テレポート俺2
243 :
テレポート俺[]:2010/12/20(月) 20:31:06.25 ID:ovYoJw0v0
―――ブリーフィングルーム
ミーナ「…という訳で今日から501部隊に転属となった俺少佐です」
俺「あー…名前は俺、階級は少佐だ」
俺「何か質問があれば答える」
こういう人前に出るのは苦手だ。しかもそれが皆年下の女の子となると緊張しない男はいないだろう
少し周りを見渡す。エリート集団と言うからにはやっぱ皆堅い人ばっかなんだろうなぁ、て思ってたけど
こそこそと何か話していたり昼寝をしていたり、案外気楽な部隊なのかもしれない
宮藤「お、男の人でもウィッチになれるんですか!?」
俺「ああ、珍しいケースだがな」
244 :テレポート俺[sage]:2010/12/20(月) 20:33:48.14 ID:ovYoJw0v0
シャーリー「出身はどこなんだ?」
俺「カールスラントだ」
バルクホルン「撃墜数は?」
早速聞かれたく無い事ベスト3を3人目で質問された
ここは無難にマニュアル通り応える
俺「…公式で大型が1機」
バルクホルン「……おい、初撃墜はいつだ?」
俺「さっき忘れた」
バルクホルン「貴様…! ふざけてるのか!?」
俺「別にふざけてる訳ではないぞ」
この人には申し訳無いが今はそうとしか言えないんだ
悪かった、と心の中で謝っといた
バルクホルン「お前の様な新人がこの最前線で…」
245 :テレポート俺[sage]:2010/12/20(月) 20:37:28.42 ID:ovYoJw0v0
あああああああああすんません急用できました
30分後くらいには戻ります、本当に申し訳ない
246 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/20(月) 20:41:27.84 ID:LoAp2OQh0
30分後にテレポート!
247 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/20(月) 20:56:55.72 ID:k0XSnmgY0
亀だけど>>118
違うよ 別の人
248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/20(月) 20:59:42.43 ID:C3DVu+WEP
避難所でも話になってたけどなんだろなありゃ
「俺」でもないし
249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/20(月) 21:02:30.13 ID:LoAp2OQh0
俺ではないのは前例もあるし許容範囲だが…
250 :テレポート俺[sage]:2010/12/20(月) 21:12:12.53 ID:ovYoJw0v0
お待たせしました! 再開します
ミーナ「はいはい、もう終わり」
バルクホルン「し、しかしだな…」
エーリカ(何か面白そうなのが来たな)ゴニョゴニョ
宮藤(変な雰囲気の人だなぁ)ゴニョゴニョ
ルッキーニ(お腹すいたー)
坂本「それじゃあ早速俺に基地を案内してやれ、宮藤、リーネ」
宮藤・リーネ「はい!」
253 :テレポート俺[sage]:2010/12/20(月) 21:17:36.55 ID:ovYoJw0v0
―――廊下
俺「あー、言われてみれば似てるかも…」
宮藤「そうですか? 何だか嬉しいです」
この子はあの宮藤博士の実の娘らしい
宮藤博士と言えばウィッチなら誰でも1度は名前を聞いた事があるだろう有名人だ
有名人と言ってもどこかのウィッチのように何百機も撃墜したとかとは違う部類になる
その人は俺達ウィッチの原点、ストライカーユニットを発明した人間だ
この人がいたからこそ人類が救われたと言っても決して過言ではない
リーネ「こ、ここを真っ直ぐ行けば食堂です」
こっちの何だかオドオドした様子の子はリネット・ビショップ
どこかで聞いた事のあるような名前なんだが…まぁどうでもいいか
宮藤とはとても仲がよさそうだ
宮藤「そう言えば俺さんって何でストライカーユニットも履かずに輸送機から飛び降りたんですか?」
俺「あの時は輸送機にユニットを積んでなかったからな、それに見てるだけなんて嫌だったし」
リーネ「それでも無茶しすぎだと思います…」
宮藤「たしかにあんなことするのは坂本さんだけだと思ってました」
254 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/20(月) 21:18:12.55 ID:BZ2irXRyO
支援
255 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/20(月) 21:20:44.80 ID:C3DVu+WEP
そうだ、今はテレポ支援や!
