『戦う理由』
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89 :-Prototype-試作品-6話:2010/11/12(金) 20:22:49.50 ID:saL/8IHRO
――――――――――数日後、ロマーニャ基地前――――――――――
坂本「俺中尉は車の運転出来たのか」
俺「まあ、一応は」
朝、基地の前には以前ローマの街に補給に行った時のと、同じトラックが停められていた
車でローマに向かう。宮藤、エーリカ、坂本、そして助手が見送りに来ていた
助手「俺中尉、あんまり羽目を外し過ぎないで下さいよ」
俺「わかっている……って、何でおまえまで見送りに来てるんだ?」
助手「一応世話係ですので」(今日は機嫌良さそうですね)
俺「しっかし……、あのクソジジィがよくもまぁ許可出してくれたな」
助手「いいじゃないですか。今日は思いっきり楽しんで来て下さいね」
俺「早くもさっきと言ってる事違うぞおまえ……」
助手「とにかく程々にって事ですよ」
俺「あっそう」
90 :-Prototype-試作品-6話:2010/11/12(金) 20:27:36.56 ID:saL/8IHRO
エーリカ「トゥルーデ!お菓子お願いね~」
バルクホルン「気が向いたら買って来る可能性の欠片も少しはあるかもしれないな」
エーリカ「え~!それって買わないって言ってるようなものじゃん……」
バルクホルン「部屋の片付けをするなら考えてやってもいい」
エーリカ「じゃあ俺お願い」
俺「オーケー任せろ」
バルクホルン「おい中尉、あまり甘やかすな」
俺「いーじゃないすか、それくらい。宮藤や少佐は何かいります?」
坂本「いや、せっかくだが私は結構だ。今回は自分が休む事を考えろ」
俺「了解、宮藤は?」
宮藤「じゃあっ、私もお菓子を♪」
俺「よーし任せろ」
坂本「予報によると今日はネウロイは出ないはずだが、最近はどうも当てにならんからな。前みたいな事もあるかもしれん。注意しろよ」
助手「既にお二人のストライカーと銃は、荷台に積み込み済みです。それと俺中尉」
俺「なんだ?」
助手「ついでに『取っておき』も積んでおきました。いざという時はどうぞ~」
俺「何だそりゃ?」
助手「ふふっ、内緒です」
俺「………………?」
バルクホルン「中尉、そろそろ……」
俺「ああ、……よし!行ってくる」
宮藤「行ってらっしゃーい」ノシ
坂本「気を付けろよ~」ノシ
エーリカ「お菓子お願~いね~」ノシ
助手「程々にね~」ノシ
ブロロロロロ……
92 :-Prototype-試作品-6話:2010/11/12(金) 20:35:08.66 ID:saL/8IHRO
<車中>
俺「あのさー」
バルクホルン「何だ」
俺「あんたって結構凄かったんだな」
バルクホルン「……いきなりどうした?」
俺「いや、前の
模擬戦の事さ。正直戦う前はナメてたよ。すぐに改めたけどな」
俺「あんた、ただの偉そうな口先だけ舞い上がった奴だと思ってたけどさ、全然違ったよ」
俺「舞い上がっていたのは、どちらかと言うと俺の方だったようだな」
バルクホルン「どうしたんだ? 中尉。おまえらしくもない」
俺「いや、あんたと戦って色々思う事があったんだよ」
俺「本当……色々な」
バルクホルン「………………」
バルクホルン「何故……今になってそんな事を?」
俺「あれから話す機会も無かったしな。出来れば2人の時に言っときたかった。ただそれだけ」
93 :-Prototype-試作品-6話:2010/11/12(金) 20:38:41.29 ID:saL/8IHRO
――――――――――ローマの町――――――――――
俺「へ~、すっげ! でかい町だな!」
俺「ローマどころか、こんなでかい所自体初めてだ。すげー」
俺「なぁ? あれは何だ?」
バルクホルン「あれは闘技場のようだな。確かコロッセムと言ったか」
俺「じゃああれは?」キッ
バルクホルン「あれは、教会みたいだな」
俺「じゃあ、あれは?」キィッ
バルクホルン「多分、雑貨屋だろう」
俺「沢山色んなものが置いてあるんだろ? 後で行ってもいいか?」キキィッ
バルクホルン「いいぞ、用事が終わったらな」
俺「なぁあれは―――」
バルクホルン「た、頼むから運転に集中してくれ、危ない!」
俺「へーい、りょーかい」
94 :-Prototype-試作品-6話:2010/11/12(金) 20:43:02.91 ID:saL/8IHRO
<広場>
バルクホルン「おまえはここで待っていてくれ、用事を済ませてくる」
俺「待ってるだけか?」
バルクホルン「すぐに戻る」
テクテクテク……
俺(これがローマか、でかい街だな……)
俺(俺も昔はこんな街に住んでいたのかね……)
俺「お、あれは……」
――――――――――――――――――――
<広場のすぐ近く>
カールスラント兵「―――こちらになります」
バルクホルン「すまないな、助かる」
バルクホルンはカールスラント兵士から、資料の入った封筒のような物を受け取った
カールスラント兵「…では、私はこれで失礼します」
タッタッタッタッ…
95 :-Prototype-試作品-6話:2010/11/12(金) 20:49:01.07 ID:saL/8IHRO
バルクホルン(資料の受け取りは終わった。後は……)テクテク
バルクホルン(もう1つの用事か。さて、一体どうやって切り出すべきか……)テクテク
俺「お、ホントにすぐ戻ってきたな」
バルクホルン「そう言っただろう?」
俺「そうだな。はい、これ」スッ
バルクホルン「…………クレープ?」
俺「へぇ、クレープって言うんだこれ。いい匂いがするから行ってみたら売ってたんだよ」
俺「ほら、これあんたの分」
バルクホルン「あ、ありがとう……」
俺「そこ座って食べようぜー。立ってんの疲れた」
俺中尉が近くのベンチを指差して言った
バルクホルン「ああ……、そうだな」
バルクホルン(本当に中尉はどうしたんだ……?)
