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119 :427な俺:2012/10/16(火) 17:08:05.40 ID:meTR7kWd0 ID:
 白くて冷たい雪の上を、飛んでいた。
 ネウロイの数は、幾ら撃ち落としても、幾ら剣で貫いても減ることなく、いくらでも沸いて出てくる。
「数が多すぎる! 奴らの数は圧倒的、こっちは魔力切れも近いってのに―――」
「ルドルフ! 喋ってる暇があったらさっさと落とせ!」
 黙るという言葉を知らないルドルフに戦闘隊長がそう怒鳴りつける。
「ブレストン、弾くれ弾!」
「悪いマイケル。俺もこれが最後だ」
「こちらトーマス! 最後の弾倉だ!」
 各地から飛び込んでくる、苦戦を示す仲間達の声。弾も魔力も、もう余裕が無い。
 このままじゃまずい。
「少佐! 撤退を!」
 返事が無い。
「聞いてるのかアルフォンス! 撤退命令だせっつってんだろ! このままじゃ…」
 思わずそう叫んだ時、モヒカン頭の頼れる戦闘隊長は、自分より数メートル離れた場所に落ちていた。
 朱と黒に染まり、もう動かない。
「っ…ブレストン! 少佐が落ちた! 指揮を引き継…」
 リベリオンから来た体格の大きな大尉は炎に包まれていた。ストライカーから燃え移ったまま、落ちていく。
 つまり、今指示を出すのは自分。最上級の指揮権が、自分にある。
「指揮を引き継いだ! 俺大尉より総員、撤退だ! 繰り返す、総員撤退!」
 口元のインカムに叫ぶ。まだ戦っている仲間達を、これ以上危険に晒す訳には―――。
 返事が無い。聞こえている筈の通信。でも、何も帰ってこない。

 その時になってようやく気付いた。

「…ヘルマン! カール! ルドルフ! マイケル! ハットリ! トーマス! ピーター! カルロ! 誰でもいい、応答してくれ! 誰か生きてないか! 誰か…」
 戦友たちの名前を、つい先ほどまで笑いあっていた仲間達の名前を、必死になって叫んでも。
 目の前の白い地面で、朱と黒に染まった仲間達は冷たくなっていた。
「…くそっ! くそっ! くそおおおおおおおおっ!」
 冷たい空に、ただ慟哭の声が響く。



122 :427な俺:2012/10/16(火) 17:14:25.25 ID:meTR7kWd0 ID:
「夢…」
 そこで目が覚めた。仲間達は未帰還。戦闘中行方不明。
 だから死体は残ってない。皆がどういう死に方をしたのか、俺は知らない。
 だからこそ、夢に見てしまう。427の仲間達の事を。
「最悪な目覚めだ…」
 とりあえず身体を起こす。
「……大丈夫だ」
 目を閉じて、浮かんでくる戦友たちに呟く。
「俺は逃げない。戦いから逃げないし、戦いをやめない。それが427の、ノーブレス・オブリージュだ」
 そう呟いてから、気合を入れて外へ出た。

 まだ朝ごはんの用意は終わってないのか、芳佳ちゃんとリネットちゃんは厨房で忙しく動いてた。
 俺はそれを確認すると、邪魔しないように食堂の席に座る。
「あら? 俺君、早いのね」
「あれ、中佐? ええ、夢見が悪くて…」
 意外なことにミーナ中佐がいた。
「私もよ…書類の山が襲ってくる夢見たのよ…」
「うわぁ…わかります。自分も見たことあります」
 なにせこちとらワンマンアーミー。部隊業務はデスクワークもあるよ!
「そうよ、あなたの分もあるのよ! 一昨日の夜後で来てって言ったのにそのまま忘れて昨日も忘れてたでしょ!」
 ミーナ中佐、そこで語気を荒げてテーブルをバンバンたたき出す。
「ああっ! すんませんした中佐ぁっ!」
「そう思ってるなら後で執務室に来ること」
「はい…」
 なにせ中佐を本気で怒らせては大変だという事は初日の時点で理解している。何せ(ピー)されたし。
「基地にはもう慣れた?」
「おかげさまで。リトヴャク中尉と一緒に訓練できないのが残念です」
「あら? サーニャさんと?」