256 :テレポート俺[sage]:2010/12/20(月) 21:21:13.25 ID:ovYoJw0v0
俺「はは…自信無くすな」
宮藤「それに、ミーナ中佐なんかは…」
リーネ「それは言っちゃダメー!!」
何だ? 隊長はもっと凄い事をしたんだろうか
流石501の隊長だな…
宮藤「…で、ここが俺さんの部屋です」
俺「おー、ありがとう」
リーネ「2時間後に夕飯が出来ると思うので食堂に来てくださいね」
俺「分かった」ガチャン
257 :テレポート俺[sage]:2010/12/20(月) 21:24:13.78 ID:ovYoJw0v0
リーネ「男の人と話すの苦手で緊張しちゃった…」
宮藤「そうなの? あの人は何だか喋りやすかったと思うけどなぁ」
宮藤「でも…何だか少し変な雰囲気だったかも」
リーネ「うーん…分かんないな」
宮藤「あっ、そろそろ夕飯の支度しなきゃ! いこうリーネちゃん」
リーネ「あ、芳佳ちゃん待ってー!」
―――俺部屋
部屋はベッドと机以外何も無かったが十分な広さだった
机の上には輸送機に積まれていた俺の荷物が置いてあったのでとりあえず着替える事にした
と言ってもいつもと変わらないコートだが
ベッドに横になる。退屈だ。夕飯まで後2時間か…
基地の中を少し散歩してみようかな
そういや隊長に空に限らず勝手な行動は慎むべきだと言われた気がするがまぁ問題無いだろう
俺はベッドから起き上がり部屋を出た
258 :テレポート俺[sage]:2010/12/20(月) 21:28:01.05 ID:ovYoJw0v0
ペリーヌ「…」
俺「…」
部屋を出て早々面白いものを見つけてしまった
この金髪の女の子、たしかクロステルマン中尉…だったか
なにやら廊下の角から何かを必死に覗いているようだ
しかも時折後ろからでも分かるくらい顔を赤らめたりしてると思ったら廊下の壁に爪を立てたりしていた
見てて非常に面白い。これが最前線の軍人か
かれこれ5分ほど眺めていた
そろそろ声を掛けてみようと思う
俺はこっそりとその子に近づき釣り人に何が釣れますか?
と言う感じのノリで、耳元でこう呟いた
俺「何覗いてんの?」ボソッ
ペリーヌ「キャア!!!」
彼女は驚くべきスピードで振り向き鬼の形相で俺を睨んだ
ペリーヌ「な、何をするんですの!?」
俺「いや、声掛けただけじゃないか」
ペリーヌ「そうじゃなくて! デリカシーという物があなたにはありませんの!?」
俺「人並みには持ち合わせてると思うが」
259 :テレポート俺[sage]:2010/12/20(月) 21:32:26.14 ID:ovYoJw0v0
ペリーヌ「全く…! あなたみたいな人があの方と同じ階級だなんて理解に苦しみますわ…」
俺「そうカッカッすんなって、綺麗な顔が台無しだぞ?」
ペリーヌ「余計なお世話です!!!」
坂本「お、声がすると思ったらペリーヌじゃないか、それに俺も」
ああ、この子がペリーヌか
資料だと
ガリアのトップエースらしい
何でも凄い家柄のお嬢様とかなんとか
ペリーヌ「さ、さささささ坂本少佐!?」
俺「あ、ばれちゃったな」
坂本「今から夕飯まで訓練をするつもりなんだが…お前らもどうだ?」
ペリーヌ「はい!! 是非!!」
俺「あー俺は少し寄るところがあるんで」
勿論嘘だ。暇だからって訓練なんてやってられっか
ペリーヌは凄く嬉しそうだが
260 :テレポート俺[sage]:2010/12/20(月) 21:34:30.94 ID:ovYoJw0v0