96 :-Prototype-試作品-6話:2010/11/12(金) 20:52:59.00 ID:saL/8IHRO
2人はベンチに腰を下ろし、クレープを口にする
俺「あっはは、すっげー甘えー。でも、これはなかなか……」
バルクホルン(…………美味しい)
俺「そーいや、用事って何だったんだ?」
バルクホルン「……え?」
俺「いや、さっき用事て……」
バルクホルン「あ、ああ。書類の受け取りだ。重要な書類だから、直接手渡しで受け取った」
俺「どんな書類?」
バルクホルン「それは勿論機密事項だ」
俺「ふーん、気になるな……」
バルクホルン(感づかれているのか……?)
俺「………………」パクパク
バルクホルン「………………」パクパク
俺「あぁー、美味しかった」
バルクホルン「ご、ごちそうさま」
97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/12(金) 20:54:13.47 ID:PA/31Ut7O
支援!!
98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/12(金) 20:55:13.47 ID:xgHwuECiO
あぁすっごい!もう100なんだ?あぁ~す
99 :-Prototype-試作品-6話:2010/11/12(金) 20:56:07.57 ID:saL/8IHRO
俺「………………」 ジィー
バルクホルン「な、何だ? 何故こっちを見つめる?」
バルクホルン(まさか、この書類の内容に気が付いている……?)
俺「いや……。さっきから気になってたんだけどさ、『それ』……」 ジィー
バルクホルン「な、何がだ?」 (……気付かれた!?)
俺「だから『それ』だよ『それ』。分かってるだろ?」
バルクホルン(今日は何やら中尉の様子がおかしいと思っていたが、まさか全部見通してでもいるのか……!?)
バルクホルン(これは……、本当に気付かれている……!?)
俺「だから……ったく、仕方ねーな」 ガタン
そう言って俺中尉はバルクホルンの方に身を乗り出した
2人の距離が急速に縮まる
俺中尉はそのままバルクホルンに近づき―――
バルクホルン「ちょ、だっ、駄目だぞ俺中尉! この書類は機密事こ―――」 フキッ
バルクホルン「ひゃあっ!?///」
手に持っていたナプキンで、バルクホルンの口元を拭った
バルクホルン「…………え?」
100 :-Prototype-試作品-6話:2010/11/12(金) 20:58:16.94 ID:saL/8IHRO
バルクホルン「な、な、な何を…」
俺「何って……、口拭いただけだろ。口の周りベッタベタなのに気付いてなかったのか?」
バルクホルン「ああクリームが……、そうか、気が付かなかった」
俺「ふーん、まぁいいや、さっきの雑貨屋行こうぜー」テクテク
バルクホルン「あ、ああ」 (私とした事が…、考えすぎだったようだな)
<雑貨屋>
俺「おーっ、色々売ってんだな~」
俺「あはは、何これ? おもしれ~」ビヨンビヨン
バルクホルン(ごく普通の雑貨屋だが……)
バルクホルン「中尉はこういう店は初めてなのか?」
俺「まぁ、多分そうだなー」
バルクホルン(多分?)
俺「へ~、服まで売ってんのかー」
バルクホルン「そうだな」
101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/12(金) 20:59:51.15 ID:ULmvX5a90
ビヨンビヨン?