124 :427な俺:2012/10/16(火) 17:21:14.22 ID:meTR7kWd0 ID:
 ここはキリリとバッチリ決めた。
 直後。俺の顔面に何かが飛んできました。
「サーニャをソンナ目でミンナ~!」
 ガラスのような何かが顔面で割れ、俺の顔は凄まじい激痛に見舞われた。
「エイラさん! 人に向けて水晶玉を投げちゃ駄目ですよ!」

「酷い目に遭った。俺、泣いちゃう」
 芳佳ちゃんがいなければ俺の綺麗な顔が吹っ飛ばされてるところだった。ありがとう芳佳ちゃん。君は白衣の天使だ。
 ちなみにエイラ中尉は俺の隣で正座中である。中佐によってお仕置き的な事をされるだろう。
「全部取れましたよ…残ってないですか?」
「大丈夫。何処も痛くないし。ありがとう」
 水晶玉の破片を全部取ってくれていた芳佳ちゃんにそう答えると、芳佳ちゃんは「あ」と口を開く。
「あ、でも目元少し腫れてるみたいですし…」
「目元ぉ?」
「それは今朝からよ」
 突如としてミーナ中佐が口を開いた。げっ…まさか、今朝の夢か? あの夢のせいなのか?
「顔洗ってくる!」
 とりあえず洗面所までダッシュで戻り、鏡を見ると確かに目元が腫れ上がっていた。
 情けないなぁ。女の子に泣かれてる姿見られるなんて。ひたすら顔を洗う。
「ふぅ」
 とりあえず足音を忍ばせてこっそり戻る。
 おや? この独特の香りは…まさか。
「NATO!」
「へ?」
 食堂に戻るなりそういうと、NATOを手に持った芳佳ちゃんは怪訝そうな顔でそう返事をした。
「芳佳ちゃん、それはNATOだよな?」
「俺さん、納豆です……」



126 :427な俺:2012/10/16(火) 17:28:07.73 ID:meTR7kWd0 ID:
 え?
「……俺、もしかして名前間違えて覚えてた?」
「発音の違い、ですね…納豆です。ナットウ」
「な、ナットウ…ナットウ?」
 発音が微妙に難しい。流石扶桑。言語の壁は大きい。
「はい。そうです。俺さん、扶桑料理好きなんですね」
「仲間に扶桑出身の奴がいて―――」
 ふと、言いかけて何か気になる視線に気付き、慌てて振り向く。
 ああ…うん。バルクホルン大尉と…ミーナ中佐もエイラ中尉に説教してるのにこっちを伺ってるし、エイラ中尉の方もこっちを見ていた。
「まぁ変わった奴だったけど料理上手ではあったからねぇ。お陰で食えるものがだいぶ増えた」
「好き嫌いは駄目ですよ、俺さん」
「大丈夫、芳佳ちゃんの作るものなら何でも食べる自信あるよ俺!」
「もー! からかわないでください!」
 そう言って芳佳ちゃんと二人で大笑い。うむ、この子とは上手くやって行ける。

「……おかしい。おかしすぎる」
「ええ」
 バルクホルンの言葉に、ミーナも小声で頷く。
「仲間を見捨てるような奴が、昔の仲間の事をそんな風に話せるか? 普通」
「よほど無神経な人なら―――と言いたいけど」
 一昨日の夜、サーニャとハルトマン以外の隊員達を部屋と組み合わせを間違えたとはいえベッドに運んだというし。
 決して、無神経な人間ではないようだ。
 それはハルトマンが幼い頃に足をくじいた云々の時点で――まぁこれは明らかに昔話だが、それでも俺という人間を判断する一つの要因ではあった。
 少なくとも、芳佳と冗談で笑いあっている姿を見ると、どこにでもいる普通の少年にしか見えない。
 そしてもう一つ。腫れぼったい目元は、明らかに泣いた跡だ。
 だから…。
「…ハルトマン、お前はアイツについて何かわかるか?」
 バルクホルンの呟きは、口の中で消された。