坂本「そうか、残念だな。じゃあ行くかペリーヌ」
ペリーヌ「はい!!」
俺は2人を後にした。時間はまだある
次はハンガーにでも行ってみようかな
―――ハンガー
シャーリー「おお、俺じゃないか。どうしたんだ?」
俺「夕飯まで暇を潰そうかと思っててな、とりあえずここに来た」
シャーロット・E・イェーガー大尉。俺がここに来て初出撃の時に助けようとしてくれた人だ
あの後基地に帰還する時に片方の肩を担いでくれて固有魔法について色々聞かれたのでよく覚えている
輸送機で見た資料によれば地上最速の世界記録を樹立しているらしい
今では空で音速を超えようと日々頑張ってる、と聞いた。なんとも夢のある人間だ
ルッキーニ「なんだー俺かー」ヒョイ
俺「あールッキーニ、だっかか」
ルッキーニ「うん、そだよー」
実はこの子の事もよく覚えている、資料で見たときは目を疑った
12歳にしてロマーニャのトップエースでありこの最前線にいる事にだ
何でも天才のウィッチ…らしい。ってスルーしそうになったがヒョイ、ってどっから出てきた
まさか天井から飛び降りてきたのだろうか、普通足折れるぞ。輸送機から飛び降りた俺が言うのも難だが
261 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/12/20(月) 21:36:33.20 ID:k0XSnmgY0
超支援
262 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/12/20(月) 21:38:22.75 ID:eObDjvemO
さるっちまうぞ、しーえん
263 :テレポート俺[sage]:2010/12/20(月) 21:38:33.33 ID:ovYoJw0v0
俺「そういやイェーガーは何やってんだ?」
シャーリー「ハハハ、シャーリーでいいよ」
俺「そうか、じゃあシャーリーは何やってんだ?」
シャーリー「ストライカーユニットの調整をしてるんだ」
俺「調整…ねえ」
シャーリー「あたしのストライカーユニット見てみるか?」
俺「遠慮しとく、それに関してはあんまり詳しくないんでな」
シャーリー「そっか、残念だな」
ルッキーニ「ねーねーだったらあたしと遊ぼうよ!」
そう言ってグイグイと俺の腕を引っ張る。なんとも可愛らしいものだな、うん
俺「ああ、いいぞ。何をするんだ?」
ルッキーニ「んとねー虫取りー」
264 :テレポート俺[sage]:2010/12/20(月) 21:42:54.05 ID:ovYoJw0v0
俺「あー…分かった、そうするか」
虫は苦手なんだよなぁ…つっても俺が取るわけじゃないだろうし別にいいか
それにこんなキラキラした目で言われると断るに断れねえ
シャーリー「夕飯までには帰ってくるんだぞー」
ルッキーニ「分かってるって~」
微笑ましい。本当の親子みたいだ。シャーリーはしっかりしてんな
ルッキーニ「じゃあ行こう!」
俺「ああ」
―――30分後
俺「はぁ…はぁ…もう無理だ」
ルッキーニ「えーつまんなーい」
虫取りってこんなハードな遊びだったのか。俺はてっきり虫取りアミとか使うもんだと思ってたぜ
ルッキーニは木から木へとすばやく飛び移り、虫を見つけたら息を潜めて様子を伺い一気に掴み取る
その姿はまるで狩りをする豹のようだった
え? 俺? 虫かご持ってるだけだが?