まさかこんどーm
102 :-Prototype-試作品-6話:2010/11/12(金) 20:59:59.40 ID:saL/8IHRO
俺「おっ、これなんかあんたに似合うんじゃないか?」 ヒラヒラヒラ~ン
バルクホルン「私に? これが……?」
バルクホルン(この前宮藤が、クリスへの土産に買ってきた服じゃないか……)
バルクホルン「わ、私はこういうのは……」
俺「えー何でだ? 似合いそうじゃん」
バルクホルン「いいんだ。こういうのは私の柄じゃない。似合いはしないさ……」
俺「ふーん、あんたが着たら、絶対可愛いと思うんだけどな~」
バルクホルン「か、かかか可愛い!?」
バルクホルン「何を言ってるんだ中尉!///」
俺「別に思ったままに言っただけだけど?」
バルクホルン「思ったままって……」
バルクホルン(って……何を取り乱してるんだ、私は)
バルクホルン(一体今日の中尉はどうしたんだ? 何故こうも、今までとまるで態度が違う……?)
俺「あ、すいませーん。この服1つ下さーい」
バルクホルン「……って、買っちゃうのか!?」
103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/12(金) 21:04:42.00 ID:9/OtdnUo0
支援
104 :>>101なぜわかったし:2010/11/12(金) 21:06:36.36 ID:saL/8IHRO
俺「いや~、色々買ったなー。宮藤達の菓子も買えたし。買い物って楽しい事だったんだな」
バルクホルン(いい加減話を繰り出さなければ……。わざわざ中尉を付き合わせている意味がない)
俺「おっ、『カフェ・アアッス』…。これがカフェってやつか、少し疲れたし寄ってこうぜー」
バルクホルン「……ああ」
<カフェ・オープンテラス>
ウェイター「お待たせしました」 ササッ
俺「来た来た」
バルクホルン(中尉の様子もいつもと少し違うし、どうやって切り出したものか……)
俺(テキトーに選んだ割りには、どれもおいしそうだな) パクッ
俺「あ、美味いなコレ」 パクパク
バルクホルン「………………」
俺「どうしたんだ? 大尉、ボケーッとしちゃってさ」
俺「何か今日はいつもと違って上の空だし、説教の1つも飛んで来ないなんて。一体どうし―――」
バルクホルン「誰のせいだ。誰の」
俺「へ?」
105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/12(金) 21:08:50.96 ID:azyB67pJP
ちょっと気を抜くと
チョコボーイが紛れ込むwwww
106 :投下速度落ちます:2010/11/12(金) 21:12:23.91 ID:saL/8IHRO
バルクホルン「私よりもまずおまえだ中尉、一体今日はどうしたんだ?」
俺「……どうって?」
バルクホルン「愚痴の1つも無ければ、文句どころか口答えすらしない」
俺「言えばいいのか?」
バルクホルン「そういう事ではない。つまり、その……」
バルクホルン「…………おまえは、余り私の事を好いていなかった筈だ。」
俺「はい?」
バルクホルン「それなのに今日のおまえは、やけに好意的で、その………少し戸惑ってしまった」
俺「……迷惑だったか?」
バルクホルン「ち、違う。決してそんな事は無い!」
俺「まさか、ずっとそんな事気にしてたのか?」
バルクホルン「あ、ああ」コクリ
俺「ははは・・・、あっはっはっはっはっはっ」
バルクホルン「中尉……?」
108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/12(金) 21:13:29.25 ID:xgHwuECiO
あぁっす!
お客様何にしますぅ~チョコバナナですねかしこまりましたぁ~あぁすっごいあぁっす!
109 :投下速度落ちます:2010/11/12(金) 21:22:22.43 ID:saL/8IHRO
俺「そんな細けー事はいいんだよ。楽しいから楽しい。それだけだよ」
俺「それに俺、別にあんたの事嫌いじゃないし」
バルクホルン「……そうなのか?」
俺「ああ。俺はあんたの事を、どうやら誤解していたみたいでな」
俺「初めて会った時、まぁ……ちょっと嫌な奴の事思い出してさ、あんたの事も、勝手に同類かと思い込んじまった」
バルクホルン「…………そうだったのか」
俺「……………………」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
〔『―――損ないが!何故こうも貴様は―――』〕
〔『―――たくなければ私に従え。貴様に――肢など、初めから有りはしな―――』〕
〔『まるで自分が――――るかのような物言いだな!消――の分際で!』〕
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
俺「……本当に、何で大尉みたいな御方と、あの野郎とを重ねちまったのかね……。以前の自分を殴りたくなるよ」
バルクホルン(あの野郎……?)