128 :427な俺:2012/10/16(火) 17:36:12.53 ID:meTR7kWd0 ID:
「今日は模擬戦を行おうと思う」
 その日の午前、俺と501の隊員達は滑走路に集められ、坂本少佐からそう告げられた。
「今回は俺にも参加してもらう。普段戦わない相手と戦うというのもいい」
「タイマンですか? ロッテ同士じゃなくて?」
「うむ。そうだな、午後は編隊でやるとするか」
 坂本少佐はそう答えつつ「それでは最初の相手だが」と口を開く。
「俺とペリーヌ! 頼むぞ!」
 一瞬だけ耳を疑う。俺と、クロステルマン中尉で、だと。
 いやいやいやいや落ち着け落ち着くんだ俺。相手は中尉であって大佐でない。大佐じゃなくて中尉だ、ここ重要テストに出るぞ!
「どうした?」
「了解であります! 模擬戦を行うであります!」
「?」
 坂本少佐は怪訝そうな顔をしたが「まぁいい早くしろ」と促す。
「よろしくお願いします、中尉」
「ふ、ふん! 腕前を見せてもらいたいものですわね…」
 それは俺のほうもぜひ、だ。

「…ねぇリーネちゃん。俺さんって、ペリーヌさんにすごく丁寧だよね」
「うん…」

 模擬戦なので、こちらが持つのはペイント弾入りのMG42。中尉のほうも同じくペイント弾入りのブレンなので、条件はほぼ同じという事か。
 まぁ、正確には準備している間に、中尉や少佐には見えないようにペイント弾をつめたワルサーP38をホルスターに入れてたりするんだけど。
 それはクロステルマン中尉もレイピアを帯びている辺り、同じ…だと思う。
「はじめ!」
 坂本少佐の号令と共に、先に仕掛けてきたのは中尉の方だった。
「よっと!」
 正面から撃ちかかる銃撃を、右に捻りながらかわし、こちらも撃ち返す、がその程度で落とせるような相手ではない。
 中尉は横へと捻ることで回避し、そのまま上へと急上昇。上からこちらを狙うつもりか。



130 :英雄王の碑文 心つなぎ 3話:2012/10/16(火) 17:44:31.64 ID:meTR7kWd0 ID:
 ならばこちらも同じ高さへ。俺は大きく身体を上へと反らし、上下反転しながら上昇。しかし中尉もそれに気付いていたのか、銃撃でそれを妨害する。
「あらよいよいよいっと!」
 しかしこちらの機体はストライカーによる機体制御補助を全てオミットしているという変態仕様なのだ。
 だがその分、動かせるように動けば自由に動かせる。
 銃撃を身体を何度も捻って潜り抜ける。数センチ横をペイント弾が抜けていくぐらい近い。
「あの銃撃をかわしきるなんて!」
 中尉はそう悪態をつくなり加速して俺から距離をとる。
 流石はガリアのトップエース、伊達じゃない。