てかルッキーニの動きが俊敏すぎて付いていくのも必死だったんだよ…
もしかしたら訓練してた方が楽だったのかもしれない、と少し後悔した
265 :テレポート俺[sage]:2010/12/20(月) 21:46:16.00 ID:ovYoJw0v0
俺「そろそろ夕飯の時間だと思うぞ」
ルッキーニ「それもそーだね、ちょっと虫かご見せて」
俺「ん」
ルッキーニ「いちにーさん…うん! 今日も上出来!」カパ
俺「あれ、逃がしちゃうのか? 折角捕まえたのに」
ルッキーニ「いっぱい取っていなくなっちゃったら困るし、毎日虫持って帰ったらシャーリーに怒られちゃうもん」
俺「おー偉いじゃん」
…たしかにあのペースで取ってたら本当に基地中の虫がいなくなりかねないな
それにしてもシャーリーの教育が良いんだろうか
最初は元気すぎるただの子供かと思ってたけど曲がりなりにもロマーニャのトップエースか
ま、12歳っつったら色々判断出来る年頃だしな、俺もそうだったし
ルッキーニ「よし! それじゃ食堂まで競争ー!」
俺「ちょ、待ってくれー!」
61 :テレポート俺:2010/12/23(木) 10:25:31.06 ID:lNJ4WPM00
よっさーじゃあ行かせて貰います
―――食堂
俺「じゃあ頂きまーす」
食堂の真ん中に置かれた真っ白なテーブルクロスが敷かれた大きなテーブルには、お洒落なろうそく立てや高そうな食器
そして、統合戦闘航空団ならではの様々な国の本格的な料理が並べられている。
ルッキーニとの長時間にわたる過酷な虫取りにより完全にスタミナを使い切った俺は手当たり次第に
扶桑やカールスラント、そしてロマーニャの料理に手を伸ばした。どれも申し分無い出来前だ。
宮藤「お口にあいましたかー?」
俺「これ全部宮藤が作ったのか? すげー美味いぞ」
宮藤「いえ、私だけじゃなくリーネちゃんと一緒に作ったんですよ」
俺「へーそうなのか」
チラっとリーネの方を向き、おいしいぞーと言ってやったら
リーネ「あ、有難うございます!」
と完全に裏返った声でそう言うや否や慌ててキッチンの方に走り去ってしまった。
可愛いやつめ。
62 :テレポート俺:2010/12/23(木) 10:29:07.70 ID:lNJ4WPM00
俺「ん? なんだこれ…」
なんだか糸を引いた豆に手をつけてしまった。
正直あまりおいしくなさそうだ。
宮藤「あ、それは納豆って言うんですよー」
俺「納豆…」
手をつけてしまった以上食べなければならない。
少しマナーが悪いが匂いを嗅いでみる。
なんというか…独特な匂いがした。大丈夫なんだろうかこれ。
ふと横を見ると坂本少佐がおいしそうに納豆を食べている。
…ええい。俺は思い切って納豆を口に運んだ。
……不味くは無かった。
少し臭みとネバネバが気になるが、扶桑人はこれがいいのだろうか。
俺「……まぁ味は悪くないな」
ペリーヌ「よくそんな腐った豆が食べられますわね」
俺「え? 腐ってるのかこれ?」
宮藤「納豆は体に良いんですよ」ニコ
…発酵食品らしい。
口直しと言っちゃ悪いが俺はロマーニャのパスタに手をのばした。
63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 10:30:50.20 ID:dEaYxynr0
支援
64 :テレポート俺:2010/12/23(木) 10:32:59.05 ID:lNJ4WPM00