俺(まともな人物判断も出来ないなんて……。あの野郎の事が、
トラウマレベルで身に刻まれちまってるってのかよ……)
俺(くそ…! 冗談じゃねぇっての…)
111 :-Prototype-試作品-6話:2010/11/12(金) 21:28:15.45 ID:saL/8IHRO
俺「まぁとにかく? 色々あったって事だよ」
バルクホルン「随分あっさりとまとめたな」
俺「自分の感情なんざ自分でも良くわかんね。わからない物をどうして他人に説明出来るってんだよ」
俺「とにかく、この話はここまでだ。さっさと食べようぜ」 モッサモッサ
バルクホルン「ああ……、そうだな」 パクパク
バルクホルン(別に嫌われてはなかったのか……) パクパク
――――――――――――――――――――
俺「ごちそうさまー」
バルクホルン「ごちそうさま」
俺「そういや、まだ話を聞いてなかったな」
バルクホルン「え?」
俺「用事っていうか、俺に話があるんだろ?まさか書類を受け取るだけの為に、わざわざ俺を付き合わせるとは思えないしな」
バルクホルン「・・・ああ、その通りだ。今日はおまえに話がある」
バルクホルン「中尉・・・いや俺、おまえの戦い方だが―――――どうしたんだ?」
俺「あ…………………」
不意に、俺の動きも反応もなくなってしまった。まるで魂の無い人形のように、店の外を見つめている
112 :-Prototype-試作品-6話:2010/11/12(金) 21:31:27.91 ID:saL/8IHRO
バルクホルン(一体何を見ているんだ?)チラッ
バルクホルン「あれは……」
昼下がりの街。天気は快晴
木漏れ日が照らす歩道の上を歩く、2人の男女と1人の子供がいた
恐らくは親子だろう。30代くらいであろう父と母。子供は10歳くらいの男の子か。親子で街に買い物にでも来たのだろう
元気いっぱいにはしゃぐ息子と、それを微笑ましく見守る両親の優しい笑顔が、家族団欒の光景を醸し出している
子供「お父さーん! お母さーん! 早くぅ~、こっちこっち!」
父親「そんなに走ると転んじゃうぞー!」
息子「へーきへーき!…………イダッ!」ステンッ
転んだ息子に母親が駆け寄る
母親「ジャック、大丈夫?」
息子「……うん! これくらいへっちゃらだよ!」
父親「偉いぞジャック。でも、次からはもっと気を付けような」
息子「えへへ~、ごめんなさい」
母親「よし、良い子ね」ナデナデ
母親が息子の頭を優しく撫でる。何とも微笑ましい光景だ
バルクホルン「……あの親子がどうかしたのか?」
113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/12(金) 21:37:24.98 ID:SJnIWsos0
支援だ
114 :-Prototype-試作品-6話:2010/11/12(金) 21:38:20.12 ID:saL/8IHRO
ズ キ ン ッ !
俺「うあっ・・・」
ズキン!
ズキン!
ズキン!
バルクホルン「……どうした?俺」
俺「あ、あたまが……痛い…!」
バルクホルン「お、おい!大丈夫か!?」
俺(なんなんだよ……、この頭を刺すような痛みはぁ!!)
俺(向こうにいる・・・親子見てたら……、急に……頭が……!! くそっ!)
ズキン!!
ズキン!!
ズキン!!
俺「が……ま……」
ズキン!!!
ズキン!!!
ズキン!!!
ズキン!!!
俺(頭が……割れる……っ!!!)
バルクホルン「俺!!」
俺「うっ……、が、はぁ…はぁ…」
突然襲って来た謎の頭痛。頭が割れると思う程の激しい痛み。余りの痛みに気が狂いそうだったが、バルクホルンの呼びかけでギリギリ意識を保つ
バルクホルン「大丈夫か!?」
俺「あ、ああ…。なんとか……うっ」 ズキン
俺(まだ痛い……! とにかく、早くここから離れなくては……) ガタンッ
席から立ち上がり、店の外へ出ようとするが―――
俺「と、とにかくここを出よう……あ゙っ!」 ズキン
バルクホルン「危ないっ!」 サッ
頭痛でまともに歩けない。倒れそうになるのを、バルクホルンが抱き止めた
バルクホルン「おい、無理に動くな……!」
俺「ここに居れば……もっと酷くなる気がする。こっから、離れねぇと……」
バルクホルン「……わかった。なら肩を貸そう」
そう言ってバルクホルンは俺に肩を貸す。だいぶ歩くのが楽になった
バルクホルン(・・・軽い!?なんて軽いんだ……!)
――――――――――付近の公園――――――――――
俺「そこでいい……。休ませてくれ……」
バルクホルン「わかった」 ストン
近くの公園のベンチに2人で腰を掛ける。頭痛はまだ続いていた
俺「はぁ……、はぁ……」
呼吸を整えて、気分を落ち着かせる。ようやく頭痛が止み始め、汗も止まった
俺「……………………」
目を閉じて体の力を抜く。頭痛は更に治まってきた
そのまま体を楽にする。頭痛が完全に止むと同時に、俺は意識を手放した
バルクホルン「……中尉?」
バルクホルン(寝てしまったか……)
バルクホルンは俺の寝顔を覗き込む。それは戦闘中の狂気からは想像も出来ない程、穏やかな顔をしていた
バルクホルン(良かった。どうやら治まったようだな)
バルクホルン(こんな寝顔の出来るこいつが、どうして戦闘中は、ああも変わってしまうのだろうか―――中尉?)