「俺って…どんなカスタムしてんだ」
 下から模擬戦の様子を見上げていたシャーリーがポツリと呟いた。
「ン? なんでダ?」
「んー? いやー、メッサーシャルフであんな機動できんのかなーって」
 俺のストライカーはカールスラントのメッサーシャルフ。だが、同じストライカーを使用していて、501のトップエースであるハルトマンでも、
 数センチの隙間ほどしかない銃撃の間を縫うのは固有魔法無しでは難しいだろう。
 そして何より、あんな機動を繰り返してはストライカーの機体制御補助の方が追いつかない。
「針の穴ニ糸通すようなモノダナ」
 再びペリーヌの銃撃の中を身体を幾度も捻って回避するのを見上げつつエイラはそう呟く。
 あんなに身体の向きを急激に何度も変更していては、上下や平衡感覚を失ってしまう。
「伊達に400と豪語するだけはあるな」
 バルクホルンも感心するように頷く。しかし、俺の方も攻撃はしているが、決定打を与えられないようだ。
「でも、銃撃そのものは……ペリーヌさんの回避もあるかも知れないけど、そこまで良くは無さそうね」
「……固有魔法のほうで撃墜しているんじゃないでしょうか」
 ミーナの言葉にサーニャがそう返す間も、まだ模擬戦は続いている。

「んじゃ、お次はこちらから行きま…のぉっ!?」
 接近しようとした直後、既にクロステルマン中尉は上へと回っており、上側から銃撃してきていた。
 太陽をバックにすれば、こっちは太陽光のせいで相手の位置確認が難しくなる。



135 :427な俺:2012/10/16(火) 17:52:57.83 ID:meTR7kWd0 ID:
 ならば、高度を上げる機動をすればいい。
 弾丸を避けると同時に45度、斜め上方へと向かって宙返り。そして同時に俺を追ってきていた中尉とすれ違う。
「逃がしませんわよ!」
 だが、中尉が旋回して俺を追い始めたのを確認すると同時に、腰のホルスターからペイント弾入りワルサーを取り出し、空めがけて高く、そして前へと放り投げる。
「!?」
 そう、投げたことが重要なのだ。後ろから俺を追尾する中尉は、一瞬だけそれを何か確認する。
 そこに隙がある。
「もらった!」
 そこで上下を反転させ、寝そべるような状態でMG42を構える、が。
「甘いですわね、そんな陽動に引っかかるとでも!」
 クロステルマン中尉は、ワルサーには引っかからずにこちらだけを見ていた。
 上下を反転させている分、こっちは速度が落ちる。狙われ易い。

 そして、ベチャリというペイント弾が命中する音が響く。

「そこまで! 勝者は、俺少尉!」
「な、なんで後ろから…!?」
 中尉は慌てて背中を手で数回叩く。
 クロステルマン中尉の背中にべったりとついたペイント。そう、勝ったのは俺だ。
「さっきのワルサーですよ、中尉。固有魔法で遠隔操作してばきゅーんと」
「今さっき投げたのは、陽動の為ではなかったんですの!?」
「あんなの、中尉ほどの腕前でしたらまず引っ掛かりません。でも、俺の固有魔法だったら、それを逆手に取った事が出来ます」
 そう、あんな子供騙しは、501というエース集団には通用するはずが無いのだ。
 突然投げたものが気になる、がそこが戦場だという事を熟知していれば、そんな単純な陽動に引っ掛かるはずが無い。
 ならば、それを逆手に取ってしまえばいい。相手がエースパイロットであるからこそ通用する、虚を突いたやり方だ。
 俺とクロステルマン中尉が下まで降りると、皆は結構驚いたようだった。