坂本「そうだ、おい俺」
俺「ん? 何だ?」
坂本「明日、お前の武装とストライカーユニットが来るみたいだ」
俺「ああ、そうなのか」
坂本「だから明日にお前を交えて
模擬戦をするつもりだ、午前中に慣らしとけ」
俺「了解」
俺は明日の予定をぼんやりと考えながらフォークを回した。
65 :テレポート俺:2010/12/23(木) 10:37:17.69 ID:lNJ4WPM00
俺「ご馳走様」
よく食べた。どの料理もホントにおいしかった。納豆を除いて
俺「おーい宮藤ー」
宮藤「あ、はい、何ですか?」
俺「この基地にコーヒー豆とかあるのか?」
宮藤「コーヒー…んー多分無いですね。ここに居る人達は皆紅茶ですから」
俺「そ、そうか。分かった」
おいおい…コーヒー無いのかよ…あれが無きゃ一日の締りがつけないんだよな。
ミーナ「俺少佐」
俺「お、隊長か、どうしたんだ」
ミーナ「大浴場は21時までウィッチの皆が入るからそれまで近づかないでね」
笑顔で言われたのに何故か寒気がした。やっぱ501の隊長は伊達じゃないみたいだ。
てか入らないでね、じゃなくて近づかないでね、なんだな。
ミーナ「だから俺少佐は入るなら21時以降から使ってね」
俺「分かった」
そういい俺は部屋に向かう事にした。荷物の片付けでもして時間を潰そう…
66 :テレポート俺:2010/12/23(木) 10:41:42.44 ID:lNJ4WPM00
―――隊長室
坂本「ミーナ、どうしたんだ? こんなところに呼び出して」
ミーナ「美緒はまだ俺少佐の資料に目を通してないわよね?」
坂本「あースマン、すっかり忘れていた。でもそれがどうかしたのか?」
ミーナ「それがね……話すより見た方が早いわ、これよ」スッ
坂本「どれどれ…」
坂本「これは……殆ど塗りつぶされてるじゃないか」
坂本「それになんだこの部隊名は? 聞いた事あるかミーナ」
ミーナ「いいえ…私も無いわ。だけど上層部が絡んでいるのはたしかね」
坂本「ああ…それもあまり良くない方だな」
ミーナ「それと、もう一つ話しがあるの」
67 :テレポート俺:2010/12/23(木) 10:44:04.80 ID:lNJ4WPM00
坂本「どうしたんだ」
ミーナ「気付いてると思うんだけど…今日のネウロイにしてもそう、最近強力なネウロイが増えたと思わない?」
坂本「ミーナもそう思うか」
ミーナ「ええ、だからね…美緒もあまり無茶しちゃ駄目よ?」
坂本「はっはっは! 分かっているさ。なぁに、ネウロイなんて少し強くなった所で心配いらない」
ミーナ「…それもそうね。ちょっと考えすぎだったかしら」
坂本「ああ、そうだ。ミーナも疲れてるんだと思うぞ、こういう時は風呂に入るのが一番だ」
坂本「今の時間なら誰もいないだろう、入ってきたらどうだ?」
ミーナ「…ふふふ、じゃあそうさしてもらおうかしら」ガチャ バタン
坂本(ここは…探りを入れた方がいいのだろうか)
坂本(カールスラント空軍超特別航空歩兵専用実験部隊「キルヒェ」…か)
68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 10:46:45.86 ID:o5KU+85x0
sien
69 :テレポート俺:2010/12/23(木) 10:47:12.39 ID:lNJ4WPM00
―――大浴場
俺「へっくしょい!」
…何故か悪寒がした。時間はちゃんと21時…だったよな?