バルクホルン(……魘されている?)
121 :-Prototype-試作品-6話:2010/11/12(金) 21:55:09.89 ID:saL/8IHRO
――――――――――――――――――――――――――――――
夢を見た
知らない光景
知らない街
そして、知らない人達
雲一つ無い青空
夏を思わせる温かい日差しと光景、優しい風が体を撫でる
その中で笑う3人の人。恐らくは親子。父と母と息子。息子は10歳くらいか
父親は立派な金髪で、息子も同じく金髪。母親は艶やかな黒髪
幸せそうに街を歩く3人。はしゃぐ息子を優しい眼差しで見守る父と母。溢れ出ている笑顔
(…………何だ?)
(誰なんだ?こいつら)
(これは………………記憶?)
(俺の…………記憶)
(じゃあ、………………あれが、俺の父さんと母さん?と、昔の俺……)
122 :-Prototype-試作品-6話:2010/11/12(金) 21:58:17.36 ID:saL/8IHRO
(あれが・・・父さん……、母さん……)
(……あれ?)
父と思わしき男の顔を見る
(この顔……どこかで―――)
<ヴヴゥゥゥゥーーーーーン!!!!!>
(え……?警報?)
慌てふためく周囲の人々。動揺と混乱の声があがる
和やかな日常は一瞬で、非日常にへと塗り替えられた
(何だ……?何が起きている!?)
突如街の上空に、黒い異形の物体が、無数の集団で現れた
(あれは…………ネウロイ!?)
やがてネウロイから、無数の紅い閃光が、雨となって街へと降り注ぐ
逃げまどう人々。助けを求める声と悲鳴と断末魔の叫び
その街は一瞬で地獄へと変えられる。逃れられない『死』が、人々を蹂躙していった
そしてそれは―――――、決してあの親子も例外では無かった―――――
123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/12(金) 22:00:00.34 ID:GzBJCbki0
支援!
124 :-Prototype-試作品-6話:2010/11/12(金) 22:00:11.02 ID:saL/8IHRO
(父さんと母さんは…………!?)
夢の中で、父と母を探す。紅い雨は降り注ぎ続け、無数の命が散っていく
(居た!………………!!!!?)
そこに居たのは―――――
呆然と立ち尽くす父
泣きじゃくる昔の自分
そして―――――
―――――無惨な骸へと姿を変えた―――『母』の姿だった――――――――――
(あっ・・・・・・・・、あぁ…………)
(かっ……、かあさ・・・・・・・・あぁ…………)
(うわあああああああああああああアアアアアアアアアアあああああああアっ!!!!)
――――――――――
―――――――
――――
―
バルクホルン「中尉!?しっかりしろっ!中尉!中尉ぃっ!!」
125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/12(金) 22:01:38.15 ID:OMZpnwRpO
|┃≡
|┃  ̄`ヽ
ガラッ.|┃(ィハ从)i、
.______|┃´・ω・ノ゙` オトーサーン
| と l,)
______.|┃ノーJ_
127 :待機している人います?いるならここで切りますが:2010/11/12(金) 22:05:47.19 ID:saL/8IHRO
俺「っ!…………」
誰かに呼び掛けられて目を覚ます。すると目の前には、自分の顔を心配そうに上から見つめる、バルクホルンの顔があった
俺「あれ……? 俺……」
バルクホルン「大丈夫か?魘されていたぞ」
俺「寝ちまってたのか……」
バルクホルン「そうだ、あの後すぐに…な。頭痛はもう大丈夫なのか?」
俺「ああ、大丈夫だ。問題ない」
バルクホルン「そうか、良かった……」
俺「…………なぁ」
バルクホルン「どうした?」
俺「何で膝枕?」
バルクホルン「お、おまえが辛そうだったから、ついな。……迷惑だったか?」
俺「そんな事は無い、とても快適だ。もうちょっと……このままでもいいか?」
バルクホルン「そ、そうか。良かった。私の膝で良ければ、ゆっくり休んでくれ」 クシャッ
俺(頭撫でられた……。・・・・・温かい)
129 :-Prototype-試作品-6話:2010/11/12(金) 22:17:46.31 ID:saL/8IHRO
――――――――――――――――――――
バルクホルン「もういいのか?」
俺「もう大丈夫だ、治まった」 スタッ
バルクホルン「そうか」
バルクホルン「……中尉」
俺「何だ?」
バルクホルン「何故おまえは、あんな戦い方をするんだ?」
俺「…………あんな戦い方?」
バルクホルン「そうだ。何故おまえは、ああも無謀な戦い方をする? 何故、自分の命を粗末にするような戦いをする?」
バルクホルン「あれじゃまるで……、死に急いでいるようだ。いや、むしろ自暴自棄と言うべきか」
俺「…………!」
俺(……鋭いねぇ)
俺「別に……命を粗末にしているつもりは無いさ」
バルクホルン「じゃあ、何故おまえは1人で戦おうとする?」