137 :427な俺:2012/10/16(火) 17:59:21.75 ID:meTR7kWd0 ID:
 俺とクロステルマン中尉が下まで降りると、皆は結構驚いたようだった。
「それにしても中尉は本当に強かったですよ。あんなことしなけりゃ勝てないぐらいに」
「なんだか褒められてるのかけなされてるのか解りませんわよ…」
「卑怯な奴だ」
 俺の言葉に中尉がそう返した時、後ろでバルクホルン大尉がそう呟いた。
「ええ、まったく」
 直後。それにクロステルマン中尉が続けた。
「そんな卑怯な飛び方を教えた人の顔が見てみたいですわ。どこの臆病な人かしら」
「!」
「だめ」
 エーリカが俺の足を踏んでいなかったら、俺は中尉に飛び掛っていただろう。
 思わずエーリカの顔を振り返ると、エーリカは首を左右に振っていた。
「ああ…」
 それを見て、頭が冷えていった。そうだ。俺は何も話せないんだ。そうだった。
「知らないんだよ? 俺が言わない限り」
 小声で、エーリカはそう続ける。
「そうだ、よな…」
 そうだ。落ち着け。彼女が悪いんじゃない。彼女が悪いんじゃない。
 息を吐いて握ってた拳を開くと、ようやくエーリカは足をどける。
「ハルトマン! 次はお前だぞ!」
「はいはーい」
 坂本少佐に呼ばれて模擬戦に行くエーリカの後ろ姿を見送る。
 そうだ、流石に心象が悪いままだといかんしな…と思いつつ、俺はクロステルマン中尉に振り向く。
「中尉」
「な、なんですの」
「申し訳ありませんでした。隠し武器を使った事を…確かに、正々堂々ではありませんでした」
 そう言って頭を下げると、中尉は慌てて言葉を紡いだ。
「わ、わかればよろしいんですのよ! ともかく! 次からは正面から戦いなさいませ!」
「はい」

138 :427な俺:2012/10/16(火) 18:06:04.31 ID:meTR7kWd0 ID:
「芳佳ちゃん。やっぱり、俺さん、ペリーヌさんにだけ態度違うよね…」
「うん。でも…さっきだけは違ったような」
 芳佳とリーネは、俺がペリーヌに飛び掛ろうとしたのを見ていたのだ。
 そしてそれをハルトマンが止めていた事も。何事か囁いて、それで落ち着いたようだったが。
 芳佳はそこまで考えていた時、ふと俺の手から血が垂れているのに気づいた。
「あ、俺さん! 手…」
 そう声をかけると、俺はふと気付いたように手を見る。
「ん? ああ…切ったのかな? ごめん、治療頼むよ」
 そう言って苦笑する俺の姿は、いつもの俺の姿。でも、この傷は…爪が手に食い込んだ時の傷。自分自身で強く拳を握りこまない限り、つかない傷。
 やっぱり何かあるのかな。でも…。
 聞きたいけれど、聞けない。それが俺さんを傷つけてしまいそうで。
「な、なぁ芳佳ちゃん…爪がえらい勢いで伸びてるんだけど…」
「え? ああっ!?」
 やはり何か考えながら治癒魔法を使ってはいけない。まさか俺さんの爪が15センチも伸びるなんて…。

「よし、斬るっきゃねぇな! えーと…あった。少佐は…まだ審判中だから芳佳ちゃん、これで爪をばっさり斬っておくんない?」
「俺さん、どこでそんな言葉覚え…あれ? 扶桑刀ですか?」
 一応、初めて共闘したときも背中に背負っていたのだが。
「戦友から友情の証としてもらった奴なんだ」
「へぇ、いいものですね…って、なんか、すごいボロボロじゃないですか? うわ、ガタガタ言ってますよ?」
「ああ。固有魔法で振り回したり、急加速してコアに突き刺したり色々してたからなぁ」
「刀使い荒すぎですよ俺さん!? 折れちゃいますから!」
「え? 扶桑刀って折れるの? こんにゃく以外なんでも斬れるんじゃなくて?」
「めちゃくちゃな使い方してれば折れますよ…今度坂本さんに頼んで直してもらいましょう」
「そうだな…そうさせてもらうよ」
「爪きりとってきますね…これじゃ切れないですし」
 そう言って爪切りを取りに行く芳佳ちゃん。芳佳ちゃんは優しいなぁと思いつつ、その後ろ姿を見送った。
 それに比べて、俺のなんとも情けない事よ。つい、怒りに我を忘れかけるなんて。
 でもその姿を、エーリカ以外にも、何人にも見られていたことを、俺は気付いてなかった。
最終更新:2013年04月02日 18:54