それにしても風呂に入るのは
初めてだが聞いてた通り、良いもんだ。
体の芯から温まるしなんだか体から疲れが溶けていくような感じがする。
そしてなんといってもこの景色。空は星で瞬き海は月光に照らされてゆらゆらと綺麗に揺れている。
俺「ふい~」
体を肩まで沈める。
この部隊に配属が決まったときはどうなるかと思っていたが、楽しいもんだ。
前の部隊にいた時よりも飯が美味いし充実してるし何より皆が俺に対して自然に接してくれる。
俺は…これでよかったんだろうかな。
俺「さて、そろそろ上がるとするか」
少し長い間入りすぎたのか頭がボーっとする。
俺は頭に乗せていたタオルを腰に巻く。扶桑じゃこれが風呂に入るときの礼儀だって聞いた事がある。
それに基地が女の子だけだからこういうのは意識しとかないと嫌われかねない。
ま、風呂の中じゃ誰も見ていないだろうけど。俺は石の階段を下り服を着ようとドアに手を伸ばし…
ミーナ「お風呂にはあまり良い思い出が無いんだけど、あの気持ち良さは忘れられないわね」ガラ
俺「」
121 :テレポート俺:2010/12/23(木) 15:01:44.59 ID:lNJ4WPM00
……ああ、分かってたさ。
女の子しか居ないこの基地でこういう事がいつか起こるって事は分かっていた訳だが分かっていたけど、
何で俺に忠告した張本人がこうノコノコと風呂に入って来るんだよ、物忘れ…ゲフンゲフン
まぁ分かっていたからこそ、今何をするのが最適な行動なのか、なんて事は分かりきっている。
まずはだ、冷静になる事。つまり深呼吸だ。息を大きく鼻から吸って口からゆっくり吐く。これを5回。
カールスラント軍人の偉い方曰く、どんな状況においても落ち着く事が先決らしい。
だが、今はそんな事をしてるには少々時間が足りないと感じた。
おそらくこの判断は正しいであろう、裸体の美女を前に深呼吸は少し危ない。
ならプランA
何事も無かったかの様に横を通り過ぎる、だ。
これならリスクも低く、上手く行けば隊長が「なんだ見えなかったのね、ホッ」と、お互い恥をかかずに済む。
だが俺の脚は1度膠着してしまったという重大なミスを犯してしまった。
普通に通り過ぎようにも足が止まってしまえばそれは一瞬でも意識した事になってしまうだろう。
例えば、道端で風の悪戯である女の子のスカ…ズボンが飛ばされてしまったとして、この時に気にせず真っ直ぐ歩いていれば問題ないが
立ち止まり女の子の方を向いてしまえばそれは重罪になる。つまりそういう事だ。
なのでプランAは中止
まだ策はある。プランB
褒める。
べた褒めするという事だ。これはリスクは高いがその分成功すれば相手に好感を持たせる事が出来るという賭けだ。
……いや、別にめんどくさくなってきた訳ではなく割りと本気の策だからな?
今までがおよそ0.8秒と言った所か、そろそろ選択を決めなければ危うい。
というか選択肢が1番不味そうなプランBしか残っていない(他の選択肢も十分不味いが)
悩んでいる暇は無い。優柔不断では男が廃る。
俺はプランBを実行する事に決めた。
123 :テレポート俺:2010/12/23(木) 15:08:35.07 ID:lNJ4WPM00
俺「ス、スンマセンミトレテマシタ」
ミーナ「…」
お? これは、もしかして…!