俺「………………」
バルクホルン「普段は皆と慣れ親しんでいるのに、肝心のネウロイと戦う時には何故1人で戦うんだ?」
バルクホルン「そんなに私達は信用出来ないか?」
130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/12(金) 22:17:58.12 ID:QqZv1EsG0
支援
131 :-Prototype-試作品-6話:2010/11/12(金) 22:19:30.14 ID:saL/8IHRO
俺「………………」
バルクホルン「答えてくれ、中尉」
俺「別に信用していない訳じゃ―――――いや、そうだな。あんたの言うとおりだ」
俺「確かに俺は戦闘中、あんたらの事をまるで信用していない」
バルクホルン「……何故だ、私達じゃ力不足なのか? 確かにおまえの装備や実力は強力だが―――」
俺「違うよ、そんなんじゃない」
俺「ていうか、俺に勝ったあんたがそれを言うかね」
バルクホルン「なら、何故だ……?」
俺「…………俺とあんた達は『違う』。それだけだよ」
バルクホルン「……違わないだろ。私達は同じ、501の仲間だ」
俺「仲間、仲間ねぇ……ははっ」
俺はバルクホルンの言葉を、自虐的な笑みを浮かべながら、繰り返す
バルクホルン「……中尉?」
俺「いや、何でもない。…………なぁバルクホルン大尉」
俺「あんたは、何で戦っているんだ?」
132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/12(金) 22:20:51.92 ID:OMZpnwRpO
クリスゥ!
133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/12(金) 22:21:37.93 ID:N44TwlRZ0
どこかの誰かの妹のために
135 :-Prototype-試作品-6話:2010/11/12(金) 22:24:42.64 ID:saL/8IHRO
バルクホルン「私の戦う理由か?」
俺「ああ、教えてくれよ」
バルクホルン「……家族や仲間―――そして人々をネウロイから守る事。そして、故郷をネウロイから取り返す事だ」
俺「ははっ、流石は大尉殿。予想以上の模範回答だな、立派な考えをお持ちで」
バルクホルン「……馬鹿にしているのか?」
俺「違う、尊敬しているんだよ」
俺「本当に、心からね」
俺「…………俺なんかとは違う。あんたは立派な人だよ」
俺「本当、俺なんかとは違ってね…………」
バルクホルン「……中尉?」
俺「俺には……、何も無いからな」
バルクホルン「何を言って―――」
俺「バルクホルン、俺さぁ―ー―――」
俺「『記憶喪失』なんだよね」
バルクホルン「…!!!」
136 :-Prototype-試作品-6話:2010/11/12(金) 22:31:55.09 ID:saL/8IHRO
バルクホルン「記憶喪失……!?」
俺「そう、記憶喪失」
呆然とするバルクホルンを見据えたまま、俺は続ける
俺「五年以上前の記憶が全く無し。つまりは生まれてから11歳までの記憶は0っ!」
俺「親の顔も、住んでいた家も、本当の故郷も、友達も、なぁーんにも覚えてないんだな。これが」
バルクホルン「それで何故ウィッチに……?」
俺「答えは簡単さ。気が付いたらなってた」
バルクホルン「何…?」
俺「あー、言い方が悪かったかな? まぁホントの事なんだけどな」
俺「俺、気が付いたら施設のベッドで寝ていてさ」
俺「施設の人が言うには、俺の両親はネウロイに殺られたらしい」
俺「しかも俺の目の前で相当惨たらしく殺されたらしくてさ。そのショックで俺は全ての記憶を失ったんだと」
俺「それからは、まぁ……色々あってだな。それで今はウィッチやってるんだ」
バルクホルン「……色々?」
俺「そう、『色々』」
バルクホルン(また、色々か……)
140 :-Prototype-試作品-6話:2010/11/12(金) 22:37:18.52 ID:saL/8IHRO
バルクホルン「……おまえが記憶喪失だと言うのはわかった……。だが、それだけじゃおまえが私達と違うという理由には―――」
俺「それがなるんだよ。俺は『状況』に流されてウィッチになったに過ぎない。だから俺には……あんたみたいに立派な『信念』が無い」
俺「戦えと言われたから戦っているだけ、俺はただの歯車なんだよ」
俺は自虐的な笑みを浮かべながら、語り続けた
バルクホルン「なら……、それなら何故おまえは、ここでテストウィッチなんてやっているんだ? 他にも選択肢はあるだろう」
俺「選択肢なんざいつも1つしかねーよ……」 ボソッ
バルクホルン「えっ?」(今なんて……)
俺「だから俺は、あんたらとは違う」
俺「俺にとって戦いなんてただ壊すだけ、それだけなんだ」
俺「誰かを守る為の戦いなんて、した事もない。いつも自分を守るので精一杯なんだよ」
バルクホルン「しかしおまえは、カールスラント艦隊を救ったじゃないか」
俺「結果的にはな。あれだって結局は自分を守る為だ」
バルクホルン(…………?)
