2012/10/11(木) 21:53:28.28 ID:EqlFCzAK0
「エイラさんの声だ!」
 エイラの悲鳴に慌てて芳佳とペリーヌは跳ね起き、ついでにルッキーニも目を覚ます。
 サーニャちゃんに何かあったのでは、と不安になる芳佳は慌ててエイラとサーニャの部屋を開けた、が。
「…あれ?」
 二人の部屋にいたのは…なぜかミーナと抱き合って寝ているリーネだった。
「うん…あら、どうし…ええええ!?」
 目を覚ましたミーナはリーネに気付き、その声でリーネも目を覚ます。
「ど、どうなってるんですか? なんで…ていうかここ、エイラさんの、部屋?」
「と、とりあえず今はもう朝、なのかしら?」
 リーネもミーナも現状を把握するのが大変らしい。
 そこへ再び盛大な叫び声が響いた。
「なんで私が貴様と一緒に寝ているんだリベリアン!」
「いや、あたしに言われても…てか、なんで少佐の部屋で寝てたんだ…」
 坂本の部屋から飛び出してきたのはバルクホルンとシャーリーだった。やはり部屋も組み合わせもバラバラ。
「そうだ、エイラさん!」
 芳佳はそれを見ながらようやく先ほどのエイラの悲鳴を思い出す。
 すると、ミーナの部屋から口をパクパクさせたエイラと、半裸の坂本が頭を抑えながら出てきた。
「キスされたキスされたキスされたキスされたキスされたキスされた」
 エイラはガタガタ震えながら必死に現実逃避していた。
「昨日の俺の歓迎会で酒を注いでもらってから記憶が無いんだが…」
「それだわ。美緒、まずは俺少尉を探さないと…」
「そうだ、サーニャは! サーニャはどこダ!?」
 エイラは一人で慌てていたが、サーニャは探すまでもなく、ハルトマンとバルクホルンの部屋で、ハルトマンと一緒に寝ていた。どうやら夜間哨戒の後らしく、服は着たままだった。
「起きろ、ハルトマン! 俺は何処に行ったか知らないか?」



148 :427な俺:2012/10/11(木) 22:00:55.95 ID:EqlFCzAK0
「んん…あと500分…」
「トゥルーデ。フラウを起こして頂戴」
 メメタァ!
「え? 昨日の後? ああ…皆が潰れたから俺に運んでもらったんだよ…」
 ハルトマンはそこまで言うと隣で寝ているサーニャをちらりと見て。
「まぁ、昨日ネウロイは出なかったみたいだけど」
「…俺は部屋なんだろうな」
 バルクホルンの問いにハルトマンは頷き、そして慌てて跳ね起きた。
「起こしてくるね!」

 眠りについて、どれぐらいが経ったか覚えてないがいきなりエーリカに起こされた。
「俺ー。起きる時間だよー」
「…うあ? ああ、朝か」
 のろのろと身体を起こしてから、まずは着替え、朝ごはんの為に廊下へ。
 あれ? 何だろう、廊下から突き刺さる視線が痛い。
「…昨日何をしたのかしら? 少尉?」
 あれ? あれ? あのー、サーニャちゃん以外皆おそろいで…ていうか何か怖ぇー!
 昨日の宴会の後片付けはちゃんとやったのに何故!?

 俺はその後いろんな意味で皆にとても話すことは出来ないひどい事をされた。
 何故じゃー!


 投下完了。次の人待たせた。
 >>146タイミング逃したり規制の巻き添えくったりしたせいだお。
 後、レベル低いせいで容量がアレだから詰めてる。まぁ書きやすいからってのもあるが…
最終更新:2013年04月02日 18:54