ミーナ「キャアアアアアアアァァァァァァ!!!!」
はい駄目でしたームリでしたー
俺は使い魔を発動し固有魔法であるテレポートを使いドアの向こうに逃げた。
その時に尾が出たからか腰に巻いたタオルが取れ下半身があらわになっていた。
ほんの少し冷静になって思い返してみればあの極わずかの間に脳が恐ろしいくらいフル回転してたな。
俺「って最初っからテレポートしとけば良かったんだな、アッハッハッハッハ」
何だか馬鹿馬鹿しくなって思わず笑ってしまった。
股間がスースーするのも気にせずに
124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 15:12:28.33 ID:ce/rDJ7c0
トヨタしえんタ
125 :テレポート俺:2010/12/23(木) 15:12:45.33 ID:lNJ4WPM00
バルクホルン「おいミーナ! どうした!?」
エーリカ「叫び声が聞こえたから来てみたんだけど…」
俺「ハ…」
目の前の2人に俺は一体どう映ったのだろうか。
女性の悲鳴を聞き駆けつけたらそこには全裸で高笑いする俺がいた
なんて、その場に銃があれば間違いなく俺は撃たれていたであろう。
バルクホルン「貴様ああああああああミーナに何をしたああああああああ」
エーリカ「………り、立派なものをお持ちで」
…どうも。
126 :テレポート俺:2010/12/23(木) 15:16:45.57 ID:lNJ4WPM00
ミーナ「ごめんなさい…」
バルクホルン「悪かった…」
俺「まぁ…気にするな」
一番気にしてるのはこの俺だと思うがな。
あの後はというと、隊長が事情を説明するまで使い魔を放出して全力で殴ろうとすこのおさげの子から逃げるのに必死だった。
因みに全裸で逃げていた。死ぬかと思った。
ミーナ「その…私は部屋に戻るわね」
そう言い隊長はフラフラと頭を抑えながら廊下の方へ姿を消した。
特に俺は何かした訳じゃないんだが少し罪悪感が生まれた。
何かしたと言えばちょっと全裸で高笑いしてたくらい
バルクホルン「ああ、そうだ。俺」
俺「ああ、何だ? えーと…」
バルクホルン「私はゲルトルート・バルクホルン、階級は大尉だ」
さっき俺に殴りかかってきた人か。
そういや今日の俺の自己紹介の時にも撃墜数について色々突っかかってきたのもこいつだったような…
いかにもカールスラント軍人って感じだ。
127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 15:16:46.19 ID:kZfdww+i0
立派…くそっ
128 :テレポート俺:2010/12/23(木) 15:18:56.84 ID:lNJ4WPM00
俺「そうだったか、で、どうしたバルクホルン」
バルクホルン「階級は少佐らしいが私はまだお前を上官として認めていないからな」
うお、またか。俺は別に構わないんだがもしかしてここに来た奴1人1人にこんな事を言ってるのだろうか。
バルクホルン「さっきの件はさっきの件。明日の模擬戦を楽しみにしてるぞ」
ああ、行ってしまった。なんというか…本当にお堅い人だ。
そしてここに残ったのは…
エーリカ「あちゃー、ゴメンね? トゥルーデも悪気があった訳じゃないんだ」
俺「分かってるさ。堅い人だったが、悪い人じゃないことくらいな」
そんな事は分かっている。あれは悪気と言うよりもその逆のものだ
エーリカ「へー…あ、自己紹介がまだだったっけ、私は…」
俺「エーリカ・ハルトマン、だろ?」
彼女はキョトン、とした顔をしている。
もしかして自分が有名人である自覚が無いのだろうか?
129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 15:19:13.90 ID:pfuDwjRS0
俺「………り、立派なものをお持ちで」
130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/23(木) 15:21:44.74 ID:4EHHEkC+0
り、立派な支援をお持ちで
131 :テレポート俺:2010/12/23(木) 15:22:26.55 ID:lNJ4WPM00
エーリカ「よく知ってるねー」
俺「むしろお前を知らないウィッチなんてそういないぞ」
エーリカ・ハルトマンと言えば、言わずと知れた世界でもトップクラスのウルトラエースである。
世界情勢に割と疎いこの俺でも知っているほど、他のウィッチとは桁違いの実力を持ち、名声を得て、戦果を上げている人物だ。
天才的な勘と冷静な観察力、一撃離脱を基本としたスタイルで確実にネウロイを葬り去るそのスタイルから
この外見にそぐわず黒い悪魔、とか言う通称を持っている。俺もなんかかっこいい通称が欲しいもんだな。
エーリカ「ふーん、そうなんだ」
俺「…じゃ、そろそろ寝るわ」
エーリカ「うん、おやすみー」
そう言って俺も部屋に戻ろうとした。
エーリカ「明日の模擬戦、楽しみにしてるね」
背後から聞こえたその声に俺は適当に相づちを打って廊下に向かった。
最終更新:2013年01月31日 15:33