バルクホルン「……なら」
俺「……?」
141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/12(金) 22:42:10.27 ID:ULmvX5a90
俺がかっこよすぎる
142 :-Prototype-試作品-6話:2010/11/12(金) 22:43:16.64 ID:saL/8IHRO
バルクホルン「なら、これからは守る為に戦えばいい。それだけだろ?」
俺「………………」
バルクホルン「それとも……、他の人間やこの街など、『自分を守る』事以外はどうでもいいか?」
俺「……どうでも良くはないさ。俺だって、罪も無い誰かが傷付けられたりするのは…………好きじゃない」
俺「それに、この街に来たのは初めてだが、俺だってここが無くなってしまったりするのは嫌だ」
バルクホルン「なら簡単だ。守る為に戦えばいい」
バルクホルン「おまえのその気持ちがあるだけで、充分じゃないか?」
俺「無理なんだよ……、俺には。誰かを守る事なんざ……」
バルクホルン「………………」
バルクホルン「……私には、クリスという妹が居るんだ」
俺「…?」
バルクホルン「私の故郷である街は、ネウロイに焼き尽くされてしまった」
バルクホルン「その時にクリスも傷付き、意識が戻らなくなってしまった」
バルクホルン「私は、無力で何も出来なかった自分を呪ったよ。もの凄く後悔もした。どうしてもっと早く助けに行けなかったんだ」
バルクホルン「どうして守ってやれなかったんだ、とな」
143 :-Prototype-試作品-6話:2010/11/12(金) 22:46:16.97 ID:saL/8IHRO
俺「………………」
バルクホルン「それからというもの、私はすっかり自虐と自己嫌悪に陥ってしまってな」
バルクホルン「私にはみんなを守るのは無理だ。私にはただネウロイを倒す事しか出来ない」
俺「………………!」
バルクホルン「クリスはもう目を覚ましてはくれない。クリスの知っている姉は、あの日にもう死んだ」
バルクホルン「私の命など使い捨てでいい!」
俺「っ! そんな事は……」
バルクホルン「だがあの時、私は本気でそう思っていた」
バルクホルン「……思い込んでしまっていた」
俺「………………」
バルクホルン「そんな愚かな事を考えながら戦っていたんだ。当然長くは保たない」
バルクホルン「私はネウロイに隙を突かれ、撃墜されてしまったんだ」
俺「あんた程のウィッチが……?」
バルクホルン「ああ」
俺(……そこまで思い悩んでたのか)
148 :-Prototype-試作品-6話:2010/11/12(金) 22:50:41.20 ID:saL/8IHRO
バルクホルン「だが、傷付いた私を宮藤が救ってくれた」
俺「あいつが……」
バルクホルン「そしてもう一度決心した。もう傷付けさせたりはしない。今度こそ、守ってみせると」
俺「守って……みせる……」
バルクホルン「その後、ミーナに怒られてしまったよ」
バルクホルン「『何をやっているのあなたは』、『私達は家族でしょ』、『みんなの為にも死に急がないで』」
バルクホルン「私は後ろ向きに考えているうちに、そんな大切な事も忘れてしまっていたんだ」
俺「……妹はどうなったんだ?」
バルクホルン「無事に目を覚ましてくれたよ」
バルクホルン「そしてクリスの笑顔を見て思ったよ。 完全に諦めてしまわないで良かった。そしてこれからも、この笑顔やみんなを守る為に戦おう、と」
俺「……妹さん、目を覚ましてくれたんだな。良かった」
俺「でも、何故俺にその話を……?」
バルクホルン「……おまえが、何故ウィッチとして戦わなくてはいけないのか、私にはわからない」
バルクホルン「『色々』や『状況』など、おまえは肝心な事を何も話してくれないしな」
俺「………………」
150 :-Prototype-試作品-6話:2010/11/12(金) 22:53:26.64 ID:saL/8IHRO
バルクホルン「だからおまえが何故そんなに、戦いに対して卑屈な理由もわからない」
バルクホルン「だがこれだけは言っておくぞ」
バルクホルン「自分の命を粗末にするような戦い方はもうやめろ」
俺「・・・・・!」
バルクホルン「その感情に身を任せてはいけないんだ。いつか、取り返しのつかない事になる」
バルクホルン「おまえは以前の私と同じだ」
俺「ち、違う……!」
バルクホルン「違わない。自分の命など顧みず、歯車として―――使い捨ての道具のように『思い込んで』戦い続ける」
バルクホルン「でも、それじゃあ駄目なんだ!その感情に身を任せては!」
バルクホルン「いつか……、取り返しのつかない事になってしまう」
バルクホルン「そして忘れないでくれ」
バルクホルン「おまえは、1人じゃないという事を」
俺「1人じゃ…、ない……」
バルクホルン「そうだ。おまえはもう、私達の家族なんだ」
俺(! 家族……、家族か…………)
バルクホルン「私達12人で501―――ストライクウィッチーズなんだ!」
俺「………………!!!」
153 :-Prototype-試作品-6話:2010/11/12(金) 22:58:34.51 ID:saL/8IHRO
俺「はは、ははは…………」
俺は力のない笑い声を浮かべ、片手で目尻を抑え、下を向く
俺(何を言っているんだこいつは……)
俺(『使い捨ての道具のように思い込む』と、『使い捨ての道具』とじゃ、天と地程の差があんだろ……)
俺(守る……? 俺が……?)
俺(そんな事…………)
俺(でも…………)
俺「俺にも……」
バルクホルン「ん?」
俺「俺にも……、出来ると思うか? 誰かを……守る事……」
バルクホルン「当たり前だ。おまえと私達は同じなのだからな」
俺「………………」
俺は何も答えなかった。目尻を押さえたまま、上を向いている
バルクホルンの位置から俺の目元は見えなかったが、それでも俺は、声を出さずに泣いているようだった
――――――――――――――――――――
俺「………………ははっ」
俺「あんたには敵わないな……。模擬戦でも……今も、な」
俺「本当……敵わねぇよ」
バルクホルン「そうか?」
俺「ああ」
俺「でも……ありがとうな」
バルクホルン「おまえが私に礼を言うなんて、初めてじゃないか?」
俺「そうか? …………そうかもな」
バルクホルン「そうだ、おまえは愚痴の1つでもこぼしている方が似合っているぞ」
俺「あんたこそ、説教の1つでもしてる方が似合ってるぜ」
バルクホルン「今したばかりだろ?」
俺「……そうだったな」
バルクホルン「ふふっ」
俺「ははっ」
俺(俺でも……、誰かを守る事が出来るのかな・・・)
157 :-Prototype-試作品-6話:2010/11/12(金) 23:12:23.83 ID:saL/8IHRO
《できねぇよ》
《だってそうだろ?》
《自分の命を守るので精一杯なおまえが、誰かの為に戦えるか?》
《できねぇよな?》
《何人間みたいな事言ってんの?》
《おまえはあいつらとは違う》
《化け物。いや、ただの道具じゃねぇか》
《おまえには誰も 救 え な い 》
俺(俺は・・・)
ヴヴゥゥゥゥーーーーーン!!!!!
俺「!?」
バルクホルン「警報!?まさか……ネウロイか!」
俺「…………ネウロイ!」
夕闇に照らされて不気味に光るローマの街に、招かざる客の来訪を知らせる警報が鳴り響いた
_____________
一応久々にプロフィール置いときます。wikiと同じだけど。ステータスは割愛
一種のトラウマ(?)により、頭ごなしに他人に命令される事を何よりも嫌う。軍人には向いていないのは自負している。
気さくな性格であり、階級を全く気にせずに接する為、打ち解けるのは早い
だが戦闘時には、仲間との間に一線を引いており、心の奥底ではまるで信頼しきれていない。戦闘中には凶暴化する?
色々と謎が多く、その深層心理を知る者はいない
試作型新兵器のテストウィッチとして501にやって来たが・・・?
運動はまるで駄目、体力、筋力とともに芳佳以下だが、試作型のテストウィッチに抜擢されるだけのことはあり、ストライカーを履くとかなり優秀
バルクホルン曰く、「戦法だけはまるでなっちゃいないが、動きと反応は本物であり、射撃も非常に正確」らしい
固有魔法である魔法力の高威力変換は、物体に魔力を込める事によりそれを武器とする事が出来る。ピーナッツで石壁に穴を開ける事も可能
物体は武器になるが、耐久力を超えると朽ち果ててしまう。主な使い方は手に持っている武器の威力を著しく上昇させる。専用の装備を使う時、その真価を発揮する。
最終更新:2013年01月29日 15:02